【ジョジョの奇妙な冒険】ペッシは臆病なマンモーニ!プロシュートとの関係も
『ジョジョの奇妙な冒険』5部に登場するペッシについて解説する記事です。ペッシと彼が強く慕うプロシュート兄貴との関係、ミスタたちを苦しめたスタンドの強さ、さらに戦いの詳細とその最期を解説します。またアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』でのペッシ役の声優も紹介します。
目次
【ジョジョの奇妙な冒険】ペッシは臆病なマンモーニ
『ジョジョの奇妙な冒険』の5部黄金の風に登場するペッシは、マンモーニ(ママッ子)と呼ばれる、少し臆病な性格のキャラクターです。この記事では、そんなマンモーニのペッシを、『ジョジョの奇妙な冒険』原作漫画やアニメ版の描写をもとに、解説します。まずはキャラクタープロフィールと、『ジョジョの奇妙な冒険』5部の概要、あらすじを簡単に紹介します。
ペッシのプロフィール
ペッシはギャング組織「パッショーネ」の暗殺チームの構成員です。小柄で首周りにファーのついたノースリーブコートを身にまたとった男性です。緑色でパイナップルのような髪型をしており、左手が利き手です。スタンド能力は「ビーチ・ボーイ」で詳細は後述します。
ペッシの性格
ペッシは彼が慕うプロシュート兄貴からマンモーニ(ママッ子)と呼ばれるほど、気が弱く臆病な性格をしています。その性格からくる虚勢から、すぐに相手をぶっ殺すと息巻いてプロシュート兄貴からたしなめられるなど、ギャングとしては半人前のキャラクターです。また、アニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』ではエスプレッソを嫌いミルクを飲み、プロシュート兄貴に格好がつかないとたしなめられるシーンがあります。
ジョジョの奇妙な冒険5部の概要
『ジョジョの奇妙な冒険』は、荒木飛呂彦氏原作の漫画で1986年週刊少年ジャンプでの連載開始を皮切りに、掲載誌を変えPart9までのシリーズを持つ作品です。その中で第5部(Part5)黄金の風は、1995年から1999年まで週刊少年ジャンプにて連載されました。ジャンプコミックスでの収録は47巻から63巻までとなっています。
ジョジョの奇妙な冒険5部のあらすじ
イタリアのネアポリスに住む少年、ジョルノ・ジョバーナは、長きにわたりジョースター家との因縁を持つDIOの息子です。母親からの虐待など悲惨な人生を送ってきたジョルノは、ネアポリスを牛耳るギャング組織パッショーネを乗っ取るという野望を心に秘めています。スタンド能力を身につけたジョルノは、パッショーネ構成員ブローノ・ブチャラティと交戦後、彼に自らの野望を打ち明けます。その思いに共感したブチャラティは、ジョルノを仲間にし組織のボスに近づく方法を模索します。
【ジョジョの奇妙な冒険】ペッシとプロシュートや他キャラとの関係
続いては、ペッシとプロシュート兄貴との関係、またアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』のシーンも含めた、ペッシとその他のキャラクターたちとの関係を紹介します。それぞれ該当シーンの描写から、ペッシの立ち回りやセリフも見ていきます。
ペッシとプロシュート兄貴の関係
ペッシはプロシュート兄貴を慕っており、ブチャラティたちを探すシーンでは、ともに行動し絶大な信頼を寄せています。プロシュート兄貴も、ペッシをマンモーニ(ママッ子)といい、臆病な性格を強くたしなめます。しかしプロシュート兄貴はペッシにギャングとしての心構えを説くなど、ペッシを成長させようという気持ちが見られます。ペッシとプロシュート兄貴はギャングですが、互いに仲間意識を持った関係が表現されています。
ペッシとソルベとジェラートの関係
暗殺チームに所属していたソルベとジェラートは、麻薬の横流しによる儲けを得ようと、ボスを出し抜く算段を立てていました。しかしそのことがボスに知られてしまい、二人は殺されてしまいます。見せしめとして輪切りにされたソルベの断面を、小分けにして暗殺チームに送られた際、この断面がソルベの遺体であることにいち早く気がついたのが、ペッシでした。これらはアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』での描写ですがこれ以上見たくないと、ペッシが腰を抜かすシーンがあります。
ペッシとグイード・ミスタの関係
プロシュートのスタンドによる老化を防ぐため、体の冷えが原因で老化進行の遅かったグイード・ミスタは一人調査します。誰かがエアコンのスイッチを押すことを想定していたペッシの針が、スイッチに触れたミスタの体に食い込みます。ペッシのスタンド「ビーチ・ボーイ」の糸は切断できず、ミスタの体を喉の近くまで侵食します。ミスタは氷の入ったグラスを射撃し、自身の老化を防ぐため体を冷やす氷を求めていたペッシの動揺を誘います。これによりペッシはスタンドを解除してしまいます。
ペッシとココ・ジャンボの関係
ブチャラティたちは亀のココ・ジャンボの能力で、その亀の中の空間に入り列車移動を試みます。運転室に気配はすれど、ブチャラティたちを探し出せなかったペッシですが、プロシュート兄貴はペッシの勘を信じて、ついにココ・ジャンボの中にいるブチャラティ一味の姿をとらえます。ペッシは、後述する彼の最期のシーンでココ・ジャンボの中に入って、ジョルノたちを殺そうとしますが、ブチャラティによって防がれてしまいます。
【ジョジョの奇妙な冒険】ペッシのスタンド能力や最期
続いては、ペッシの持つスタンド能力とその強さ、そしてその力を使った戦いとペッシの最期について解説します。また、『ジョジョの奇妙な冒険』作中で放たれたペッシの名言やその背景についても詳しく見ていきます。
ペッシのスタンド能力や強さ
ペッシのスタンド能力は「ビーチ・ボーイ」です。その強さは、釣り竿で針と糸を操作し、壁や床を水中のようにすり抜け、対象物の身を釣り上げるというものです。射程距離は釣り糸が届く範囲で、竿を引く力はペッシ自身の力に依存します。また、糸は切断することができず、衝撃を与えると糸を伝って対象者の体にダメージが伝わってしまいます。ペッシによる針と糸の操作は非常に細かく行うことができ、直接目に見えない遠くの対象物も、繊細にとらえることができます。
ペッシとブチャラティの戦い
ブチャラティはプロシュート兄貴を道連れに列車外に飛び出します。ペッシが針で二人をとらえると、二人はそのまま列車の外壁に貼りつき戦います。交戦の末ブチャラティがプロシュートを落とし、そのことに気づいたペッシは、残るブチャラティを始末しようと懸命に糸を操作します。動きを悟られないよう心臓も分解したブチャラティをペッシは見失い、ブチャラティがその場を離れたと勘違いしたペッシは、スタンド能力を解除してしまいます。この間、ブチャラティは体をもとに戻します。
ペッシの最期や死亡シーン
体をもとに戻したブチャラティに、ペッシは列車外で一対一での戦いを挑みます。相対した後、ペッシは針と糸を直接ブチャラティの心臓に食い込ませ、勝利を確信します。しかし、ペッシは逆にブチャラティに糸を使われ、首をへし折られてしまいます。追い詰められたペッシは、ココ・ジャンボの中にいるジョルノたちを殺そうとしますが、最期はブチャラティのスティッキィ・フィンガーズによって殴り飛ばされ、絶命します。
ペッシの名言「わかったよ プロシュート兄ィ…」
わかったよプロシュート兄ィ!!兄貴の覚悟が!「言葉」でなく「心」で理解できた!
出典: renote.net
この名言は、プロシュート兄貴がブチャラティに列車から突き落とされ、隙間に挟まってひん死の状態でもなお、スタンド能力を解除しない姿に感化されたペッシが放ったものです。マンモーニと呼ばれ、心の弱さを馬鹿にされていたペッシですが、この言葉の後でペッシと対峙したブチャラティは、10年も修羅場をくぐったようだと、その眼の強さ評するほどに成長しています。
【ジョジョの奇妙な冒険】ペッシのアニメの声優
ここからはTVアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』5部黄金の風で活躍した、マンモーニ(ママッ子)ことペッシを熱演した声優を紹介ます。声優のプロフィールおよび『ジョジョの奇妙な冒険』以外での出演作品についてもこの記事で解説、紹介します。
ペッシの声優は「木村昴」
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』でペッシ役を担当した声優は、木村昴さんです。ペッシの臆病な態度や、それをプロシュート兄貴にたしなめられしょげるシーン、覚悟を決めてブチャラティと戦うシーンなど、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』での数々の名場面を演じています。
木村昴のプロフィール
- 名前:木村昴(きむらすばる)
- 誕生日:1990年6月29日
- 出身:ドイツ
- 所属:アトミックモンキー
『ジョジョの奇妙な冒険』でペッシを演じた声優は、アトミックモンキー所属の木村昴さんです。木村昴さんはドイツ人の父と日本人の母のハーフで、7歳までドイツで生活しています。その後、日本に移住し小学生のころから劇団員として活躍します。『ドラえもん』のジャイアン役で声優デビューを果たし、その後も様々な人気作品に出演しています。
木村昴の主な出演作品
木村昴さんの『ジョジョの奇妙な冒険』以外の主な出演作品は『ドラえもん(ジャイアン/剛田武)』、『呪術廻戦(東堂葵)』、『東京リベンジャーズ(林田春樹/パーちん)』、『ドラゴンクエストダイの大冒険(ガルダンディー)』などです。そのほか数々の人気アニメ作品、海外映画の吹き替え、演劇、『おはスタ』など人気テレビ番組のMCなど、幅広く活躍しています。
【ジョジョの奇妙な冒険】ペッシに対する世間での評判や人気
ペッシの活躍については、戦いを通じてのその心情の変化が『ジョジョの奇妙な冒険』ファンの間でもよく話題に上がっています。マンモーニ(ママッ子)と揶揄され、臆病な性格をしたペッシがプロシュート兄貴の覚悟によって覚醒、しかし最期は小悪党のようなふるまいをさらけ出す移り変わりが、印象深いというファンの意見が目立ちます。
ペッシのスタンド「ビーチ・ボーイ」と、その能力を生かしたペッシの技術と強さを評価する『ジョジョの奇妙な冒険』ファンの意見もSNSで見られます。離れた場所にいるミスタやブチャラティの体を、的確に針と糸を侵入させる技術は非常に高く、プロシュート兄貴に気に入られている理由の一つであるという意見もあります。
ペッシを語る上ではプロシュート兄貴との関係の強さを外せない、という『ジョジョの奇妙な冒険』ファンの意見も多いです。ペッシの弱さを厳しくたしなめながらも、ギャングとしての成長を期待しているプロシュート兄貴の言葉に温かみを感じる、ペッシとプロシュート兄貴の関係性が理想、という感想を述べるファンが目立ちます。
【ジョジョの奇妙な冒険】ペッシは臆病なマンモーニだった
『ジョジョの奇妙な冒険』5部に登場したペッシは、その臆病さからマンモーニ(ママッ子)と呼ばれていました。しかしなかがら、プロシュート兄貴からその気弱な性格を指摘されながらも一定の信頼を置かれている、という関係はファンの語り草となっています。ミスタの体を針と糸で攻撃するスタンド能力の強さ、ブチャラティと対峙したシーンとその最期など、ペッシは戦闘シーンも魅力的な『ジョジョの奇妙な冒険』で活躍したキャラクターです。
この記事のライター
PP西村
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