【銀魂】朧と坂田銀時が似てる?二人の関係なども調査!
「銀魂」の主人公である坂田銀時と中盤以降に敵として登場する朧はストーリー的に並々ならぬ関係や共通点のあるキャラクターになっています。この記事ではそんな「銀魂」の朧と坂田銀時の似ている部分や関係性など二人にスポットを当てて紹介していきます。
目次
【銀魂】朧と銀時の関係性を調査
一国傾城篇で登場したキャラクター朧と主人公の坂田銀時は様々な部分で共通点を持つ二人です。そんな二人の関係性について調査していきます。
漫画『銀魂』とは
『銀魂』は2004年から週刊少年ジャンプに連載された漫画で、江戸末期に宇宙人が襲来した世界を舞台に侍の魂を持つ万事屋・坂田銀時たちの活躍を描いていきます。基本はコメディ回が多いですが、時に生死をかけた戦いになるシリアス回もあり、その両方に関わる魅力的なキャラクターが登場するところが人気となっています。
アニメや実写版映画の銀魂シリーズも人気
「銀魂」は原作漫画以外にも様々なメディアで展開しています。アニメは2006年から2018年にかけて長期放送され、オリジナルストーリーや原作の最後を描く劇場版のアニメも全三作品が公開されています。また、実写映画の「銀魂」も「紅桜篇」をベースにしたものが2017年に公開され、豪華キャストが「銀魂」キャラを演じたことから話題となり、2018年には「真選組動乱篇」をベースにした第ニ作目も公開されました。
主人公「坂田銀時」と天照院奈落首領「朧」に注目が
そんな「銀魂」のキャラである坂田銀時と朧について、ストーリー上での関係性が明かされており、それ以外にも容姿で似てる部分や生い立ちなどの共通点が比較され、注目が集まっています。
坂田銀時のプロフィール
身長170cm、体重65kgで10月10日生まれ。銀髪の天然パーマに死んだ魚のような目の男性。現在はかぶき町に何でも屋の「万事屋銀ちゃん」を構えています。基本的には見た目通り無気力でだらしなく、ジャンプの主人公ながら酒やギャンブルも嗜みます。その一方で情に厚いところがあり、仲間や依頼主のピンチには侍の魂を持って戦っていく性格です。その過去は攘夷戦争時代に白夜叉と襲られるほどの強さを持った攘夷志士でした。
朧(おぼろ)のプロフィール
身長180㎝、体重71kgで3月26日生まれ。銀髪かつ顔に切り傷があるのが特徴の男性。天導衆直属の暗殺部隊である天照院奈落の首領であり、奈落三羽の一角。人間の体にある経路を熟知しており、戦闘では相手の経路を突くことでダメージを与え、自分の経路を移動させることで致命傷の回避や回復も行えます。性格は冷静沈着で、命令には忠実に動いていきます。銀時の前に初めて現れた時は銀時の師である吉田松陽のことを知っていたように話していました。
【銀魂】朧と銀時の関係
それでは「銀魂」のストーリー上で判明している朧と銀時の関係について見ていきましょう。初登場では謎が多かった朧の過去が次々とわかったことで、銀時の関係が浮き彫りになっていきました。
吉田松陽なしでは語れない2人の関係
朧と銀時の関係を見ていくためには吉田松陽が欠かせない存在です。銀時が幼少期に学んだ師であり、過去の後悔として度々回想される松田松陽ですが、朧に関しても初登場した「一国傾城篇」のから松陽との面識があることを思わせる発言をしていましたが、「烙陽決戦篇」で朧は幼少期から松陽に出会っており、松陽が「松下村塾」を開かせるきっかけになった存在であったことが判明します。
吉田松陽とは
松下村塾を開き、子どもたちに学問を教えていた男性。幼少期の坂田銀時を拾い、同じ時期に塾に入った桂小太郎や高杉晋助と学ばせ、彼らから松陽先生と呼ばれて慕われていました。しかし、攘夷時代に差し掛かる前に寛政の大獄の際、天導衆によって捕らえられ、銀時たちが攘夷志士として戦争に参加するきっかけを作ります。
その後、銀時たちは奮闘していきますが、桂と高杉が幕府側に捕らえられ、二人と自らの命のどちらを救うか銀時に委ねられることになりますが、松陽との約束を守った銀時の手によって斬首されることになります。しかし、それから時を経て銀時の前に死んだはずの松陽の姿をした者が現れます。その正体は不死となったことで500年間生き続けた「虚(うつろ)」であり、松陽は虚が生きる中でほんの一瞬の時だけ見せた人格の一つだったのです。
朧と銀時は吉田松陽の弟子?
幼少期の朧は奴隷として奉公先に仕えていた時、奈落の襲撃に巻き込まれた時に致命傷を負います。そんな朧を助けたのはこの頃は奈落に所属し、松陽の人格が芽生え始めていた虚で、自らの血を分け与えて朧は一命を取り留めました。その行動に朧は恩義を感じ、虚を「先生」と呼んで付き従うようになります。そんな中で虚のひと言から朧が学び舎を開くこと提案し、それからしばらくして虚は奈落を抜けて、朧もそれに付いて行きました。
そして、虚は松下村塾を開き、朧はその一番弟子となります。しかし、朧は虚を助けるために、自らを犠牲にした結果、奈落に戻ってしまいます。それから松田松陽となった虚によって入れ違うように銀時が拾われ、高杉や桂と共に師と仰がれるようになりました。つまり、時が経って朧と銀時が会う以前に二人は兄弟子と弟弟子の関係になっていたのです。途中で歩んだ道は大きく異なりますが、弟子になる経緯は似てると言えます。
朧と銀時と吉田松陽のエピソード
上記の通り幼少期にかけて朧と銀時が直接交わることはありませんでしたが、朧が奈落に戻った後、偶然銀時たちを師事される松陽となった虚を見かけたことで、朧の心は大きく揺らぐことになります。その結果、奈落の中で地位を高めていた朧は自らの部下を使って松陽を捕らえ、処刑することを目論見ます。そして、銀時の手にかけられた後の松陽は火葬される中、虚は復活します。
しかし、その虚には朧や銀時が師事していた松陽の人格は既になくなっていました。それでも朧は師である虚に与えられた不死の血を持って、仕えることを誓います。それから攘夷戦争が終わり、銀時は万事屋となって少し時が経った後、朧と銀時は敵対する形で再会を果たすのです。
朧と銀時が似てると話題に
吉田松陽に救われ、弟子となった朧と銀時ですが、二人は似てると話題になっています。それは立場が似てるだけでなく、容姿についても似てる部分があるのです。
朧と銀時が兄弟レベルで似てる?
朧と銀時は戦い方や言動は違うものですが、生い立ちや容姿の面から兄弟レベルで似てると言える部分があり、考察の一つでは兄弟ないし、何らかの血縁関係にあったのではないかと推察されています。ただ、朧と銀時の情報を見ると、朧の方は詳しく語られていないところが多く、銀時も過去の全てが明らかになっているわけではないので、推測の域は出ません。
朧と銀時の血縁関係について
朧と銀時の血縁関係については作中では明言されていません。朧は幼少期から奴隷として奉公先に飛ばされており、元々の家族の描写は一切ありませんでした。一方の銀時も幼少期の始まりとして描かれるのは吉田松陽によって拾われた時で、そこでは死体からモノを剥ぎ取りながら一人で生きていました。これは裏を返せば二人の元の家族が何らかの血縁関係にあたる可能性もありますが、原作の最終話まで二人の元の家族はわからないままです。
朧と銀時の共通点
朧と銀時の共通点は孤独な幼少期を過ごし、虚であった吉田松陽に救われて、師と弟子の関係になったところが一番大きな部分です。それに加えて容姿についても以下の2点が取り上げられることがあります。その他にも戦闘力の高さがありますが、これは同じ師に学んだところもありつつ、朧は途中から奈落の一員として生きているので、戦い方に関しては銀時とかなり違うものになっています。
①シルバーヘアー
朧と銀時の髪色は大きな括りで見るとシルバーヘアーであることが似てると言えます。朧はややくすんだ色の銀髪で、銀髪は場面によって少し水色がかった銀髪に描かれています。銀時と言えば銀髪が特徴であり、「銀魂」のキャラの中では珍しい髪色であることから銀髪の共通点を持つ朧が登場した当初は銀時との関係性が考察される要素でした。
②天然パーマ
朧と銀時のもう一つの共通点として天然パーマがあります。銀時は天然パーマであることが登場時から言われていますが、朧については作中で明言されたわけではありません。しかし、少し癖のある髪であることから天然パーマの可能性もあるのです。似てる具合ではシルバーヘアーより正確な情報ではありませんが、共通点として考えることもある部分です。
【銀魂】朧VS銀時:一国傾城篇
漫画・アニメ「銀魂」で朧と銀時が初めて対峙することになるのは長篇の「一国傾城篇」です。メインは吉原の花魁である鈴蘭太夫周りの話ですが、終盤には銀時と松陽の過去も描かれます。
一国傾城篇のあらすじ
ある日、銀時たち万事屋は日輪たちから吉原伝説の花魁で今は高齢の鈴蘭太夫に逆指名され、その過程で鈴蘭には昔自分を?原から連れ出すと言ってくれた待ち人がいることを知ります。その相手が先代将軍である徳川定々ではないかという情報を得た銀時たちは月詠と共に江戸城へ行き、そよ姫と友達である神楽のコネクションを使いながら調査を始めます。しかし、この調査に関わる中で銀時たちは大きな騒動へ巻き込まれて……?
朧と銀時の戦闘結果
江戸城での一戦目は松陽の話を持ち出されて冷静さを欠いた銀時が朧の経路を突く攻撃と毒針によって完敗しますが、その場は定々を逃がすために朧は撤退します。それから二戦目で定々が追い詰められた場面で再び朧と銀時は対峙しますが、今度は銀時が朧の毒針を交わしつつ交戦する中、最終的に空中戦に持ち込み、銀時が予測して地面に刺した木刀に腹を貫かれる形で朧は敗北します。つまり、戦闘結果としてはお互いに一勝一敗です。
その後の朧の登場は将軍暗殺篇まで無し?
「一国傾城篇」での傷は本来なら致命傷ですが、不死の血によって朧は生き長らえます。その後、再登場するのは「将軍暗殺篇」まではありませんが、それ以降も要所で銀時や同じ弟子関係である高杉、真選組の面々に敵として立ちはだかります。ただ、銀時と純粋な一対一の勝負は「一国傾城篇」だけです。
朧と銀時に対する世間の評判や人気
ここでは朧と銀時またはこの二人に対する世間の評判や人気について紹介していきます。「銀魂」完結後も二人の関係を含めた様々な感想や考察が出ています。
朧の世間での評判や人気
朧は初登場こそ銀時の過去に関わりのある敵キャラとしての登場でしたが、何度か出ていくうちに過去も明かされていき、その設定によって魅力を増したことで「銀魂」キャラの中でも人気を得ていきました。全体の登場回数ではそれほど多くありませんが、声を担当する井上和彦さんの代表的なキャラとして挙げている人も多く、それだけ「銀魂」内で印象に残る立ち位置だったことがわかります。
坂田銀時の世間での評判や人気
「銀魂」の主人公である坂田銀時は一貫して人気のあるキャラですが、その魅力はシリアスな場面でのかっこよさだけでなく、時折見せるダメなところや仲間内に対する甘さなど可愛らしい部分もピックアップされていました。完璧すぎないキャラクター像は魅力の一つなのかもしれません。一方、長篇での好きな戦闘シーンを挙げている人も多く、ジャンプでバトルする主人公としての魅力も兼ね備えています。
2人に対する世間の評判は?
朧と銀時の二人の関係となると、二人に深い関わる虚及び松陽や相対することが多かった高杉と絡めた本編の感想や考察が多く見られました。似てる立場にありながらその後歩んだ道は大きく異なり、結果的に朧の方は辛い結末を迎えたことで、ファンとしてもその心情を理解しようと読み込んでいるようです。
それ以外ではもしもの話として朧が正当に銀時や高杉、桂の兄弟子となった世界を想像する人もいました。本編では終始敵として立ち回った朧ですが、その信念は師から受けた恩に応えるためであり、奈落に捕まらなければ真っ当な侍として生きていたのかもしれません。そんな朧が銀時たちと関わったらどうなったのか見てみたかったファンは多数いるようです。
もしも朧と銀時が○○だったら
最後に朧と銀時の関係について様々なシチュエーションに合わせた想像を挙げていきます。どこか変われば兄弟子と弟弟子の関係になっていた二人が別の立場になるとどうなるのか、見ている方も一緒に想像してみましょう。
朧と銀時「親子」篇
過去の描写から朧と銀時の年齢差は大きく離れていないと思われますが、その二人がもしも親子だった時、朧が親の場合は根は真面目そうなので、奔放な銀時をよく指導するように思います。一方、銀時が親だった場合は子どもである朧の方がしっかりしているように見えますが、大事な場面では大切なことを教えてくれるような存在であってくれそうです。更に想像するなら二人の親代わりと言える松陽を親として二人が兄弟の方がしっくりくるかもしれません。
朧と銀時「上司と部下」篇
お互いにまとめる立場である朧と銀時ですが、朧の方が銀時の上司だった場合、誰かに仕えることが多かった真面目かつ仕事熱心な朧が銀時を引っ張っていく姿が想像できます。反対に銀時が上司だった場合は万事屋にいる時のように積極的にまとめ上げるわけではなく、朧に自由にさせた上でさりげなく助けるように思えます。本編の相対する関係を見ると、上司と部下でもお互いに利益や仕事ぶりを競い合う関係になるかもしれません。
朧と銀時「お笑いコンビ」篇
朧は「銀魂」キャラながらも本編でコメディな姿を見せることはありませんでしたが、そんな朧と銀時がお笑いコンビを組んだ場合は、朧の天然ボケに銀時がツッコむ姿が想像できます。ボケとツッコミを逆にしようにも朧がツッコミが不慣れな感じになり、結局は銀時がツッコむ形になりそうです。幼少期の朧は子どもらしい顔を見せたことがあり、そのまま成長していれば桂に近いボケのタイプになっていた可能性は十分考えられます。
【銀魂】朧と銀時のストーリーは重要ポイント
今回は朧と銀時の似てる部分や関係性を見ていきましたが、二人の師である松田松陽やそこから繋がる攘夷戦争時代に大きく関わるものであり、「銀魂」の主人公である坂田銀時のストーリー上で重要なポイントを担うことがわかります。また、敵キャラとして登場した朧を更に魅力的にしたの銀時や松陽を始めとする過去の関係性だと言えます。二人の戦いや共通点を見たい人はぜひ「銀魂」の漫画・アニメの該当シーンを見てみましょう。
この記事のライター
十文字猛
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