【進撃の巨人】ループ説について徹底考察!表紙の伏線や謎を検証
進撃の巨人は多くの謎や伏線が存在します。多くのキャラクター同士で複雑な関係を作り上げているストーリーに、多くのファンが作者の考えに感服しました。そんな進撃の巨人にはループ説が存在します。ここではそんなループ説がどうして誕生したのかを徹底考察していきます。
目次
【進撃の巨人】とは?
進撃の巨人とは別冊少年マガジンで作者・諫山創が連載していたダーク・ファンタジー作品です。現在では原作漫画は最終回を迎えており、テレビアニメでも2023年に完結編が予定されています。様々なコンテンツで物語が紡がれていますが、そんな人気作品には連載当初から多くの伏線や謎が隠されていました。ここでは大きな謎となっている「ループ説」を徹底考察していきます。
進撃の巨人の作者
作者の諫山創は、19歳の時に「人類vs巨人」というタイトルの作品を読切漫画としてマガジンデビューをします。その後、初連載漫画となる「進撃の巨人」が2009年にスタートします。デビュー作にも関わらず12年という長期連載を成し遂げた期待の新人と呼ばれる存在です。ネットやSNSでのファンからの意見や私的をしっかりと確認するタイプで、作品にそれらの声を取り入れていた事もあったと編集担当が発言しています。
進撃の巨人の概要
進撃の巨人は2009年9月に発売された別冊少年マガジン10月号にて連載が開始しました。ダーク・ファンタジー系の少年バトル漫画というイメージから多くのファンが王道を予想しましたが、一巻にて主人公が巨人に食われるという驚愕の始まりは、ファンの心を魅了するには十分なインパクトがありました。また、当初は人類と巨人の戦いが、ストーリーが進むにつれて奥深いものへと変わっていく流れは、作者の天才的な展開運びを思わせます。
進撃の巨人のあらすじ
エレン・イェーガーは産まれた時から壁の中で生活していました。幼馴染と共に平和に暮らしていたある日、壁の向こうから「人類の敵」が姿を見せます。巨大な壁をも超える巨人の姿にパニックになりながらも逃げる事に成功したエレンでしたが、その代償に母親を目の前で食われてしまいます。その悲しみから全ての巨人を駆逐してやると心に決めて、少年は巨人と戦う未来を歩み始めます。
【進撃の巨人】ループ説の伏線や謎を考察
進撃の巨人では様々な関係性のキャラクターが交わる事で伏線や謎が生まれ、ストーリーが進むにつれてそれらが解決していく流れとなっています。その中でも最終回を迎えた現在でも浮上するのが進撃の巨人の「ループ説」です。多くの謎の中でもこのループ説は序盤の展開からも浮上していた謎である為、ここで徹底考察していきます。
考察①エレンの夢の中の「ミカサ」
進撃の巨人でループ説が有力になった最初の原因が第1話のエレンが見た夢です。夢のミカサはエレンに対して「いってらっしゃい」と言い、エレンは夢から覚めます。この時目の前に幼いミカサがエレンを迎えに来るのですが、この時の姿は夢の中の短髪ではなく長髪の姿でした。この事からあの夢のミカサは、未来の成長した姿で、エレンが望んでいた「平和な世界」にならなかった為にループしたと考察できます。
考察②クルーガーがミカサやアルミンのことを知っていた
エレン・クルーガーはグリシャの前に「進撃の巨人」を継承していた人物です。進撃の巨人の能力として、継承者の過去と未来を確認する事が出来るという能力がある為に、ミカサやアルミンの事を知っていてもおかしくありません。しかし、クルーガーはこの記憶で困惑しながら「誰の記憶だ?」と困惑しています。これは単純に未来を見たのではなく、「ループしたたくさんの未来を見た」事による混乱ではないかと考察できます。
考察③あり得ない場面の表紙
進撃の巨人はコミックス全34巻まで販売されています。その中でも注目されている謎が「表紙問題」です。これは単純に表紙に描かれているシーンが、本編に一切関係ないものです。一部では表紙のデザインなだけではとされていますが、匂わせはあれど一度も同じ内容が本編に描かれていないのは違和感があります。これにより、表紙のシーンはループして失敗した世界ではないかとされています。
考察④ループに始祖ユミルが関係?
ループ説の大きなキーワードになるのはやはり「始祖ユミル」の存在です。そもそもループの概念としては対象が「これで納得した」という終わりを迎えない限り続きます。もしもエレンの願いによるループであれば、なかなかに回りくどい場面も少なくありませんでした。この事からループに関係しているのはエレンではなくユミルだったと考察できます。
【進撃の巨人】ループ説は作者が否定?
作品の中に隠されている伏線や謎から多くのループ説が唱えられている進撃の巨人ですが、一部では作者による否定がされていると言われています。ここでは作者によるループ説否定という話の真偽についてまとめていきます。
進撃の巨人のループ説は作者が否定?
進撃の巨人の伏線や謎に関しては多くのファンが考察しています。この中でも取り上げれているのが「作者がループ説を否定している」という部分です。しかし、明確に作者が否定している情報は発見されていない事から、過去にアニメ監督が「冒頭のフラッシュバックには特に意味はない」という発言と、数々の考察が入り混じっている可能性があります。
ループ説が否定される理由①世界観に合わない
進撃の巨人のループ説を否定する1つ目として「世界観」です。この作品は特に世界観を大切にしており、場面場面ではそれらがヒントになります。しかし、万が一ループ説が本当であるならば、なぜパラディン島は栄えていないのかという疑問点が生まれます。また、進撃の巨人はキャラクターの「選択」を重要視している為に、時間を繰り返してしまうとそういった重要性も薄れてしまう為に否定されています。
ループ説が否定される理由②記憶改竄説
進撃の巨人には始祖の巨人に「記憶改ざん」の能力があります。この能力によって壁の中の住人達は人類は自分達しか残っていないと思い込んでいました。しかし、これが巻き戻しを繰り返していた場合大きな矛盾が生まれます。この事からループ説が否定されています。
ループ説が否定される理由③ミカサの頭痛
ファンの中ではミカサが頭痛を起こす事でループしているのではないかと考察されています。しかし、実はこの頭痛には別の意図が存在しています。それは「始祖ユミル」です。ミカサはこの頭痛の正体が、始祖ユミルがのぞき見していた事に気付きます。頭痛がターニングになっているのは事実ですが、それは始祖ユミルが関係しているだけで巻き戻してはいなかったのです。
【進撃の巨人】最終回をネタバレ
進撃の巨人に浮上したループ説の謎ですが、実は最終回にて回収された謎や伏線が多くあります。ここではそれらの伏線や謎の関係性をネタバレも含めて詳しくまとめていきます。また、最終巻で追加された内容についても触れています。
進撃の巨人の最終回の内容
最終回の冒頭はエレンとアルミンの幼少期から始まります。しかし、これは過去の記憶ではなく、エレンが道を使ってアルミンと精神世界で会っていた記憶です。様々な話をしていたがこの記憶は実際にはアルミン達からは消えており、エレンが死んで思い出すという仕組みになっていました。多くの悲しみの中でエレンを静かに眠らせる為にミカサはエレンの首と共に一人パラディン島へと帰還するのです。
進撃の巨人の最終巻で加筆された内容
壮大な最終回を迎えた進撃の巨人ですが、実はコミックスになるにあたって加筆されたページが存在します。それはお墓を中心に時間が経過していくシーンの中で、子供を抱いている女性がお墓に花を添えるというものです。この花は薔薇で、本数は4本というものでした。この4本の薔薇には「私は死ぬまで愛しています」という意味があります。この事からこの女性はミカサなのではないかとも考察されています。
進撃の巨人のキャラの生死
進撃の巨人の最終回で気になったのはキャラの生存です。特にジャンやコニー達は巨人へと姿を変えられてしまっていました。しかし、最終回では巨人化が無効となりました。この事から巨人化したユミルの民は人間へと戻る事に成功するのです。その後は詳しく描かれていませんが、それぞれに似た人物の成長が時間の経過とともに描かれていた事から、最終決戦にいたミカサなどの重要キャラはきちんと余生を送れたと考察できます。
【進撃の巨人】ループ説に対する世間での評判や人気
進撃の巨人のループ説の大きな理由となったのが、エレンの「すっげー長い夢を見た気がする」という言葉でした。このセリフは1話の時とグリシャの記憶を思い出した時に発言されていた為に重要視されていました。
また、エレンがマーレに乗り込んだ際に連絡をしていたとはいえ単独行動を取った事もループしていたからなのではないかとされていました。しかし、これらの真意はエレンの「進撃の巨人」の特殊能力により、全ての継承者の過去と未来を見る力によっての行動であったと判明しています。
そんな進撃の巨人のループ説を大きくさせたのはやはり最終回になります。それは最終回の時に描かれていた巨木が始祖ユミルが2000年前に落ちた大樹にそっくりだったという点です。そして実はこの木は1話でエレンが寝ていたものにも似ているとされています。この事からループ説が有力視されているのです。
【進撃の巨人】ループ説には謎が多かった
ここでは進撃の巨人のループ説についてまとめていきました。原作漫画では最終回を迎えている進撃の巨人には解明されていない謎はまだまだ多くあります。これによりファンの間ではまだまだ考察されているものも多く、特にループ説に関しては様々な意見を見る事が出来ます。そんな意見を知った上で2023年に予定されている進撃の巨人完結編を見るのもいいかもしれません。
この記事のライター
遊喜
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