【名探偵コナン】黒の組織のボスが判明した?正体や生存しているのかも調査
『名探偵コナン』で物語のカギとなる黒の組織と、長らく正体が不明であった黒の組織のボスについて解説します。また、これまで作中で描かれてきた黒の組織のボスを取り巻く人間関係、正体や過去、生存状況などについてもあわせて解説します。
目次
黒の組織とは?
黒の組織の概要
黒の組織とは、名探偵コナンの作中に登場する凶悪犯罪組織です。その正体や目的は不明で、メンバーにはお酒にまつわるコードネームで活動しています。黒ずくめの服装とサングラスが特徴で、銃器や爆弾などを使って殺人やテロなどの悪事を働いています。また、薬物開発部門があり、毒薬や奇薬などを作っています。その中には、主人公工藤新一が幼児化した薬物である「APTX4869」もあります。
名探偵コナンの概要
『名探偵コナン』は、青山剛昌先生による推理漫画です。1994年から週刊少年サンデーで連載されており、現在も連載されています。高校生探偵・工藤新一が、黒の組織によって小学生に幼児化させられたという内容は、読者から大きな話題を呼びました。本作品は、アニメ化や映画化もされており、人気シリーズとなっています。
名探偵コナンのあらすじ
高校生探偵である工藤新一は、幼なじみで恋人の毛利蘭と遊園地デート中に不審な取引現場を目撃し、取引相手の男に背後から殴られて気絶します。目覚めた新一は、男から飲まされた毒薬「APTX4869」の副作用で小学生の姿になっていました。新一は自分の正体を隠し、江戸川コナンという偽名を使うことにします。そして、自分を幼児化させた謎を知るため、蘭の父親で探偵事務所を営む毛利小五郎のもとに居候することになり、様々な事件と遭遇していきます。
黒の組織のボスが判明?40年前の事件とは?
黒の組織のボスが判明するシーンは何話?
『名探偵コナン』の最大の謎である黒の組織のボスの正体が明らかになるのは、原作95巻に収録されている3つのエピソードです。それらは、「File1006:じっとしてなさい!」、「File1007:焦ってんだよ」、「File1008:ホラ♡」というタイトルです。
黒の組織のボスの名前は烏丸蓮耶
ボスの名前は、烏丸蓮耶(からすまれんや)です。彼は半世紀以上前に99歳で謎の死を遂げたとされる大富豪です。原作で黒の組織のボスであることが判明する前に登場した際は、考古学者たちを次々と殺害した凶悪な人物として描かれていました。彼は死への異常な恐怖心と、目的達成のためには手段を選ばない冷酷さを持っています。
黒の組織のボスが烏丸蓮耶だと判明した経緯や伏線
烏丸蓮耶が黒の組織のボスであるという伏線は様々なものがありました。例えば、ボスと連絡を取る際に使われる電話番号のプッシュ音が、カラスを題材にした童謡「七つの子」であることや、ジンに銃を突きつけられたピスコが「あの方に長年仕えた」と発言したことなどです。また、17年前に起きた羽田浩司殺人事件では、被害者が残したダイイングメッセージが工藤優作の推理で「CARASUMA」という文字列で、烏丸蓮耶を指していたことが判明しました。
黒の組織のボス・烏丸蓮耶に関係する40年前の事件
烏丸蓮耶は、40年前にある恐ろしい事件を起こしています。それは、「黄昏の館」と呼ばれる彼が所有する屋敷で起きた大量殺人事件です。烏丸は、館に隠された財宝を探すために優秀な考古学者たちを招きましたが、彼らが財宝を見つけられなかったことに怒り、次々と殺害していきました。この事件はもみ消されており、一般には知られていないものとなっています。
黒の組織のボス・烏丸蓮耶が恐れるシルバーブレット(銀の弾丸)
烏丸蓮耶は、自分にとって脅威となる存在をシルバーブレット(銀の弾丸)と呼んでいます。シルバーブレットとは、伝説上では人狼や悪魔などを倒すことができる弾丸です。つまり、彼は自分が悪魔であることを自覚しており、それに対抗する者を恐れているのです。中でも彼が最も恐れているシルバーブレットは、FBI捜査官である赤井秀一です。組織は赤井秀一の存在を危険視し、何度も暗殺を試みていますが、いずれも失敗に終わっています。
黒の組織のボスの名前は烏丸蓮耶だと知っているキャラ
現在、黒の組織のボスの名前は烏丸蓮耶だと知っているキャラは、羽田浩司殺人事件でダイイングメッセージを解読し、烏丸蓮耶の名前を知った江戸川コナンと灰原哀です。また、黒の組織では幹部であり、直接ボスの指令を受けているベルモット、ジン、ラムが知っています。また、バーボンもベルモットからボスの名前を聞いたことがあります。
黒の組織のボスは生存している?正体や目的を考察
黒の組織のボス・烏丸蓮耶は生存している?
烏丸蓮耶は半世紀以上前に99歳で亡くなったとされています。しかし、それは表向きの情報であり、実際には生存している可能性があるのです。その根拠としては黒の組織の黒幕が「あの方」と呼ばれており、現在も指令を出していると推察されることや、前述の「APTX4869」という薬が若年化の効果を持つことから、自分自身も若年化している可能性があることがあげられます。しかし、情報は推測であり、確かな証拠はありません。
黒の組織のボス・烏丸蓮耶の目的
烏丸蓮耶の目的については、まだ明らかになっていない謎の一つです。しかし、いくつかの手がかりから、彼が半世紀前から「極秘プロジェクト」を進めていることがわかっています。そのプロジェクトの内容は不明ですが、死者を蘇らせることや不老不死を目指すことなどが噂されています。
黒の組織のボス・烏丸蓮耶は誰かに化けている?
烏丸蓮耶は誰かに化けているかについても確定的な描写はありません。しかし、様々な説が存在しており、その中でも論争のあったものをいくつか紹介します。
黒の組織のボスの正体①光彦説
光彦はコナンと同じ小学校に通う同級生ですが、この姿が仮の姿であり、APTX4869を服用した可能性があると言われています。また彼は妙に勘が鋭いことがあり、頭脳明晰で、少年探偵団として数々の事件を解決しています。そのようなことから、光彦を黒幕として有力視した説がありましたが、エビデンスがあるわけではないので、信ぴょう性は高くありません。
黒の組織のボスの正体②阿笠博士説
ストーリー内では、味方としてしか描かれていない阿笠博士にもボスの正体説が存在します。例えば、阿笠博士は科学者であり、APTX4869や極秘プロジェクトに関する知識や技術を持っている可能性があることや、コナンや灰原哀の正体を知っていることから、彼らを日々監視し、彼らの情報を組織に提供しているといったものです。しかし、これらについても確定的な描写はなく、推測の域を出ません。
黒の組織のボスの正体③大黒連太郎説
大黒連太郎とは、美國島で行われた「儒艮祭り」の参加者名簿に名前だけ登場した経済界の大物で、服部平次が「経済界では有名な人物」と言っていました。大黒連太郎は過去に美國島で行われた「儒艮祭り」に参加していました。この祭りでは黒の組織のメンバーも参加者名簿に名を連ねており、不老不死を願う儀式が行われていました。このような状況的な描写から、彼が黒幕であるという説があります。
黒の組織のボスのような老人が登場?
原作102巻では呼吸器をつけた老人、103巻では黒い強面の謎の老人が登場しました。これらの老人のどちらかが黒の組織のボスなのではないかと物議を呼んでいますが、こちらも確定的な描写は一切ありません。
黒の組織のボスと他キャラの関係
黒の組織のボスとベルモットの関係
黒の組織のボスである烏丸蓮耶とベルモットの関係は、作中では明確にされていません。しかし、ベルモットは組織の幹部であり、ジンが「たとえあの女(ベルモット)があの方(ボス)のお気に入りだったとしてもな」とウォッカに対して語るシーンがあり、どうやら組織のボスのお気に入りである様子です。
黒の組織のボスとジンの関係
ジンは黒の組織の幹部であり、現場での意思決定も基本的にジンに任せられており、ジンが現場のリーダーとなって描かれているシーンが数多くあります。しかし、彼と黒の組織のボスとの詳しい関係については、作中では明確な描写はありません。ただし、ジンが作中で「あの方」という呼び方でボスを呼んでいるシーンは数多くあるので、少なくてもボスの存在を強く意識しています。
黒の組織のボスとピスコの関係
ピスコは黒の組織のボスに長年仕える古参幹部であり、灰原哀の正体に気付くほどの洞察力と高い射撃能力を持っています。彼は組織内でも高い地位にあり、ボスである「あの方」からも高く評価されていました。しかし、議員暗殺作戦で正体が写真に撮られるミスを犯し、黒の組織のボスから許しを得たジンに殺害されます。
黒の組織のボスとラムの関係
ラムはボスと直接連絡が取れる現場の最高責任者のような存在であり、ベルモットと同じくAPTX4869のことも知っている可能性が高いです。また、ラムは子供の頃から烏丸蓮耶と知り合いであり、ボスとラムの関係は非常に長いことが判明しています。しかしその関係は謎な部分も多く、ラムはボスの居場所や行動を把握してはいません。
黒の組織のボスに対する世間での評判や人気
ここまで見てきたとおり、物語のキーが黒の組織であるため、そのボスについては非常に興味を持つファンが多いです。しかし、この部分こそが物語の核心に迫るものであり、『名探偵コナン』のクライマックスといっても過言ではありません。
烏丸蓮耶がボスであることは判明したものの、彼は生存しているのか、取り巻く人間関係も謎が多く、今後黒の組織がどう動いてくるのかファンの間で注目されています。
『名探偵コナン』では、黒の組織に関わる人物の生存状況が不明となっているケースが複数あり、ボスである烏丸蓮耶もその一人です。今後も彼の生存状況が物語のキーになりそうです。
黒の組織のボスは「烏丸蓮耶」だと判明したが謎は多かった
黒の組織のボスが烏丸蓮耶だと判明しても、彼の生存状況や詳細はいまだにわかっていません。今後の『名探偵コナン』のストーリーで、彼が最重要人物の一人になると推察されます。彼の今後の動向に注目していきましょう。
この記事のライター
雲田筋人
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。