【ハンターハンター】ハギャ(レオル)の念能力や強さを考察！声優や最後も紹介

皆さんは『HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）』の「キメラアント編」に登場するライオン型のキメラ=アント「ハギャ」を覚えていますか？緩くルーズにみえる性格の「ハギャ」の特質型としての念能力の効果とその過去、そしてキメラアント編のモラウとの対決の結末についてご紹介してみましょう！

「ハギャ」は「キメラアント編」に登場した戦闘部隊のキメラ=アントで「ハギャ隊」の師団長を務めて女王蟻に仕えていました。しかしながらそれは表面上の話だけであり、「ハギャ」は常に野心で王になろうと企む狡猾な性格のキメラ=アントでもあったのです。

「ハギャ」たち「キメラ=アント」は「摂食交配」と呼ばれる特殊な生態によって食べたものの特性を取り込むことが描かれています。それだけでなくニンゲンとしての生前の記憶を思い出すものも存在し、「ハギャ」もまた例に漏れずどうやらニンゲンだった頃の記憶を思い出したらしいことが描かれています。その記憶と直接的に関係があると独白したわけではありませんが、「ハギャ」は途中から「レオル」と名乗るようになります。

「ハギャ」の性格は非常に狡猾で軽薄とも取れる本性をサーファーのようなルックスのルーズさやマイペースな言動で覆い隠しています。「ハギャ」はキメラアント編においても群を抜いた俗さの目立つキメラ=アントとなっています。また「ハギャ隊」のキメラ=アントたちもまた大にして、人間臭さのあるキャラクターたちが揃っているのも特徴です。

そんな「ハギャ」たち「キメラ=アント」が登場するのは『HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）』キメラアント編と呼ばれる一大シリーズにおいてです。キメラアント編は「冨樫義博」先生によって描かれ漫画では18巻から30巻、アニメも2013年に放映されることになりました。

暗黒大陸から現れた謎の生物「キメラ=アント」。摂食交配という凶悪な生態を持つ彼らは瞬く間に女王蟻と呼ばれる個体のもとで数を増やし多種多様なキメラ=アントを生み出しました。そんなキメラ=アントたちと邂逅した主人公「ゴン•フリークス」たちハンターはこの侵略者たちとの激闘に身を投じていくことになります…！

この章では狡猾なライオン型のキメラ=アント「ハギャ」の念能力の仕組みを解説しながらハギャのキャラクターと有利となるシュチュエーションについて紹介をしていきましょう！

キメラアント編に登場するキメラ=アント「ハギャ」は独特な念能力である「謝債発行機（レンタルポッド）」を使用できる能力者です。その特性から分類すると「特質系」念能力に含まれると考えられます。

キメラアント編に登場するキメラ=アント「ハギャ」が使用する念能力「謝債発行機（レンタルポッド）」は別人の念能力を借り受けて使用することが出来るバリアブルな能力になっています。ただし誰のものでも借りられるわけでなく「過去に恩を売り相手にその恩を認知•同意させる」という条件が必要なためルーズな印象と寛容さを被って条件を満たす機会を狙っているのです。

ハギャの使用する技の多くはこの「謝債発行機（レンタルポッド）」で収集した能力から引き出されるものになり、本人自体は必殺技のような決定打を持ちませんが、借り受けた能力によってはテクニカルな戦術を組むことができます。ここではキメラアント編で披露された２つの念能力による技を紹介しましょう！

「ハギャ」がキメラアント編で見せた鉄砲水のように雨水を操る念能力「TUBE（イナムラ）」もまたハギャ生来の念能力ではありません。「TUBE（イナムラ）」は元々はモラウにとって友人でもある「グラチャン」というハンターの念能力をハギャはしれっと借り受けることに成功しています。これはハギャの狡猾な性格が伺えるエピソードでもあります。

「大波（ビッグウォール）」はグラチャンの「TUBE（イナムラ）」を発展させた技でモラウにとっては友人の念能力を逆手に取られた形になりました。陸上でもまるで津波のようにまとまった水量の水を嗾けながら自分は念能力で顕現させたボードに乗って立体的な軌道から高速で襲いかかるという戦法をとっていました。

キメラアント編の「ハギャ」が使用する念能力「謝債発行機（レンタルポッド）」の特性からしても他人に恩を売るということが前提であることからも、単騎で闘うことよりも群れのリーダーとして振る舞う方が有利であるとも言えます。また後出しで「謝債発行機（レンタルポッド）」から相手に有効な念能力を選出できることを鑑みても、ハギャにとって適役な位置は集団戦のリーダーということになるでしょう。

しかしながら特質系の念能力者でかつ発動条件の難易度が高いハギャの師団長としての強さはそこまで凸出して強いとは言い難いようです。これはハギャ自体が弱いというよりもキメラアント編に登場するキメラ=アントたちもハンターたちも粒揃いであることに起因しているのですが、それでもハギャは対決相手がモラウだったこともあり日陰者になってしまうところがあります。

ここでは2013年にアニメ化された『HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）』キメラアント編でいったい誰がハギャ役の声優を担当したのかを紹介することでハギャというキャラクターの解像度を上げていきましょう！

アニメ『HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）』（2011〜）のキメラアント編で「ハギャ」の声優を担当して下さったのはハリウッド俳優の「イドリス・エルバ」さんの吹き替えで有名な「斉藤次郎」さんです。

「斉藤次郎」さんは声優事務所「ケンユウオフィス」所属の声優さんでアニメ業界には2000年から参加されています。映画や海外ドラマでの吹き替えで力強くかっこいい役を演じきっている声優さんでもあります。

「斉藤次郎」さんの代表作には『ドリフターズ』（2016）の「島津義弘」役や『劇場版 FAIRY TAIL -DRAGON CRY-』の「ザッシュ・ケイン」役、『ポケットモンスター サン&ムーン』（2019）「モーン」役、『鋼の錬金術師 MOBILE』（2022）の「アレックス・ルイ・アームストロング」役などがあります。

この章ではキメラアント編の「ハギャ」の過去やモラウとの決戦の結末を確認してハギャというキャラクターを掘り下げていきましょう！

『HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）』キメラアント編に登場する「ハギャ」は素体となったニンゲンがかなり野心的な性格で「王になりたい」と願っていた過去が考察できるものになっています。またライオンも混じっているために狩人としての狡猾さも持ち合わせた性格ができたようです。

そんなハギャはキメラ=アントの女王が死んだことに絶望や混乱の色を見せることなく記憶にかすかに残っていた「王になる」という野心のために隊のキメラ=アントたちとともに王メルエムに追従します。

そして東ゴルドーの王宮防衛にあたっていたハギャはここである致命的なハンターと激突することになります。それがハギャの念能力のストック元であるグラチャンの友人でもありシーハンターと呼ばれる「モラウ=マッカーナーシ」です。

元々海での活動に慣れた強力なハンターであるモラウは、念能力「謝債発行機（レンタルポッド）」に水を操るものしかカードがなかったハギャにとっては天敵と呼べるものだったのです。『HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）』のキメラアント編における念能力者同士のバトルのなかでも念能力の相性が問われる一戦となりました。

この章ではキメラアント編のハギャことレオルのTwitterでの印象をいくつかピックアップしてみています。

こちらの方はただただ闘うだけでなく心理戦や話術のやりとりが面白い『HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）』の魅力がハギャ戦でも出ているという感想を挙げられています。

こちらの方はキメラアント編におけるキャラクターと念能力の組み合わせとして、ハギャの性格と念能力におけるそれが一番似合っていたと回想してらっしゃいます。

こちらの方は数あるキメラアント編のなかで名指しで「ハギャ以外は好き！」とおっしゃっています。忘れられるキャラクターではなくしっかりと印象に残る悪役というのもハギャの強みと言えるでしょう。

最後にSelvyスタッフが選ぶ「ハギャがもしも〇〇だったら」のテーマでキメラアント編のハギャを振り返っていきましょう。

ハギャが父親であった場合、もっとも苦労するのは野心の赴くままに前進している最中そのものと言えます。マイペースに見えて狡猾にトップの座を目指すハギャはひとところに留まっていない可能性が高く家族は苦労する可能性が高いでしょう。

一方でハギャの下についていく覚悟のある部下は幸いです。ハギャは危ない橋は渡らずに目の前にある選択肢のなかで最も効率よく頂点に至る方法を嗅ぎ分けることに特化しているため、ハギャが進む方向に合わせておけば成功する可能性は一定確率であると言えます。

ハギャが兄にいる場合は口車に乗らないようにだけ気をつけるといいでしょう。なぜなら善意で手伝ってくれているようでいて肉親相手でも打算をしっかりと入れてくるのがハギャらしさと言えるからです。

キメラアント編に登場したキャラクター「ハギャ」の解説はいかがでしたか？まだまだ続く『HUNTER×HUNTER（ハンターハンター）』の世界を今のうちに振り返ると楽しいかもしれません。