【進撃の巨人】ストーリー中の謎や伏線10選!巨人が誕生した起源とは?
進撃の巨人のストーリー中に描かれている謎や伏線について、特に注目されているもの10個をピックアップして解説していきます。巨人が誕生した起源やミカサに関する謎、進撃の巨人が何故ここまで人気になったかについても考察していきます。
【進撃の巨人】とは?
進撃の巨人の元ネタ
大人気作品『進撃の巨人』には、実は元ネタが存在したのではないかとファンの間では話題になっていました。注目すべき場面は、始祖ユミルと1人の少女が描かれているシーンです。少女がりんごを持っている描写から、聖書のアダムとイヴが元ネタになっており、巨人=ネフィリムなどと考察するファンもいるようです。他にも巨人が人を食べる描写は、ギリシャ神話や北欧神話などの神話が元ネタになっているのでは、と考察されています。
進撃の巨人の概要
『進撃の巨人』は、諌山創(いさやまはじめ)先生が描く巨人と人類の戦いをテーマしたダークファンタジー物語です。別冊少年マガジンにて2009年9月から連載が開始され、2021年に完結している大人気作品です。アメリカではベストセラーコーナーでBEST5のうち、4冊が本作を占める人気ぶりで、進撃の巨人ファンは日本国内に留まらず、海外からも高い人気を得ています。幅広い世代から支持されており、コミックは全34巻で発行部数が1億1000万冊を突破した作品です。
進撃の巨人のあらすじ
突然現れた巨人によって人類は滅亡の危機に陥ってしまい、三重にもなる巨大な城壁の内側で生活することで100年間生きながらえていました。主人公のエレン・イェーガーは城壁の外に出られる「調査兵団」への入隊を望みますが、母カルラや幼馴染のミカサ・アッカーマンには反対され続けていました。ある日、城壁を超える超大型巨人の出現によって城壁内に巨人たちが侵入し、エレンは目の前で母を捕食されてしまいます。故郷や大事な人を奪われたエレンは、巨人の駆逐を心に誓いミカサと共に調査兵団に入隊します。
【進撃の巨人】謎や伏線10選
2021年に完結を迎えた大人気作品「進撃の巨人」は、物語の序盤から多くの謎や伏線が隠されており、ファンの間では様々な考察が飛び交っていました。進撃ファンの間で、特に注目されていた謎や伏線10選について解説していきます。
謎や伏線①世界を囲む壁
謎や伏線①は進撃の巨人では大きな役割を果たしていた『世界を囲む壁』です。世界を囲む壁がどのように作られたのか語られているのは、8巻の作中でした。巨大な壁は、三重になっており外側から「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」という名前が付けられていましたが、実は壁の正体が、巨人だったことが明らかになっています。巨人が硬質化して壁になっており、その巨大な壁が世界を囲む壁として人類を守る役割をしていたと考察されます。
謎や伏線②巨人が誕生した起源
謎や伏線②は、進撃の巨人で最も重要な存在となっている巨人は、そもそもどこからやってきたのか『巨人が誕生した起源』についてです。作中では、巨人の正体について元々は人間だった。という事実が明かされています。しかし、自然に巨人になったのではなく、1800年前に「ユミル・フリッツ」が大地の悪魔と契約したことで巨人の力を手に入れたという描写があります。つまり、ユミルの血が入っている人間のみ巨人化することができ、全ての人間が巨人になる能力を手にしたわけではないと考察されます。
謎や伏線③巨人化できる薬
謎や伏線③は『巨人化できる薬』についてです。進撃の巨人の本編では、ユミルの血が入っているエルディア人に巨人化できる薬を打つことで、知性のない巨人「無知性巨人」になるようです。巨人化できる薬がどのようにして作られたか、作った人物の正体については明らかにされていません。しかし、何故必要になったかを考えると、王家が巨人を力を継承するために、巨人化する薬が必要となり作られたというのが妥当でしょう。つまり、薬を作ったのは王家であるフリッツ家の人物というのが濃厚だと考察されます。
謎や伏線④クリスタの正体
謎や伏線④は進撃の巨人に登場する少女『クリスタの正体』についてです。クリスタ・レンズは、エレンが調査兵団で訓練兵時代の同期だった女の子です。誰に対しても優しい性格で、天使を比喩されるほど少し自己犠牲心の強い人物でした。実はクリスタは偽名であることが判明しており、本名は「ヒストリア・レイス」という貴族だったことが明かされています。
謎や伏線⑤第1話のタイトル「二千年後の君へ」の意味
謎や伏線⑤は、進撃の巨人で第1話のタイトルになっている『二千年後の君へ』という意味深なフレーズです。本編の内容と繋がりのないタイトルだっただけに、誰に向けられた言葉なのか多くの反響がありました。伏線が回収されたのは、122話のサブタイトル「二千年前の君から」というフレーズです。始祖であるユミルが大地の悪魔と契約し、巨人の力を手に入れたのが約2000年前であり、そこから巨人の歴史が始まります。長年、巨人に服従していたユミルの想いや願いを、エレンが汲み取り応えているのではと考察されます。
謎や伏線⑥エレンの家の地下室
謎や伏線⑥では、進撃の巨人の主人公である『エレンの家の地下室』についてです。本編の1話目からエレンの父であるグリシャが、エレンが行かなければならない場所であり、自身が戻ったら「案内する。」と重要な秘密が隠されていることを示唆していました。エレンの家にある地下室へ辿り着くのは、調査兵団としてのグリシャの残した謎を解くことが使命となり、様々な試練を乗り越えた85話でのことでした。地下室には、壁の中にいる人間には知ることのできない壁の外の情報や、巨人の正体などが隠されていました。
謎や伏線⑦「ジーク」の正体
謎や伏線⑦は、主人公エレンの異母兄にあたる『ジークの正体』についてです。ジークはマーレ国の戦士長という肩書きがあり、九つの巨人の1つである「獣の巨人」の能力を持つ人物でした。マーレ国で権威を手に入れた後にはエルディア人復権派を唱えており、パラディ島の住民たちと協力し、エルディア人を元の地位に戻すことを掲げていました。しかし実は、悲劇の原因はエルディア人が存在していることだと考えており「エルディア人の安楽死計画」を企てるなど、初代レイス王の意思に強く洗脳されている人物でした。
謎や伏線⑧年号の意味
謎や伏線⑧は、進撃の巨人の作中で登場する『年号の意味』についてです。進撃の巨人のTVアニメ第1話で845年という年号が出てきますが、物語が完結した後でも年号の意味は明らかになっておらず、一体何だったのかと話題になっています。本来、年号とは何か大きな出来事があった年を基準にしたりして数え始められますが、845年前に何があったかの描写はありませんでした。ファンの間では、巨人の力を継承すると寿命が13年になることなど巨人に関係するのではないかと考察されています。
謎や伏線⑨クルーガーの名前はエレン
謎や伏線⑨は『クルーガーの名前はエレン』についてです。エレン・クルーガーは主人公エレン・イェーガーの父グリシャの記憶の中に登場していた人物であり「九つの巨人」の1つの能力を持つユミルの民です。グリシャは、巨人の能力を持ちエルディア人の復権を願うクルーガーの意思を引き継ぎ、息子にエレンと名付けたのではないかと考察されます。それを裏付けるように、巨人の能力はクルーガーからグリシャへ、グリシャから息子エレン・イェーガーへ引き継がれています。
謎や伏線⑩「座標」の正体
謎や伏線⑩は、進撃の巨人の本編で登場する「座標」の正体について、です。作中に登場する座標の意味は、現実世界のものとは違っており「ユミルの民」であるエルディア人が繋がっている目に見えない空間を超越した道のことを指しています。エルディア人は座標で繋がっているため、他者の記憶や意思だけでなく巨人の骨や肉を送ることができるようです。座標を通して、始祖の巨人の力で巨人たちを操ることができますが、そのためには王家の血が必要であると描かれています。
【進撃の巨人】ミカサに関する謎
謎①ミカサの頭痛の理由
進撃の巨人の謎①は、ミカサの頭痛の理由です。主人公エレン・イェーガーの幼馴染ミカサ・アッカーマンは、たびたび頭痛に悩まされていました。最終的に、何が原因でミカサの頭痛が起きていたのかはっきりと描かれておらず、ファンの間ではミカサがループするタイミングで頭痛が発生していると読み解かれており、頭痛はループのスイッチになっているのではないかと考察されています。
謎②アッカーマン一族の謎や能力
進撃の巨人の謎②はアッカーマン一族の謎や能力についてです。作中で、巨大な三重の壁の内側で生活しているのは、政府によって記憶を改ざんされた人間たちですが、アッカーマン一族は記憶操作されない能力を持っていたようです。さらに、人並外れた高い身体能力を持っており、覚醒した際には他を圧倒する戦闘能力を発揮している一族です。後に、エレンの口からアッカーマン一族には、一部巨人の力を引き出す能力があると明かされています。
謎③「東洋人の血」を受け継ぐミカサ
進撃の巨人の謎③は「東洋人の血」を受け継ぐミカサについてです。ミカサは、母親から東洋人の印となる刺青を受け継いでおり、これから先わが子にも受け継いでいかなければならないと伝えられる描写がありました。刺青の詳細や、東洋人の能力について完全には明かされていませんが、刺青はヒィズル国のアズマヒト家の家紋であり、ループのような能力を持った希少な血族だったのではないかという考察が多くありました。
謎④ミカサに命運が託された理由
進撃の巨人の謎④は、ミカサに命運が託された理由とは何だったのでしょうか。ミカサは、ほとんど絶滅したと思われる希少なアズマヒト家という東洋人の血を受け継いでいるうえ、アッカーマン一族が持つ高い身体能力を持っていました。さらにミカサは、物語の序盤からずっとエレンに特別な感情を抱いていました。愛は服従するものだと思っていた始祖ユミルに、愛の形が他にもあると示すことができるのは、唯一ミカサだけでした。その結果、ユミルを服従から解放することに成功しています。
謎⑤エレンがミカサを攻撃した理由
進撃の巨人の謎⑤は、エレンがミカサを攻撃した理由についてです。エレンは、3巻で巨人化した際にミカサを攻撃していますが、これは単に巨人の力を抑えられなかっただけではないと考察されます。エレンが巨人となり寿命がわずか13年になってしまった原因は、そもそも始祖ユミルの呪いによるものであり、ユミルの民であるミカサがいなければもっと長生きできたかもしれません。エレンは潜在的にミカサを敵だと認識し、巨人化した際に攻撃してしまったのではないかと考察されます。
【進撃の巨人】人気の理由
進撃の巨人という作品が、幅広い世代に支持され国内に留まらず、これほどまでに人気になったのには、一体どういう理由があったのでしょうか。進撃の巨人が完結してもなお、多くのファンに愛されている理由を3つのポイントに焦点を当て解説していきます。
人気の理由①壮大な世界観
「進撃の巨人」がこれほどまでに人気になった理由の1つに壮大な世界観が挙げられます。現実世界とはかけ離れた、人類を餌にする巨人たちから逃れるため、巨大な壁の内側で暮らしていたという壮大な世界観と、巨人に支配されていたという衝撃的な設定が読者を惹きつけています。1巻からあらゆるシーンに散りばめられている多数の謎に、ファンたちは様々な考察を立てながら続編を待ち望んでいました。
人気の理由②衝撃的な展開
進撃の巨人がこれほどまでに人気になった理由2つ目は、次々に訪れる衝撃的な展開です。元々、謎や伏線が多くファンたちは先の展開を予想したり、様々な考察をしながら物語を読み進めていました。本当の敵は巨人だったのか、巨人の正体や、壁の存在など読者の予想を裏切る衝撃的な展開が多く、物語が進むにつれ回収される伏線の凄さに圧倒され完結まで目が離せませんでした。それによって、読者はさらに物語に引き込まれていき、完結まで高い人気を維持できたのではないでしょうか。
人気の理由③魅力的なキャラクター
進撃の巨人がこれほどまでに人気になった理由3つ目は、作中に登場する魅力的なキャラクターたちの存在です。主人公エレンやヒロインのミカサを抑えて、非常に高い人気を集めていたキャラクターが調査兵団に所属するリヴァイ兵長です。複雑な性格の持ち主でありながら、部下を思いやるリヴァイのギャップにハマったファンも多くいました。物語のメインとなる巨人にも様々な種類がいたり、癒し系のクリスタや始祖ユミルなど魅力的なキャラクターが多く登場していたのも、人気を維持できた理由の1つでしょう。
【進撃の巨人】に対する世間での評判や人気
連載中から国内外から高い人気を保持していた「進撃の巨人」ですが、作中には多くの謎や伏線が散りばめられていました。あの意味はなんだったのか、など明かされないままだった謎も残されています。作中に描かれた謎や伏線について、進撃ファンはどのように感じているのかまとめてみました。
844、850など数か所に描かれた年号の意味については、進撃ファンの間でも多くの考察がされていました。何を起源にしているのか、王政は2000年とされているので実は巨人が関係している年号なのかもしれない。など様々なパターンの仮説が立てられていました。ファンの間では、年号には巨人側の意味があるのではないかと考察しているケースが多く見られました。
進撃の巨人のヒロインであるミカサによる謎や伏線が多く、ファンの間では特に頭痛の謎について様々な考察がされていました。ミカサにはループ機能があるからそのタイミングで頭痛が起こるのでは、と考察するファンや主人公エレンと会うことで記憶が抹消されるので頭痛が現れるのではないか、と考えるファンもいました。
巨人化した主人公エレンがトロスト区を奪還するために、ミカサを攻撃したシーンでは巨人の能力に慣れていないだけでなく他の理由もありそうだと深く考察するファンもいました。進撃の巨人には伏線や謎が隠されていることが多いので、巨人化したエレンの攻撃対象がミカサであったことに大きな意味があると考えているようです。
進撃の巨人1巻の冒頭で描かれている「いってらっしゃい、エレン」という意味深なシーンはファンの間でも多くの考察が行われていました。ループのような能力を持つミカサが、エレンに言っていると考えるファンや、エレンは主人公エレン・イェーガーではなくエレン・クルーガーであり声を掛けているのはミカサではなく同じ東洋人の血が流れるキヨミだったのではないかと考えるファンもいました。
【進撃の巨人】謎や伏線は多かった
多くの注目と人気を集めた進撃の巨人には、1巻からあらゆるシーンに散りばめられた謎や伏線が非常に多くあり、進撃ファンたちは様々な考察をしながら完結を迎えました。人類の敵だと考えられていた巨人の正体が実は人間であり、王家の都合により記憶操作をされた人類が壁内で生活していたことも、物語が進むにつれて明らかになってきました。ミカサの頭痛の謎や、東洋人の血を受け継ぐミカサと刺青の意味など本編では回収されなかった伏線もあり、完結後も進撃の巨人ファンによる考察は続きそうです。
この記事のライター
しばっち
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