【呪術廻戦】猪野琢真は降霊術の使い手！強さや術式について紹介

猪野琢真(いのたくま)は漫画「呪術廻戦」に登場するキャラクターです。黒のスウェットとパンツというシンプルなファッションに身を包んでいますが、頭に被っている黒のニット帽が特徴的です。経緯は不明ですが額に大きな傷があり、普段はニット帽のおかげで隠れています。呪術廻戦に登場する人物の中では比較的ラフな格好をしています。

ストレスがなく前向きで、人に積極的に話しかける明るい性格をしており、飲み会が趣味なことから人と関わることが好きなのだと窺がえます。猪野琢真の特徴であるニット帽は、アゴの下まで伸ばして深く被ることができます。さらに目の位置に当たる部分に穴があいており、これによって目出し帽になります。覆面にすることは猪野琢真の術式にとって重要なことなのですが、そのことについては後の項目で説明します。

漫画「呪術廻戦」は週刊少年ジャンプに2018年より掲載されており「呪術」と略称で呼ばれることもあります。原作は茶見 下々(あくたみ げげ)先生で、2014年にデビューし現在までの代表作は呪術廻戦です。アニメ化や劇場版の公開もされています。呪術廻戦のコミックスは現在20巻まで発売されており人気は凄まじく、社会現象を起こしつつあることから「第2の鬼滅の刃」と呼ばれるほど注目が集まっています。なお、TVアニメ呪術廻戦第2期が2023年から放送されることが決定しました。

呪術廻戦は人の恨みや負の感情から生まれる化け物と、呪術を使って除霊をする呪術師との戦いが描かれたバトル漫画です。この物語の主人公は虎杖 悠仁という男の子で、元々は呪術師ではなかったものの、宿儺の指を口にしたことから呪術の世界に入ることになり、呪術の専門学校である都立呪術専門高等学校に入学します。ここから虎杖の呪術師としての人生が始まりました。

呪術廻戦に登場する猪野琢真はまだ若く珍しい呪術師であり、2級の呪術師です。初登場は原作26話で能力や強さを披露しました。彼の使用する術式は降霊術と呼ばれるものです。その強さや能力についてまとめました。

術式「来訪瑞獣(らいほうすいじゅう)」は自身の顔を隠すことで自らが霊体となるもので、4種の瑞獣の能力を自身に降ろす術式です。降霊術を使うために、ニット帽を深く被り覆面になる必要があります。その為、ニット帽は猪野琢真にとって手放せない大切なアイテムです。

猪野琢真は来訪瑞獣の使い手で、 4種の瑞獣を自身に降ろすことで呪いを祓います。中国などの古い言い伝えが元となっているようで、そこでは瑞獣は色々な種類が存在しますが、猪野琢真が降ろせる瑞獣は4種類で使用する技は全部で4つです。ここではその技の能力について紹介します。

獬豸(カイチ)という技は1本の尖った角が相手を追尾する技です。獬豸は中国の伝説上の生き物であり、その頭に生えている角を模したものであると言われています。尖った角が当たれば人間の肉体を抉る攻撃力があります。

来訪瑞獣で降ろすことのできる霊亀(レイキ) は、中国の言い伝えでは甲羅の上に大きな山を乗せた巨大な亀です。猪野琢真が使用する技ではこの霊亀は防御の技であり、呪力の水を纏った弾力で防御することができる仕組みです。足に纏わせてコンクリートの上をスイスイと滑るように移動することも可能になります。

麒麟(キリン)は脳内に麻薬成分を分泌させて自分の痛覚を麻痺させる技です。この技は今のところ呪術廻戦の本編には登場していません。この技の存在は明らかになったのは呪術廻戦公式ファンブック内の紹介の中でした。

竜(リュウ)は猪野琢真の切り札であり、強力な技です。本人曰く、この技を目にして生き延びた者はいないとのことですが、その全容は明らかになっていません。この技を発動しようとした時に伏黒甚爾によって防がれてしまった為です。その後も呪術廻戦で描かれることはなく存在はするものの、どのような技なのかはまだ分からないという状態です。

呪術廻戦に登場する人物の中でも領域展開を習得している者は一握りであり、レベルの高い人物しか使うことができません。猪野琢真はそもそも呪術廻戦での登場シーンがまだ少ないということもありますが、これまで領域展開を発動している姿は見受けられません。現時点では習得できていないと考えるのが妥当です。しかし、これから習得する可能性は大いにあると推察されています。

七海健人は呪術廻戦に登場する人物で猪野琢真と同じ学校であり、行動を共にすることがよくあります。猪野琢真は七海健人のことをリスペクトしていますが、その尊敬ぶりは異常なほどです。任務に同行したことをきっかけに尊敬するようになったのですが、七海健人も猪野琢真のことを信頼している様子で、時折心を許しているような行動が見受けられます。ここでは二人の関係について詳しくまとめました。

冷静沈着、クールで不愛想であり人と馴れ合わない性格の人物です。呪術師に対して失望した過去があり、呪術専門学校を卒業しながらもその後は、一般の会社に勤めたことがあるという経歴の持ち主です。自分が必要とされていることに気づき再び呪術師に戻り、鍛錬して一級呪術師にまで上り詰めました。

七海健人のことをリスペクトしている猪野琢真は、一級呪術師になるときは七海健人の推薦でということにこだわっています。特級呪霊・真人を祓うための任務に猪野琢真を助っ人として呼び、その場を任せて別の場所に向おうとしました。

しかしその任務を嫌がる猪野琢真に対して「一級推薦を引き受けてもいい」と誘います。すると猪野琢真は急にやる気を出し真人を祓うことに成功しました。その後無事に七海健人からの推薦を約束通り受けることができました。 

寄り付きにくい性格の七海健人に対して、持ち前の後輩力で歩み寄る猪野琢真は七海健人の愛用している腕時計を狙っています。これは呪術廻戦の漫画内の猪野琢真のプロフィールで明らかにされた内容ですが、リスペクトするあまりその腕時計をお下がりで貰えないかと考えているとのことです。読者の間ではその腕時計は数十万もするブランドの時計だと考察されています。今や故人になってしまった七海健人の遺品として、猪野琢真にその腕時計が届くという感動の展開もあるのではないかと推測されています。

後輩力の高く非常に人懐っこい性格の猪野琢真を演じた声優についてまとめました。呪術廻戦の作者曰く、物語に後輩力のあるキャラクターを描きたいということで生まれた猪野琢真という人物ですが読者から「可愛い」と人気です。

アニメ呪術廻戦で猪野琢真を演じたのは声優の林勇(はやしゆう)さんです。数々の人気キャラクターを演じ人気の声優です。アーティストをしても活躍する林勇さんは自身のYoutubeチャンネルを開設しており、多方面で精力的に活躍しています。

林勇さんは5歳から劇団ひまわりに所属し、子役として活躍していたという経歴の持ち主です。中学生になるとバスケットボールに集中したいという理由で芸能活動を休止し、高校生の時に活動を再開しました。その後歌手になりたいという夢を叶えるために、専門学校で音楽を学んでユニットを結成し、ライブや音楽活動を精力的に行っていました。アニメのエンディングテーマを担当、スタジオミュージシャンとしても活動していましたが最近アニメ声優として注目されTV出演もしています。

アニメ声優としては勿論、洋画の吹き替えも多くの作品に携わっています。最近ではTV出演も増えマルチに活躍しています。多忙でありながらも自身のYoutubeを更新し続けていて、企画の発案や動画編集はできるだけ自分でこなしているそうです。

猪野琢真の降霊術や能力の強さに対して評価する声が、呪術廻戦の読者から多く見受けられます。登場回数はまだ少ないものの、ちゃんと活躍があり強さを認める声が多くあります。七海健人からも「準一級くらいの実力はある」と言われ強さを認められている様子です。また先輩としても頼れる一面もあり、戦闘では積極的に前に出たり後輩に知識を教えてあげるなど後輩から慕われているのも彼の魅力の一つです。

七海健人を尊敬し、その意思を受け継いで心の中に芯が一本しっかりと通っていることで猪野琢真の強さがあるという見方ができます。七海健人を指標にすることで自身の中で迷いが生じた際に「七海ならどうするか」と自問する場面があります。七海健人がいなくなった今、その意思を受け継ぎ続け無念を晴らすことは猪野琢真にしかできません。

後輩力があり明るく振る舞う猪野琢真ですが、戦いの時には降霊術や能力の強さを発揮します。ニット帽を深く被るとかっこよく、普段とのギャップが良いという意見が多いです。

呪術廻戦に登場する猪野琢真は、降霊術の使い手で術式は来訪瑞獣です。また、モブキャラ扱いながらもその能力や強さが評価されており、今後活躍する可能性を十分に有り得ます。原作でもまだ描かれていない技もあり、彼の能力は未知数と言えます。七海健人を崇拝している猪野琢真には彼の意思を引き継いで行ってもらい、これからさらなる活躍に期待です。