【ハンターハンター】キルアの兄弟では誰が一番？家族構成についても紹介

『ハンターハンター』のキルアは作中のメインキャラの1人であり、主人公のゴンと共に活躍する一方で、自身の兄弟や家族とのエピソードも多数描かれています。そんな『ハンターハンター』のキルアについて、基本的なプロフィールや家族であるゾルディック家の概要を紹介します。

『ハンターハンター』のキルア＝ゾルディックは、パドキア共和国の出身で、7月7日生まれの12歳、身長158cm、体重45kg、血液型AB型の男子です。伝説の暗殺一家であるゾルディック家の現当主シルバの三男であり、短い銀髪のツンツンヘアーや釣り目が特徴となっています。また、年齢と釣り合わない筋肉質な肉体を持っていて、その他にも暗殺者として育てられたことから毒耐性などがあります。

『ハンターハンター』のキルアが属するゾルディック家は、パドキア共和国のククルーマウンテンに家を置いおり、地元ではバスツアーにおける観光スポットになるほど有名な一家です。噂では真の姿を見せたことがないと言われていますが、実際は変装などはしないで活動していてます。しかし、屋敷には一切入れず、家族であるはずのキルアも知らない部分があるなど、謎の多い一家となっています。

『HUNTER×HUNTER』（ハンター×ハンター）は、1998年から『週刊少年ジャンプ』に連載されている冨樫義博の漫画で、2023年5月時点は休載中の作品です。動物や世界の謎などを追い求めるハンターという職業を目指す主人公が、仲間達と共に冒険や試練に挑む姿が描かれています。バトルやファンタジーの要素がありつつ、少年漫画らしからぬシリアスな要素も多く、練り込まれた設定などが人気要素となっています。

ゴン＝フリークスは生まれてから会ったことがない父親のジンと会うために、彼の職業であるハンターを目指して故郷の島を出ました。そして、ハンター試験を受ける過程でクラピカやレオリオ、キルアといった仲間達と出会い、共に試練に挑んだことで友情を育んでいきます。それから、ハンター試験に合格したゴンは真のハンターの必須項目である「念」や父親の行方を示すヒントを探していきます。

『ハンターハンター』のキルアの家族には5人の兄弟がいて、念能力や暗殺の才能などそれぞれの強さを持っています。そんな『ハンターハンター』のキルアの兄弟について、強さランキングを紹介します。

ゾルディック家の兄弟の強さランキング5位はシルバの第4子のアルカ＝ゾルディックです。アルカは自身の「おねだり」を3つ聞いて貰った場合に、「お願い」を1つ叶える能力を持っています。大きな願いであるほど「おねだり」のリスクが高くなりますが、叶えられる願いに制限はありません。ただ、他の兄弟と比較すると純粋な強さは持ち合わせておらず、年相応の子供です。

ゾルディック家の兄弟の強さランキング4位はシルバの第2子のミルキ＝ゾルディックです。念能力は操作系の能力者という設定がありますが、作中では能力を使っていません。しかし、機械弄りやプログラミングを得意としており、小型爆弾を開発するなど技術面で暗殺者の才能を持っています。ヨークシン編以降は個人で暗殺稼業を請け負っていることから、それなりの強さを持っていると推測できますが、兄弟内では下位の方です。

ゾルディック家の兄弟の強さランキング3位はシルバの第5子のカルト＝ゾルディックです。念能力は操作系の能力者で、紙を操る能力を持っており、作中では紙製の扇子で紙吹雪を飛ばして攻撃したり、念を込めた紙を人型に切って盗聴器のように使ったりしています。念能力による戦闘では下位の2人よりも強さを持っていますが、所属する旅団の戦闘を見た際は動きを目で追えておらず、実力者からは少し劣る描写があります。

ゾルディック家の兄弟の強さランキング2位はキルア＝ゾルディックです。念能力は変化系の能力者であり、念を身に付ける速度も非常に早いことが作中で描かれています。また、「発」でオーラを電気に変化させる固有能力を持っていて、光速の電気による攻撃や肉体に電気の負荷をかけて反射神経を強化するなど様々な使い方があります。作中では未完成な部分もあるため、強さ的には兄弟内で2位です。

ゾルディック家の兄弟の強さランキング1位はシルバの第1子のイルミ＝ゾルディックです。念能力は操作系の能力者であり、針を打ち込んだ相手を操作する能力を持っています。針人間と称される状態になるとイルミのために力尽きるまで動き続けて、針を抜いても操作は解けません。作中ではキルアに針を打ち込んでおくなど、他の兄弟よりも上手であるように描かれていて、ヒソカからは強さを95点と採点されています。

『ハンターハンター』のキルアの家族は5兄弟を含めて全10人であることが判明していますが、未だに謎が多い人物ばかりとなっています。そんな『ハンターハンター』のキルアの両親を始めとした家族について紹介します。

『ハンターハンター』のマハは98歳の老人で、キルアの高祖父にあたるキャラです。作中ではあまり出番がありませんが、プロフィールでは強化系の能力者であり、過去にネテロと戦ったことがゼノの口から語られています。ゾルディック家で起こる問題については基本的に口を挟んでおらず、ほとんど喋っていないことから謎の多い家族の1人です。

『ハンターハンター』のゼノはキルアの父方の祖父にあたるキャラです。念能力は放出系の能力者であり、龍をモチーフにした攻撃を得意としている他、半径300mの「円」が使えるなど実力者としての強さが描かれています。作中では暗殺者として現役で活動しており、標的以外は殺さない主義を掲げています。一方で、家族に対しては穏和な一面を見せており、特にキルアは少し甘やかしていると家族からも指摘されています。

『ハンターハンター』のゼノはゾルディック家現当主で、キルア達5兄弟の父親にあたる人物です。念能力は放出系の能力者であり、作中で他キャラが苦戦していた相手を一撃で倒すなど、相当な強さを持っています。暗殺業では寡黙ながらも真面目に取り組んでおり、ゼノと共に様々な依頼をこなしていました。家族に対しては一定の愛情はあるような描写が出てきますが、多くは語らないため、謎に包まれた部分もある人物です。

『ハンターハンター』のキキョウは流星街出身の女性で、シルバの妻、キルア達5兄弟の母親にあたる人物です。念能力は操作系の能力者であり、目に付けているスコープで視界から離れた場所を見る能力を持っています。5兄弟の仲でもキルアを溺愛しており、彼が家業を継ぐことを望みながら近くで見守りたいと言っていましたが、このキキョウの態度が一因となってキルアは家出しており、その際にキルアから傷を負わされています。

『ハンターハンター』のキルア達5兄弟の名前には法則があり、そこからファンの間で名前についての考察が出てきています。そんな『ハンターハンター』のキルア達5兄弟の名前の由来やキルアとの関係性を紹介します。

『ハンターハンター』のイルミはユートピア思想を掲げる現実の秘密結社「イルミナティ」が名前の由来ではないかと考察されています。作中では自らが暗殺技術を教え込んだキルアを自分の思うように動かそうとしており、理想主義や怪しい行動がイルミナティのイメージと一致する部分があります。

また、名前の先頭2文字の「イル（ill）」は英語で邪悪や不吉などを意味する単語とも取れるという考察もあります。作中のキルアに対するイルミの印象は、悪いイメージが多いことから、その意味で付けられた可能性があります。

『ハンターハンター』のミルキは、イルミの最後の文字から名前が始まり、第3子のキルアの名前はミルキの最後の文字から始まっています。そのことからゾルディック家の5兄弟の名前は上から順にしりとりになっており、頭文字と末尾の間には必ず「ル」が入っています。ミルキの名前の由来は作中でお菓子を食べていたことから「ミルキー（milky）」の可能性がありますが、先のしりとりを成立させるための命名である可能性も推測されます。

キルアとの関係性は口喧嘩しながらの会話が多く、キルアが家出する際にミルキが刺された一方で、ハンター試験から帰って来たキルアをミルキが痛めつけているなど、少々過激な部分もあります。しかし、グリードアイランドの情報収集に協力したり、キルアが念能力を使うためのヨーヨーを開発したりと、普段の仲はそれほど悪くないように描かれています。

『ハンターハンター』のアルカの名前は、第3子であるキルアの名前の末尾と末っ子のカルトの最初の文字で構成されています。名前の由来については、作者である冨樫義博さんが口元だけが笑って見える表情を指す「アルカイックスマイル」について言及していたことから由来である可能性が考察されています。

作中のアルカは喜怒哀楽を模したアクセサリーを身に付けている他、もう1人の存在であるナニカの普段の表情はアルカイックスマイルにも見えるものになっています。キルアとの関係性は家族の中で一番仲が良い存在であり、キルアはナニカも含めてアルカを守っていく決意を固めています。

『ハンターハンター』のカルトは、宗教を意味する「カルト（cult）」が由来になっているのではないかと推測されています。キルアとの関係性はそれほど描かれていませんが、カルトは兄弟の誰かに対して執着しているような描写があり、今のところその人物は実質的にゾルディック家から出て行ったキルアやアルカではないかと考察されています。

アニメ『ハンターハンター』は1999年と2011年の2回にわたってアニメ化されており、2回目のアニメ化の際は演じたキャストは総入れ替えとなっています。そんな『ハンターハンター』のゾルディック家5兄弟について、歴代声優を紹介します。

アニメ『ハンターハンター』でキルアを演じた声優は、1999年版だと三橋加奈子さん、2011年版だと伊瀬茉莉也さんです。両者共に女性声優ですが、キルアの12歳の少年らしい演技をしています。伊瀬茉莉也さんは三橋加奈子さんがキルア役で出演した『ハンターハンター』のミュージカルを見たことから声優を志すようになっており、縁がある関係性となっています。

アニメ『ハンターハンター』でイルミを演じた声優は、1999年版だと高乃麗さん、2011年版だと松風雅也さんです。イルミが中性的な見た目であることから1999年版では女性の中でも少し低い声で高乃麗さんが演じていましたが、2011年版だと男性の松風雅也さんが抑揚を抑えた声で演じています。

アニメ『ハンターハンター』でミルキを演じた声優は、1999年版だと石塚堅さん、2011年版だと斉藤貴美子さんです。イルミとは逆に1999年版では石塚堅さんがふくよかな男性ボイスで演じていましたが、2011年版では数々の太ったキャラを演じた斉藤貴美子さんが演じています。

アニメ『ハンターハンター』のうち1999年版はアルカ篇がアニメ化されていないため、アルカが登場したのは2011年版のみとなっています。そんな2011年版でアルカを演じた声優は内田真礼さんです。作中の表記にばらつきがあることから明確な性別がわからないアルカとナニカですが、どちらも可愛らしさを感じる声で演じています。

アニメ『ハンターハンター』でカルトを演じた声優は、1999年版だと前川優子さん、2011年版だと能登麻美子さんです。どちらのアニメでも淡々とした語り口調のキャラで演じていますが、作中の出番としては2011年版の方が多く描かれています。

ここでは『ハンターハンター』のキルアやゾルディック家の兄弟について、世間での評判や人気を紹介します。作中でメインとなるエピソードが多いことからファンも多く、兄弟における関係性や謎に注目する意見や感想が多数出ていました。

『ハンターハンター』のキルアについて、兄弟の中だとミルキが一番理解し合っている関係だという意見が出ていました。お互いに罵り合う関係ではありますが、お互いの性格や得意分野をわかって話している部分があり、やや特殊な他兄弟と比較すると、一番まともな兄弟関係だと感じる人が多いようです。

『ハンターハンター』のゾルディック家5兄弟の関係性について、兄弟愛が深いと思う意見も出ていました。特にアルカ編におけるキルアとアルカ、ナニカの関係性が好きだという感想は多数出ており、兄としてキルアの姿に感動する人もいたようです。一方で、キルアに対するイルミも歪んだ愛情ではあるものの、兄弟を思うが故の行動であると解釈する人もいました。

『ハンターハンター』のゾルディック家5兄弟について、父親であるシルバから謎があると考える人もいました。シルバと髪色が似ているのはキルアだけで、そのキルアが家族内でも次期当主として見られているのは何か理由があるのではないかと考察されています。また、アルカのナニカの出自やカルトが旅団に入った理由など、ゾルディック家に関する未解決の謎は注目されています。

『ハンターハンター』のキルアが属するゾルディック家は兄弟と家族の全員が念能力、あるいはそれに近い特殊能力を有していて、独自の強さを持っています。その一方でゾルディック家の中では謎に包まれている部分も多く、キルアの視点からではまだ見えない秘密が隠されている可能性があります。最新ストーリーでもゾルディック家の名前が出てきているので、謎の解明に期待して続きを待ちましょう。