【ドラゴンボール】ギニュー特戦隊のポーズとは?メンバー構成についても紹介
『ドラゴンボール』に登場するギニュー特戦隊が取り続けているポーズについて解説します。記事内では、ユニークなポーズに強いこだわりを持つギニュー特戦隊のメンバー構成やそれぞれの強さ、『ドラゴンボール』内での名シーンや考察などもまとめました。
目次
ギニュー特戦隊とは?
『ドラゴンボール』に登場するギニュー特戦隊は、ナメック星での戦いに登場した5人組の敵キャラクターです。独自のキャラクター性が戦闘中に数々の名シーンを生み出したことで、今でもファンからの人気は衰えていません。まずは、『ドラゴンボール』の内容を振り返りながら、ギニュー特戦隊について簡単にチェックしてみましょう。
ギニュー特戦隊の概要
ギニュー特戦隊は、『ドラゴンボール』のフリーザ編で登場した5人編成の敵キャラクターです。それぞれのキャラクターの強さや個性も魅力的ですが、全員が集まると不思議なポーズを決める頻度が多くなります。一見するとユニークなキャラクター性が全面に出ていますが、それぞれが持つ戦闘力の高さも確かなものです。悟空がナメック星に到着する前までは、ギニュー特戦隊によって苦戦を強いられるほどでした。
ドラゴンボールの概要
ドラゴンボールは週刊少年ジャンプで連載されていたバトルアクション漫画で、今までに多くのアニメやゲーム、映画化なども果たしています。日本のみならず、世界的に高く評価されていて、コミックスは2020年6月時点で全世界2億6000万部以上、ゲームは全世界累計販売本数5000万本以上の売り上げを記録している大人気作品です。現在でも『ドラゴンボール超』として連載は続いているため、未だ人気の衰えを感じさせることがありません。
ドラゴンボールのあらすじ
ひっそりとした山奥で暮らす尻尾が生えた孫悟空は、ドラゴンボールを探しにやってきたブルマと出会います。2人で協力してドラゴンボールを探す旅に出る最中、数々のトラブルに巻き込まれた悟空はいつしか自分が強くなることを望むようになりました。数々の修行や戦いを繰り返し、多くの仲間たちと共に悟空は成長をしていく物語です。
ギニュー特戦隊のポーズとは?
ギニュー特戦隊といえば、戦闘の前に全員でコミカルなポーズを取ることで有名です。ナメック星での戦いの最中、幾度となくポーズを決め続けていたことから、ファンの間では今でも印象に残り続けています。その結果、記念撮影などでそのポーズを真似るファンが大勢いるほどの魅力があります。ここでは、ギニュー特戦隊がとるポーズの魅力についてチェックしてみましょう。
スペシャルファイティングポーズとは?
ギニュー特戦隊は、スペシャルファイティングポーズと呼ばれるポーズと取ることで有名です。シリアスなシーンや、忠誠を誓うフリーザの前であっても作中でユニークなポーズを取り続けています。高い戦闘力を持ちながら、スペシャルファイティングポーズを重要視しているコミカルなキャラクター性は唯一無二の魅力を持っています。
ギニュー特戦隊のポーズへのこだわり
ギニュー特戦隊はフリーザへの忠誠心も高く、与えられた仕事はしっかり熟すキャラクターです。それ以上にスペシェルファイティングポーズへのこだわりも強く、仲間が敗北したことを聞くと真っ先にポーズの美しさが損なわれることを心配していました。この様子を見たリクームは、どうにか4人で維持できる新たなスペシャルファイティングポーズを考案してもらおうとしています。このリクームの発言で、このポーズはギニューが考案していることがわかりました。
ナメック星に悟空が到着したあとは、他のメンバーが軒並み撃破されてしまい、最終的にはギニューとジースのみになってしまいます。その際も2人ではスペシャルファイティングポーズが決まらないことに激昂していることから、それだけ強いこだわりを持ってポーズを決めていたことがわかる名シーンです。
ギニュー特戦隊のポーズの美しさの理由は身長差?
スペシャルファイティングポーズは、全員が違うポーズをとっているので一見すると統一感を感じさせません。しかし、キャラクターそれぞれがバランスの良い身長差をしていることから、スペシャルファイティングポーズをとることで1コマの中に全員が綺麗に集約されています。たった1コマで、ギニュー特戦隊の体格や身長差が伝わるバランスの良さがスペシャルファイティングポーズの魅力です。
第一印象では、敵キャラクターがふざけているように見えるシーンですら、ファンであれば真似したくなるような作中屈指の名シーンとして仕上げられるのは作者の鳥山明だからこそ出来る所業です。
ギニュー特戦隊のメンバーの名前の由来や強さ
フリーザに仕えるギニュー特戦隊の名前は、それぞれ乳製品が由来となっています。フリーザの名前の由来が冷蔵庫から来ているため、部下の名前が冷蔵庫に保管する必要がある食品になっているなど、キャラクターの関係性を名前からも表れているのが『ドラゴンボール』の面白いポイントです。ここでは実際に、メンバーの名前の由来やそれぞれの強さについてチェックしてみましょう。
ギニュー特戦隊のメンバー①ギニュー
ギニューの名前の由来は牛乳から来ていて、特にスペシャルファイティングポーズへのこだわりが強いキャラクターです。戦闘力は120,000で、フリーザ軍の中でもトップクラスの強さを誇ります。現在の体は特技のボディ・チェンジで手に入れたもので、本来の姿は『ドラゴンボール』内で登場していません。一度悟空ともボディ・チェンジによって身体の交換に成功しましたが、能力をうまく扱うことができず、ベジータに敗北します。
再度ボディ・チェンジを行い、今度はベジータの体を奪おうとしましたが、悟空が側にいたカエルを投げたことにより阻止されました。最終的にカエルとなってしまったギニューは戦闘力を失い、悟空の温情によってそのまま逃走しています。
ギニュー特戦隊のメンバー②リクーム
リクームの名前の由来はクリームから来ています。大柄かつたくましい肉体で、果物のヘタのような髪型が特徴的です。戦闘力は推定6万程度で、見た目通り肉弾戦を得意としています。ナメック星での戦闘は、常に笑顔で戦いを楽しむ姿が印象的で、ナメック星での戦いでは当時数々の修羅場を抜けて強くなったベジータですら歯が立たないほどでした。悟飯の波動砲も息だけで跳ね返しているため、当時の戦いでは絶望的な強さの持ち主です。
ナメック星に到着した悟空との戦いでは最初こそ余裕を見せていましたが、圧倒的な戦力差によって肘打ち一発で敗北しています。その場では生存していたものの、最終的にはベジータの手によってトドメを刺されてしまいました。
ギニュー特戦隊のメンバー③グルド
グルドの名前の由来はヨーグルトから来ています。ギニュー特戦隊の中では最も身長が低く、緑色の肌に4つの目を持っています。他のメンバーと比べると戦闘力はかなり低く、推定で1万3000程度しかありません。そのため、作中でも強さを疑われるような描写もありましたが、一瞬だけ時間を操れる能力を持っています。これ以外にも金縛りを使って相手の動きを封じ込めることもできるため、他の戦闘員とは違うトリッキーな戦い方を得意としていたことが推測されます。
グルドが使う超能力自体は強力なものですが、作中ではベジータによって倒されています。そのため、強力な超能力を持ちながら、ナメック星での戦いでその力を発揮することはありませんでした。実際に戦闘をしていた場合、グルドはどのような戦い方をしていたのか考察してみるのも面白いポイントです。
ギニュー特戦隊のメンバー④バータ
バータの名前の由来はバターから来ています。ギニュー特戦隊内では最も大柄で青色の肌を持ち、戦闘力は推定4〜6万程度はあるキャラクターです。スピードに関してはギニュー特戦隊でも随一で、宇宙最速を自称しています。ナメック星での戦闘では遠くへ投げられたドラゴンボールを一瞬で取ってくるなど、自分で宇宙最速を名乗るだけの実力を遺憾なく発揮していました。序盤こそ大物のような立ち位置でしたが、悟空がナメック星へ到着してからは一変してしまいます。
悟空との戦闘では、悟空のスピードについていくのが精一杯でした。今まで宇宙一の速さを自覚していたからこそ、悟空の動きに翻弄され続けてしまい、最終的には一撃で撃破されています。
ギニュー特戦隊のメンバー⑤ジース
ジースの名前の由来はチーズから来ています。赤い肌に白色の長髪が特徴的で、ギニュー特戦隊の中では地球人に近い見た目をしているキャラクターです。作中ではバータと行動を共にすることが多く、悟空との戦闘でも2人がかりで挑んでいます。その後、バータが敗北した後は直ぐに撤退し、ギニューと合流しています。ギニューと悟空との戦闘では手を貸そうとする場面もありましたが、1対1の戦いを望むギニューに対して「手を出すな」と激怒されました。
幾度となく命拾いしてきましたが、最終的には死の淵から蘇ってきたベジータの手によって敗北しています。
ギニュー特戦隊の謎や名シーン
ギニュー特戦隊は、ナメック星での戦いでいくつもの名シーンを残している一方で、作中で明かされていない謎も残されています。ファンの間で特に評価の高いフリーザ編だからこそ、物語を盛り上げるアクセントになっているギニュー特戦隊の活躍や名シーンも欠かすことはできません。ここでは、ギニュー特戦隊の名シーンの魅力や残されている謎などについてチェックしてみましょう。
ギニュー特戦隊の名シーン
ギニュー特戦隊は、フリーザ軍団の部下で中でもトップクラスの強さを誇る一方で、スペシャルファイティングポーズに強いこだわりも持っています。そのため、グルドが敗北した際は真っ先にポーズのバランスを崩れることを恐れていました。戦闘シーンでは悟空とギニューが対決する際、ジースが横槍を入れたことに対して激怒しています。これに対して悟空は、フェアな戦い方をするギニューを高く評価する名シーンとして、ファンの記憶に残りました。
コミカルな要素が強い敵キャラクターですが、戦闘や任務においては与えられた仕事はきっちりこなせる点がギニュー特戦隊の魅力です。
ギニュー特戦隊の謎を考察
『ドラゴンボール』内で印象的な名シーンを残しているギニュー特戦隊ですが、作中では明確にされていない謎も残されています。作中では明かされていない謎を読者の間で考察できるのも『ドラゴンボール』の魅力の一つです。実際にどのような謎が残されているのか、詳しくチェックしてみましょう。
考察①別の惑星フリーザ経由でナメック星に移動した?
ギニュー特戦隊は、ナメック星に移動する前はヤードラット星を攻め込んでいました。作中で明かされている距離や移動手段を考慮すると、そこからナメック星へ移動するためにはおよそ19日は必要です。しかし、実際にフリーザからの緊急招集に対しては5日でナメック星に到着しています。この時、フリーザは惑星フリーザを経由してナメック星へ来るよう命じていて、それに対し5日で到着していることを考慮するとわざわざ遠回りしている時間はありません。
つまり、ヤードラット星とナメック星の中間に別に配下としている惑星フリーザがあると考察するのが自然な考え方です。このように、フリーザの命に対して無駄なく最速で到着できるよう動いたギニュー特戦隊が持つ忠誠心の高さが垣間見えます。
考察②幻のメンバー「ボニュー」の存在
原作内では5人編成のギニュー特戦隊ですが、2020年に発売された家庭用ゲーム『ドラゴンボールZ KAKAROT』内で、6人目のメンバーが存在していたことが明かされました。名前は「ボニュー」でギニュー特戦隊唯一の女性であり、ギニューの次にスカウトされているため特戦隊で2番目に加入しました。戦闘力も他の隊員に引けを取らないものでしたが、スペシャルファイティングポーズが嫌でボニューは特戦隊から離脱しました。
ギニュー特戦隊の魅力的な歌
『ドラゴンボール』内でも高い人気を誇るギニュー特戦隊は、アニメ『ドラゴンボール改』の作中で専用のオリジナルソングが披露されました。歌詞の中でギニュー特戦隊のメンバーや魅力を多く語っていることから、この曲を聞けばギニュー特戦隊がどのような部隊なのか理解できるようになっています。これは『ドラゴンボール改』で追加された要素のため、ギニュー特戦隊の魅力が長い間高い評価を受けていたものによるものです。
実際に、ギニュー特戦隊が登場する際の挿入歌として流れる場面は、作中屈指の名シーンとして挙げられます。
ギニュー特戦隊のフィギュアも人気?
独自のキャラクター性が人気のギニュー特戦隊は、これまでに何度もフィギュア化を果たしました。ギニュー特戦隊全員を揃えると作中で登場したスペシャルファイティングポーズの再現も可能なため、ギニュー特戦隊ファンには欠かせないグッズとなっています。
ギニュー特戦隊に対する世間での評判や人気
ここで、ギニュー特戦隊に対する世間での評判や人気についてチェックしてみましょう。
これまでに無かったコミカルなキャラクター性をでありながら、圧倒的な強さを誇るギニュー特戦隊に驚愕したファンもいるようです。ギニュー特戦隊はただ強いだけでなく、読者を楽しませる魅力を兼ね備えています。
ギニュー特戦隊のスペシャルファイティングポーズを高く評価するファンもいるようです。一見すると統一感のないポーズに見えて、それぞれの体格差を考慮した上でバランスよく配置されているのがスペシャルファイティングポーズの魅力です。これだけファンの間で高く評価されるポーズを考案した、鳥山明先生の画力と発想力の高さが垣間見えます。
ギニュー特戦隊のスペシャルファイティングポーズに対して、フリーザは何も口出ししていないことに感心するファンもいるようです。ギニュー特戦隊は、悪の帝王として恐れられているフリーザすらも、ふざけているように見えるポーズですら容認させました。実力や忠誠心が無ければ許されない行為のため、細かいやり取りの中でフリーザとギニュー特戦隊の関係性が見えてきます。
ギニュー特戦隊のポーズへのこだわりは凄かった
ギニュー特戦隊は、戦闘力の高さやフリーザへの忠誠心以外に、スペシャルファイティングポーズへの強いこだわりを持っている魅力的なキャラクターです。このように、『ドラゴンボール』には味方のみならず、読者の記憶に残る敵キャラクターが数多く生み出されています。現在でも漫画の連載は続いている作品のため、これからも敵キャラクターが生み出す名シーンに注目してみることで新たな発見ができるでしょう。
この記事のライター
桜井紅茶
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。