【ヒロアカ】ハイエンドの正体とは?強すぎる能力や脳無との関係について
ヒロアカに登場するハイエンドは、その圧倒的な強さからヒーロー達を脅かす存在となっています。ヒロアカに以前から登場していた怪人・脳無(のうむ)とも共通する部分があるようです。この記事ではハイエンドの正体や、能力、脳無との関係について解説します。
目次
【ヒロアカ】ハイエンドとは?
ヒロアカに登場する、ヒーロー達に敵対する組織「ヴィラン連合」は能無(のうむ)と呼ばれる怪人を戦闘に用いています。その中には「ハイエンド」と呼ばれる者達が存在しており、彼らの強さや能力は通常の脳無とは比べ物にならないレベルです。ここでは、ハイエンドの基本情報とヒロアカの概要を解説します。
ハイエンドとは?
ヒロアカ作中でハイエンドが初めて姿を現したのは、九州の食堂でエンデヴァーとホークスが話し合いをしていた時です。2人はハイエンドと戦いますが、ハイエンドは今までの脳無とは強さのレベルが各段に違いました。さらに言葉を操るという能力も持っていたのです。エンデヴァーらはハイエンドを生け捕りにしようとするも、その強さに苦戦を強いられます。2人はなんとかハイエンドを倒しましたが、この異常なまでの強さを持つハイエンドの登場はヒーロー達を脅かすことになっていくのです。
ヒロアカの概要
週刊少年ジャンプにおいて連載されている「僕のヒーローアカデミア」通称「ヒロアカ」は、堀越耕平原作のコミック作品であり、2014年から連載が開始され、2022年までで6,500万部を超える発行部数となっています。学校生活において主人公デクが最高のヒーローになるために戦い成長する姿が描かれています。その人気の高さからヒロアカはコミックだけでなく、アニメや舞台にもなっています。
ヒロアカのあらすじ
ヒロアカの舞台は人口の8割が超常能力「個性」を持っているという社会です。ヴィラン達はその個性を用いて悪行を尽くしており、それを打倒するヒーローは皆にとって憧れの存在でした。主人公の緑谷出久(みどりやいずく)も、No.1ヒーロー・オールマイトに憧れて、自らもヒーローになることを夢見ていました。しかし、彼には個性が無く周囲からはその夢を馬鹿にされてしまいます。しかし、ひょんなことからオールマイトの個性を受け継ぐこととなり、ヒーローとしての道を歩み始めることになるのです。
【ヒロアカ】ハイエンドの正体や脳無との関係
ハイエンドの正体は黒霧?
圧倒的な強さを持つハイエンドですが、その正体についてヒロアカ読者の間ではさまざまな噂が浮上していました。ハイエンドの正体として名前が挙がっていたキャラが黒霧です。黒霧はヴィラン連合の幹部の一人で、その正体はハイエンドと同じく特殊な脳無であることが判明しています。ハイエンドの見た目が黒霧によく似ていることから、その関係性が指摘されるようになりました。
しかし、ハイエンドが登場する前に黒霧は逮捕されており、ネット上では「ハイエンドの正体は黒霧ではない」という説が有力視されるようになりました。黒霧が自身の個性である『ワープゲート』を使って脱獄した可能性も否定はできませんが、黒霧の紳士的な性格や、ハイエンドが黒霧の個性を使っていなかったことからも、ハイエンドの正体が黒霧である可能性は極めて低いと考えられています。一方で、黒霧自身がハイエンドではないとしても、両者の間には何かしらの関係性があるのではないかという考察もあります。
ハイエンドは最高位の脳無?
脳無は、ヴィラン連合の実質的な支配者であるオール・フォー・ワン(AFO)の「他者の個性を強奪・付与する」個性によって生み出された改造人間です。複数の個性を所有しているのが特徴で、個性の数や改造強度によって「上位」「中位」「下位」に区分されています。その中でも最高位の者が「ハイエンド」と呼ばれており、桁違いな強さと高い知能を併せ持つ個体です。知能は劣るものの、強さはハイエンドに準ずる個体も製造されており、それらは「ニア・ハイエンド」と呼ばれています。
ハイエンドと脳無の関係
脳無は人間の遺体に複数の個性を与えることで作り出された個体です。通常、ヒロアカの世界では一人の人間が複数の個性を有することは不可能とされています。しかし、脳無はAFOの個性とDNA操作、投薬によって無理やり複数の個性を植え付けられているのです。それはハイエンドもそれ以外の脳無も変わりません。しかし、ハイエンドとそれ以外の脳無には決定的な違いがあります。それは超再生能力と知性の有無です。
脳無の中でも上位にあたる個体は再生能力を持っています。そして、ハイエンドになるとさらに優れた超再生能力を持つようになり、一瞬で欠損部分の再生をすることができるようになります。また、脳無は基本的に意思を持たず、プログラムされた行動のみをとる生物です。しかし、ハイエンドは生前の性格や言語能力を引継ぎ、片言で会話をすることもできます。さらに戦闘の際は、相手の弱点を狙うなど肉体的な面以外の強さを見せています。
【ヒロアカ】ハイエンドの能力や個性の強さ
ヒロアカ作中には複数のハイエンドやニア・ハイエンドが登場しています。その強さはトップレベルのプロヒーロー達を圧倒するほどです。ここでは、ハイエンド、ニア・ハイエンドが作中で見せた能力や個性を紹介します。
ハイエンドの能力や個性①飛行系
ホークスとエンデヴァーが戦ったハイエンドは飛行しながら2人に突入してきました。エンデヴァーと戦っている最中は何もない上空で滞空していました。このハイエンドは翼を持っており、この翼には肩部にジェットブースターのようなものも備えられていたのです。作中の描写から、この体の構造は飛行系の個性に関係するものであると考察できます。通常の脳無にはこのような能力はありません。
ハイエンドの能力や個性②筋力増強系
ハイエンドのスピードはエンデヴァーも超えていました。大きな翼を持ち、このスピードを実現させるためには相当な筋肉量が必要となります。このため、飛行やスピードの能力をもつハイエンドは筋肉増強系の個性を持っていると考えられます。オールマイトがUSJで戦った脳無はオールマイトと同等のパワーを持っており、それを超えるハイエンドクラスは、それ以上のパワーを持つと考えられます。
ハイエンドの能力や個性③格納
ホークスとエンデヴァーが戦ったハイエンドは、飛行能力や筋肉増強能力を持つ上に、分裂した体の部分を体内に格納できる能力も持つという厄介なものでした。白い小さな個体を体内に格納し、それらを任意に体外に放出し、戦わせることができます。
ハイエンドの能力や個性④知力・知性系
ハイエンドとこれまでの脳無の大きな違いは「言語を操る」というところです。ただしゃべるというだけではなく、考えて判断をしてしゃべるというところが特徴です。言葉を発するという能力は知力・知性と関係しており、知力・知性系の個性があると考えることができます。さらに、エンデヴァーと戦ったハイエンドは、エンデヴァーの熱を放出できないという弱点を見出し、戦いを有利にもっていく判断能力も備えていました。
ハイエンドの能力や個性⑤液体化+炸裂
ヒロアカのハイエンドの中にはウーマンと呼ばれる女形のものがいます。長い髪とヒレを持つという外見的特徴をもつほかに、体を部分的に爆発させて攻撃させる能力を持ちます。また、この際に体の一部分を液化させています。
ハイエンドの能力や個性⑥再生系
エンデヴァーと戦うハイエンドはエンデヴァーの強さに「お前も再生系の持ち主なのか?」と問いかけます。そして、体がちぎられた際には元通りに復活しています。ハイエンドはこれまでの脳無とは違い破壊されたりちぎられても再生する超再生系の能力を持ちます。
【ヒロアカ】ハイエンドの個体
ハイエンドの個体①おデブ
おデブはヒロアカに登場するハイエンドのひとりです。名前のとおり太った個体で、脳をヘルメットで防護しています。ハイエンドの特徴である言語能力も持っています。また、ジェットエンジンも保有しており飛行系能力も持ちます。このため、飛行して襲ってくることもできます。さらに、体を膨らませる膨張系の能力も持っていました。
ハイエンドの個体②ゾウ
ゾウはヒロアカに登場するハイエンドのひとりです。脳無のように脳がむき出しになっていることが外見的特徴の一つです。また、ゾウの名のとおり鼻が非常に長く伸びていることも外見的特徴です。特筆すべき能力は見られないのですが、外見から筋肉が非常に発達しており、パワー系の能力が秀でていることがわかります。筋肉増強系の能力を持っていることが考察できます。
ハイエンドの個体③ロボット
ロボットはヒロアカに登場するハイエンドのひとりです。名前のとおり外見もロボットのようで金属質のアーマーで覆われています。目からはビームを発することができ通常の脳無を超えた能力を保有しています。念動力も使うことができ、ラビットヒーローであるミルコの腕をねじり切りました。
ハイエンドの個体④フード
フードと呼ばれるヒロアカに登場するハイエンドは、ホークスとエンデヴァーが戦ったハイエンドです。かなり多くの能力をもっており、分裂系、飛行系、筋肉増強系、超再生系などに加え、腕が伸びたりもする脳無の最高形態と言えるでしょう。頭部が弱点で、エンデヴァーに燃やされます。もともとは地下闘技場出身のファイターが素体となっています。
ハイエンドの個体⑤アバラ
アバラはヒロアカに登場するハイエンドのひとりです。外見的特徴としては、名前のとおりあばら骨がむき出しになった体をしており、これら骨が層をなしており、防御力を高めています。また、頭部は鞭のように長くしなり、攻撃力を持っています。猟奇殺人者が素体となっています。
ハイエンドの個体⑥ウーマン
ウーマンはヒロアカのハイエンドの中ひとりで、女形の外見をしています。長い髪とヒレを持つという外見的特徴をもつほかに、液体化+炸裂系の個性を持っていることが特徴です。イレイザーとプレゼントマイクと戦って苦しめるハイエンドです。
【ヒロアカ】ハイエンドに対する世間での評判や人気
ハイエンドとエンデヴァーの戦いはヒロアカの中でも1、2を争う人気のシーンとなっています。この戦いをみてエンデヴァーのファンになったという人も少なくありません。No.1ヒーローとして、強力な個性を持つハイエンドに果敢に立ち向かっていくエンデヴァーの姿に多くのファンが心を打たれました。
ヒロアカにおけるハイエンドとヒーローらの戦いはどれも感動の連続です。多勢に無勢で戦うミルコの姿にも多くのファンが涙しています。さらに、ハイエンド戦では、ヒーロー達の成長や友情も見られるため、少年漫画らしいシーンとして人気を博しています。
真っ黒な体に剥き出しの脳という禍々しい姿に対し、気持ちが悪いという声も多く出ていました。そのビジュアルに加え、ヒーロー達を痛めつける圧倒的な強さにゾッとしたファンは少なくないようです。
【ヒロアカ】ハイエンドは最高位の脳無だった
脳無の中でも最高位の個体がハイエンドと呼ばれていました。通常の脳無と異なり、ハイエンドは超再生能力と高い知性を持つことが特徴です。人の言葉を話すだけでなく、相手の弱点を突いた攻撃をしたりと判断能力も有しており、エンデヴァーらトップヒーロー達を苦しめました。しかし、ヒーロー達とハイエンドの戦いは、ヒーローのカッコよさが存分に感じられる場面として多くのヒロアカファンの心に残る名シーンとなっています。
この記事のライター
shiochoco
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