【ドラゴンボール】パラガスとブロリーの関係性は?戦闘力や最後を調査
『ドラゴンボール』の映画に登場するパラガスについて、徹底的に調査しました。パラガスは、『ドラゴンボール』の原作漫画には登場しませんが、非常に知名度の高いキャラです。本記事では、戦闘力やブロリーとの関係、性格など、パラガスに関係する情報をまとめています。
目次
【ドラゴンボール】パラガスとは?
『ドラゴンボール』に登場するパラガスは、主人公の孫悟空やそのライバルであるベジータと同じサイヤ人です。まずは、パラガスのプロフィールや人間性と、『ドラゴンボール』の作品について簡単におさらいしましょう。
パラガスのプロフィール
パラガスは、圧倒的な強さを見せつける超サイヤ人・ブロリーの父親です。サイヤ人特有の黒髪と屈強な体付きをしています。左目は、息子のブロリーによって潰され、大きな傷跡として残っていて、体中にも無数の古傷が残っています。ブロリー戦闘力が高すぎる為、パラガスの強さが霞みがちですが、パラガスもサイヤ人の中では高い戦闘力の持ち主です。
パラガスの性格
好戦的で粗暴な性格が多いサイヤ人ですが、パラガスは穏やかな口調で非常に紳士的な性格しています。映画ではベジータを新たな王として迎えに来て、手厚く世話をするなどしていました。しかし、紳士的な性格の裏には、自分を迫害した惑星ベジータの王族に対する復讐心を燃やす野心家の一面もあります。目的の為ならば、部下や息子をも平気で利用する残忍な面がパラガスの真の性格です。
パラガスは映画オリジナルキャラ?
パラガスが初登場したのは、映画『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』です。原作漫画やテレビアニメには一切登場していない、映画オリジナルのキャラとなります。登場する映画でも活躍は少ないですが、存在感のあるキャラとして『ドラゴンボール』ファンの間では非常に人気なキャラです。
ドラゴンボールの概要
パラガスが登場する『ドラゴンボール』は、『週刊少年ジャンプ』で1984年から1995年まで連載されていた少年漫画です。テレビアニメ化もされ、小中学生を中心に大ヒットしました。シンプルながらも独特の画風と世界観は海外でも大人気となり、全世界の80か国以上でテレビアニメが放送されています。日本を代表する漫画の1つとして有名です。
ドラゴンボールのあらすじ
7つ集めるとどんな願いでも叶えてくれるという、特殊な玉を探していた少女・ブルマは、冒険の途中で猿のようなしっぽを生やした少年・孫悟空と出会いました。孫悟空が育ての親の形見として大事に持っていた玉が、自分の探している玉の1つだと気付いたブルマは、なんとか孫悟空を仲間に引き入れることに成功します。小柄ながら、とんでもない強さを見せる孫悟空と勝気な少女・ブルマとの冒険物語です。
【ドラゴンボール】パラガスとブロリーの関係性や最後
パラガスは、『ドラゴンボール』という長編作品の中でも、映画にしか登場しない特異なキャラです。しかし、伝説の超サイヤ人・ブロリーの父親であるという関係から知名度は高く、『ドラゴンボール』ファンの間では人気のキャラとなっています。ここからは、パラガスとブロリーの関係性や物語の最後でパラガスがどのようになったかなど、気になる映画の内容を解説していきます。
パラガスとブロリーは父親と息子
パラガスは、映画の中で伝説の超サイヤ人・ブロリーという青年の父親として登場します。生まれた時から異常な程高い戦闘力を持って生まれたブロリーを、父親として面倒を見てきました。映画では、自分の目的の為に息子をも利用する非道な父親というの印象が強いですが、ブロリーの幼少期には、強すぎる戦闘力を持った息子を憐れむような描写もあります。
パラガスが迫害された理由
パラガスは、惑星ベジータの出身で、相当な強さを持つサイヤ人の戦士でした。しかし、息子のブロリーが生まれるとその立場は崩壊します。それは、ブロリーの持つ異常に高い戦闘力が関係していました。当時のベジータ王は、ブロリーの戦闘力を恐れて抹殺命令を下しますが、パラガスはそれを承諾しませんでした。怒ったベジータ王はパラガスとブロリーを追放し、迫害の対象となりました。
パラガスは惑星ベジータから脱出する
パラガスとブロリーがベジータ王に追放された後、惑星ベジータはフリーザの襲撃に遭います。圧倒的な強さを誇るフリーザの前に惑星ベジータは崩壊寸前となり、パラガスとブロリーも死の危険を感じていました。その時、ブロリーの潜在能力が突然目覚め、2人は生き残ることに成功します。こうして2人は、崩壊する惑星ベジータから脱出したのです。
パラガスの復讐計画
命からがら他の星に逃げ延びたパラガスは、自分達を酷い目に遭わせたベジータ王に恨みを募らせるようになります。様々な星を巡り、ブロリーの戦闘力を制御する装置の開発に成功すると、それを利用してベジータ王の一族へ復讐する計画を企てます。そして地球へと赴き、ベジータ王の息子であるベジータに発破をかけるふりをして新惑星ベジータに招き入れ殺害しようとしたのでした。
パラガスは息子のブロリーによって死亡
ベジータ一族の抹殺を目的に暗躍していたパラガスでしたが、孫悟空やその仲間達の乱入で計画が露見してしまいました。さらに、それまで制御装置で力を抑えられていたブロリーも孫悟空との接触で本来の強さを発揮して制御できなくなります。計画が台無しとなってしまったパラガスは、最後の手段として1人乗りの脱出ポッドに乗り込んで逃亡を図りました。しかし、脱出前にブロリーに見つかってしまい、最後にはポッドごと潰されて勢いよく投げ飛ばされ死亡します。
【ドラゴンボール】パラガスの戦闘力や名言
多くのサイヤ人や人外キャラが激しいバトルを繰り広げるのが、『ドラゴンボール』最大の魅力です。その中で、サイヤ人であるパラガスの強さは一体どれほどのものなのでしょうか。ここからは、パラガスの戦闘力や強さ、作中で発した名言についてまとめて紹介していきます。
パラガスの戦闘力はどれくらい?
『ドラゴンボール』では、戦う力を「戦闘力」と呼び、その数値の高さで強さを計ります。映画の『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では、パラガスの戦闘力が9000だと設定されているようです。また、映画『ドラゴンボール超 ブロリー』では、年老いた姿で登場し、その時の戦闘力は4200となっています。老年になってもサイヤ人のエリート戦士・ナッパよりも高い戦闘力があることが判ります。
パラガスの強さ
映画では、ブロリーの父親で黒幕として活躍するだけで、直接孫悟空やベジータと戦わない為、強さが判りづらいです。しかし、息子の命を助ける為に、ベジータ王に直談判をする描写があるので、パラガスはある程度高い地位にいる戦士であることが判ります。サイヤ人の中でもエリートと言われている戦士・ナッパでも戦闘力4000を有しているので、それよりも確実に強いです。
パラガスの名言
映画にしか登場しないパラガスですが、作中で黒幕として登場するシーンは多く、セリフも非常に多いです。ここからは、新旧映画でパラガスが発したセリフの中から、特に有名な名言を2つ紹介します。
パラガスの名言①「オレはブロリーを最強の…」
オレはブロリーを最強の戦士に育て、いずれベジータ王に復讐をする
『ドラゴンボール超 ブロリー』の序盤で、パラガスが発した名言です。自身の保身の為にブロリー抹殺の命令を下したベジータ王ですが、パラガスは、息子を守ろうと抗議します。ベジータ王の命令に背いた為パラガスは、ブロリーと共に追放されてしまいました。身勝手なベジータ王の行いに恨みを持ったパラガスは、何としても生き延びてベジータ王に復讐すると決意表明するのでした。
パラガスの名言②「自分の息子に殺されるとは…」
自分の子供に殺されるとは…これもサイヤ人のさだめか…
『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』の最後で、ブロリーに脱出ポッドごと潰される際にパラガスが発した名言です。制御装置を破壊して暴走を続けるブロリーを見て、パラガスは計画の失敗を悟り、1人用のポッドに乗り込み逃亡を図ります。しかし、脱出前にブロリーに見つかり、ポッドごと潰されてしまいました。気に入らない人物であれば親でも殺害するという、戦闘民族のサイヤ人らしい最後を嘆くパラガスの名言です。
【ドラゴンボール】パラガスの声優
『ドラゴンボール』の映画に登場するパラガスは、数少ないサイヤ人の生き残りで歴戦の猛者といった風貌のキャラです。桁違いの戦闘力を持つブロリーの父親で、落ち着きのある中年男性といった印象を受けます。ここからは、『ドラゴンボール』でパラガスの声を演じた新旧声優について紹介していきます。
パラガスの声優①家弓家正
『ドラゴンボール』の映画で、パラガスの声を演じた初代声優は、家弓家正さんです。パラガスの初登場作品となる『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』、そして遊園地で開催された『ドラゴンボール改 スーパーバトルステージ』というバトルショーで声優を担当しました。紳士的だが野心家であるパラガスの声を独特の低音ボイスでかっこよく演じています。
家弓家正のプロフィール
- 名前:家弓 家正(かゆみ いえまさ)
- 生年月日:1933年10月31日
- 血液型:O型
- 所属事務所:81プロデュース
家弓家正さんは、演技の魅力にはまり、学生時代から演劇部に所属していました。その後、上京してラジオドラマで声優として初出演をはたすと、洋画や海外ドラマの吹き替え声優として活躍するようになります。低くて渋みのある声で、主に悪役や組織の重役の声を担当していました。2014年9月30日に病気の為亡くなりましたが、没年となる2014年に放送されたアニメ作品まで出演しています。
家弓家正の主な出演作品
- 『風の谷のナウシカ』クロトワ
- 『未来少年コナン』レプカ
- 『ポケットモンスターDP』ナナカマド博士
- 『GUILTY GEAR XX』スレイヤー
家弓家正さんは、声優としてデビューした当時から、渋みのある低音ボイスで多くの視聴者を魅了してきました。中でも、物語の黒幕となる悪役に定評があり、癖のある独特な喋り方で人気でした。家弓家正さん本人も、普段言えない言葉や言い回しができると悪役を演じることを楽しんでいたようです。
パラガスの声優②宝亀克寿
『ドラゴンボール』の映画で、パラガスの声を演じた2代目の声優は、宝亀克寿さんです。パラガスの初代声優・家弓家正さんが亡くなった為、宝亀克寿さんが後任することになりました。宝亀克寿さんは、2010年からアーケードゲームとして稼働している『ドラゴンボールヒーローズ』からパラガスの声を担当して、『ドラゴンボール超 ブロリー』でもパラガス役を演じています。
宝亀克寿のプロフィール
- 名前:宝亀 克寿(ほうき かつひさ)
- 生年月日:1946年10月30日
- 血液型:不明
- 所属事務所:青二プロダクション
宝亀克寿さんは、学生時代から演劇に興味を持ち、自分で劇団を立ち上げるなど精力的に活動をしていました。その後、声優としてデビューすると、渋くて迫力のある声で人気となります。経験豊富で仕事に対して非常に真面目な宝亀克寿さんは、亡くなった声優が担当していたキャラの後任を任されることが多いです。
宝亀克寿の主な出演作品
- 『ワンピース』ゲッコー・モリア、ジンベエ(2代目)
- 『TIGER&BUNNY』ベン・ジャクソン
- 『ひぐらしのなく頃に』北条鉄平
- 『戦国BASARA』南部晴政
宝亀克寿さんは、落ち着きのある男性や癖の強さが目立つ悪役の声を担当することが多いです。低いドスの利いた声に定評があり、キャラ名がないような脇役を演じることも多いのですが、非常に迫力があり人気となっています。
【ドラゴンボール】パラガスに対する世間での評判や人気
パラガスは、一部の映画にしか登場しないキャラですが、意外なことに知名度が高く、『ドラゴンボール』の主要キャラと肩を並べる程多くのファンがいました。
映画『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』では、パラガスは目的の為に息子であるブロリーを利用する非情なキャラとしての印象が大きいです。しかし、映画『ドラゴンボール超 ブロリー』では、ブロリーを心配する描写や過去の出来事が丁寧に描かれていて、父親としてパラガスの様子をファンは絶賛していました。
パラガスの初代声優を務めた家弓家正さんは、悪役を演じることが得意な声優だった為、パラガス役ははまり役でした。パラガスの人気の高さは、声優の家弓家正さんが声を担当していたことも大きな要因となっています。
【ドラゴンボール】パラガスはブロリーに殺された
パラガスは、映画や一部のゲームにしか登場しないレアなキャラですが、非常に認知度が高くて人気のキャラであることが判りました。映画の最後には、暴走した息子のブロリーに殺害されるという悲しい結末となってしまうパラガスですが、作中の黒幕として暗躍する姿が印象的です。是非、パラガスが登場する新旧映画を観て、パラガスの魅力に触れてみて下さい。
この記事のライター
ルキナ
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