【鬼滅の刃】半天狗の最後はどうなったのか考察!強さや能力も徹底解説
大人気作品『鬼滅の刃』に登場する、「十二鬼月」の一人であり、炭治郎たちを苦しめた半天狗の最後はどうなったのかを考察しました。また、半天狗の最後を紹介するとともに、限られた鬼しかなれない「十二鬼月」である半天狗の強さや能力についても徹底解説しました。
半天狗とは?
『鬼滅の刃』に登場する、他の鬼とは異質の存在感を放つ半天狗とは、どんなキャラなのでしょうか。まずは半天狗のプロフィール、『鬼滅の刃』の概要、あらすじを紹介します。
半天狗のプロフィール
半天狗は、全ての鬼の頂点に君臨する鬼舞辻無惨に認められた存在である「十二鬼月」の一人です。「十二鬼月」は上弦6人、下弦6人からなる存在です。力の強い者から上の位が与えられており、半天狗はその中でも上位の「上弦の肆」という位を与えられています。半天狗は分裂する血鬼術を使います。分裂前の身長は166cm、体重は56kgです。
鬼滅の刃の概要
『鬼滅の刃』は「週刊少年ジャンプ」にて2016年~2020年まで連載された漫画作品です。作者は吾峠呼世晴さんで、単行本は全23巻が発刊されています。連載当初は今ほど爆発的な人気は無く、じわじわと人気を集めていました。2019年のアニメ化で一気に人気に火がつきました。2021年2月時点での累計発行部数は1億5000万部を突破しています。2020年に公開された「鬼滅の刃 無限列車編」は興行収入404.3億円という驚異の大ヒットとなりました。
鬼滅の刃のあらすじ
物語の舞台は大正の日本、鬼が存在する世界で、心優しき少年の竈門炭治郎は無き父親に代わって、大黒柱として母親や幼い弟や妹たちを支えていました。炭焼きをして生計を立てていた炭治郎は、ある日、炭を売って家に帰ると、家族は全員鬼に殺されていました。唯一生き残った妹の禰󠄀豆子も鬼へと変貌していました。炭治郎は禰󠄀豆子を元の人間に戻す為、全ての元凶である鬼舞辻無惨を倒すべく、旅に出ます。
半天狗の最後はどうなった?
「刀鍛冶の里編」で炭治郎たちと壮絶な戦いを繰り広げた半天狗は、「刀鍛冶の里編」で最後を迎えることとなります。ここでは最後まで炭治郎たち、鬼殺隊を苦しめた半天狗の最後について紹介します。
半天狗の最後の死亡シーンは何巻?
半天狗の最後の死亡シーンは単行本15巻126話「彼は誰時朝ぼらけ」にて描かれています。半天狗は自身の血鬼術である分裂を使い、分身の方を甘露寺蜜璃と戦わせ、本体は逃げ回ります。炭治郎は本体を追いかけ追い詰めますが、トドメを刺せず、半天狗は里の人達に襲いかかります。心臓部に半天狗の本体がいることを察知した炭治郎は、日輪刀で半天狗を切断し、見事半天狗を倒すことに成功します。
半天狗の死亡までの経緯
半天狗は同じ「十二鬼月」である玉壺と共に「刀鍛冶の里」へと潜入します。炭治郎と時透無一郎の前に突如現れた半天狗を、炭治郎と時透無一郎ですんなりと首を切り落とします。倒したかと思いきや、半天狗は分裂し、炭治郎と時透無一郎を吹き飛ばします。さらに分裂を繰り返し四体となった半天狗を炭治郎と禰豆子、玄弥の三人が相手をすることになります。激しい戦いを繰り広げる中、炭治郎に本体は別にいるということを気付かれ、本体の首に切りかかられます。
炭治郎は半天狗本体の首に切りかかりますが、半天狗の首はとても硬く、切り落とすことはできませんでした。さらに半天狗は分裂した四体を合体させ、「憎珀天」を生み出します。さらに木の竜を出現させ、攻撃する「無間業樹」を繰り出し、炭治郎を飲み込みます。半天狗が優位のところへ柱の一人である甘露寺蜜璃が登場し、半天狗と互角以上の戦いを繰り広げます。その隙に本体の半天狗は逃げますが、炭治郎に追いつかれ、最後を迎えます。
半天狗の倒し方
半天狗は「十二鬼月」の中でも上位の実力者です。ただでさえ人間と鬼では力の差があるとされる中、鬼殺隊の中の柱でもない炭治郎たちが倒すことは容易ではありませんでした。半天狗を倒すには、半天狗の本体である「怯の鬼」の首を斬る必要があります。分裂した4体の首を同時に斬っても倒すことはできません。また、「怯の鬼」はかなり小さく、首も硬い為、簡単に首を斬ることはできません。最後は炭治郎の優れた嗅覚のおかげで倒すことができました。
半天狗の強さや分裂体を解説
鬼殺隊の柱同様、上弦の鬼たちもそれぞれ個性的な能力を持っています。登場時は弱弱しく、その姿から強さを想像できなかった半天狗でしたが、徐々に「上弦の肆」としての実力を見せつけます。ここからは半天狗の強さや分裂体について解説します。
半天狗の能力や強さ
半天狗の強さや能力は半天狗の血鬼術である「分裂」の能力です。本体はとても小さく、すばしっこく逃げ回るので厄介ではありますが、それ以上に分裂体がそれぞれ強いことに半天狗の強さがあります。半天狗討伐には、本体の首を斬り落とす必要があります。四体に分裂した半天狗を相手し、本体を探し、本体の硬い首を斬らなければなりません。まず一人でこの分裂体を相手するのは至難の業とされています。
半天狗の分裂体
半天狗はまず4体に分裂し、それぞれの分裂体は感情の「喜怒哀楽」を表しています。分裂体は、半天狗の若い頃の姿をしており、それぞれ異なる血鬼術を持っているのが特徴です。分裂体だからと言って力が分散している訳ではなく、強い力を持っています。ここからは半天狗の分裂体について解説します。分裂体は声優も豪華で話題となりました。
分裂体①空喜
分裂体1体目は、「空喜(うろぎ)」です。空喜は「喜怒哀楽」の「喜」を担います。空喜は大きな羽と猛禽類のような手足を持っています。空を飛べることを活かした戦法と、口から発する音波で相手の行動を制限し、襲い掛かることを得意としています。「喜」を担うだけあり、常に好戦的で快楽的な性格をしています。アニメ版では武内駿輔さんが声を担当しています。
分裂体②積怒
分裂体2体目は、「積怒(せきど)」です。積怒は「怒」と、分裂体のリーダーを担います。登場時の半天狗と同じ服を身に付けており、錫杖を使い、電撃を走らせ攻撃します。この電撃には炭治郎も禰豆子も苦戦しました。常に怒っていますが、的確に他の分裂体に指示を出すなど冷静さも兼ね備えています。アニメ版では梅原裕一郎さんが声を担当しています。
分裂体③哀絶
分裂体3体目は「哀絶(あいぜつ)」です。哀絶は「哀」の感情を担っています。常に「哀しい」と口にし、他の分裂体の中ではテンションの低い鬼です。十文字槍を装備しており、衝撃波を打って相手を攻撃する「激涙刺突」という技を繰り出します。アニメ版では斉藤壮馬さんが声を担当しています。第二回の人気投票では他の分裂体が圏外であった中、101位を獲得する人気を集めています。
分裂体④可楽
分裂体の4体目は「可楽(からく)」です。「楽」を担い、常に快楽的な性格をしている鬼です。大きなヤツデの葉っぱを扇子にしたような武器を使用し、突風を起こして相手を攻撃します。玄弥の銃弾を受けた際も、初めての感触であることを楽しむなど、終始戦いを楽しんでいます。アニメ版では石川界人さんが声優を担当しています。
半天狗の最終形態「憎珀天」
半天狗の最終形態は「憎しみの鬼」である「憎珀天」です。炭治郎に追い詰められた際に、「怒りの鬼」である積怒が他の3体を吸収し、さらに若返り「憎珀天」となりました。「憎」の文字が書かれた雷神が持つような太鼓を持ち、この太鼓を叩くことで血鬼術である「石竜子」を繰り出します。さらに「喜怒哀楽の鬼」の能力も使用することができるという最強の形態となります。アニメ版では声優の山寺宏一さんが声を担当しています。
半天狗の過去
『鬼滅の刃』に登場する鬼達にはそれぞれ悲しい過去があり、結果として鬼になったという辛い過去を背負っている鬼がほとんどです。常に怯えている半天狗はどのような過去を背負っているのでしょうか。ここからは半天狗の過去について紹介します。
半天狗の過去は何話で描かれた?
半天狗の過去は単行本15巻126話の「彼は誰時朝ぼらけ」にて描かれています。半天狗のエピソードはほとんどこの126話で描かれています。半天狗の過去は、炭治郎がトドメを刺そうとした際に、走馬灯として描かれました。半天狗の性格を文字で表すと「嘘つき」「被害者妄想」とされています。鬼になった経緯も、誰かの為もしくはやむ負えずでは無く、自分勝手に生きてきたことが招いた結果でした。
半天狗の人間時代の過去
半天狗は幼少期から嘘をついて、自分の都合の良いように周囲を振り回してきました。さらに保身の為に妻子を殺すなど、嘘つきだけでは済まないほどになっていました。老いた身になった際には、目が見えないふりをして、優しくしてくれた人に対し盗みをはたらいたり、殺人を犯すなどの悪行を繰り返すようになります。最後には奉行にその嘘を見抜かれ、処刑されることになりますが、居合わせた鬼舞辻無惨によって鬼へと変えられます。
半天狗の人間時代はイケメン?
登場時の半天狗は、見た目も老いた鬼であり、頭の上には大きなコブのようなものがあり、イケメンとは程遠い見た目をしています。しかし、炭治郎たちとの戦いの中で分裂した際の姿は半天狗の若い頃の姿をしています。若い頃の半天狗の姿はイケメンだった為、人間時代の若い頃の半天狗はイケメンだったと考察されています。性格に難はあるものの、何度も妻子を持っていたことが判明しており、その事実からもイケメンだった可能性が高いと推測できます。
半天狗の声優
アニメでの半天狗の声優についての予想は、「怯えの鬼」の声を担当した声優が全ての半天狗を担当するかと視聴者の間で思われていました。しかしアニメ版では、半天狗の声優と四体の分裂体の声優、合体形態の声優で担当した声優が異なるという予想外の展開となり、話題となりました。ここからは半天狗の声優について紹介します。
半天狗の声優は「古川登志夫」
「怯えの鬼」である通常時の半天狗の声優を務めたのは古川登志夫さんです。古川登夫さんは『鬼滅の刃』のオーディションの際、玉壺と半天狗のキャラを受ける予定だったそうですが、マネージャーに「半天狗一本で」と言われ、見事合格となったというエピソードが残っています。
古川登志夫のプロフィール
古川登志夫さんは1946年生まれ、栃木県出身の声優です。現在の所属は青二プロダクションです。1960年代にはテレビドラマや舞台などで活動し、声優としては1974年より活動を開始している大御所声優としても有名です。二枚目役から三枚目役までをこなす実力派の声優として今なお第一線で活躍しています。2019年には青二プロダクションの養成所である、「青二塾東京校」の塾長に就任しています。
古川登志夫の主な出演作品
古川登志夫さんはこれまで数々の作品に出演しています。主な出演作品は『うる星やつら』です。古川登志夫さんは、主役の諸星あたるを担当しています。『うる星やつら』は1978年から1987年に『週刊少年サンデー』にて連載されていた漫画作品です。作者は高橋留美子さんです。テレビアニメは1981年~1986年まで放送され、一大ブームを巻き起こしました。さらに2022年にはリメイク版が放送され、古川登志夫さんはあたるの父親の声優を担当しました。
半天狗の最後に対する世間での評判や人気
半天狗は最後の最後までクズな姿を見せていたが、それが良かったというファンの声が多くあがっていました。鬼の過去エピソードでは、辛い過去や可哀想なエピソードが登場しますが、半天狗の場合は他の鬼とは違い、過去エピソードもクズっぷりを発揮しています。悪役は純粋な悪でよいというファンもいるようです。
炭治郎が最後、半天狗の首を斬り落とすシーンの作画、BGM、効果音がかっこいいという声があがっていました。「刀鍛冶の里編」の最終決戦ともいえる炭治郎と半天狗の戦いはファンも納得のアニメの仕上がりとなっていたようです。
半天狗の声優に関して、最終形態である憎珀天を山寺宏一さんが担当したことに驚きの声があがっていました。通常時の半天狗、分裂体ともにベテランと人気声優で固め、最後の最後に山寺宏一さんを持ってくるという豪華な面々にも驚くファンが続出していました。
半天狗の最後は炭治郎に倒された
鬼の中でも上位の「上弦の肆」に位置する半天狗は、これまでの鬼のように単純に首を斬るだけで倒せず、柱でさえも苦戦を強いられてしまいます。しかし、炭治郎たちが一丸となり、連携プレイで半天狗を倒します。半天狗は最後まで逃げようとしますが、炭治郎の嗅覚によって居場所がばれて、倒されてしまいます。半天狗の最後が気になる方はもう一度、原作やアニメを見返してみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
yonekao
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