【ヒロアカ】ミッドナイトの個性や能力は？死亡したのかについても考察

ミッドナイトは『ヒロアカ』に登場するヒーローの１人で、本名は加山睡（かやまねむり）といいます。過激なコスチュームで「18禁ヒーロー」と呼ばれていますが、雄英高校で教師として近代ヒーロー美術史を担当しています。誕生日は3月9日で、年齢は31歳です。身長は175cmありますが、体重はわかっていません。好きなものは、青春とスリルです。

ヒロアカ（僕のヒーローアカデミア）は、週刊少年ジャンプで連載中のバトル漫画です。濃い画風や英語表記の効果音など、アメコミを意識した作りになっています。アメリカでも人気は高く、劇場版アニメの2作目は初日で全米No.1となりました。コミックスは36巻まで発売済みで、累計発行部数は6,500万部を超しています。

「個性」と呼ばれる能力を持った超常能力者が活躍する世界で、緑谷出久は能力を持たない「無個性」のまま成長します。それでも緑谷はヒーローになることを目指しますが、周囲からはバカにされていました。そんなとき、世界的なヒーローであるオールマイトと出会い、緑谷はオールマイトの後継者として個性を引き継ぐことになります。緑谷はヒーローを育てる雄英高校に合格し、クラスメイトたちととも立派なヒーローになることを目指すのでした。

ヒロアカのミッドナイトは、「眠り香」という個性を持っています。眠り香は、その名の通り相手を眠らせてしまう能力です。ミッドナイトの体から発せられる香りを嗅ぐと、意識がなくなり戦闘不能になってしまいます。この能力は女性相手にも効果はありますが、特に男性に効きやすいという性質があります。ミッドナイトは普段コスチュームで体を覆っていますが、肌を露出するとさらに眠り香の効果が強くなります。

ヒロアカのミッドナイトの個性は、その香りを嗅ぐことで効果を発揮します。そのため、ガスマスクで香りを遮断してしまえば、効き目がなくなる可能性があります。実際に期末試験でミッドナイトと対戦した峰田は、テープで口と鼻をふさいでこの能力から逃れていました。テープでふさいだだけでも効き目がなくなるため、ガスマスクをつけていれば十分対処できるでしょう。

ヒロアカのミッドナイトの個性は、どの相手にでも効果を発揮するわけではありません。体から発する香りを相手に嗅がせる必要があるため、遠距離攻撃を得意とする相手には分が悪いです。逆に、相手に触ることで発動する個性を持っているような相手には、個性を十分に発揮することができます。

ヒロアカのミッドナイトが初登場したときは、その独特なコスチュームが話題となりました。ミッドナイトのコスチュームは、体にぴったりとフィットする超薄手素材のタイツです。原作では肌色のコスチュームだったため、まるで裸のように見えていました。アニメでは過激さを少し和らげるためか、コスチュームの色が白色に変更していました。手には鞭を持ち、まるでSM嬢のような格好をしています。

なぜミッドナイトがこういった格好をしているかというと、自分の個性を最大限に活かすためです。ミッドナイトの個性である香りは体から発せられるため、厚い衣服だと香りが遮られてしまいます。そのため、極薄の衣装で、相手に香りが届きやすいようにしているのです。デビュー当時は現在よりももっと過激な衣装を着用しており、世界中で物議を醸しました。そして、政府が「コスチュームの露出における規定法案」を制定するなど、ヒーロー界にも大きな影響を与えました。

ヒロアカのミッドナイトが初めて登場したのは、USJ襲撃事件のときでした。このときは駆けつけた教師のうちの1人として描かれていただけで、特に活躍することはありませんでした。ミッドナイトの活躍が描かれた最初のシーンは、雄英体育祭でのことです。ミッドナイトは1年生ステージの主審となり、会場を盛り上げていました。

体育祭の次にミッドナイトが活躍したのは、期末試験でのことでした。期末試験では、生徒たちがペアになって教師たちと戦いました。ミッドナイトが相手をしたのは、1年A組の峰田実と瀬呂範太です。瀬呂は峰田をかばったことでミッドナイトの個性にやられ、膝枕をされながらスヤスヤと寝てしまいました。

1人になった峰田は瀬呂のテープで口を鼻をふさぎ、ミッドナイトの眠り香から逃れます。そしてもぎもぎの能力でミッドナイトの動きを封じ、見事課題をクリアすることができました。この咄嗟の攻撃には、ミッドナイトも感心していました。

ヒロアカのミッドナイトは、ヴィランとの戦闘で死亡してしまいます。ミッドナイトが死亡したのは、超常解放戦線との戦いの途中のことでした。ミッドナイトはギガントマキアの進行を食い止めるため、自分の個性でギガントマキアを眠らせようと考えます。そして、ギガントマキアの顔に近づこうとしたとき、Mr.コンプレスの攻撃にあい、地面に落ちて重傷を負ってしまいました。ミッドナイトは自分が戦闘不能に陥ったことを自覚し、後を雄英高校の生徒たちに託そうとします。

そこでミッドナイトが連絡を取ったのが、雄英高校1年A組の八百万百でした。ミッドナイトは八百万に個性で麻酔を作り出し、その麻酔をギガントマキアに飲ませるよう指示します。そして、八百万の判断に任せると言った後、ミッドナイトの連絡は途絶えました。ミッドナイトが八百万に連絡をしているとき、背後には複数のヴィランの姿がありました。このことから、この連絡の直後、ミッドナイトはヴィランに襲われたのだと推測されます。

その後、ミッドナイトがヴィランたちと交戦した姿や、確実に死亡した姿は描かれていません。しかし、この件が一段落した後、ミッドナイトがいつも着用していた眼鏡がボロボロの状態で見つかります。このことから、ミッドナイトが死亡したであろうことがわかりました。

ヒロアカのミッドナイトは、当初死亡が確認された描写はありませんでした。ボロボロの眼鏡だけ見つかったため、今後また登場するのではないかといわれることもありました。しかし、ヒロアカの31巻で、ついにミッドナイトの死体が発見されます。このことにより、ミッドナイトの死亡が確定しました。そのため、今後ミッドナイトが復活する可能性も、だいぶ低くなりました。ただ、ヒロアカには「巻き戻しの個性」を持ったエリがいるため、この個性で今後復活しないとも言い切れません。

しかし、エリの個性が死亡した人間にも使えるほどの能力があるかは、まったくわかりません。今後ミッドナイトが復活するかどうかは、エリの個性の能力次第ともいえます。また、治崎廻にも「分解・修復」という個性があり、この修復能力でミッドナイトを復活させられる可能性もあります。ただ、エリの個性と同じく、死亡した人を修復できる能力があるかは不明です。また、治崎廻はヒーローたちと敵対する死穢八斎會の一員であるため、ミッドナイトの復活に手を貸す可能性は低いでしょう。

ヒロアカのアニメでは、ミッドナイトを声優の渡辺明乃さんが演じています。渡辺明乃さんは声域の幅が広く、少年役から大人の女性まで幅広い役をこなしてきました。ヒロアカでもミッドナイトだけでなく、幼少期の緑谷出久や、耳郎響香の母である耳郎美香も担当しています。

声優の渡辺明乃さんは、1982年11月18日生まれのA型です。身長は164.5cmで、出身地は千葉県船橋市です。劇団日本児童で子役として活躍していましたが、2001年に『あぃまぃみぃ！ストロベリーエッグ』の樟葉楓子役で声優デビューを果たします。また、2002年からは、ヘヴィメタルバンドちびらりのボーカルとしても活動しています。

声優の渡辺明乃さんは、『ヒカルの碁』や『名探偵コナン』、『たまごっち！』などの人気作品で多くの役を担当しています。メインキャラを演じた作品には、『ディノブレイカー』（パフィ・エンジェル）、『灼眼のシャナ』（“夢幻の冠帯”ティアマトー）、『はぴはぴクローバー』（ハル）、『新幹線変形ロボ シンカリオン』（スザク）などがあります。

ヒロアカのミッドナイトは雄英高校の教師をしていますが、いい先生だという感想が多く見られました。特に、ミッドナイトが小森希乃子に優しく語りかけるシーンは、読者の感動を誘ったようです。奇抜な格好に目がいってしまうミッドナイトですが、生徒思いの優しい先生であることがわかります。

ヒロアカのミッドナイトは人気キャラだっただけに、その死を嘆く人が大勢いました。原作でミッドナイトの死亡を確認した人は、アニメで生きているミッドナイトを見るだけで涙が出てくるようです。また、生き返ってほしいというコメントも多く、ミッドナイトの人気の高さがうかがえます。

ミッドナイトはしばらく行方不明だったため、「実は内通者ではないか？」という考察もよく見られました。死亡した明確な描写がなく、今後復活する可能性に期待する人も少なくありませんでした。しかし、その後ミッドナイトの死体が発見され、彼女の内通者説は完全に否定されました。

ヒロアカのミッドナイトの個性は、「眠り香」という能力でした。ミッドナイトはこの個性で多くのヴィランと戦い、ヒーローとして活躍してきました。しかし、強力なヴィランとの決死の戦いに敗れ、死亡してしまいます。今後復活するかどうかもわからず、ファンからは嘆きの声が上がっています。アニメではまだミッドナイトは生存しているため、ぜひミッドナイトの活躍を目に焼き付けてください。