【ヒロアカ】ファットガムの声優を紹介！代表作や担当キャラも調査

『ヒロアカ』に登場するファットガムは、大阪を中心に関西で活躍するプロヒーローの1人です。大阪出身らしく関西弁で陽気なファットガムは、ファンからとても人気があります。まずは、ファットガムのプロフィールと『ヒロアカ』の概要やあらすじをついておさらいしましょう。

ファットガムは、『ヒロアカ』に登場する大柄で黄色のパーカーと目元を黒いマスクで覆った見た目が特徴のキャラです。関西を中心に活躍する「ファットガム事務所」を経営するプロのヒーローで、陽気な関西弁を喋るキャラとして人気があります。風船ガムがふくらんだようなまん丸の体型をしていますが、これはファットガムの個性である「脂肪吸着」が大きく関係しています。吸着時間が長くなると痩せて身長も縮む為、プロフィールの身長の欄には（？）が記載されています。

ファットガムが登場する『ヒロアカ』は、週刊少年ジャンプで2014年から連載されている少年漫画作品です。見た目や特徴が非常に個性的なキャラが多く登場する作品として、連載初期の頃から人気があります。2016年からはテレビアニメ放送も始まり、2022年10月までに第6期まで放送されています。アニメは夕方に放送されていることもあり、小さな子供から大きな支持を得ている作品です。

世界人口の約8割が「個性」と呼ばれる超常能力を持っている世界が舞台である『ヒロアカ』は、主人公の緑谷出久が雄英高校に入学するところから物語が始まります。緑谷出久は、この世界では珍しい個性を持たない人間でしたが、ヒーローに憧れる気持ちは人一倍持っている少年でした。ある日、個性を持つ敵（ヴィラン）に襲われてしまった緑谷出久は、自身が憧れているヒーロー・オールマイトに助けられヒーローの素質を見出されます。無個性の緑谷出久が真のヒーローになる為に成長していく物語です。

ファットガムが『ヒロアカ』のアニメに初登場したのは、第4期です。コミカルな見た目と関西弁が特徴で人気の高いファットガムの声をどんな声優が担当するのか、第4期の放送前からファンの間では様々な予測がされていました。そんなファットガムの声を担当した声優は、落ち着いた低い声で人気の実力派声優の興津和幸さんです。ここからは、興津和幸さんのプロフィールや裏名義について紹介します。

興津和幸さんは、2007年から声優として活動しています。出身が兵庫県ということで、関西弁で喋る陽気な性格のファットガムははまり役と言えるでしょう。高校3年生の時には、阪神甲子園球場で行われた第79回全国高等学校野球選手権大会の開会式の司会進行を務めたことがあるそうです。

40代の興津和幸さんですが、結論から言えば興津和幸さんは現在結婚していないようです。しかし、2013年に『蒼き鋼のアルペジオ・ノヴァ-』というアニメで共演した女性声優・渕上舞（ふちがみ まい）さんと交際しているのではないかとの噂がありました。噂の内容としては、2016年頃から2人がネット上にアップした写真に共通点と思われるものが多く写っていたことが原因でした。そのことに対して、本人達は何も公表していない為、交際も結婚も単なる噂ということになっています。

裏名とは、アダルトゲームやボーイズラブ系の作品に出演する際に使用する名前のことです。人気声優の中には、こうした裏名を使って作品に出演する声優が多くいます。興津和幸さんも「若松洋介」「梅咲チャーリー」「四ツ谷サイダー」という3つの裏名を使っています。

声優デビューしたばかりの頃は、有名な作品に出演するも名前のないモブキャラを担当することが多かった興津和幸さん。しかし、しっかりとキャリアを積んだことが評価されて2012年には、『ジョジョの奇妙な冒険』で主人公のジョナサン・ジョースターに大抜擢されます。これ以降、主要キャラの声を担当する機会が増えるようになりました。ここからは、興津和幸さんが出演した作品と演じたキャラについて紹介していきます。

『ジョジョの奇妙な冒険』は、2012年10月から放送されているファンタジーアニメです。興津和幸さんは、主人公であるジョナサン・ジョースター（通称「ジョジョ」）を演じています。これが興津和幸さんにとって初主演作品となります。正義感が強く紳士的な青年であるジョジョの声をとても爽やかに演じていました。

『蒼き鋼のアルペジオ・ノヴァ-』は、2013年10月から12月まで放送されたSFアニメです。興津和幸さんが演じたのは、主人公の千早群像（ちはや ぐんぞう）というキャラでした。18歳にして冷静沈着で優秀な艦長となる千早群像の声を落ち着いた低音ボイスで演じています。

『風が強く吹いている』は、2018年10から2019年3月まで放送された箱根駅伝を舞台にしたアニメです。興津和幸さんは、眼鏡をかけた色白の青年・岩倉雪彦（通称「ユキ」）というキャラを演じています。冷静な秀才という役でしたが、仲間に対してツッコミを入れるというキャラでもある為、落ち着いて喋るところと声を荒げるところを上手く演じ分けていました。

『ハイキュー!!』は、2013年から第4期まで放送されている高校のバレー部を舞台にしたスポーツアニメです。興津和幸さんが演じたのは、戸美学園高校の主将である大将優（だいしょう すぐる）というキャラです。バレーの技術よりも相手を心理戦で追い込むという戦法を得意とするキャラでした。試合での活躍は少ないながらも、観客として彼女に試合の解説をするシーンが多く、セリフはとても多かったです。

『炎炎ノ消防隊』は、2019年から第2期まで放送されているダークファンタジーアニメです。興津和幸さんは、第1特殊消防隊の中隊長を務めるカリム・フラムというキャラを演じています。正義感のあるクールな性格で、同じ言葉を何回も繰り返すという癖のあるキャラでしたが、興津和幸さんは見事な滑舌で演じ切っていました。

『ヒロアカ』は、数多くのヒーローが登場すると共に、かっこいい名言やシーンも多数ある作品です。その中には、ファットガムが作中で発したセリフもいくつか挙げられます。ここからは、ファットガムの名セリフや名言を3つ紹介していきます。

インターン初参加の切島鋭児郎に対して、ファットガムが発したセリフです。切島鋭児郎が取り逃がしてしまった敵を、駆けつけたファットガムが即座に捕まえてしまいました。敵退治のコツとして、素早さと手際の良さを切島鋭児郎に指導します。プロヒーローとして経験豊富なファットガムらしい名言です。

切島鋭児郎の活躍で勝機を見出した時に、ファットガムが発したセリフです。ファットガムのピンチに駆けつけた切島鋭児郎。切島鋭児郎のおかげで、ファットガムはパワーを貯める時間を得ました。その時間を稼いでくれた切島鋭児郎に感謝をして発した名言となっています。

死穢八斎會編で、乱波肩動（らっぱ けんどう）と対峙した時にファットガムが発したセリフです。一進一退の激闘を繰り返すファットガムと乱波肩動。乱波肩動からの攻撃でピンチに陥るファットガムを庇ったのは、戦意喪失しているように見えた切島鋭児郎でした。切島鋭児郎の作ってくれた隙を活かして、カウンター技を繰り出して乱波肩動を倒します。切島鋭児郎の漢気に感動する名言です。

『ヒロアカ』でファットガムの声を担当した興津和幸さんは、普段落ち着いた口調の大人の男性役を演じることが多い声優です。そんな中、元気で明るいキャラであるファットガムの声を担当することが判ると、ファンは驚いていました。落ち着いたキャラからファットガムのような陽気なキャラまで演じ分けができる興津和幸さんは、非常に実力のある声優であることが判ります。

ファットガムと言えば、関西弁が特徴のキャラです。アニメファンの中には、関西弁といえば大阪府出身の声優・小野坂昌也さんというイメージを持った人が多く、ファットガムの声優が発表される前は小野坂昌也さんが声優を務めるのではないかと多くの人が予想していました。興津和幸さんは、冷静で穏やかな低い声という印象を持っていた為、ファットガムの声を担当すると発表があった直後は驚きながらも期待するファンが多くいました。

明るく元気な関西人であるファットガムですが、後輩思いの頼れる兄貴的な部分もあります。そんな人情味溢れるファットガムの声を、優しい低音ボイスの興津和幸さんが演じることで、ファットガムはさらに人気のキャラになっていることが判りました。

『ヒロアカ』に登場する人気のキャラ・ファットガムのアニメ版声優は、興津和幸さんでした。普段は、クールで落ち着いたキャラを多く演じている声優ですが、ファットガムのような陽気なキャラもとても合っていました。また、関西出身ということで、ファットガムの特徴でもある関西弁がとても自然に聞こえてファンからも好評でした、これを機に、他の作品でも興津和幸さんの声を堪能してみてはいかがでしょうか。