【炎炎ノ消防隊】アローは男性陣に負けない伝導者一派の一人！活躍まとめ

まずはアローのプロフィールを解説します。伝導者一派としてシンラたちの前に立ちはだかる彼女は、一体どのようなキャラクターなのでしょうか。まずはかわいい素顔とは裏腹に、強い実力を持った第三世代能力者である彼女の紹介と、『炎炎ノ消防隊』の簡単な作品概要を説明します。

アローは白装束を纏う伝導者一派の一人です。彼女は、灰焔騎士団団長であり主人公シンラの弟でもあるショウの「守り人」として、ショウに固い忠誠を誓っています。アローは『炎炎ノ消防隊』の世界で、炎を自ら放出し意のままに操ることのできる「第三世代能力者」です。

『炎炎ノ消防隊』は2015年から2022年まで「週刊少年マガジン」にて連載された漫画作品で、作者は大久保篤氏です。コミックス全34巻は2022年時点で2000万部を突破しており、2019年からはアニメ放映も開始され、3期の制作も決定しています。人体発火現象の謎を追う「特殊消防隊」の活躍を描いた、SF、バトルアクションとして人気の作品です。

突如全身が炎に包まれ「焔（ほむら）ビト」となってしまう人体発火現象が、人々の脅威として立ちはだかる東京皇国が舞台です。ヒーローにあこがれる少年シンラは、幼少期に火事で母親と弟を失ってしまいます。その時に目覚めた発火能力が原因で、周囲はシンラが火事の原因ではないかと疑い、シンラを悪魔とののしります。そんな過去を抱えたシンラが、人々を炎の恐怖から守るヒーローになるべく「第8特殊消防隊」に入隊するところから、『炎炎ノ消防隊』の物語は始まります。

続いては伝導者一派のアローの活躍ぶりを、『炎炎ノ消防隊』原作での登場シーンごとに紹介します。白装束に身を包んだ彼女は、作中の大きな戦いで度々姿を現します。一体彼女はどのような実力を持ち、そして誰と戦ってきたのでしょうか。

第1特殊消防隊でありながら、実は伝導者一派だった烈火星宮がその正体を現し、シンラやカリムと戦います。交戦後、カリムの熱音響冷却によって氷漬けにされた烈火を、口封じのため同じ伝導者一派であるアローが隣のビルの屋上から炎の弓矢で打ち抜きました。これがアローの初登場シーンです。彼女はさらに続けてカリムを狙い、その矢からかばったフォイエンの腕も吹き飛ばします。アローは初登場で遠隔から的確に対象を打ち抜くという、驚異的な実力を見せつけました。

伝導者一派によって町の人たちの偽物と焔ビトが次々と出現し、浅草は大混乱となります。浅草を守る新門紅丸大隊長率いる第7特殊消防隊と、シンラたち第8特殊消防隊は伝導者一派と戦います。中でもアローの放つ炎の弓矢は強力で、炎の扱いに長けたマキや、前回攻撃を見ているシンラですら防ぎきれません。しかしアーサーのエクスカリバーで特殊消防隊が優位に立つと、同じく伝導者一派のハランの助けによってアローは撤退します。ちなみにこの戦いでアローはかわいい素顔を披露しています。

第8特殊消防隊は、伝導者一派が禁じられた地「地下（ネザー）」に潜伏しているという情報を得ます。ネザー内で朽ち果てた電車の中で、中隊長武久火縄はアローの攻撃を受けます。アローは遠距離から炎の弓矢で的確に狙撃してくるため、火縄はうかつに動くことができません。しかし、シンラを伝導者一派には渡すまいと、火縄は自らの能力で弾丸を加速させたショットガンの銃撃で、アローを撃退します。劣勢に見えた火縄ですが、最後はアローの火を利用して火力を上げることに成功します。

アドラバーストを持つ能力者である「柱」となったナタク孫を手に入れるため、伝導者一派は灰島重工を襲撃します。六柱目として覚醒したナタクを巡り、灰島、伝導者一派、第8特殊消防隊とでの三つ巴の戦いに発展してしまいます。アローは「二柱目」のハウメアと組むも、第8特殊消防隊のマキに接近戦を許し敗れます。遠距離戦では比類なき実力を持つアローですが、バディがショウでなかったことも影響し、この戦いではマキに圧倒されてしまいます。

続いてはアローの持つ実力を、戦闘描写などからさらに詳しく見ていきます。また、彼女の性格やそれを表す言動を『炎炎ノ消防隊』での登場シーンをもとに考察します。普段は白装束で身を隠している彼女の強さや性格は、どのように表現されているのでしょうか。

アローの武器は自らの手から放たれる「炎の弓矢」です。『炎炎ノ消防隊』では、能力を持たない第一世代、自ら炎は出せ合いが炎を操れる第二世代、そして自ら炎を出して操れる第三世代に分けられます。シンラやアローはこのうち第三世代能力者となります。アローは実際の弓矢のように手を構え左手指先に弓、右手指先に矢を、それぞれ炎で作り対象を攻撃します。

アローの放つ炎の弓矢は敵対象を的確に狙撃する強さを持っており、その実力で様々な活躍を見せます。初登場時は隣のビルから正確に烈火の体を一撃で貫き、シンラたちを驚かせています。その矢の威力自体も相当なもので、浅草での戦闘では高い戦闘能力を持つマキやシンラですら、押し込まれそうになるほどです。ただし近接戦闘には向いておらず、灰島重工での戦いでは接近したマキに圧倒されてしまいます。アローが実力を遺憾無く発揮し活躍できるのは、遠距離戦であると推察されます。

伝導者一派として、シンラたちの前に度々姿を見せる彼女は、炎の弓矢で敵を翻弄する実力者であることが分かりました。続いてはアローのパーソナリティに迫るため、その性格を3項目に分けて詳しく見ていきます。

アローは伝導者一派ですが、その中でも灰焔騎士団副団長筆頭として、団長であるショウに強い忠誠心を持っています。ショウに向けられた忠誠心は非常に強く、彼が伝導者一派を離れる際にもついていき、「守り人」として従順に務めを果たすひたむきさが見られます。

アローは常に冷静沈着で、口数も決して多くはありません。表情も崩すことが少なく、立ち振る舞いが非常にクールです。先述の通りアローは遠距離から弓矢で敵を狙撃する戦闘スタイルです。スナイパーとして彼女の実力を発揮させ、戦闘で活躍するにはその冷静な性格が大きく影響していると推察されます。

アローはショウに対するその強い忠誠心から激しい戦闘に参加し、命を懸けて守り人としての役目を果たそうとします。本来彼女の実力は遠距離で発揮されるものですが、先述の灰島重工でのマキとの戦いのように、近接戦闘が得意な相手とも引かずに戦う姿勢には、まさに命がけで戦う覚悟が表れています。

ここからはアニメ版『炎炎ノ消防隊』で、伝導者一派で灰焔騎士団に所属するアローを演じた声優を紹介します。クールな実力者で実はかわいい彼女を演じたのは、果たして誰なのでしょうか。そのプロフィールと出演作品についても紹介します。

アニメ『炎炎ノ消防隊』でアローを演じたのは、声優の内山夕実さんです。内山夕実さんは2005年にデビュー後、様々な人気アニメ作品に出演し、幅広い年齢の女性の声から快活な少年の声も担当する、高い実力を持った人気女性声優です。続いては公表されているプロフィールを紹介します。

内山夕実さんは大沢事務所所属の女性声優です。女性役では幼いキャラクターから学生、妙齢の女性、落ち着いた母親役までと非常に幅広く、さらに少年役も何度もこなす実力派で人気も高い声優です。近年も多くの人気アニメ作品に出演しており、多くのアニメファンから高い評価を得ています。

続いて内山夕実さんの『炎炎ノ消防隊』以外での主な出演作品を紹介します。『Aチャンネル（ナギ）』、『侵略!?イカ娘（望月知美）』、『オーバーロード（マーレ・ヴェロ・フィオーレ）』、『アルスラーン戦記（エトワール）』、『推しの子（アクア幼少期）』などが有名です。

『炎炎ノ消防隊』の女性キャラがかわいいというファンの意見が多い中、アローが特にかわいいというツイートが目立ちます。初登場時は白装束で顔が隠れていましたが、その後登場が増えるにつれ素顔が明らかとなり、瞬く間にかわいいと評判になりました。

アローに関しては、彼女が付き従うショウとの関係も『炎炎ノ消防隊』ファンの間でよく話題として上がります。シンラの弟で「三柱目」であるショウはかなりの強さを持っていますが、小柄でまだ年若い少年です。ショウを助ける守り人としてのアローは、部下でありながら姉のような立ち位置でもあると、ファンの興味をそそる存在であるようです。

アローの活躍シーンとして、地下（ネザー）での火縄との戦闘を挙げるファンの意見が目立ちます。炎の弓矢で正確に敵を狙い撃つ彼女の実力は、『炎炎ノ消防隊』屈指の飛び道具キャラとして印象深く、特に火縄との打ち合いがファンの記憶に強く残っているようです。

『炎炎ノ消防隊』の世界で暗躍する伝導者一派のアローは、かわいい素顔からは想像がつかないほど強力な炎の弓矢を操るスナイパーでした。シンラたち第8特殊消防隊と度々交戦した彼女は、ショウを守るためにいつも冷静で、他の男性キャラにも負けない戦闘能力を発揮する人気キャラクターです。