【ハンターハンター】ジャイロの正体や強さを紹介！ラスボス説や伏線を調査

ハンターハンターに登場するジャイロというキャラクター。彼の正体について多くのことが謎に包まれていますが、まずは現時点で判明しているプロフィールを見ていきましょう。

ジャイロはミテネ連邦自治国NGL（ ネオ・グリーン・ライフ ）の創設者であり、国王です。しかし国がキメラアントに襲撃された際にキメラアントとして生まれ変わり、その後は1人で国から逃亡して姿を消しています。現在の姿や身体の特徴などは公表されておらず、正体が謎に包まれている人物です。

ハンターハンターは富樫義弘作の、週刊少年ジャンプで現在も連載されている人気漫画です。 残酷で容赦のない展開が多くて設定等も複雑なため、少年漫画としては珍しいタイプの作品となっています。ハンターハンターは休載が多くて長いことや、ネームの様なラフな作画で本誌に掲載されることがあるのも特徴的です。

主人公のゴンは、森でキツネグマに襲われているところをハンターのカイトに助けられました。その時に、死んだと思っていた父親が実は生きていて、しかも優秀なハンターであることを教えてもらいます。ハンターへの興味と父親に会いたい思いが生まれたゴンは、ハンター試験を受けに冒険へと旅立つのでした。

プロフィールがほぼ明かされていないジャイロですが、彼の生い立ちやキメラアント編の行動から、正体や今後の目的などを考察していきましょう。

ジャイロの正体として現在明らかになっているのは、NGLの設立者であり影の国王だという事です。正式名称はネオグリーンライフ自治国で、機械文明に頼らず自給自足の生活を行う事を目的として設立されました。しかしこれは表向きの顔で、裏では麻薬「D2」（ディーディー）を密造している団体組織なのでした。

とある飯場で生まれ育ち、父親と貧しい生活を送っていたジャイロ。父親からは人間以下の扱いをされ続けていましたが、幼いジャイロはそんな父親でも自分を愛してくれていると信じ、尊敬もしていました。しかし父親が自分のことを家畜以下としか思ってなかったと知ったジャイロは、12歳の時に怒りに任せて父親を撲殺して脱走したのでした。

ジャイロは幼少期の生活や父親の裏切りにより、世界全体に恨みを持つようになります。その強烈な悪意が彼の人生を動かす原動力となっているようで、NGLの設立や麻薬の製造を行ってきたのは悪意をばらまくためという目的からでした。芯がぶれないという意味を持つ「ジャイロ」の名の通り、彼の意志は強い事がうかがえます。

正体不明にかかわらず作中で1話すべて使って生い立ちが紹介されており、街を去る時にゴンとは出会わずに今後出会う可能性があると匂わせていた所から、今後ジャイロが重要人物としてゴンの前に現れる伏線ではないかと考えられています。確定要素はまだありませんが、強い悪意を持ったジャイロがラスボスになる可能性は大いにありそうです。

ジャイロは元々人間でしたが、NGLに流れ着いたキメラアントによって捕食されてキメラアントに生まれ変わっています。しかし他のキメラアントとは違ってジャイロは人間の時の記憶を持ったまま生まれ変わっているので、キメラアントになってもジャイロの内面は変化していないようです。

ジャイロの目的は「悪意をばら撒くこと」で、その目的のためにNGLを設立して麻薬を作っていたと作中では書かれています。その際に、まだやりたいことが沢山あるとも書かれていましたが、具体的な内容は分かっていません。

作中にはジャイロの仲間と思わしきキャラクターも登場しています。その仲間たちの正体や、関係性について調べてみました。

キメラアント編に登場したキャラクターの内、人間時代にジャイロと仲間だったであろう人物が何人か登場しています。その中で関係性が深いと言われているのがウェルフィンです。

ウェルフィンの正体は、人間時代にジャイロと義理の兄弟関係にあったジャイロの部下でした。生い立ちなどが似ていることもあり、ジャイロにだけは心を開いていたようです。そんな過去もあってか、キメラアントになって前世の記憶を取り戻してからもジャイロのことを慕い続けています。

ウェルフィンはイカルゴによって前世の記憶を取り戻したのですが、その時イカルゴに「ジャイロに会いに行け」と言われました。戦いの後、ウェルフィンはその言葉を受けてヒナ、ビゼフと共にジャイロに会うため流星街へと向かっています。ちなみにイカルゴの正体もジャイロの部下でした。

元ハンター協会の副会長で、かなり頭の切れるパリストン。彼はキメラアントとの闘いの際にこっそり東ゴルドーへ入国し、5000体のキメラアントの繭を回収していました。この繭をふ化させて世界中へキメラを拡散しようとしましたが、ジンによって阻止されたため現在もパリストンが繭のまま所持しています。

「繭を使って何か面白いことをしたい」と考えているパリストンと、「世界に悪意をばら撒きたい」と考えているジャイロ。この２人が今後どこかで出会ったのなら、目的の利害一致によって協力体制を取る可能性は大いにあります。悪意をばら撒くために、キメラの繭を使って何か事件を起こすかもしれません。

幼少期からキメラアント編まで、壮絶な人生を歩んできたジャイロ。そんな彼が現在どうなっているのかを調査しました。

ジャイロは初めて登場した時から姿が黒く塗りつぶされており、風貌は全く分かりません。キメラアント編で最後に登場した際も顔が塗りつぶされていましたが、上着のフードを目深にかぶったり靴を履いたりと人間と同じ様な格好をしていました。ですので、ウェルフィンやヒナの様な人間寄りのキメラアントになっている可能性が高いです。

NGL脱出後の明確な居場所は発言されていませんが、流星街にいる可能性が高いです。キメラアント編の最後にウェルフィン達がジャイロを探す旅に出かけるのですが、誰よりもジャイロの事を分かっているであろうウェルフィンが目的地としたのが流星街でした。また、流星街は閉鎖的な場所でNGLと条件が似ているので、今度は流星街で新たな国を作る計画を立てているのではと考えられています。

流星街にいる説が濃厚ではありますが、もう一つの居場所として暗黒大陸に向かっているのではという説も出ています。ジャイロの正体ががラスボスではないかという所から、暗黒大陸でゴンと出会うのではと考えられている様です。

念能力に関しても作中には何の描写もなかったので、そもそも能力があるのかも不明の状態です。しかしキメラアントとして生まれ変わっている上に元々の凶暴性や悪事に関しての高い才能などから、何かしらの念能力は持っている可能性は高いです。

実は既に別のキャラクターとして登場しているのではないか？とファンの中で考察されています。それは一体誰なのか、また再登場する事はあるのかを調べてみました。

ジャイロの正体として取り上げられている人物は２人流のですが、その人物というのがコアラとメレオロンです。しかし、どちらもジャイロとは全く別の人物だという事が分かっています。なぜならコアラの前世は殺し屋ですし、メレオロンの前世はペギーを里親とした善良なNLG市民だったと作中で描かれていました。よって、ジャイロは別のキャラクターとして登場していた可能性は低そうです。

キメラアント編で登場して姿を消した後は、今のところ登場の気配がありません。しかしゴン達メインキャラクターとの絡みがないのに大々的に生い立ちを描くなど、今後も登場する事への伏線の様なものは張られています。なので、ゴン達の敵として再登場する可能性は大いにあるでしょう。

現在の物語は、暗黒大陸へと向かう船の中でカキン王国の王子たちによる戦いが繰り広げられている最中です。今後の物語も暗黒大陸を舞台に繰り広げられていくと思われますが、果たしてジャイロもこの暗黒大陸編に登場するのでしょうか？

もし暗黒大陸編で登場するとなると、ブラックホエール号に乗船していることになります。しかし、ウェルフィンが予想した通り流星街にいて新しい王国を作っているのだとしたら、暗黒大陸に上陸している可能性は低そうです。ファン達の考察でも、暗黒大陸へは上陸しないのではないかという考えが多くみられています。

どのキャラクターよりも謎だらけで考察される事が多いジャイロですが、ファン達の間ではどの様に思われているのでしょうか。評判や人気を見ていきましょう。

ジャイロの言葉に共感したり、好きだという人が結構みられました。登場回数の少ないキャラですが、インパクトの大きさから印象に残っているファンが多いようです。

悲惨な生い立ちから、自分たちの世界の現状を考えたり教訓の様に感じている人もいます。

ハンターハンターの休載期間が長く、このままジャイロの伏線回収等がされずに忘れ去られるのではないかと心配している声も上がっていました。

多くの謎に包まれたジャイロについて調べていきましたが、現状で確定している情報もいくつかありました。ジャイロの正体はキメラアントに浸食されたNGLの設立者であり王だった人間だったという事。また、幼少期の壮絶な体験から「悪意をばら撒きたい」という強い意志と目的を持つようになり、麻薬の売買などを行っていました。

現在も姿や行方は謎に包まれたままですが、流星街へ向かった可能性が濃厚となっています。今後の暗黒大陸編で再登場するかは分かりませんが、ラスボスとして後々暗黒大陸へ上陸してゴン達と対峙する時がやってくるかもしれません。まだまだ考察が繰り広げられているジャイロは、ハンターハンターの中でも今後も目が離せない存在です。