【ヒロアカ】サンイーター(天喰環)はどのような人物?個性など紹介
サンイーターは、『ヒロアカ』に登場する雄英高校ヒーロー科に所属する3年生です。ビッグ3の1人に数えられるサンイーターとは、一体どのような人物なのでしょうか。本記事では、『ヒロアカ』に登場するサンイーターの人物像の他、ヒーロー名の由来について紹介していきます。
目次
【ヒロアカ】サンイーターはどのような人物?
『ヒロアカ』に登場するサンイーターは、クールな見た目と雄英高校でトップクラスの強さを持つ生徒で、読者からも非常に人気が高いキャラです。白いフードをかぶり、目にはサンバイザーのような特徴的なアイガードを身に付つけています。まずは、そんなサンイーターのプロフィールと性格について紹介します。また、サンイーターが活躍する『ヒロアカ』がどのような作品なのか、概要やあらすじも簡単におさらいしておきましょう。
サンイーター(天喰環)のプロフィール
- ヒーロー名:サンイーター
- 名前:天喰環(あまじき たまき)
- 学校・学年:雄英高校ヒーロー科3年A組
- 個性:再現
- 誕生日:3月4日
- 血液型:AB型
- 身長:177cm
- 出身地:千葉県
- 好きな物:蝶
サンイーターは、『ヒロアカ』に登場する鋭い目つきと尖った耳が特徴的なキャラです。雄英高校ヒーロー科の3年生であり、プロヒーローのファットガムの下でインターン活動を行っています。雄英高校のビッグ3の1人として、現役学生の中ではトップクラスの強さを持っていると校内では有名人です。同じくビッグ3の通形ミリオとは小学3年生の頃から仲が良く、尊敬しています。
サンイーター(天喰環)の性格
鋭い目つきと威圧的な見た目から、クールで高圧的な第一印象を受けることが多いサンイーター。しかし、その性格は『ヒロアカ』に登場するキャラの中では珍しい程、ネガティブ思考の持ち主です。また、極度のあがり症でもあり、後輩達に向けての自己紹介でも頭が真っ白になる程辛く感じて「帰りたい」と呟いています。インターン先の上司・ファットガムの激励をパワハラと感じていて、実力があるのにメンタルが非常に弱いです。
ヒロアカの概要
サンイーターが登場する『ヒロアカ』は、正式タイトルを『僕のヒーローアカデミア』と言い、様々な特殊な個性を持った生徒達がヒーローを目指す少年漫画作品です。2014年に週刊少年ジャンプで連載がスタートし、2022年10月の時点で単行本は36巻まで出版されています。テレビアニメも2016年に放送を開始し、放送時間が主に夕方であることから、子供を中心に非常に人気のある作品です。
ヒロアカのあらすじ
物語の舞台は、世界人口の約8割が「個性」と呼ばれる超人的な能力を持っている世界です。その個性を利用して悪事を働く集団「ヴィラン」から人々を守る為、同じく個性を利用して戦う「ヒーロー」組織が誕生します。主人公の少年・緑谷出久はそんなヒーローに憧れていましたが、緑谷出久は何の個性も持たない無個性の人間で、ヒーローになることは絶望的でした。しかし、ある事件に巻き込まれ、そこで憧れのヒーロー・オールマイトに助けられたことで、無個性でもヒーローになる活路を見出していきます。
【ヒロアカ】サンイーターの個性や名前の由来
『ヒロアカ』に登場するキャラの多くは、特殊な個性を持って戦うヒーローです。そんな中、雄英高校でビッグ3に名を連ねる強さを持ったサンイーターの個性とはどのようなものなのでしょうか。ここからは、サンイーターの個性や強さをまとめていきます。また、サンイーターというヒーロー名の由来や作中でカジキを食べたことの伏線についても紹介します。
サンイーターの個性「再現」の強さ
『ヒロアカ』に登場するサンイーターの持つ個性は、「再現」です。直近で食べたものの特徴を、自身の体で再現することが可能という能力です。タコを食べればタコの足を再現することができ、フライドチキンを食べれば鶏の羽や足を再現できます。自分の体を直接変化させている訳ではないので、再現した部分が攻撃を受けても、サンイーターの体はダメージを受けないという特徴があります。
サンイーターはアサリを毎日食べている?
様々な食べ物を再現できるサンイーターですが、中でも気に入っているのがアサリです。手や背中にアサリの硬い貝殻を再現してすることができるので、攻撃面でも防御面でも活用できます。その為、戦闘時に便利だとして、毎日アサリを食べているようです。食べる頻度が上がれば、再現するのも容易になるらしく、いつでもすぐに再現できるようにしているのでしょう。
サンイーターがカジキを食べた伏線
『ヒロアカ』の死穢八斎會(しえはっさいかい)編で、上司であるファットガムからカジキを食べるように勧められるシーンがあります。その為、死穢八斎會のアジト内でカジキの再現を使ったサンイーターの姿を見られると読者は期待していました。しかし、アジト内でカジキの再現を使わなかった為、何の伏線だったのかと読者は疑問に思っていました。サンイーターがカジキの再現を使ったのは、アジトを出てクロノスタシスを捉える時でした。右腕から伸ばしたカジキの鋭い鼻先をクロノスタシスに突き刺しました。
サンイーターの必殺技
『ヒロアカ』の本編でサンイーターが繰り出した必殺技は主に3つです。その全てが、喰らった様々なものを自身の体を使って再現し、それらを組み合わせて攻撃を繰り出しています。ここからは、その3つの必殺技の特徴や強さをまとめて紹介していきます。
必殺技①混成大夥
サンイーターの再現という個性を最大限に活かした必殺技が「混成大夥(こんせいたいか)」です。食べたものによって体の一部を様々なものに変化させる再現という個性ですが、その扱いは非常に難しいようです。サンイーターは自分の個性を3年間磨き続け、再現するもののサイズや数を自由に変えられるように努力しました。また、複数の再現を同時にすることも可能にしています。サンイーターの強さは、この再現の自由度と言っても過言ではありません。
必殺技②混成大夥 キメラ・クラーケン
「混成大夥 キメラ・クラーケン」は、混成大夥のバリエーションの1つで、腕からタコの足を複数再現してムチのように暴れさせる必殺技です。再現するタコの足を大きくさせることで、広範囲に強力な攻撃を与えることが可能になっています。『ヒロアカ』の本編では、死穢八斎會制圧作戦の際にこの必殺技を繰り出して活躍しました。
必殺技③混成大夥 キメラ・ケンタウロス
「混成大夥 キメラ・ケンタウロス」は、混成大夥のバリエーションの1つで、下半身を牛で再現することで尋常でない速度と馬力を出せる必殺技です。上半身で別のものを再現することで、突進して敵を蹴散らしながら攻撃することが可能です。『ヒロアカ』の本編では、超常解放戦線の一斉掃討作戦の際にこの必殺技を使って構成員を一気に倒しています。
サンイーターの名前の由来
天喰環のヒーロー名であるサンイーターは「太陽すら喰らう者」という意味です。ヒーローというより悪役を連想してしまいそうな名前ですが、もちろんしっかりとした由来があります。それは、親友でもある通形ミリオに関係しています。ネガティブ思考の自分とは対照的に、常に明るくポジション思考の通形ミリオを太陽のような存在と感じているサンイーター。そんな親友にも負けないヒーローになりたいという気持ちがサンイーターの名前の由来となっています。
【ヒロアカ】サンイーターのメンタルが弱いとわかるシーン
プロヒーローにも匹敵する程の強さを持っているサンイーターですが、実は非常にメンタルが弱いことでも有名です。ネガティブ思考で、なおかつあがり症というヒーローらしからぬ本性を持っていて、同じくビック3に数えられている波動ねじれからは「ノミの心臓」と呼ばれています。ここからは、そんなサンイーターが『ヒロアカ』の作中で見せたメンタルの弱さが判るシーンを紹介します。
ネタバレ①大勢の前だと緊張する
ヒーローを目指す3年生でありながら、極力人と接したくないと思っているサンイーター。初めて後輩達の前に出て自己紹介をする際にも、極度のあがり症の為、頭が真っ白になってしまいます。緊張を和らげるために目の前の後輩達をジャガイモに見立てようとしますが、体が付いているので嫌でも人間に見えてしまうようです。最終的には、後輩達に背を向けて黒板に向かって「辛い」「帰りたい」と呟ています。
ネタバレ②ファットガムからの激励に対する反応
サンイーターのインターン先は、ファットガムが経営する事務所です。上司のファットガムは常に陽気で明るいの為、サンイーターとは真逆の性格をしています。そんなファットガムは、サンイーターの強さを認めつつも、ヒーローとしては弱点とも言えるメンタルの弱さをストレートに口にします。ファットガムは激励のつもりで伝えているのですが、当の本人からはパワハラだと勘違いされてしまっています。
ネタバレ③悪口に落ち込む
サンイーターは、他人と接するのが苦手でファットガムからの激励すらもパワハラと捉えてしまう程ネガティブな思考の持ち主です。その為、捕らえた敵から「死ねボケカス」という子供の喧嘩ともとれる程の安直な悪口に酷く落ち込んでしまいます。壁の方を向いて落ち込む姿から、相当気を落としていることが窺えます。
【ヒロアカ】サンイーターの声優
『ヒロアカ』は非常に多くのキャラクターが登場する作品です。その為、アニメ版の『ヒロアカ』にも大勢の声優が出演し、注目を集めています。そんな中、サンイーターの声を担当している声優がどんな人なのか非常に気になります。ここからは、『ヒロアカ』のアニメ版でサンイーターの声を担当している声優についてまとめていきます。
サンイーターの声優は「上村祐翔」
アニメ版『ヒロアカ』でサンイーターの声を担当している声優は、上村祐翔さんです。戦闘中の勇ましい雰囲気と、ちょっとしたことで落ち込んでしまうネガティブな雰囲気を上手に演じ分けています。上村祐翔さんは、アニメの公式HPで企画されたスペシャルインタビューの中で、サンイーターのことを「本当は強いキャラなのに自分に自信が持てない、というギャップがかわいいキャラ」と語っていました。
上村祐翔のプロフィール
- 名前:上村祐翔(うえむら ゆうと)
- 生年月日:1993年10月23日
- 血液型:O型
- 職業:俳優、声優
- 所属事務所:劇団ひまわり
上村祐翔さんは、元々子役出身の俳優ですが、『神々の悪戯』という作品に声優として出演してからアニメやゲームにも精力的に出演するようになりました。好物にパンを挙げる程のパン好きとして有名で、パンシェルジュ検定2級の資格も持っています。また、アメリカとイギリスへの留学経験もあり、国語の教員免許も持っているそうです。
上村祐翔の主な出演作品
- 『文豪ストレイドッグス』中島敦
- 『ダーリン・イン・ザ・フランキス』ヒロ
- 『神々の悪戯』戸塚月人
- 『ツルネ -風舞高校弓道部-』鳴宮湊
穏やかな低めの声が特徴的な上村祐翔さんは、アニメやゲームでも落ち着きのあるように見えるキャラを多く演じています。その一方で、サンイーターのようなネガティブ思考のキャラや影のある主要キャラも多く演じていて、幅広く活躍されています。
【ヒロアカ】サンイーターに対する世間での評判や人気
『ヒロアカ』に登場するサンイーターは、メンタルが非常に弱いキャラですが、雄英高校ヒーロー科のビッグ3に名を連ねる実力者です。普段はネガティブな発言や態度が多いですが、戦う時はしっかりと戦う姿に読者達はかっこよさを感じています。
目つきが鋭い為、クールな性格と思われていましたが、実際には小心者なサンイーターはその見た目と性格に大きなギャップがあります。そんなギャップに対して、女性読者の多くはかわいいと感じていました。
サンイーターというヒーロー名は、親友にも負けないという強い意志が由来になっていると明かされるシーンは『ヒロアカ』読者の中でも特に人気のエピソードとなっています。ヒーローらしからぬ名前に隠された由来の秘密は『ヒロアカ』屈指の名シーンです。
また、サンイーターの活躍前に、ファットガムから食べておくように勧められたカジキの伏線がなかなか回収されなかったことに関しては、読者の多くも疑問に思っていたようです。しかし、戦いの終盤に意外な形でカジキを食べた伏線が回収されたことには多くの人が驚いていました。
【ヒロアカ】サンイーターは強いヒーローだった
『ヒロアカ』に登場するサンイーターは、メンタルが非常に弱いながらもプロヒーローに匹敵する程の強さを持ったキャラです。親友である通形ミリオとの関係やサンイーターというヒーロー名の由来とそこに込められた想いには、多くの読者が感動していました。特に再現という個性は、状況に応じて様々な使い分けができるので、今後の活躍も期待されています。『ヒロアカ』の本編でこれからサンイーターがどんな活躍を見せるのか、期待しながら読んでいきましょう。
この記事のライター
ルキナ
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