【鬼滅の刃】上弦の壱は炭治郎のお父さんなのか考察!剣士の正体についても
本記事は鬼滅の刃に登場する上弦の壱(黒死牟)が炭治郎のお父さんなのかについて考察しています。鍛冶屋の里編で初登場した上弦の壱の後ろ姿が炭治郎のお父さんに似ており噂となりました。また、炭治郎が夢で見た耳飾りを付けた剣士の正体が誰なのかも考察します。
炭治郎とは?
鬼滅の刃に登場する竈門炭治郎(かまどたんじろう)は本作品の主人公です。赤い髪と赤い瞳、日輪模様の花札のような耳飾り、市松模様の着物を着ているのが特徴です。トレードマークともいえる耳飾りは竈門家でヒノカミ神楽と共に代々受け継がれていました。この耳飾りを付けた剣士を炭治郎は夢で見ており、その剣士と上弦の壱の後ろ姿が似ていることから何らかの関係があると噂されていました。
炭治郎のプロフィール
炭治郎は竈門炭十郎(かまどたんじゅうろう)、母の葵枝(きえ)の間に長男として生まれました。炭焼きなど火仕事をする家では髪や瞳が赤みがかった赫灼(かくしゃく)の子が生まれると演技が良いと言われており、炭治郎はその特徴を持って生まれています。幼少期に火鉢をひっくり返してしまい額に火傷の跡が残っていました。炭治郎のお父さんである炭十郎にも同じような跡が額にありますが炭治郎の火傷の際に追ったものなのかは不明です。
鬼滅の刃の概要
『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴原作のダークファンタージー漫画です。大正時代の日本が舞台となっており鬼と鬼狩りである鬼殺隊との戦いが描かれています。週刊少年ジャンプで2016年から2022年に渡り連載され単行本は全23巻で完結しています。2019年にアニメ化されてから人気に火がつき劇場版鬼滅の刃『無限列車編』は興行収入404億越え、単行本も1億5000万部超えとなっています。
鬼滅の刃のあらすじ
本作品の主人公・竈門炭治郎は炭焼きで家族を支えている13歳の少年でした。ある日家族を鬼に惨殺されてしまい、かろうじて生き残った妹の禰󠄀豆子(ねずこ)も鬼化してしまいます。禰󠄀豆子を人間に戻すため鬼の始祖である鬼舞辻無惨を倒すため鬼殺の剣士を目指すのでした。鬼殺隊では最高戦力の柱達、剣士の仲間達と共に鬼に挑んでいきます。
上弦の壱は炭治郎のお父さん?剣士の正体を考察
鬼滅の刃『刀鍛冶の里編』で炭治郎の夢に登場した謎の剣士と炭治郎のお父さんは同じ耳飾りをしていました。また、上弦の壱とその剣士が似ており上弦の壱の正体は炭治郎のお父さんなのではないかという噂があります。ここからは剣士の正体、上弦の壱は炭治郎のお父さんなのかを考察します。
上弦の壱は炭治郎のお父さんではない
結論から言うと、上弦の壱は炭治郎のお父さんではありませんでした。同じ耳飾りをしており、髪型も髪の色も似ているように感じますがきちんと確認をしてみるとまず上弦の壱は耳飾りをしていません。また炭治郎のお父さんは炭治郎が13歳の時に35歳前後で病死、そして上弦の壱は300年以上前から鬼として存在しており炭治郎のお父さんが産まれる前の人物が鬼となっています。
上弦の壱の正体は黒死牟
鬼滅の刃の上弦の壱の正体は黒死牟(こくしぼう)という名前の鬼です。炭治郎のお父さんとは別の人物が上弦の壱の正体でした。黒死牟は侍の姿で髪を1つに縛っており、赤い目が6つ顔にある鬼で無惨以外の鬼の中で一番強い鬼です。300年以上鬼殺隊に首を切られるずに存在し続けていました。鬼ですが呼吸を使い剣技の鬼血術を使って戦います。人間時代は継国厳勝(つぐくにみちかつ)という武将で月の呼吸を使う鬼殺隊隊士でした。
炭治郎の夢に出てきた耳飾りの剣士は継国縁壱
炭治郎の夢に出てきた耳飾りの剣士の正体は継国縁壱(つぐくによりいち)という人物です。上弦の壱である黒死牟でも炭治郎のお父さんでもない別の人物で、日の呼吸を使う呼吸の始まりの剣士でした。縁壱は厳勝の双子の弟で類まれなる剣の達人で兄よりも実力が優っていました。耳飾りは幼少時喋らない縁壱は耳が聞こえないと思った母親がお守りとして縁壱に与えたものです。
上弦の壱の黒死牟や継国縁壱の過去
上弦の壱の正体は黒死牟という鬼でした。人間時代は継国厳勝という人物でしたが300年以上前に鬼となっています。耳飾りの剣士である継国縁壱とは双子で兄と弟の関係です。ここからは黒死牟と継国縁壱の兄弟の過去についてまとめました。
黒死牟の過去
上弦の壱の正体である黒死牟の人間時代の名前は継国厳勝と言います。厳格な家の長男として家を継ぐはずだった黒死牟はなぜ鬼となったのか、弟の縁壱との関係や過去を深掘りします。
過去①継国縁壱とともに武家の家に生まれる
黒死牟は人間だった時代は継国という武家の長男として生まれています。縁壱は双子の弟でした。継国家は厳格な家で、縁壱には額に痣があったことから不吉な子供として殺される所を母が阻止して守られています。10歳以降は出家することを条件に生かされた縁壱は3畳ほどの部屋に閉じ込められて生活、ほとんど声も出さず常に母にしがみついていたため、兄の黒死牟は弟を憐れんで困った時はこれで呼ぶよう手作りの笛を縁壱にあげるなどしていました。
過去②継国縁壱への嫉妬
縁壱との関係が崩れる出来事が黒死牟の人生を狂わせていきました。ある日一言も喋らずおとなしかった縁壱が突然話だし、自分の師範を凌ぐ剣の実力を持っていることがわかります。寺へ出されるのは自分になるのではと危惧していましたが、母の死後すぐに縁壱は家を出て行きました。後に母の日記で縁壱はしがみついていたのではなく病気で弱った母を支えていたことを知ります。憐れんでいたはずの弟が自分よりも遥かに優れていると知り憎悪と嫉妬の感情を芽生えさせたのでした。
縁壱がいなくなったことで平穏な生活となり家を継ぎ子供も儲けた黒死牟でしたが、ある日鬼に襲われて鬼殺の剣士となった縁壱に助けられました。鬼をも殺せる優れた剣技、人格者となっていた縁壱に再開したことで過去の嫉妬と憎悪の感情が蘇ります。全てを捨てて縁壱と同じ鬼殺隊に入って修行し月の呼吸を会得しますが、縁壱にはどんなに努力しても追いつけないことを思い知る絶望の日々を送ることになるのです。
過去③無惨と遭遇し鬼になる
呼吸を極め月の呼吸・痣の出現により更に剣技を磨いてた黒死牟は痣者の寿命が25歳であること、縁壱を越えるための鍛錬の時間すらないことを知り絶望します。そんな時黒死牟の前に無惨が現れ、永遠の時間が約束された鬼になれば良いと鬼化の勧誘を受けるのでした。無惨は全集中の呼吸を操る剣士を鬼にしたいという興味、永遠の命と強靭な肉体を得たいという黒死牟の願いが合致し黒死牟は鬼となってしまいます。
過去④老いた縁壱との戦い
鬼となって60年後、黒死牟は老いた姿の縁壱と対決することになります。痣者の寿命を超え生きている縁壱に黒死牟は動揺し、縁壱にあと一振りで死ぬ間際まで追い詰めらました。しかし縁壱は構えたままの姿で寿命がつき死亡してしまうのです。黒死牟は憎しみを持って縁壱を切り捨てますが、縁壱の亡骸から落ちてきたものは幼少期に自分が縁壱にあげた笛でした。
継国縁壱と炭吉の過去
縁壱は日輪の耳飾りを炭治郎の祖先の炭吉に託しています。縁壱は炭吉とその妻すやこを鬼から救ったことがありそこから縁を繋いでいました。恩人として竈門家に招かれ滞在していた時期があり、その際すやこにせがまれて炭吉達へ日の呼吸の剣技を見せていてます。炭吉は縁壱の剣技を見て記憶し、子孫達へヒノカミ神楽として継承していきました。
その後も無惨を取り逃がし、兄が鬼となり鬼殺隊を追われた時も縁壱は竈門家を訪ね気持ちを打ち明けていました。炭吉は数少ない縁壱の友人のような存在だったのでしょう。竈門家の最後の訪問の際に縁壱は耳飾りを炭吉に渡しています。何もなすことが自分は出来ないと悲嘆していた縁壱にそんな事はない、自分が耳飾りと日の呼吸を繋いでいくと縁壱と約束をしています。その記憶を炭治郎は夢で見ています。
炭治郎のお父さんの正体
炭治郎のお父さんが上弦の壱の正体ではないかと噂になったのはなぜなのでしょうか。炭治郎のお父さんは伝承された耳飾りをしていたため、上弦の壱と瓜二つの縁壱と間違われたというのが真相のようです。ここからは炭治郎のお父さんの正体についてまとめます。
炭治郎のお父さんは炭十郎
炭治郎のお父さんは炭治郎と禰󠄀豆子の父親で、竈門炭十郎と言って炭焼きで生計を立てていた人物です。竈門家に代々伝わる耳飾りをしており、赤い髪で軽く後ろを縛っています。炭治郎が物心がついた頃には病気で痩せ細っており体力もない状態でした。しかし伝承されているヒノカミ神楽を大晦日の極寒の夜中に一晩中踊ることができたり、斧一つで巨体の熊の首を落として倒すなど人並み外れた身体能力の持ち主でもありました。
炭治郎のお父さんにも痣があった?
炭治郎のお父さんにも額に炭治郎と同じような火傷のような跡がありました。日の呼吸であるヒノカミ神楽を夜通し踊れる体力、巨体の熊を斧ひとつで倒す身体能力があることから、炭十郎も実は呼吸が使え痣を出現させていたのではないかと考える人が続出しました。しかし作品中で炭治郎のお父さんの額の痣のような跡は呼吸を極めた者と同じ痣なのか不明なままとなっています。
炭治郎のお父さんは鬼殺隊だった?
世通し呼吸の剣技を踊り続けられることから、炭治郎のお父さんは呼吸の使える鬼殺隊の剣士だったのではないかという考察を多くみかけます。結論は炭治郎のお父さんは鬼殺隊の隊士ではありません。作品の最後もその後でも鬼殺隊だったという事実は確認できませんでした。鬼殺隊ではありませんが先祖から伝承されたヒノカミ神楽を踊るためには呼吸の仕方があると炭治郎に話していることから、鬼殺隊の使う呼吸法に似たものを独自に極めていたのでしょう。
炭治郎のお父さんは透き通る世界を会得していた?
炭治郎のお父さんは透き通る世界を会得していました。罠に頼ることもなく熊が近づいて来る事を察知し、熊の動きを透き通る世界で見極め、斧ひとつで巨体な熊の首を切り落としていました。まるで呼吸を極めた剣士のような鋭い感覚です。日の呼吸は始まりの呼吸であり、それに類似したヒノカミ神楽を極めた続けた中で透き通る世界を会得したと考えます。
上弦の壱に対する世間での評判や人気
上弦の壱と炭治郎のお父さんが違う人物であることがわかりましたが、ここでは上弦の壱の正体や炭治郎のお父さん、炭治郎が夢にみた耳飾りの剣士などについての評判や意見をまとめました。SNSでどのような声があるのかを追ってみたいと思います。
検索すると上弦の壱の登場シーンの後ろ姿が炭治郎のお父さんにそっくりだという意見がたくさん出てきました。大多数の方が髪型やシルエットで上弦の壱が炭治郎のお父さんに似ていると判断している様子でした。また炭治郎のお父さんが耳飾りをしているため上弦の壱が炭治郎のお父さんなのではという声もありました。耳飾りをしているのは縁壱ですが混同しやすいようです。
人によっては上弦の壱も炭治郎のお父さんも縁壱をモデルにしたからくり人形も全部同じ人に見えている人、炭治郎の夢に出てきた縁壱もお父さんなのではと大混乱を招いているようです。この混乱はアニメ派の方に多く見られています。炭治郎のお父さんの登場シーンと今回の上弦の壱、縁壱などの登場シーンとは長い年月が経っていることから赤い髪、耳飾り、実は双子など混同する要素が多く混乱をするようです。
上弦の壱は炭治郎のお父さんではなかった
本記事では鬼滅の刃の上弦の壱は炭治郎のお父さんなのか、炭治郎の夢に出てきた耳飾りの剣士の正体は誰なのかについて考察しました。結論は炭治郎のお父さんは上弦の壱ではなかった、上弦の壱の正体は黒死牟で耳飾りの剣士・継国縁壱の双子の兄だったことがわかりました。耳飾りの剣士の縁壱と炭治郎の祖先の炭吉は友人関係であり、縁壱は鬼から炭吉夫婦を助けたことがきっかけでした。耳飾りと日の呼吸(のちにヒノカミ神楽)を後世に伝えていくことを炭吉は縁壱に約束しています。
炭治郎のお父さんは竈門家に伝わる耳飾りとヒノカミ神楽を炭治郎に伝誦して亡くなっており、鬼となることもなく鬼殺隊隊士でもありませんでした。しかし夜通しヒノカミ神楽を踊り続けられることや、巨体の熊を一撃で倒すことができるなど呼吸方を極め、透き通る世界を会得した剣士のような体力や技術を持っていたと考えられました。赤い髪のシルエットの印象、あまりの強さと耳飾りの印象が強く上弦の壱の正体は炭治郎のお父さんなのでは考える方が多く見られたのでしょう。
この記事のライター
coconut
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