【進撃の巨人】ザックレーの人物像まとめ!死亡したのかについても考察
『進撃の巨人』に登場するザックレーは、三兵団を統括する最高権力者というキャラです。王制に恨みを持っており、王制の重鎮に対して壮絶な拷問を行い読者に衝撃を与えました。本記事では、『進撃の巨人』におけるザックレーの活躍から正体、数々の謎や死亡について紹介します。
目次
【進撃の巨人】ザックレーとは?
『進撃の巨人』に登場するザックレーは、エレン達が所属する調査兵団をはじめ、憲兵団、駐屯兵団の三兵団を取りまとめる総統です。王政編では調査兵団の団長であるエルヴィン、駐屯兵団の司令官であるピクシスと共にクーデターを計画して実行に移すという活躍をしています。ザックレーの謎や正体について詳しく解説する前に、まずはザックレーのプロフィールと『進撃の巨人』という作品のおさらいをしていきましょう。
ザックレーのプロフィール
- 名前:ダリス・ザックレー
- 誕生日:4月15日
- 身長:165㎝
- 体重:82kg
- 所属:王政府・三兵団総統→エルディア国・兵団総統
- 年齢:不明
- 出身地:不明
ザックレーは『進撃の巨人』に登場する立派な髭と小さめの丸メガネが特徴である初老の男性です。調査兵団、憲兵団、駐屯兵団の3つの兵団を統括しています。威厳はあるものの口調は穏やかで、部下からの信頼も厚い人物として有名です。過去に何があったか、本編で語られていないので謎となっていますが、王政府に属していながら王政に強い恨みを持っています。エルヴィンが王政に対してクーデターを起こそうと計画する前から、クーデターの準備をしていました。
進撃の巨人の概要
ザックレーが登場する『進撃の巨人』は、2009年9月から2021年4月まで別冊少年マガジンで連載されていた少年漫画です。人類と巨人との壮絶の戦いをテーマにしたダークファンタジーであり、迫力のある戦闘シーンと複雑な人間ドラマが描かれています。2011年に「このマンガがすごい!」にて1位を獲得し、2013年にはテレビアニメ化もされて人気を博しました。2023年には最終章のアニメ化が予定されています。
進撃の巨人のあらすじ
人間を捕食する恐怖の存在である巨人がいる世界が舞台です。巨人の侵入を防ぐ為の巨大な城壁に囲まれた街で平和に暮らしていた主人公の少年・エレンは、巨人の存在に恐怖を感じながらも城壁の外に憧れを持っていました。そんなある日、高さ50mを越える城壁よりも大きな超大型巨人が出現して城壁を破壊してしまいます。城壁の外から無数の巨人が街に侵入すると、次々に人間を襲いはじめ、エレンの平和な日常は崩れ去っていきました。
【進撃の巨人】ザックレーの人物像や正体の謎・最期
『進撃の巨人』の中心となる調査兵団をはじめ、憲兵団、駐屯兵団の三兵団を統括する最高権力者のザックレー。そんなザックレーの本編での活躍とは一体どのようなものなのでしょうか。ここからは、ザックレーの活躍から正体の謎、さらに死亡した経緯について紹介していきます。
ザックレーの王政府へのクーデターでの活躍
ザックレーは、三兵団の総統でしたが、王政に強い憎悪を持っていました。その為、エルヴィンが壁の正体や謎を解き明かした後に王政府にクーデターを計画すると、それに賛同し協力することを約束します。この時、ザックレーは、王に忠誠を誓うふりをして、個人的にもクーデターを計画していたことをエルヴィンに教えています。しかし、本編では、ザックレーが王政府に恨みを持った経緯については明かされておらず、謎のままです。
三兵団が協力したクーデターは成功し、王政は倒されます。エレンの同期で、本来の王族であるクリスタを女王として国民の前で即位させて新王制の誕生を達成しました。そんな輝かしい活躍の裏で、ザックレーは地下の牢獄で旧王政の重鎮貴族に壮絶な拷問を繰り返します。ザックレーの正体は、これまで自分を虐げてきた権力者達に対して徹底した復讐をするという狂気に満ちた人物でした。
ザックレーとエレンの対面シーン
トロスト区防衛戦時に出現した奇行種の巨人の正体がエレンだと判明し、特別兵法会議が開かれます。ザックレーとエレンはこの時初めて対面しました。エレンの体を調査した後に処分するべきと意見する憲兵団に対し、エレンの持つ巨人の力でウォール・マリアを奪還しようとする調査兵団。互いの意見は衝突し、三兵団を統括する立場のザックレーは難しい決断を迫られます。ザックレーは最終的に、リヴァイがエレンを監視するという条件の下、調査兵団にエレンの身柄を預ける決断をします。
ザックレーは死亡した?
クリスタの即位後、ザックレーは事実上の最高権力者になります。長年の夢であった王政府への復讐を達成した為、これから先のことや国民の将来には興味がありませんでした。そんな中、エレンが始祖の巨人の力を得て、パラディ島以外を滅ぼすという考えていることを察知し、それを阻止しようと動き出します。しかし、調査兵団の中でも「イェーガー派」と呼ばれる新兵達の仕掛けた爆弾によって、暗殺されて死亡しました。爆発の威力で上半身が吹き飛んでしまうという残酷な死亡シーンでした。
ザックレーが椅子の罠に気付かなかったのはなぜ?
ザックレーは、旧王政府の重鎮を拷問する際に使用していた椅子に仕掛けられた爆弾によって死亡しました。鋭い思考の持ち主であるザックレーが、何故椅子に仕掛けられた爆弾に気付けなかったのかと疑問に思う読者は大勢います。その理由としては、この椅子がザックレーにとって思い入れの強いものだったからです。
夢を叶える為に準備していた特製の椅子で、旧王政崩壊後に自身が最高だと思う芸術作品を完成させたザックレー。その後、使われなくなったこの椅子を、調査兵団の新兵達がザックレーの仕事部屋へと持ち込みます。ザックレーにとっては夢を実現させた思い入れの強いものであり、それが部屋に持ち込まれたことに何の疑問も持たなかったのでしょう。
ザックレーを殺害した調査兵団の思惑
ザックレーの暗殺を行った人物の正体は、調査兵団の中でも「イェーガー派」と呼ばれる兵士達です。始祖の巨人の力でパラディ島以外の全てを滅ぼし、パラディ島の人々を守ろうと考えるエレンとそれに同調したイェーガー派の兵士達は、エレン抹殺の計画を立てはじめた軍の上層部を止めようとします。その手始めとして、最高権力者であるザックレーを死亡させたのです。実際に、ザックレーの死亡した姿を目撃したパラディ島の民衆は、歓喜の声を挙げています。
【進撃の巨人】ザックレーの名言
三兵団の最高権力者として活躍していたザックレーは、『進撃の巨人』でも威厳のある堂々としたセリフが目立つキャラクターです。また、読者に強い印象を与える発言も多いのも特徴となっています。ここからは、『進撃の巨人』本編でザックレーが発した名言を3つ紹介します。
ザックレーの名言①「昔っから王政が…」
昔っから王政(ヤツら)が気にくわなかったからだ
出典: renote.net
クーデターの首謀者であるエルヴィンに対してザックレーが発した名言です。エルヴィンがザックレーにクーデターに加担する理由を尋ねると、ザックレーは王政に激しい嫌悪感を持っていたことを明かします。ザックレーは、エルヴィンがクーデターを計画する前から、王政に対して反乱を起こそうと準備していたのでした。ザックレーが王政に恨みを持った経緯については、本編で語られていない為、謎のままとなっています。
ザックレーの名言②「美しい…」
美しい これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう あなた方が虐げた民の前でそのお姿を晒してようやくこの作品は完成を迎えるのです
出典: renote.net
拷問の為に醜態をさらしている王政府の重鎮貴族に対して、ザックレーが発した名言です。今まで虐げられてきた憂さ晴らしをするかのように、拘束した貴族達に残酷な拷問を繰り返し嬉し涙を流すザックレー。そして、貴族の1人を全裸にして椅子に逆さづりで拘束すると、全ての食事を下から行うように強要します。口調は穏やかで丁寧ですが、その狂気に満ちた思考と拷問方法には、多くの読者が衝撃を受けました。
ザックレーの名言③「ダハハハハ…」
ダハハハハッ また同じ脅し文句を垂れたな!!他のヤツはないのか!?
出典: renote.net
拷問されているにもかかわらず暴言を吐く貴族に対して、ザックレーが発した名言です。激しい拷問を受け醜態をさらしながらも、プライドの高い貴族は簡単に許しを乞いませんでした。それどころか、ザックレーの行いを非難して罵倒を始めます。拘束された状態でも負けを認めない貴族に対して、ザックレーは感情的になって声を荒げ、思いっきり叫びながら殴り掛かるのでした。
【進撃の巨人】ザックレーの声優
『進撃の巨人』に登場するザックレーは、三兵団を統括する大人物で威圧感のある雰囲気のキャラです。そんなザックレーは、アニメでも穏やかな口調でありながら、どこか威厳を感じさせる声が特徴となっています。ここからは、『進撃の巨人』のアニメ版でザックレーを演じた声優について紹介していきましょう。
ザックレーの声優は「手塚秀彰」
『進撃の巨人』のアニメ版で、ザックレーの声を演じた声優は、手塚秀彰さんです。渋くて重厚感のある声が特徴である手塚秀彰さんは、俳優出身の声優で、アニメやゲームよりも洋画等の吹き替えに多く出演しています。行動力があり、部下からの信頼も厚い初老のキャラであるザックレーの声を、手塚秀彰さん落ち着いた雰囲気で演じていました。
手塚秀彰のプロフィール
- 名前:手塚 秀彰(てづか ひであき)
- 生年月日:1954年12月5日
- 血液型:A型
- 所属事務所:劇団青年座
手塚秀彰さんは、声優の活動を始める前からドラマや映画に出演する俳優として活躍されていました。声優としては、アニメやゲームよりも、洋画や海外ドラマの吹き替えで活躍しています。『アベンジャーズ』に登場するニック・フューリー長官役で有名なアメリカの俳優サミュエル・L・ジャクソンの担当声優でもあります。
手塚秀彰の主な出演作品
- 『アベンジャーズ』ニック・フューリー
- 『機動戦士ガンダムUC』スベロア・ジンネマン
- 『ポケットモンスター XY』フラダリ
- 『GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-』琴慧弦(躯体)
渋みのある低音ボイスが特徴の手塚秀彰さんは、威圧感のある年長者や歴戦の猛者といったキャラを多く演じている声優です。その為、アニメやゲーム、洋画の吹き替えでも、力強い口調のキャラを良く演じています。
【進撃の巨人】ザックレーに対する世間での評判や人気
ザックレーの印象で一番多かった意見は、貴族へ拷問シーンでした。この拷問シーンは、『進撃の巨人』本編の中でも、特に印象に残るシーンの1つとしても有名です。あまりの壮絶な拷問に対して、感極まって涙を流しながら「美しい」と呟くザックレーの狂気には、多くの読者が衝撃を受けています。
貴族の拷問姿を見たザックレーが、「これ以上の芸術作品は存在しない」と呟いてしまうシーンは特に有名です。このシーンを読んだ読者の中には、「芸術」という言葉を見聞きしただけで、ザックレーを思い出してしまう程の衝撃だったようです。
ザックレーは、貴族への拷問シーンのインパクトがとにかく大きいキャラです。その為、狂気に満ちた人物という認識の読者が多いのですが、見た目はとても渋く、三兵団の総統という立場からかっこいいと感じている読者も非常に多いことが判りました。
【進撃の巨人】ザックレーの本性はやばかった
『進撃の巨人』に登場するザックレーは、旧王政に恨みを持ち、クーデターを成功させた大人物です。渋い見た目のかっこいい最高権力者という印象が強かった半面、拘束した旧王政の重鎮貴族に対して恐ろしい拷問を行い、内に秘めた狂気の一面を見せて多くの読者に衝撃を与えました。是非『進撃の巨人』を読み直して、ザックレーの活躍を振り返ってみてはいかがでしょうか。
この記事のライター
ルキナ
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