【ドラゴンボール】ブラの誕生秘話とは？かわいい魅力や名前の由来も調査

ベジータの娘として登場したブラはドラゴンボール作中での活躍シーンが少なく存在感が薄いですが、ベジータと買い物に行ったエピソードは親子として仲睦まじい様子を披露し読者からかわいいと人気を集めました。まずはブラのプロフィールをまとめ、ドラゴンボールの作品概要とあらすじについてまとめていきます。

ブラはベジータとブルマの娘でありトランクスの14歳下の妹です。地球人とサイヤ人のハーフで、孫悟飯の娘であるパンよりもサイヤ人の血を多く受け継いでいますが超サイヤ人になれるかどうかは不明です。外見は若い頃のブルマにそっくり、性格も物事をはっきり言う母親譲りのものであるため、ベジータはブラに頭が上がりません。

ドラゴンボールは鳥山明によって週刊少年ジャンプに連載されていた漫画作品です。主人公の孫悟空を中心に夢とバトル、友情を描いた少年漫画であり王道な展開と迫力あるバトル描写が世界的人気を博しました。単行本の世界発行部数は2億6000万部を突破しており、アニメ版は全世界80か国以上で放送されています。

地球から人里離れた山奥に住む孫悟空はブルマという少女と出会い、7つ集めるとどんな願いでも1つだけ叶えてくれるドラゴンボールの存在を知ります。また、育ての親・孫悟飯の形見として持っていたものがそれだったことに気付くと、ドラゴンボールを探すことを決意するのでした。そうして冒険を始めた孫悟空は、他にドラゴンボールを目指す悪党や好敵手たちと激しい戦いを繰り広げていくのでした。

ブラには誕生するまでのエピソードが描かれており、両親であるベジータとブルマを中心にブラに関する話が展開されています。また、ブラという特徴的な名前になった理由はブルマの性格が大きく関係しています。ここではドラゴンボールにおけるブラの誕生秘話や名前の由来についてまとめていきます。

ブラはドラゴンボール連載開始時から存在していたキャラクターではなく、ベジータとブルマが結婚した後に生まれています。彼女が誕生するまでの間にベジータとブルマの間では、出産への覚悟や名前を決めるようなやり取りが描かれていました。

悟空がベジータの元を訪れウィスの元で修行しようと誘うと、ベジータはブルマが臨月だからとそれを断りました。その時のベジータはブルマのことを心配しており、ブルマがストレッチを始めると「あんなに動いて大丈夫なのか？」と珍しく戦い以外の場で動揺を見せていました。

ウィスがベジータたちの前に姿を現すと、ベジータを修行に連れていく必要があったためウィスは魔法を発動して呆気なくブルマを出産させました。ベジータは生まれた我が子を愛でる暇もなく修行に連れていかれ、それからしばらくブラの登場はありませんでした。

ブラが再登場した時は10歳前後の年齢になっていました。そこから逆算するとブルマは47歳の時に出産したことになります。なお、オリジナルアニメ『ドラゴンボールGT』では8歳の姿で登場しており、パンよりも年下でしたが遥かに大人びた雰囲気と現代っ子として描かれていました。

ブラの名前の由来はブラジャーでブルマが名付けました。一方でベジータはサイヤ人らしい名前をつけるため『エシャロット』にしようと考えていたそうです。なお、エシャロットはネギ属植物に分類される野菜で、野菜の名前を由来としない混血サイヤ人の中で唯一野菜由来の名前が名付けられそうになっていました。

再登場したブラは10歳前後の年齢にして高校生になっており、年相応な見た目に反して天才的な頭脳を持っていること、サイヤ人の血を引いていながら非戦闘員であることが明かされました。

ドラゴンボール本編への登場頻度があまり多くないブラですが、誕生してから成長した姿で再登場した時やベジータと一緒に買い物に行ったエピソードはかわいい魅力が描かれており、瞬く間に読者から人気を集めました。ここではドラゴンボールにおけるブラのかわいい魅力についてまとめ、今後の動向について考察していきます。

ブラはブルマにそっくりな見た目からしてかわいいですが、読者から特に人気な要素は内面的な部分でパンやベジータとの関係性は彼女の素性がよく表れています。人気を呼んでいるブラの魅力を3つに分けて紹介していきます。

ブラの性格は母親譲りのものでとても勝ち気で感じたことを包み隠さず素直に話します。ベジータと買い物に行こうとした時は実の父親に対して「ヒゲが似合ってない」と言い切っており、ベジータはショックを受けてヒゲを剃ったことがあります。

孫悟飯の娘であるパンとは1歳差の親戚で同じサイヤ人と地球人のハーフです。ブラはパンと比べてサイヤ人の血が濃いですが、尻尾を持っておらず武術を嗜んでいないという違いがあります。『ドラゴンボールGT』ではパンより年下でしたが大人びた雰囲気によって立場が逆転することが多々ありました。

ベジータと買い物に行くエピソードが描かれると、ブラはベジータのことを「パパ」と呼び一緒に行けて嬉しいことを素直に伝えます。一方ベジータは「お前が勝手についてきた」とツンデレな一面を見せますが、その後もブラはベジータと必要以上にくっつき付き合いたてのカップルのように接していきました。ベジータもわざわざ車を運転していたり、長い買い物にしっかり付き合ってあげたりと口とは逆の行動を取ってブラとの時間を楽しんでいるようでした。

ドラゴンボール本編ではあまり活躍シーンに恵まれなかったブラでしたが、現在のドラゴンボールはゲーム化やオリジナルアニメなどが展開されており、作品によってキャラクターの設定が変わることがあります。ブラが別作品に再登場することを見越して、今後どのように変化するのかを考察していきます。

ドラゴンボール作中で『サイヤ人と地球人のハーフは能力が高い』と言われています。トランクスのような混血サイヤ人は潜在能力が高いとされており、ブラもそれに該当するため元々の戦闘能力が高いと推察されます。ドラゴンボール作中では非戦闘員でしたが、ベジータのように修行を積んでいけば戦闘員になることは可能でしょう。兄弟のトランクスや親戚のパンなど、身近な場所に戦闘員がいるため彼らに影響されてブラも戦うようになる可能性が考えられます。

ブラの頭脳は令嬢だったブルマ譲りであり10歳にして高校生になるほど優秀です。その能力を活かしてブラはカプセルコーポレーションの後継ぎになることが可能でしょう。今後はホイポイカプセルの新しいタイプを開発したり、タイムマシーンの精度が向上したりと最新技術の知識を学び、時代の最先端を行く会社にまとめ上げてくれるはずです。

ドラゴンボールはアニメ作品としても世界的に知られており、フジテレビ系列で放送されていた当時は平均視聴率20％以上を超え、更にその視聴率を11年間維持し続けた記録を誇っています。それほどアニメ版が大盛況した理由には声優の存在が大きかったことでしょう。ここではアニメ版ドラゴンボールにてブラの声を担当した声優についてまとめていきます。

ブラを演じた声優は鶴ひろみさんです。1978年～2017年にかけて活動し続けた声優業の先駆者で、デビュー当時は『靏ひろみ』名義で活動していました。元々子役として芸能界にデビューしていた女優でテレビドラマや映画にて活躍する演者でした。残念ながら2017年に逝去され、『鶴ひろみを送る会』が開かれた時は大勢の声優が出席しました。

これまでブラの誕生秘話やかわいい魅力、今後などについてまとめてきましたが、実際のところドラゴンボールファンは彼女の存在をどう思っているのでしょうか。ここではブラに対する世間での評判や人気についてSNSのコメントを参照することで明らかにしていきます。

ブラの評判を調べてみると彼女をかわいいと称しているコメントがとても多く見受けられました。ブルマに似た容姿や父親相手に子どもらしく無邪気に接しているところが人気のようで、登場回数が少ない割には高い認知度があったと言えます。

ベジータとの関係性は特に人気がありました。親子で買い物に行くエピソードはブラよりもベジータの方が可愛かったというコメントもあり、素っ気ない態度の裏に子どもへの愛情を秘めているベジータと、そんなツンデレに構わずくっつこうとするブラのやり取りが評判でした。

一部のファンからはブラをもっと活躍させてほしかったと言われていました。ブラの人気が高いがゆえに、あまり本編中に登場しなかったことを不満に思っている人もいるようです。今後、別媒体などで成長したブラが登場することが期待されています。

ドラゴンボールに登場するブラが誕生する時は、ベジータが意外な一面を見せた魅力的な瞬間でした。ブラというの名前は母親から授かったように、彼女は今後もブルマのように優しく逞しい女性として成長していくことでしょう。興味を持った人はぜひ、ブラの登場シーンやベジータとのやり取りをドラゴンボール本編にてチェックしてみてください。