【進撃の巨人】女型の巨人とは?正体はアニ?継承経緯や目的を解説
進撃の巨人の作中で「女型の巨人」の正体は、主人公エレンの同期でもある「アニ・レオンハート」だと判明しました。この記事では、女型の巨人の進撃の巨人作中での活躍や目的・特徴・正体がばれた原因・女型の巨人の力の継承された経緯等を解説していきます。
目次
【進撃の巨人】女型の巨人とは?
「女型の巨人」は調査兵団の前に現れた巨人で、大きな特徴として女性のような外見を持っています。登場した直後は正体は謎に包まれていましたが、進撃の巨人物語中に多くの伏線が張られていたこともあり正体に辿り着く読者も多かったです。最初に、女型の巨人について簡単に紹介していきます。
女型の巨人とは?
第57回壁外調査を行う調査兵団の前に現れたのが「女型の巨人」でした。女型の巨人が原因で調査兵団の右翼が壊滅し、巨人化したエレンも女型の巨人に敗北しました。目的は不明ですがエレンを誘拐しようとします。その後、リヴァイやミカサの活躍でエレンは取り返せたものの女型の巨人は取り逃しました。この戦闘での経緯や行動の特徴から女型の巨人は知性を持っているのではないかとアルミンが推測しています。
女型の巨人の特徴や能力
14m級の巨人で、女性的でスリムな体型が特徴です。戦闘技術も高く、並の調査兵団員では手に負えませんが、リヴァイとミカサの二人がかりであればなんとか倒せる強さです。他の巨人の脊髄液を体に取り込む事でその巨人の能力が使えるようになり、汎用性が高いと言われています。進撃の巨人作中では「体の一部を硬質化させる」「無知性巨人を呼び寄せる」能力を使用しています。序盤でシガンシナ区へ巨人を呼び込んだのも女型の巨人の能力によるものです。
進撃の巨人の概要
『進撃の巨人』は「諫山創」さんによる漫画作品です。2009年から「別冊少年マガジン」で連載が開始され、2021年に全139話で完結しています。他にもゲーム、映画・ライトノベル等のメディアにも展開されました。アニメは2013年から放映され、2023年に放送予定の第4期で完結予定となっています。
進撃の巨人のあらすじ
巨大な壁である「ウォール・マリア」南端のシガンシナ区で「エレン・イェーガー」は、父グリシャと母カルラ・幼馴染でイェーガー家に引き取られた「ミカサ・アッカーマン」と暮らしていました。845年、突如現れた超大型巨人により門が破られ、人類を滅亡の淵に追いやった大量の巨人達が侵入してきます。巨人の侵攻によってウォール・マリアは放棄され、目の前で母を失った事で巨人の駆逐を決意したエレンは5年後に訓練兵団に入団しました。
【進撃の巨人】女型の巨人の正体はアニ?
進撃の巨人で登場したキャラの一人の、「アニ・レオンハート」が女型の巨人の正体とされています。ここからは本当にアニが女型の巨人のなのかや、巨人の力を手にした理由や経緯・原因、アニの目的を紹介していきます。さらに、登場後割と早くに女型の巨人の正体は判明しました。正体がすぐに判明した原因や、進撃の巨人本編でこの後女型の巨人はどうなってしまうのか等の解説も行っていきます。
女型の巨人の正体はアニ・レオンハート
女型の巨人の正体は、「アニ・レオンハート」です。104期訓練兵団を4位で卒業したエレンと同期のキャラで、卒業後は憲兵団に入団しました。同じ104期出身の「ライナー・ブラウン」や「ベルトルト・フーバー」とは同郷で仲間です。しかし、この事が分かったのはアニが女型の巨人だという事が判明した後でした。
女型の巨人をアニが継承した経緯や理由・原因
女型の巨人をアニが継承した理由は、名誉マーレ人となるためです。アニをはじめとするエルディア人たちは、マーレ国内で不自由な生活を強いられていました。しかし、巨人の力を継承する「マーレの戦士」となることで、名誉マーレ人の称号が与えられ、本人と家族は国から自由な生活が保証されます。アニは、マーレの戦士となるべく義理の父親から格闘術を叩きこまれていたのです。一方で、女型の巨人を継承した経緯は進撃の巨人作中では語られておらず、女型の巨人の歴代継承者で名前がわかっているのはアニだけです。
アニやライナーたちの目的
アニが仲間であるライナーやベルトルトとエルディア島に潜入した目的は、3人は座標と呼んでいる「始祖の巨人」の能力を奪う事です。壁内で巨人化する能力を持つ人物は始祖の巨人の能力を持つ者のみであり、3人はエレンが巨人化の能力を見て始祖の巨人の能力を持っていると確信しました。アニがエレンを攫ったのもこのような経緯があったからです。
アニが女型の巨人だとアルミンはわかっていた?
女型の巨人の正体がアニだと見破ったのは「アルミン」です。アルミンが女型の巨人の正体に気づいた理由は、女型の巨人の顔を見上げた時に特徴がアニに似ていると感じたためです。アルミンが訓練兵団の104期生しか知らないエレンのあだ名である「死に急ぎ野郎」と叫んだ理由も、女型の巨人の反応で正体を確信するという目的がありました。
アニの過去や父親との関係
アニの父親がアニを引き取った理由は、アニを名誉マーレ人にして生活の保証を受けるためです。そのため最初は家族の情を持っておらず、アニも情を見せない父親を訓練で障害が残るほどに痛めつけるほど嫌っていました。しかし、パラディ島にアニが潜入すると聞いた父親はアニを失いたくないという気持ちが芽生えます。その事を告白されたアニも父親に対して家族としての情があった事に気づき、父親の元に必ず帰る事を約束しました。
アニは水晶化してしまう?
アニの正体に感づいたアルミンにアニは誘い出され、正体がバレた事で巨人化し逃走しようとします。エレンやミカサの活躍で捕らえられますが、最後の力で自分自身を水晶の中に閉じ込めて眠りについてしまいました。外からは水晶を砕けず、以降は進撃の巨人終盤まで水晶内で眠り続けています。眠り続けているアニに対して、アルミンは毎日話しかけ続けていました。
アニは地鳴らしによって目覚める
「地鳴らし」とは、始祖の巨人の力でパラディ島の壁の中に数千万いると言われている「幻の巨人」の硬質化を解かせて行進させる事です。アニも地鳴らしが発動した事が原因で硬質化が解除され、目覚めました。水晶の中にいた間も記憶はあり、アルミンが毎日会いに来ていた事も知っています。
目覚めたアニのその後
アニは目覚めた後は服を奪うために待ち伏せていたところ、かつて同室だった「ヒッチ・ドリス」と再会しました。アニはヒッチと共に行動する事になりますが、ヒッチと別行動を取っていた際に偶然アルミン達と再会します。その後はアルミン達と行動を共にして戦いに身を投じ、「天と地の戦い」にも参戦しています。戦いが終了後も生き残り、女型の巨人の能力を失いましたが父親と再会をしています。
【進撃の巨人】女型の巨人に関する伏線や登場シーン
進撃の巨人作中で、女型の巨人の正体がアニだと明かされる前から、多くの読者がその答えにたどり着いています。作中に数多くの伏線が張られていたことが理由です。次は、アニの正体が女型の巨人だと判明するまでに進撃の巨人物語中で張られた伏線や、登場シーンを紹介していきます。
伏線や登場シーン①9話
アニは仲間であるベルトルトやライナーとは訓練兵時代は親しい姿を見せませんでした。進撃の巨人9話ではライナーがアニに怪我がないか心配する姿を見せました。これは、仲間と心配している以外にも怪我する事で巨人化能力者の特徴である高い再生能力が露わになる事を心配したと考えられます。さらに、ベルトルトやライナーと共に巨人に襲われる巨人(正体はエレン)を助けようとやたらと必死に主張しています。無垢の巨人に襲われる巨人は巨人化能力者であり、始祖の巨人の正体を知るために必死だった訳です。
伏線や登場シーン②21話
進撃の巨人21話では、ハンジが生け捕りにして実験体にしていた無垢の巨人2匹を殺害した犯人を探しています。無垢の巨人を殺すために立体機動装置が必要であるために、兵士が持つ装置を調査していました。アニが装置を提出している場面では、アニの隣にいるアルミンの目線はアニの装置へと向かっています。これは、アニの持っている装置がマルコの物であり、マルコとアルミンは仲が良かったため一目見ただけでアニの装置がマルコの立体機動装置だと見分けられたからです。
伏線や登場シーン③23話
進撃の巨人22話で女型の巨人が姿を見せ、進撃の巨人23話で女型の巨人やアニだけでなくライナーに関する伏線も張られている話です。アルミンが「死に急ぎ野郎」という104期訓練兵団しか知らないエレンのアダ名を叫んだ際に、女型の巨人は反応を示しています。この話では女型の巨人は多くの調査兵団を返り討ちにしましたが、アルミンは顔を確認しただけで殺しませんでした。この事は後に自分の首を締める結果となっています。
伏線や登場シーン④29話
進撃の巨人29話では、エレンが巨人に変身し女型の巨人との戦闘に突入しました。進撃の巨人作中初の知性を持つ巨人同士の戦いでしたが、格闘術を使用する女型の巨人にエレンは敗北しています。決着時に放った女型の巨人の蹴りの構えを見たエレンは何かに気づいた様子であり、構えを見た時にアニを連想した事が進撃の巨人32話で語られています。
伏線や登場シーン⑤31話
進撃の巨人31話ではアニは寝坊していますが、これは前日まで巨人化していたことが原因です。また、調査兵団が王都に召喚されると聞き、エレンの行き先が中央になると都合が悪くなるため反応を示しています。アルミンに着いていく前につけた指輪は、指を少し動かすだけで自傷して巨人に変身できる事が可能な指輪です。
【進撃の巨人】女型の巨人に対する世間での評判や人気
女型の巨人の初登場から捕縛するまでの話はネット上では「女型の巨人編」と呼ばれています。女型の巨人編は進撃の巨人全編の中でもかなり人気は高く、中には女型の巨人編で進撃の巨人という作品に引き込まれた読者も存在しています。数多くの伏線が張られていたため女型の巨人に正体に感づく読者も少なくない数いて、中には伏線が多すぎて正体が予想しやすい部分が残念と感じる人もいました。
進撃の巨人は2021年に完結しましたが残っている謎もあり、女型の巨人が男に継承された場合はどうなるのかは分かっていません。進撃の巨人本編で女型の巨人の力を持っていた事が分かっているのはアニと「始祖ユミル」の二人だけです。ネット上では、「女型の巨人の力は女性しか継承できない」「男が力を継承した場合は巨人の姿は女になる・男型の巨人になる」等様々な予想が飛び交っています。
進撃の巨人終盤になる128話では、かつては調査兵団の敵だったアニとライナーが巨人の姿で調査兵団と共闘しました。アニが巨人化して戦闘するのも単行本8巻以来でかなり久々という事もあり、感動を覚えた読者も多かったです。
【進撃の巨人】女型の巨人の正体はアニだった
この記事では女型の巨人の特徴や目的、正体であるアニ・レオンハートが巨人となった経緯や理由、原因等を解説してきました。多くの伏線も張られていたため女型の巨人の正体は多くの読者が予想していたものの、非常に盛り上がっていた時期でもあります。正体がバレたのが早く一旦は退場してしまうものの、終盤では合流しかつて敵だった調査兵団と協力しています。進撃の巨人では死亡してしまうキャラも多い中、アニは最後まで活躍し自分の望みを叶えています。
この記事のライター
kaewru
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