【ドラゴンボール】映画を歴代順にして紹介!見る順番や一番人気なのは?
アニメ「ドラゴンボール」は多数の映画作品が制作されており、歴代作品は20作以上にものぼります。本記事では、ドラゴンボールの歴代映画シリーズを一覧にまとめました。おすすめの見る順番や、人気作品TOP3についても見ていきましょう。
目次
【ドラゴンボール】とは?
ドラゴンボールの作者
「ドラゴンボール」の作者は鳥山明さんです。1955年に愛知県で生まれた鳥山さんは、1978年に週刊少年ジャンプで読み切り作品で漫画家デビューしました。1980年に名作「Dr.スランプ」を連載し話題となり、人気漫画家の仲間入りを果たします。1984年には「ドラゴンボール」の連載がスタートし、この作品の大ヒットにより世界的な人気を得ました。近年もドラゴンボールの仕事を中心に精力的に活動を行っています。
ドラゴンボールの概要
「ドラゴンボール」は1984年から1995年まで週刊少年ジャンプで連載されました。七つ集めるとどんな願いも叶うと伝えられているドラゴンボールをめぐって、主人公の孫悟空と仲間たちが活躍する作品です。初期はボールを探す旅が中心でしたが、途中からバトルが中心となる作風となり人気が向上しました。テレビアニメ化もされ、各種玩具展開などシリーズは継続中です。名実ともに日本を代表する名作漫画です。
ドラゴンボールのあらすじ
山奥に一人で暮らしていた主人公の孫悟空は、ある日都会からやってきたブルマと出会います。七つ集めるとどんな願いも叶うというドラゴンボールを探していたブルマは、悟空の家でその一つである四星球を見つけました。ブルマからボールの話を聞いた悟空は、彼女とともにボール探しの旅に出ます。そして数々の出会いや戦いを経て、やがて悟空は何度も地球を救う戦士に成長していきます。
【ドラゴンボール】歴代映画シリーズ一覧
歴代映画①ドラゴンボール 神龍の伝説
「ドラゴンボール 神龍の伝説」は1986年に公開された記念すべき映画版の第一作です。物語はテレビアニメの展開を再構成したものでした。最初の作品でありながらも、ラスボスであるグルメスを倒さずに終わる異色の作品となっていることが特徴です。見る順番としても最初に相応しいものとなっていました。
歴代映画②ドラゴンボール 魔神城のねむり姫
「ドラゴンボール 魔神城のねむり姫」は1987年に公開されました。前作の続きとなっており、悟空の親友となるクリリンが映画版で初登場した作品です。また、悟空が亀仙人のもとで修行を始めるなど後のバトルを中心とした展開に繋がる要素も描かれました。
歴代映画③ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険
「ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険」は1988年に公開されました。原作のレッドリボン軍との戦いをベースに、大胆なアレンジが加えられています。悟空の仲間となる天津飯と餃子が、本作で映画版に初登場しています。またDr.スランプに登場したアラレちゃんも劇中に登場しており、鳥山明作品のキャラクターがスクリーンで共演を果たしたことも話題となりました。
歴代映画④ドラゴンボールZ
「ドラゴンボールZ」は1989年に公開されました。他の作品のような副題はありません。この時期、物語の進展にともないテレビアニメ版はタイトルを「ドラゴンボールZ」と改め放送されていました。本作はZの映画版としては一作目となります。悟空の敵として登場し、後に仲間になったピッコロと悟空の息子である孫悟飯は本作で映画版に初登場を果たしました。
歴代映画⑤ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ
「ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ」は1990年に公開されました。本作では、すでに原作やテレビアニメでは戦いの一線から身を引いていた亀仙人の活躍場面が描かれているのが特徴です。その他にも、これ以降の映画版でクリリンが多用する「なんで俺だけ」という台詞も本作で初登場しました。
歴代映画⑥ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦
「ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦」は1990年に公開されました。敵キャラクターのターレスは悟空と同じ顔をしていることが特徴です。悟空が頭を打たず、凶悪なサイヤ人のままだったifを表現したキャラクターであり、悟空と同じく野沢雅子さんが声を担当し映画版の敵の中でも高い人気を誇っています。他にもクリリンやヤムチャ、天津飯や餃子などこの時期の映画で悟空の仲間が全員登場することも話題を集めました。
歴代映画⑦ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空
「ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空」は1991年に公開されました。敵キャラクターであるスラッグは、ピッコロと同じナメック星人という設定です。ドラゴンボールの人気要素となった超サイヤ人という単語がタイトルに登場していますが、作中で悟空が変化した形態は疑似スーパーサイヤ人とされています。そのため、超サイヤ人の本格的な登場は自作に持ち越されることになりました。
映画⑧ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強
「ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強」は1991年に公開されました。本作では、シリーズの中でも人気の高い悪役であるフリーザの兄のクウラが登場します。そして、そのクウラと戦うために映画版で悟空が初めて超サイヤ人に変身しました。クウラはその強さやビジュアルの格好良さから人気となり、後に劇場版で再登場する人気を得ました。その他の特徴としては、映画の冒頭で悟空の父であるバーダックも登場しています。
歴代映画⑨ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち
「ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち」は1992年に公開されました。前作に登場したクウラがメタルクウラとしてパワーアップし、再び悟空と戦う作品です。本作において、悟空のライバルであるベジータが映画版で初登場を果たしました。作中で、倒したかに思われたメタルクウラが崖の上に多数登場する場面はドラゴンボール映画の中でも特に絶望的な場面として語られています。
歴代映画⑩ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人
「ドラゴンボールZ 極限バトル!!三大超サイヤ人」は1992年に公開されました。原作では人造人間という敵が登場しますが、本作では漫画には登場しないオリジナルの人造人間が敵として登場し悟空たちを苦しめました。その他の特徴としては、ベジータの息子であるトランクスが本作で映画版に初登場を果たしています。悟空、ベジータ、トランクスの三人の超サイヤ人が揃って戦う迫力あるバトルが描かれた作品です。
歴代映画⑪ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦
「ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」は1993年に公開されました。本作の敵キャラクターであるブロリーは、悟空たちとは異なる「伝説の超サイヤ人」と設定されています。作中においてブロリーが見せる強さは絶望的であり、同時にファンに大きな印象を残しました。ブロリーは人気が高く、後の映画版で何度も登場することになります。その他の特徴としては、孫悟飯が本作で初めて超サイヤ人の姿を披露しています。
歴代映画⑫ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴
「ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!!ぶっちぎりの凄い奴」は1993年に公開されました。この時期の原作やアニメ版では、孫悟空は死亡していることから本作では悟飯が主人公を務めています。敵はボージャックであり、仲間とともに悟飯と激闘を繰り広げました。ドラゴンボールの映画版はテレビアニメとはパラレルワールドとなる作品が大半ですが、本作は珍しく本編の流れに取り入れても違和感のない作品となっています。
歴代映画⑬ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない
「ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない」は1994年に公開されました。本作で敵となるのは前々作に登場したブロリーです。本作から悟空の次男である孫悟天が登場し、相方の少年トランクス共々活躍を見せました。また、孫悟飯も本作から青年に成長した姿を披露しています。その他の特徴としては、悟飯のガールフレンドであり後に妻となるビーデルも本作で映画版に初登場しました。ブロリーに向かって孫親子がかめはめ波を放つ場面が感動的な名作です。
歴代映画⑭ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ
「ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ」は1994年に公開されました。本作ではブロリーのクローンであるバイオブロリーが敵として登場します。主人公は孫悟天と少年トランクスが務めました。原作にも登場し、後に重要なキャラクターとなったミスター・サタンが本作で映画版に初登場を果たしています。また、もともとは敵であり後にクリリンの妻となった人造人間18号も本作で映画版デビューをしています。
歴代映画⑮ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ
「ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ」は1995年に公開されました。原作にも登場した融合技であるフュージョンが使用され、悟空とベジータが合体したゴジータが登場するのが特徴です。ゴジータは原作には登場しないキャラクターですが、その強さと格好良さから人気となりました。敵であるジャネンバのキャラクターも個性的であり、映画版の中でも強い印象を残しています。ベジータの葛藤などドラマとしての見所も多く名作といわれています。
歴代映画⑯ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる
「ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」は1995年に公開されました。この時期原作は完結しており、ドラゴンボールZの映画は本作で一つの区切りをむかえました。本作では原作の後の話が描かれており、少年トランクスの活躍に焦点が当てられています。未来からやってきたトランクスが持っていた剣に関する一つの解釈となっていることが特徴です。敵であるヒルデガーンは巨大さが武器であり、街中で悟空たちが戦う迫力あるバトルシーンが描かれました。
歴代映画⑰ドラゴンボール 最強への道
「ドラゴンボール 最強への道」は1996年に公開されました。この時期アニメは「ドラゴンボールGT」が放送されていましたが、本作はGTの映画版ではなく原作初期の少年悟空編を再構成したものとなっています。しかし、少年悟空が超サイヤ人に変身するなど本作独自の展開も打ち出されている作品となっていました。本作において、ドラゴンボールの映画版は次作の「神と神」まで中断することになります。
歴代映画⑱ドラゴンボールZ 神と神
「ドラゴンボールZ 神と神」は2013年に公開されました。ドラゴンボールの映画としては久しぶりの完全新作であり、原作者の鳥山明さんが原案を手掛けています。本作では原作の魔人ブウとの戦いの後を描いており、新キャラクターである破壊神ビルスと天使であるウィスが登場しました。超サイヤ人ゴットという新形態も登場し、悟空が新たな領域進む姿が描かれています。
歴代映画⑲ドラゴンボールZ 復活の「F」
ドラゴンボールZ 復活の「F」は2015年に公開されました。神と神の続編となる本作では、原作の人気キャラクターであるフリーザが復活し新たな変身を披露し話題となりました。また、悟空とベジータも超サイヤ人ブルーという新形態を見せています。
歴代映画⑳ドラゴンボール超 ブロリー
「ドラゴンボール超 ブロリー」は2019年に公開されました。以前映画版に登場したブロリーが、過去作と違う新たな設定で登場します。本作は過去の映画と異なり、原作の中に組み込まれる「ドラゴンボール超」の映画です。原作の世界観の中で初めてゴジータが登場したことも話題になり名作と評価されています。
歴代映画㉑ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」は2022年に公開されました。前作の続編であり、新たな人造人間との戦いが描かれます。孫悟飯とピッコロに焦点が当てられ、二人の新形態も登場しました。また、青年になった悟天とトランクスも登場します。
【ドラゴンボール】歴代映画の時系列や見る順番
ドラゴンボールの歴代映画の時系列
ドラゴンボール映画の時系列は、概ね前項「【ドラゴンボール】歴代映画シリーズ一覧」で紹介した順番と同じです。ただし、1996年公開の「ドラゴンボール 最強への道」だけは初期の悟空を描いた作品となっているため、時系列的には一作目「ドラゴンボール 神龍の伝説」と二作目「ドラゴンボール 魔神城のねむり姫」の間に位置します。
ドラゴンボールの歴代映画の公開順
ドラゴンボール歴代映画シリーズの公開順は、前項で紹介した映画の順番となっています。2013年の「神と神」から始まるシリーズ以前の作品は、基本的に漫画及びそれを元にしたテレビアニメとはパラレルワールドの関係です。映画での悟空たちの強さは、直近のテレビ放送の時期に合わせてありました。
ドラゴンボールの歴代映画を見る順番
ドラゴンボールの映画を見る順番は、破壊神ビルスが登場する近年の作品を除けばどの作品から見ても大丈夫です。ボールを探す、悟空が敵と戦うなどの基本的な設定さえ理解しておけば、あとは魅力的な敵が登場し繰り広げられる熱いバトルを楽しめるようになっています。ただし、悟空の強さの変化を知りたいという方は見る順番を時系列順にするのがおすすめです。
【ドラゴンボール】歴代映画で一番人気なのは?人気ランキングTOP3
3位:ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち
本作では、前作で悟空に倒されたクウラがメタルクウラになって登場しました。悟空とベジータが超サイヤ人になっている時期であり、シリーズの中でバトル描写も円熟味が出てきており見る順番としては最初に見ても楽しめる名作となっています。
2位:ドラゴンボール超 ブロリー
本作では鳥山明さんの脚本により、サイヤ人の歴史とブロリーのキャラクターが新たに描かれました。バトルの迫力や話題性はもちろん、平和的な結末もあって名作との声も多い作品です。単独でも楽しめますが、見る順番としては前作と前々作を見るとより楽しめます。
1位:ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ
本作はゴジータの話題性以外にも、そこに至るまでの悟空とベジータのドラマ性の高さが支持を集めている名作です。見る順番としては、それ以前の作品を見て二人の関係性やキャラクターを把握してから鑑賞するとより感動するものになっています。
【ドラゴンボール】歴代映画に対する世間での評判や人気
ドラゴンボールの映画には面白いとの声が多くありました。長くシリーズが続いていますが、最新作のスーパーヒーローも支持を集めたことが変わらぬ人気を証明しています。長く新作がなかった時期があったことも考えると、その人気は驚異的です。
長い歴代シリーズの中で、初期の頃のアクションを肯定する声もありました。どのシリーズもバトルが中心となりますが、悟空が如意棒を使う場面などはこの時期のシリーズならではの魅力です。見る順番によっては新鮮な気持ちを味わうことが出来ます。
面白いとの声の一方で、ドラゴンボールの映画を面白くないと感じる人もいるようです。キャラクター性やバトルの面白さが魅力の名作である反面、複雑なストーリーが好みの人には敷居が高い一面もあります。
【ドラゴンボール】歴代映画作品は名作ばかりだった
ドラゴンボールの映画シリーズは、見る順番を問わず楽しむことができます。原作はもちろん名作ですが、それを膨らませ魅力的なキャラクターが多く創造されたことが映画シリーズを名作にしました。興味を持たれた方は是非映画シリーズに触れてみてください。
この記事のライター
侑芽
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