【ジョジョの奇妙な冒険】ホルマジオの最期は?スタンド能力や声優も紹介
ホルマジオは、『ジョジョの奇妙な冒険』第5部に登場する敵キャラです。彼は暗殺チームの一員として、主人公ジョルノたちと敵対することになります。本記事では、『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物であるホルマジオのスタンド能力や名言、最期や声優について解説します。
目次
【ジョジョの奇妙な冒険】ホルマジオは暗殺チームのメンバー
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部において、主人公ジョルノ・ジョバァーナたちの前に立ちはだかった「暗殺チーム」、その先鋒となったのがホルマジロでした。まずここでは、ホルマジロの簡単なプロフィールを紹介します。同時に『ジョジョの奇妙な冒険』第5部についての概要とあらすじも解説していきます。
ホルマジオのプロフィール
ホルマジオはギャング組織「パッショーネ」の暗殺チームの一員です。ラインが入った坊主頭がトレードマークで、見た目や口調こそ粗野で乱暴ですが、実は観察力と対応力に優れた頭脳派な一面を持っています。自身が属する暗殺チームの待遇が悪いことに不満を持ち、ボスから麻薬ルートを奪い取ることを目指して組織を裏切ることを決心しました。また、ホルマジオはスタンド能力について、それを使いこなす頭脳こそが大切だという信念を持っています。
ジョジョの奇妙な冒険5部の概要
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」は、イタリアを舞台としたギャングの物語となっています。これまでの1部から4部まではジョースター家が主役だったのに対し、第5部はジョースター家の天敵だったディオ・ブランドーの息子が主人公です(ただ肉体的にはジョースターの影響も受けています)。この主人公ジョルノ・ジョバァーナはジョースターの意志を持ち合わせており、ギャングという悪の組織の中でも正義の志を胸に行動を起こしていきます。
ジョジョの奇妙な冒険5部のあらすじ
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部の主人公ジョルノ・ジョバァーナは、幼少期にギャングに助けてもらった過去から、「ギャングスター」になるという夢を持つようになりました。その夢を抱く彼にとって、麻薬を売りさばく巨大ギャング「パッショーネ」は認めがたく、ボスを討ち組織を乗っ取るために組織の一員となることを選びます。同じ志を抱くブチャラティやそのチームと共に任務を遂行し組織内部で成り上がりながら、少しずつボスの情報を集めていくことになります。
【ジョジョの奇妙な冒険】ホルマジオの最期
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」の物語中盤において、ジョルノたちブチャラティチームは、ボスの娘であるトリッシュの護衛任務につきます。そのトリッシュからボスの手がかりを得るために、組織の裏切者である「暗殺チーム」が、ジョルノたちを襲撃してくることになります。その暗殺チームの一員であるホルマジオは最初に刺客として現れ、ナランチャと戦いました。ここではそのナランチャとホルマジオの戦いと、その結末について解説します。
ホルマジオとナランチャの戦闘シーン
共にスタンド使いであるホルマジオとナランチャの戦闘は、お互いの能力が不明な状態から敵の情報を分析していくという頭脳戦の様相を呈しています。対象を小さくする能力を持つホルマジオが隠れ潜み、広範囲殲滅と索敵能力に優れたナランチャが彼を追う展開となりました。戦いの趨勢については、最初こそナランチャがホルマジオを追い詰めたものの、次第にホルマジオの能力が効果を発揮し逆転するというように、一進一退のものとなっています。
ホルマジオの最期や死亡シーン
ホルマジオは最終的に敗北しました。捕えられ追い詰められたナランチャは車を爆発させることで危機を脱すことに成功、対して火だるまになったホルマジオは咄嗟に自分の手首を切り裂き流れ出た大量の血によって無理矢理消火、再び小さくなり逃走を試みました。しかしナランチャの広範囲爆撃をきっかけとして、ついに2人が至近距離で向かい合うかたちとなり、早撃ち勝負を制したナランチャのエアロスミスによる銃撃で、ホルマジオは最期を迎えました。
ホルマジオの最期の名言「これからはもっと…」
これからはもっと……しんどくなるぜ……てめーらは……
出典: dic.pixiv.net
ホルマジオの最期は『ジョジョの奇妙な冒険』屈指の死に際として有名です。近距離で向かい合った状態の早撃ち勝負に敗北したホルマジオはナランチャに捨て台詞を残し最期を迎えました。それは、ただ買い出しに来ただけだったはずのナランチャがここまで追い詰められたように今後の襲撃はさらに過酷なものになることを予言するものでした。事実、この後にも暗殺チームの刺客による襲撃は続き、ブチャラティチームは半壊や全滅の危機に何度も晒されることになったのです。
【ジョジョの奇妙な冒険】ホルマジオのスタンド能力や人物像
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部に登場するほとんどのキャラがそうであるように、ホルマジオもスタンド能力者です。ここではホルマジオのスタンド能力と人物像について紹介していきます。
ホルマジオのスタンド能力「リトル・フィート」の強さ
ホルマジオのスタンドは人型の「リトル・フィート」です。射程距離が短く、パワーもそこまで高いわけではありません。その能力は、人差し指にある刃で斬った対象を小さくすることです。一度発動すれば距離が離れても効果は続き、持続力に特化しています。また、自分以外を小さくするには時間がかかるものの、元の大きさに戻すのは一瞬です。この能力は、直接的な強さこそないものの汎用性が高く、ホルマジオも自負しているようにその真価は使い手の頭脳次第です。
ホルマジオのスタンドの名前の由来
ホルマジオのスタンド名「リトル・フィート」の名前の由来は、アメリカのロックバンド「Little Feat」です。『ジョジョの奇妙な冒険』ではスタンド名にバンド名や曲名が元ネタとして利用されることが多く、ホルマジオもそのケースに該当しています。ちなみに「ホルマジオ」という本体の名前は、イタリア語の「チーズ」に由来しています。
ホルマジオとリゾット・ネエロの関係
リゾット・ネェロは「暗殺チーム」のリーダーです。ただ、ホルマジオとの関係性は詳しく描かれたわけではありません。とはいえ、それぞれクセの強い暗殺チームのメンバーを従えるリゾットのカリスマ性は確からしく、アニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』の描写を見る限り、ホルマジオもリゾットの命令に背くような態度を見せることはありませんでした。また、経緯こそまったく異なりますが、リゾットとホルマジオはともにナランチャのエアロスミスの銃撃によって最期を迎えたという点で共通しています。
ホルマジオとイルーゾォの関係
イルーゾォはホルマジオと同じく暗殺チームの一員です。ホルマジオと他のメンバーの仲に関しては作中でほとんど描かれていませんが、その中でもイルーゾォとの関係性はアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』において、少しだけ判明しています。ホルマジオは自分の能力が周囲から「くだらない」と言われると語っていますが、イルーゾォがこの言葉をホルマジオに向かって発していました。ただ、だからといってこの2人が殊更険悪というわけではないようです。
ホルマジオの口癖は「しょうがねーなぁ~」
ホルマジオはことあるごとに、「しょうがねーな~」という口癖を発しています。その汎用性はかなりのものらしく、相手や目の前の状況に対して感想を言う時や、ホルマジオ自身が何か行動を起こしたりする時など、頻繁に口にしています。その中でも、ナランチャとの初遭遇時に発された、質問を質問で返すことを窘めるセリフとのセットは特に有名です。一見粗野な口癖ですが、ホルマジオが常に状況に動揺せず冷静に頭を働かせていることをよく表しています。
【ジョジョの奇妙な冒険】ホルマジオのアニメの声優
ホルマジオの声優は「福島潤」
アニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』でホルマジオの声を演じたのは、声優の福島潤(ふくしまじゅん)さんです。同じく声優に「福山潤」さんがいますが、別人です。ここでは福島潤さんのプロフィールや出演作について紹介していきます。
福島潤のプロフィール
福島潤さんは、1976年9月4日生まれ、愛媛県出身の声優です。所属事務所はアーツビジョン、声優としてデビューしたのは1998年です。声優としてのキャリアは長いものの主演やメインキャラに恵まれず、遅咲きの声優として知られています。叫び声が多い少年役から低い声音の大人まで年齢層も幅広く演じ分け、特に粗暴なキャラやコミカルなキャラを演じることが多いようです。また、方言の関西弁が活きるキャラを演じることもあります。
福島潤の主な出演作品
福島潤さんの出演作品として有名なのは、初主演作である『この素晴らしい世界に祝福を!』のカズマを筆頭に、『弱虫ペダル』の鳴子章吉、『琴浦さん』の真鍋義久、『転生したらスライムだった件』のガビル、『メジャーセカンド』の眉村渉、『パリピ孔明』のオーナー小林などです。
【ジョジョの奇妙な冒険】ホルマジオに対する世間での評判や人気
ホルマジオは、その癖のあるキャラクターゆえに生まれた特徴的な発言が名言としてファンの間では人気となっています。とりわけ「質問」に関する名言はよく取り上げられているようです。
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部は、シリーズの中でも名勝負が多いことで有名です。特に主人公のジョルノたちブチャラティチームと「暗殺チーム」の戦いは、名勝負の連続だったと評判です。そんな暗殺チームとの開戦を飾ったホルマジオとナランチャの戦いは、ホルマジオが語っていたようにスタンド能力にとって大事なのは頭の使いようだということを象徴するような頭脳戦だったことが、高く評価されています。
ホルマジオの声を担当した声優の福島潤さんの演技も評判が高いようです。ホルマジオの特徴的な口調や口癖に福島潤さんの演技がピッタリだという感想が多く、「声優の本気」を見たと語る人もいます。
【ジョジョの奇妙な冒険】ホルマジオの最期は読者に強烈なインパクトを残した
『ジョジョの奇妙な冒険』第5部「黄金の風」に登場したホルマジオは、その頭脳派な戦いぶりによって読者の人気を集める熱い戦闘を繰り広げただけでなく、印象的な名言を残した癖の強いキャラです。特に彼がナランチャと戦い、最期に残したセリフは強いインパクトを与えました。彼の最期のセリフは、これほどの激戦がまだ始まりに過ぎないということを、ナランチャだけでなく読者・視聴者にも強く意識させるものだったからです。
この記事のライター
Otokita Toma
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