【ヒロアカ】トガヒミコの個性を紹介！過去や正体についても解説

『トガヒミコ』は容姿だけ見れば、ごく一般的な女子高生なのですが、実は異常なまでの猟奇的思考の持ち主であり、普段から思考や行動が全く読めず、まともに会話も成り立ちません。個性の関係から他人の「血」に執着しているようで、他人を傷つける行為は攻撃のためだけではなく、愛情表現でもあるということでした。犬歯や金髪お団子頭が特徴的なキャラクターです。

『ヒロアカ』とは「僕のヒーローアカデミア」の略称であり（以下、ヒロアカ）2014年7月より週刊少年ジャンプにて連載が開始され、今もな連載中の大人気バトル漫画です。作者は漫画家の堀越耕平（ほりこしこうへい）で、自身3作目の連載作品となっています。ヒーローを題材にした作品であり、アニメ化や映画化など順調に人気作の道を辿り、今や現在のジャンプを引っ張る大人気漫画のひとつにまで成長しました。

『ヒロアカ』とは、世界総人口の8割が超常能力「個性」を持っている超人社会が舞台となっています。個性を活かして人々の安全を守るヒーローは、人々からの憧れであり主人公緑谷出久（みどりやいずく）もその1人でした。平和の象徴と称賛されるヒーローオールマイトの影響から緑谷出久は将来、ヒーローになることを強く願うようになります。しかし不運なことに、緑谷は「無個性」つまりなんの能力も持たない、ただの一般人として生まれてしまったのでした。

『トガヒミコ』の個性は「変身」だということがわかりました。対象者の血液を摂取することで、その対象者そっくりに容姿を真似ることができ、声や身なり、装備までもが可能であるということです。つまりトガヒミコは、まず対象者に近づき軽い戦闘をすることで相手の血を少量でも採取して逃亡し、次回以降その変身能力を使って相手を撹乱させるというのが基本戦闘スタイルとなっています。

摂取量に応じて維持できる時間が変化します。「コップ一杯ほどで約一日」の変身維持が可能であると明言しており、この能力を持っている人物がヴィラン連合側にいるというのは、非常に厄介であると考えられます。

『トガヒミコ』は変身するという、恐ろしい個性に加えて基本戦闘能力も優れている事がわかります。ヒロアカ原作第104話から現見ケミィと緑谷出久の戦闘シーンが見られ、ここで圧倒的なまでのスピードを見せつけます。緑谷がケミィは瞬間移動の個性だと勘違いするほどで、この時緑谷は手も足も出ませんでした。この戦闘シーンの最後に、ケミィの正体は変身したトガヒミコだったことがわかります。トガヒミコの基本戦闘スキルの高さが際立ったシーンでした。

『トガヒミコ』の個性はヒロアカ原作第226話にて覚醒します。異能解放軍幹部キュリオスとの戦い中、トガヒミコは窮地に立たされるのですが、麗日お茶子（うららかおちゃこ）に変身したかと思えば、その個性までも扱えるようになるのです。麗日の個性「無重力（ゼログラビティ）」を使用することで一気に形勢を逆転し、ボロボロになりながらも勝利します。トガヒミコが今後、脅威の存在になり得ることを示唆した驚きの戦闘シーンでした。

『トガヒミコ』の性格は一見すると、とても明るく可愛いものが大好きな普通の女子高生です。恋をしたり恋バナをしたりすることに興味はあるのですが、その感覚は他人と少しズレており狂気的な一面をはらんでいます。好きなタイプはボロボロで血の香りが好きな人だと公言しており、デクのことが好きになった理由のひとつはこれが理由だったとも考えられています。そして好きな人を最後には切り刻むとも発言しており、この台詞だけでもトガヒミコの狂気さが窺えます。

『トガヒミコ』の過去エピソードにその正体は隠されていました。そもそもトガヒミコは昔からその個性のせいもあり、「血」に対しての強い興味や執着があったのです。しかしそんな感情を表に出すことはできず、自分を押し殺して生きるという辛い過去がありました。そんな苦しい生活が中学卒業式の際に爆発してしまいます。クラスの人気者であった斎藤くんを呼び出しカッターで切りつけ、流れた血をストローで吸ってしまうのです。

目撃情報も多数あり、この事件以降、警察やヒーローから逃げ回る生活を送ることになったトガヒミコは、逃げながら、変身しながら何人もの被害者を出していくのでした。まだトガヒミコが未成年であったため、世間には名前も顔も伏せられていましたが、「連続失血死事件」犯人の正体はトガヒミコだったのです。

『トガヒミコ』の憧れの人物は通称ヒーロー殺しこと「ステイン」です。ステ様と呼ぶほどアイドルのように崇めており、ステインのその残虐な功績の数々と、さらに個性が自分と似た、相手の血を利用するという点からも憧れの対象になっていると考えられます。ヴィラン連合に入った最初の理由もステインがいたからであり、「ステ様を殺したい」とも発言しており、好きあまりのトガヒミコの愛情表現がここでも表現されていました。

『トガヒミコ』の目的はひとつではないと考えられますが、彼女の辛かった過去、生きづらかった社会を変えたいという気持ちは、強く現れていました。キュリオス戦において発言した「私も普通に生きるのです」この台詞こそがトガヒミコの生きる目的を表現しています。トガヒミコという存在の正体は「普通」に対するアンチテーゼであり、現代の社会を生きる若者たちに多くの共感を与えているようでした。

『トガヒミコ』と緑谷出久（デク）の最初の接触は、ヒロアカ原作第80話の林間合宿にて、夜の肝試し中に起きたヴィラン連合襲撃事件の際でした。この遭遇シーンでは、別の戦いでボロボロになり仲間に背負われていたデクを、トガヒミコが目撃し、その瞬間に一目惚れしてしまいます。その後何度も接触はあるのですが、その度にトガヒミコからアプローチしており、デクはその異常な求愛に怖がっているという関係性にあります。

『トガヒミコ』の声優を務めるのは「福圓美里（ふくえんみさと）」でした。狂気的であり可愛らしさも持ち合わせるキャラクターは、声質や台詞の緩急など非常に難しい印象があります。しかしそんなトガヒミコの原作イメージを崩すことなく、「声が良い」と高評価する意見が多数見られました。そんな声優、福圓美里についての生い立ちや代表作品について紹介していきます。

『トガヒミコ』を演じる「福圓美里」は、子どもの頃は引っ込み思案であり、決して前に出るタイプの子どもではありませんでした。声優という仕事を知った時、純粋に興味が湧き、夢として目指すようになります。まだ始めたての頃は、声優業の傍らアルバイトをしたり、過去には選挙カーのウグイス嬢も経験していました。尊敬する声優はBLEACH「朽木ルキア役」でもお馴染みの「折笠富美子」と明言されていました。

『トガヒミコ』の声優を務める福圓美里が出演する、その他代表作品を紹介していきます。BLACKCAT「イヴ役」ガールズ&パンツァー「角谷杏役」銀魂「桜島千春役」美少女戦士セーラムーンCrystal「ちびうさ役」。またゲームでの声優としても活躍しており、ときめきメモリアル4の「大倉郁子役」はまさにハマり役で、ヤンデレぶりを爆発させ注目を集めます。その人気ぶりは、もはやヤンデレ声優として認知されるほどにまでなりました。

ここではヒロアカに登場する『トガヒミコ』に対して、世間での人気ぶりや評判を見ていきたいと思います。ヴィラン連合サイドのヒロインという重要なポジションであり、その一風変わったキャラクター設定は、どのような印象を与えているのでしょうか。

『トガヒミコ』の個性覚醒について多くの意見が見られました。元々の能力だけでも十分に戦えるうえ、暗躍することも可能で、敵としては非常に厄介な能力でした。しかしこの度、その対象者の個性までも使えるようになったということで、もはやチート級の強さであると考えられていました。

『トガヒミコ』の脅威的な個性は、もし味方だったらという声が相次いでいました。味方側の理解があれば、わざわざ襲うことなく血を摂取することも可能ですし、味方側に変身をすることで可能になる戦闘方法もたくさんあります。過去の環境がトガヒミコにとって、もう少し優しいものであったなら、と悔やまれていました。

『トガヒミコ』には良好な関係を築いていた、ヴィラン連合所属「トゥワイス」がいました。しかし彼はトガヒミコを庇って死んでしまいます。その後、採取されたトゥワイスの血を受け取るシーンが見られるのですが、このシーンからトガヒミコがトゥワイスの個性「二倍」を使えるようになるのではないか、という憶測が飛び交っていました。そうなると、かなり強力な存在になり得ると共に、ドラマティックな展開であるとも言えます。

『ヒロアカ』に登場する「トガヒミコ」について、個性は「変身」であるということがわかり、さらにその能力は、対象者の個性まで真似る事ができるという、脅威の個性覚醒をしていました。またトガヒミコの普通に生きられなかった辛い幼少期などから、現在まで戦っている目的なども見えてきました。そんなトガヒミコが登場する大人気マンガ、ヒロアカはアニメ第6期が絶賛放送中です。ぜひこの機会にチェックしてみてください。