【呪術廻戦】来栖華(くるすはな)は敵か味方か考察!正体や術式も紹介
呪術廻戦に登場する「来栖華」は、死滅回遊の泳者(プレイヤー)の一人です。最強の呪術師・五条悟を封印から開放するには、彼女の術式が必要だと言われています。この記事では来栖華の呪術廻戦作中での活躍や正体、術式について解説します。
目次
【呪術廻戦】来栖華とは?
来栖華は「死滅回游」の泳者(プレイヤー)の一人として呪術廻戦作中で存在を示唆されたのが初めての登場です。持っている術式から作中でも重要な人物でしたが、長い間出番は無かったために正体や目的など詳しい事は不明でした。213話まで公開された現在でも来栖華については戦闘能力方面を中心に分かっていない部分も多いです。この記事では、来栖華について分かっている範囲内での解説をしていきます。
来栖華のプロフィール
「来栖華(くるすはな)」は、死滅回遊に参加したプレイヤーの一人で、145話で初めて登場しました。この時点で受肉した過去の術師名の「天使」という名前も判明しています。容姿はおかっぱで、天使という名前の通りに輪っかと羽が存在していて、手にはラッパを持っていました。封印された五条悟を開放できる術式を持ち、来栖華に協力を頼む事が虎杖達が死滅回游に参加した目的の一つでもあります。
呪術廻戦の概要
『呪術廻戦』は、「芥見下々(あくたみげげ)」さんが週刊少年ジャンプで連載している漫画作品です。呪術廻戦が連載を開始したのは2018年で、2022年12月に単行本の21巻が刊行されました。2020年にはアニメが2クール・24話が放映され、2021年12月には映画も公開されています。2023年7月からはアニメの2期が放映予定です。
呪術廻戦のあらすじ
「虎杖悠仁」が通う高校にある「呪物」の封印が解かれ、人を襲う呪霊が出現しました。虎杖は呪物を回収しに来ていた「伏黒恵」と共に襲われている先輩達の元へと向かいますが、二人は窮地に陥ってしまいます。虎杖は力を得て窮地を脱するため呪物「宿儺の指」を食べ、「両面宿儺」を復活させ助かりますが「宿儺の器」となってしまいました。宿儺の器として捕らえられ死刑宣告を受けた虎杖ですが、五条悟のおかげで猶予が与えられ、都立呪術高専に通う事になり呪術師として新たな生活が始まりました。
【呪術廻戦】来栖華は敵か味方か考察!正体や過去は?
来栖華は長い間姿を見せなかったため、目的や正体については長い間謎に包まれていました。しかし、呪術廻戦本編で久々に姿を見せた後、未だに謎の部分は残っているものの来栖華の正体や過去等多くの事が判明しました。本編で判明した来栖華の正体や伏黒恵を「運命の人」と呼んだ理由、味方か敵なのかを考察していきます。
来栖華の正体は千年前の術師
来栖華は死滅回游に参加している泳者(プレイヤー)の一人です。死滅回遊の泳者には、呪物を取り込んだ人間に過去の術師が受肉した場合と、術式を持ちながら非術師の脳であった人間が無為転変で脳の形を変えられた人間の2つのタイプの泳者がいます。来栖華には前者のタイプで、千年前に存在した「天使」と呼ばれる術師が「羂索」と契約し、来栖華に受肉しました。
来栖華が死滅回游に参加した目的
来栖華が死滅回游に参加した理由は、来栖華の体に共生している天使の目的である受肉した泳者達の一掃です。その中でも特に「堕天」と呼ばれる術師の命を狙っています。その理由は、受肉した泳者は体の元の持ち主の自我を奥底に沈めて体を乗っ取っている状態であり、その事を天使は「神の理に反する」として嫌悪しているためです。なお、天使は他の過去の術師とは違い来栖華とお互いに共生している状態で、喋る時は虎杖の中の宿儺が喋る時のように体に口が浮かんできます。
来栖華は敵?味方?
来栖華は伏黒恵を「運命の人」と呼び、怪我を追った伏黒を救出する等伏黒に対しては好意的です。共生している天使の方は堕天と呼ぶ術師さえ殺害できれば協力を惜しまない、という発言もあるので堕天と関わりさえなければ敵には回る事はなさそうです。
来栖華は天使?ヨハネの黙示録との関係は?
ヨハネの黙示録とは簡単に言うと予言の書です。予言の書であるヨハネの目次録の中にラッパを持つ天使が登場します。天使は全部で7人登場し順番にラッパを吹いていくのですが、ラッパを吹く毎に次々と天変地異が起こっていきます。来栖華も登場時は天使の姿にラッパを持っており、ヨハネの目次録とはなにか関係があるのかと考えられています。
来栖華の過去
来栖華の過去に何があったのかは、呪術廻戦210話で明らかになりました。孤児であった来栖華は子供の頃呪霊に攫われ、廃屋で1年ほど呪霊の元で暮らしていた時期があります。来栖華以外にも子供が何人かいましたがうるさかった子供達は全員消えてしまい、呪霊を母と呼びいい子にする事で子供達は何とか生き延びています。ある日、白い犬が来栖華の前に現れ、犬についていった来栖華はバス停にたどり着き呪霊の元から逃げ出す事に成功しています。
来栖華と伏黒恵の関係
来栖華を救った白い犬は伏黒の「玉犬・白」であり、これが二人の出会いとなり呪術廻戦作中で伏黒の事を「運命の人」と呼んでいた理由です。この後来栖華は、一緒にいた五条悟が警察に通報した事で保護されました。この出来事があったのは伏黒が五条悟と初めて会った直後であり、本編から9年前の出来事だとされています。しかし、伏黒はこの事を覚えていませんでした。
来栖華と伏黒津美紀は同じ人物?
伏黒の姉である「伏黒津美紀」は来栖華と同一人物なのではないか、という噂が一時期流れていました。現在は、二人が同時に登場する場面があったためその噂は否定されています。そのような噂が流れた理由は、呪術廻戦173話で伏黒が津美紀の声を聞いた直後に来栖華が現れたからです。呪物を取り込んだ場合は姿形が呪物の元となった術師の姿に変わってしまう事があります。津美紀は泳者の一人であり、この時点では容姿が変わっていても受肉した影響であると考えられたからです。
来栖華と宿儺の関係
宿儺は「堕天」の正体が宿儺自身だという事をわざわざ虎杖悠仁に明かしています。わざわざ宿儺が正体を明かした理由は不明ですが、堕天は天使がどうしても殺したい相手であり、過去に何かがあったのだと考えられます。虎杖は、天使には作中でも最強クラスの宿儺を殺すだけの能力があると予想しています。
【呪術廻戦】来栖華は最強?術式を考察
来栖華は、呪術廻戦でも最強クラスの実力を持つ宿儺に対抗できる能力を持っている可能性があります。最強クラスの実力者に対応できる能力はどのようなものなのか、来栖華の術式や実力等について考察していきます。
来栖華の術式
来栖華は「あらゆる術式を消滅させる」術式を持っています。結界を素通りする事も可能で領域展開も効かない可能性もあり、実際に来栖華は死滅回遊のコロニー間を移動しています。呪術廻戦作中では似たような効果を持つ呪具が登場していて、伏黒甚爾が持っていた「天逆鉾(あまのさかほこ)」やミゲルが使用していた「黒縄(こくじょう)」です。術式を消滅させる能力は最強になる前とは言え五条悟が殺される要因となった能力でもあり、作中でも非常に強力な術式と考えられます。
213話では天使の術式と考えられる「邪去悔の梯子」を使用しています。伏黒に受肉した宿儺を灼く威力があり、作中でも言われていた過去に最強と言われた宿儺を殺せる術式だと考えられます。この術式の効果は213話時点ではよく分かっておらず、作中で天使の術式である「あらゆる術式を消滅させる術式」である可能性もあります。
来栖華の飛行能力
来栖華は初登場時や再び登場した時に空を飛んでおり、飛行能力を持っている事が確認できます。ただし、この飛行能力は呪術廻戦作中でも正体は明かされていません。飛行能力の正体は術式・呪具・天使の羽を持っている等様々な可能性が考えられています。
来栖華の戦闘能力や強さ
213話までの来栖華の戦闘シーンは少なく、その実力の底や戦い方等は分かっていない部分も多いです。作中でも最強クラスの宿儺を消滅させる事もできる可能性はありますが、その攻撃が他の実力者達に通じるかも分かりません。ただし、来栖華の呪術廻戦本編で使用した術式の効果範囲はかなり広く見え、術師全盛である千年前出身である事も考えると、最強とまではいかずとも実力はかなり高いと推測できます。
来栖華は領域展開が使える?
本編では来栖華は戦闘シーンは少なく、戦い方も分かっていなので領域展開を使用できるかどうかは分かりません。しかし、天使は千年前の術師であり、呪術全盛期であった時代の出身です。術師の平均レベルが現代に比べて高く、天使もその時代に生きていた術師の一人である事を考えると領域展開を使える可能性も高いです。
来栖華は五条悟を復活できる?
「獄門疆」から五条悟をする方法は天元から虎杖達に伝えられています。その方法とは、天元の持っていた「獄門疆・裏」を無理やり開ける事です。開ける方法は呪具の天逆鉾か黒縄を使用すればよかったのですが、すでに両方とも五条悟によって破壊か封印されています。そのため、2つの呪具と似たような力を持つ天使の術式が五条悟の開放に必要となり、虎杖達が死滅回游に参加した理由の一つにもなっています。
【呪術廻戦】来栖華の登場シーン
来栖華は呪術廻戦で分かっている中では五条悟の開放をできる唯一の人物あり、非常に重要な立ち位置のキャラとなっています。来栖華は登場した後どのような行動をしていたのでしょうか?彼女の登場シーンを紹介していきます。
登場シーン①東京第2結界で死滅回游に参加
初めて来栖華が登場したのは呪術廻戦145話です。獄門疆・裏を開けられる術式を持つ人物として、千年前の術師の一人である天使の存在を天元が虎杖達に教えています。この後はしばらく出番が無い事が続き、来栖華の正体はしばらく不明のままでした。
登場シーン②東京第1結界へ向かう
長い間動向が分からなかった天使ですが、虎杖や伏黒が侵入した東京第1結界に現れています。路地裏で意識を失った伏黒の元へと文字通り舞い降りました。この時の伏黒は千年前の術師である「レジィ・スター」と戦い勝利したものの、領域展開まで使用したため体力を使い果たして倒れています。その後来栖華に拾われた伏黒が目を覚ますと、来栖華と共に虎杖や高羽史彦とホテルの一室へと移動していました。
登場シーン③虎杖たちに条件を提示する
ホテルに移動した後は、来栖華と虎杖達の話し合いとなっています。ここで初めて来栖華の正体や目的などが判明しました。虎杖達の目的である獄門疆からの五条悟の開放に関しては、どうしても天使が見逃せない相手である堕天の殺害を要請しています。
【呪術廻戦】来栖華に対する世間での評判や人気
来栖華が登場して正体が不明な時期は、天使=津美紀説だけではなく来栖華と天使が同一人物だと思っていたファンも少なからず存在していました。作中では同一人物とは書かれてはおらず、ファンが勝手に勘違いしています。中には、この勘違いから天元がまた嘘をついていたのではないか、と他のキャラの評価にも飛び火していたりしています。
来栖華は213話で、伏黒に受肉した宿儺の言葉に騙されて危機的な状況に陥っています。明らかに伏黒が言わなさそうなセリフに簡単に騙されてしまったのです。しかし、来栖華が伏黒の隣に立つために努力をしてきたこと、伏黒に会うのは9年ぶりで、しかも2回目であることを考えると、それも仕方がないかもしれないという意見が出ていました。中には、伏黒への想いが強すぎる来栖華を、「重い女」と評価するファンもいました。
呪術廻戦の213話ラストでは来栖華は宿儺によって食われる寸前という場面で終了しています。ここからの展開の予想で多いのが、来栖華は死亡してしまいますが天使は虎杖に受肉するという展開です。天使の術式は五条悟の復活に必要であり多くのファンが生き残ると予想していますが、一方で、来栖華の生存は絶望的という意見もありました。
【呪術廻戦】来栖華は敵か味方か不明の死滅回游の泳者だった
今回の記事では来栖華について紹介してきました。死滅回游の泳者の一人で、呪術廻戦作中ではかなり重要な立ち位置の人物です。しかし、来栖華は伏黒に対して好感度は高いものの、問題は宿儺の事を絶対に許せない天使です。宿儺は呪術廻戦213話では伏黒に受肉してしまいました。天使は宿儺と一緒に伏黒を消滅させようとする可能性は非常に高く、宿儺が味方の中にいる限り天使は完全に味方と言える存在ではありません。
この記事のライター
kaewru
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