【炎炎ノ消防隊】日下部兄弟の出生の秘密とは？ショウについて徹底調査

『炎炎ノ消防隊』の主人公シンラは、幼少時代に火事によって母親と弟のショウを亡くしています。シンラは同じ犠牲者を出さないために特殊消防隊で活動していましたが、作中では亡くなったと思っていたショウが生きていたことや2人の出生に関する秘密も明らかになりました。これらについて触れる前に、まずはシンラとショウのプロフィールを再確認した上で『炎炎ノ消防隊』の基本的な情報について振り返ってみましょう。

『炎炎ノ消防隊』は大久保篤先生原作の少年漫画で、2015年から2022年まで週刊少年マガジンにて連載されていました。全身が炎に包まれ暴れるようになる焔ビトからの脅威から人々を守るために戦う特殊消防隊の活躍を描いた世界観が話題を呼び、今までに2回のアニメ化も果たしています。世界的人気も高く、2022年5月時点で全世界累計発行部数は2000万部を突破しました。

幼い頃、主人公のシンラは突然の火災で母親と生まれて間もない弟を亡くしてしまいました。足から炎を自由に出す能力を持っていたシンラは、周囲から火事の原因はシンラにあると非難されてしまいます。しかし、シンラは自分と家族以外の第三者を火事直前に目撃していたため、犯人はその人物の可能性が高いと考えていました。成長したシンラは訓練校を卒業後、第8特殊消防隊へ入隊します。火事の真犯人探しと、自分の家族のような犠牲者を減らすために、シンラは仲間たちと共に戦闘を開始しました。

『炎炎ノ消防隊』内で、ショウは母親と共に亡くなったものだと思われていました。しかし、物語が進むことで亡くなったと思われていたショウが生きていたことが判明します。ここでは作中で明らかになった内容を基に、日下部兄弟の出生の秘密や過去について考察してみましょう。

幼少時代、足から出る炎を自在に操り、空も飛ぶことも出来たシンラはヒーローに憧れていました。その能力のせいで、12年前に起きた火事の原因はシンラだということで周囲の人間から迫害されました。この火事で母親と共に亡くなったと思われていた弟のショウは伝承者一派に連れ去れ、戦闘員の1人として教育されていたことが判明します。

伝承者一派に拉致された弟のショウは、そのまま伝承者の加護を受けながら教育を受け続け、最終的に灰焔騎士団の団長に就任しました。加護を受ける代わりに仲間によって過去の記憶を全て奪われてしまっていることから、兄のシンラのや母親のことを全く覚えていませんでした。

ショウの家族は兄のショウと母親の3人家族で、明確に描かれている描写は登場していません。また、シンラやショウの出生は母親の処女受胎によるものだということが判明したため、父親が存在しないことも明らかになっています。

弟のショウも、第三世代の能力者であることが判明します。この力が目覚めたことが影響して、母親が焔ビトになったことで火事が発生しました。焔ビトになってしまった後も母親は兄弟のことを心配する描写も見受けられたため、母親は2人のことを最期まで深く愛していたことが判明します。

『炎炎ノ消防隊』に登場する日下部兄弟は、能力の違いはあれど同じ第三世代の能力者です。ここでは、日下部兄弟の強さや能力について『炎炎ノ消防隊』で描かれていた内容を基にチェックしてみましょう。

日下部兄弟はどちらも第三世代の能力者であることはすでに紹介しましたが、兄のシンラと弟のショウ、どちらも第三世代能力者のごく一部で発生する現象のアドラバーストに覚醒していることが作中で判明しました。アドラバーストに覚醒することで本来の能力を超える炎を発するようになることから、日下部兄弟は高い素質を持っているということが作中の描写からわかります。

12年前に伝承者一派に連れ去られた際に過去の記憶を奪われたショウですが、一時的に記憶を取り戻したシーンもありました。それが、ネザーでのシンラと戦闘した際です。シンラとショウはアドラバーストを使用できることから、自然にアドラリンクも発生しました。アドラリンクの影響で一時的にショウは幼い頃の記憶を取り戻しましたが、その後は仲間のハウメアによって再び記憶を抹消されてしまいます。

『炎炎ノ消防隊』の主人公でもあるシンラは第八特殊消防隊に所属しています。伝承者一派が探し求めているアドラバーストも使用可能な第三世代の能力者で、足から炎を出すことができます。この能力を駆使すれば空を自在に飛ぶことも可能で、シンラは伝承者一派からは四柱目と呼ばれています。

『炎炎ノ消防隊』の主人公でもあるシンラの弟であることが判明したショウも、兄のシンラ同様にアドラバーストを使用できます。アドラバーストの火力も高く、幼少時代にアドラバーストに覚醒したことが原因で火事になってしまいました。また、宇宙の熱膨張を原理とした時間を止める能力や、剣術を駆使した戦闘技術など、戦闘に特化した能力を身につけています。

シンラとショウの出生が明らかになったことで、『炎炎ノ消防隊』の連載中は2人の関係性がどのように変化していくかも話題になりました。ここでは、実際に『炎炎ノ消防隊』で描かれていた内容を基に、日下部兄弟が仲間になるかどうかについてチェックしてみましょう。

ショウが初めて姿を現したのは、コミックス7巻の終盤です。アドラバーストの能力を持つシンラを連れ去るために、ヴァルカンの工房に訪れていたシンラを襲撃しました。その際、初めてシンラとショウが作中で対面を果たしています。

ショウはアドラリンクの影響で幼少時代の記憶を取り戻します。その時に発していた兄のシンラが発していた言葉も思い出し、自分は兄の守護神になることを決意しました。自身の出生について知ることができたショウは、大災害を止めるために兄のシンラを導くことを決意します。

シンラとショウが戦闘した際、ショウが深傷を負ったことで一時的にショウの死亡説がファンの間で噂されたことがありました。しかし、結果的にショウは倒されることもなかったため結果的に死亡していません。既に『炎炎ノ消防隊』は完結していますが、最後までしょうが死亡することもありませんでした。

アニメ『炎炎ノ消防隊』では、日下部兄弟を演じていた声優の演技力の高さによって物語の厚みが増しました。ここでは、どのような声優が日下部兄弟を演じていたのか実際にチェックしてみましょう。

『炎炎ノ消防隊』の主人公でもある森羅日下部を演じているのは梶原岳人さんです。梶原岳人さんは2017年から活動している声優で、現在では歌手活動やYoutuberとしても精力的に活動しています。

森羅日下部の弟でもある象日下部を演じているのは坂本真綾さんです。坂本真綾さんは1988年から活動している声優で、現在では女優や歌手、ラジオパーソナリティなど幅広い方面で活躍しています。

ここで、『炎炎ノ消防隊』に登場する日下部兄弟に対する世間での評判や人気をチェックしてみましょう。

ショウがシンラ達の仲間になることを望んでいたファンの声も見受けられました。たびたび接近してくる兄のシンラが気に掛かり、本人に会うことを決意したシーンがあります。この際、多くのファンから2人が仲間になることを望む声も上がっていました。

シンラとショウが戦闘した際、シンラが自分の兄であることを思い出したシーンに涙するファンの声も見受けられます。自身の出生について知りたがっていたショウが、過去の記憶を取り戻すシーンは『炎炎ノ消防隊』の中でも屈指の名シーンです。

シンラとショウが行った戦闘を兄弟喧嘩のように例えるファンの声も見受けられます。最初こそお互いに敵同士と認識した戦闘でしたが、ショウが徐々に記憶を取り戻したことでシンラとの距離を無意識に詰めているような表現に変化していきました。

『炎炎ノ消防隊』に登場する日下部兄弟は、物語の中枢となる出生の秘密を持っていることがわかりました。はじめこそ敵同士で対峙しながらも、物語後半では仲間として共闘しているシーンを大きな話題になっています。原作は既に終了してしまいましたが、アニメ『炎炎ノ消防隊』は現在でも展開が続いている作品です。今後のアニメでは日下部兄弟がどのような活躍を残してくれるのか注目してみましょう。