【銀魂】高杉晋助役は堂本剛！役や演技の評判は？関連エピソードなども

今回注目していくのは、銀魂の実写映画化で高杉晋助役を演じた堂本剛についてです。堂本剛はジャニーズ事務所所属でアイドルとして活躍しながらも、多くのドラマや映画に出演している俳優でもあります。そんな堂本剛のことを改めて振り返っていきましょう。

堂本剛は身長166cm、体重は非公開、1979年4月10日、奈良県奈良市出身です。ジャニーズ事務所に所属しており、堂本光一とともにKinKi Kidsとして活躍しています。また、アイドルとして活動する一方でシンガーソングライターや俳優としても活動しており、銀魂をはじめ、多くの作品に出演しています。

ファン待望の銀魂実写化が発表された際、堂本剛が高杉晋助役に抜擢されたことで大きく話題になりました。高杉晋助役は銀魂の中でもかなり重要な役でもあります。そんな高杉晋助役を、俳優経験豊富で独特の雰囲気を醸し出している堂本剛が演じることになり、ファンの多くは期待に胸をふくらませることとなりました。

続いて、堂本剛が演じた高杉晋助について注目していきましょう。銀魂の超重要人物である高杉晋助はどのような人物なのか、振り返っていきます。

高杉晋助は身長170cm、体重60kg、誕生日は8月10日で年齢は20代だと公開されています。日本が天人に襲撃された際には、鬼兵隊を立ち上げ攘夷戦争に参加をしています。しかし戦争後には鬼兵隊の仲間は全て処刑され、河原で首も晒されています。恩師である吉田松陽と鬼兵隊の仲間を殺されたことで攘夷戦争後は、倒幕を目指す過激派攘夷浪士として新たに鬼兵隊を立ち上げました。そして「攘夷志士の中で最も危険な男」と評されるようになります。

攘夷戦争前は坂田銀時らとともに吉田松陽による寺子屋で、学問や剣術を学んでいました。実家は武家で長男として生まれ育っていましたが、477訓では「勘当されている」と語っています。

基本的に高杉晋助は女物の艶やかで派手な着流しを好んで着ています。左目には包帯が巻かれており、煙管や三味線を嗜んでいる様子が度々作中で描写されていました。銀魂と言えばキャラ崩壊と言われるようなギャグ要素が盛り込まれることが多いものの、高杉晋助に関してはそういった描写はありません。一貫して「クールでかっこいいキャラクター」となっています。

堂本剛が演じた高杉晋助は、主人公坂田銀時とは幼少期に同じ寺子屋で過ごした仲間でした。攘夷戦争では共に攘夷志士として活躍しており、その後志の違いから別々の道を歩むことになります。高杉晋助は攘夷戦争で恩師吉田松陽が処刑されたことから、復讐に燃え続けており、一方坂田銀時はそういった素振りを見せません。それをよく思わない高杉晋助とは敵対関係にあります。

そのため、基本的に原作で高杉晋助が登場する際、坂田銀時との関係はよくありません。倒幕し江戸の町を乱そうと躍起になる高杉晋助と、日々過ごしていく中で大切なものが増え続けている坂田銀時は対称的な存在になっています。ちなみに同じく攘夷志士として活躍し、江戸の町に住んでいる桂小太郎も高杉晋助のやり方をよく思っていません。坂田銀時とは未だに交流があり、度々ふざけた様子が描かれています。

銀魂の主人公坂田銀時は、江戸の町で万事屋を営んでいます。銀髪天パがトレードマークで、いつも木刀を携えています。幼少期は吉田松陽の寺子屋で学び、攘夷戦争で活躍したことで「白夜叉」と恐れられていました。そのため戦闘能力は非常に高く、攘夷戦争からしばらく経ってもその腕は衰えていないと言われています。

普段はさまざまな依頼をこなしながら江戸の町で楽しく過ごしており、同じく万事屋で働く志村新八や神楽と子供のようにはしゃぐ様子が描かれています。しかし、大きな事件や大切な人が傷つけられるという場面では、白夜叉を思わせるような眼光で数多の敵と立ち向かっています。

読者の間で話題になった453訓「同窓会は思い出したくもない思い出も蘇ってくる」では、二人のエピソードが語られています。語られたエピソードは寺子屋・攘夷志士として活躍していた時のもので、缶けりをして遊んだ、遊郭では遊女を取り合って喧嘩をしたというものです。あまり詳しくは語られていないものの、かなり気軽な関係だったことが感じられる話となっていました。

また、高杉晋助は攘夷組（坂田銀時、桂小太郎、坂本辰馬）の中では一番身長が低く、坂田銀時からよく低身長をからかわれていました。これは寺子屋時代から続いていたと語られています。幼い頃から坂田銀時とは剣術で何度も勝負を繰り返しており、将軍暗殺篇の時点では246勝246敗となっていました。

続いて、実写化で高杉晋助を演じた堂本剛と、高杉晋助がどの程度似ているのか比較してみましょう。

実写化になると、役者とキャラクターの顔が似ているか？とよく話題になるものです。そこで高杉晋助と堂本剛の顔を比較してみると、目が大きく違うことがわかります。高杉晋助の目は切れ長で狂気めいているのに対し、堂本剛さんの目は大きめの目をしています。ただどちらも美形であり、顔の形も合っているため、そこまで似ていなくはないというのが世間的な意見のようでした。

高杉晋助と坂田銀時のエピソードで紹介したように、高杉晋助は低身長という特徴があります。といっても170cmは日本人男性の平均的な身長であるため、現実世界で考えるとそこまで低くありません。高杉晋助を演じる堂本剛の身長は166cmと、高杉晋助の身長よりもやや低めです。ただ、低身長というイメージがある高杉晋助を演じるにあたっては、妥当だと考えられます。

高杉晋助の性格は過激で、坂田銀時いわく「思い込みが激しい」と評されています。ただ、仲間思いであり、恩師のことを忘れないという義理堅い人柄も作中では多く見ることができました。一方堂本剛の性格に触れてみると、おじいちゃんっ子で出身地である奈良をこよなく愛していると言われています。また、真面目でプライドが高いとも語られているようでした。

それらを踏まえてみると、恩師や仲間を大切に思う高杉晋助と、家族と地元を大切に思う堂本剛は似ています。また、高杉晋助もプライドが高く、坂田銀時から「思い込みが激しい」と言われているように、真面目な性格とも考えられます。二人の性格は似ていると考えていいでしょう。

銀魂の実写映画化は大好評につき、2021年の時点ではシリーズ2作目も公開されています。2作目では出演時間が少ないながらも、堂本剛は高杉晋助役を見事演じきっていました。シリーズを通しての抜擢を踏まえてみると、高杉晋助役の評価はかねがね好評だと言えます。そんな評価を、より詳しく振り返っていきましょう。

顔はあまり似ていないという評価はあったものの、実際高杉晋助の再現度を見てみるとかなりクオリティが高いと評判です。そもそも銀魂の実写化自体、どのキャストも再現度には力を入れているようであり、重要なキャラクターである高杉晋助も見事なものでした。演技に関しても高杉晋助の妖艶で危険な雰囲気を上手く醸し出しており、大きな存在感を放っています。

銀魂実写映画化の福田雄一監督は、以前に何度か堂本剛と一緒に仕事したことがあります。そして今回高杉晋助役を抜擢するにあたり、堂本剛は「アニメ版では高杉晋助は声が低いから真似たほうが良いか」と相談しています。しかし福田雄一は「剛くんのいわゆるソフトで歌い上げるような堂本剛の声でやってほしい、逆にそれが不気味に感じることが絶対にあるから」とお願いしていました。

実際、演技を見てみると高杉晋助の妖しげで不気味な雰囲気が漂っていますが、声を発すると堂本剛の魅力的な声がそのまま聞こえてきます。そのギャップは福田雄一監督が睨んだように不気味で、映画の雰囲気を確実に盛り上げていました。

高杉晋助と言えば、妖しく光る目で語ることが多いキャラクターです。この眼光なくしては高杉晋助を語ることは難しく、読者も目の再現度に不安を感じていた人も多いのではないでしょうか？しかし、堂本剛演じる高杉晋助の目は、鋭い眼光を帯び、しっかりと原作の雰囲気を感じさせる仕上がりになっています。

福田雄一監督があえてギャップを感じさせる演出をお願いしたように、高杉晋助を演じる堂本剛にはギャップが感じられます。堂本剛らしさの良さを潰さず、高杉晋助の良さを引き出すというのは、そう簡単にできることはありません。

また、今まで堂本剛が演じてきた役柄の多くは「明るくて正義感あふれる存在」でした。また、本人の人柄も関西人ということもあり茶目っ気もあり、高杉晋助の雰囲気は感じられません。そんな堂本剛の今までの印象を覆すような高杉晋助役の抜擢は、どんでん返しのようなギャップを読者やファンに与えたと言えるでしょう。

福田雄一監督のお願いからもわかる通り、堂本剛にはかなりの拘りを持って、高杉晋助役に抜擢したのだと考えられます。そんなこだわりについて、より深く注目していきましょう。

福田雄一監督が堂本剛を高杉晋助役に抜擢した理由は、過去に二人が「33分探偵」でタッグを組んだ時にさかのぼります。33分探偵はコメディ色が強い作品で、堂本剛も見事福田雄一監督の期待に応えて面白い演技をしました。その時に福田雄一監督は「悪に染まった役をやらせてみたい」と堂本剛に思ったとのことでした。

そしてその際、テレビ局の人から「福田くん脚本書いて監督して、剛のめっちゃ悪い役のドラマやったらいいよ」と言われたとのことです。その考えや思いがずっとあり、実写版銀魂キャストを抜擢する際には真っ先に高杉晋助役に堂本剛が浮かんだそうでした。

銀魂と言えば非常にコメディテイストが強い作品です。シリアスな場面でもコメディらしさが存在し、基本的に登場キャラクターのほとんどはギャグ要素が詰め込まれています。これは実写映画化でも再現されており、さらに福田雄一監督はコメディ要素を入れるのがうまいと評判です。そのため、一部では「高杉もコメディ演技をするのか」と話題になっていました。

しかし、本編を見てみると高杉晋助にはコメディ要素がひとつもありません。これについて福田雄一監督は「堂本剛にかっこいい役を演じさせるのが面白い」と答えています。前々から悪役をやらせたいと思っていたことや、原作を忠実に再現することも踏まえると、ギャグ要員にはさせないという心意気があったのでしょう。

銀魂実写版で高杉晋助に抜擢された堂本剛ですが、映画出演は約12年ぶり、さらに実写化作品は20年ぶりとなっています。もともと実写版のキャラクターを演じた経験があるとは言え、久々とは思えないほどの演技力を見せてくれました。ここで、堂本剛が演じた過去の実写版の役柄についても触れていきましょう。

おそらく多くの人の記憶に深く刻まれているのが、金田一少年の事件簿の主人公を演じた時のことではないでしょうか？金田一少年の事件簿は度々実写化されていますが、その中でも特に評価が高く、多くの人の印象に残っているのが堂本版金田一少年だと言われています。

堂本版金田一少年のドラマは第1シリーズだけではなく、第2シリーズまで放送されるほどの人気っぷりでした。また、単発ドラマや映画も公開されており、おそらく当時の日本では金田一少年＝堂本剛といった印象を抱いた人はかなりいたと言われています。その人気からもわかる通り、堂本剛が演じる金田一一は文句なしのクオリティであり、実写化作品の先駆けになったと言っても過言ではないでしょう。

続いて、実写版銀魂の撮影中のエピソードについて触れていきます。

12年ぶりの映画出演となった堂本剛は、インタビューにて「人気キャラを演じる重圧に耐えながら撮影に臨みました」と語っています。また福田雄一監督のギャップを出したいという演出を考えるため、一緒になってどのように高杉晋助を演じるべきか、かなり話し合ったとのことです。ちなみに堂本剛自身は高杉晋助ではなく「正直、エリザベスがやりたかった……」と本音を明かしています。

高杉晋助に扮した堂本剛のキャラクタービジュアルは、各メディアにて「美しいビジュアル」と評価されています。実際にそのビジュアルを見てみると、高杉晋助の妖艶な雰囲気が上手く醸し出されていると読者やファンの間でも話題になっていました。特に高杉晋助は女物で派手な着流しを好むため、妖しげで危険な雰囲気も相まって、より美しく見えるのでしょう。

ここでひとつ、クスっとくるエピソードを紹介しましょう。銀魂「誕生日会はいつものアイツが違う奴に見える」では、俳優小栗旬之助というキャラクターが登場しています。度々銀魂では実在する人物をパロディ化することが多く、小栗旬之助も小栗旬を真似て作られたキャラクターでした。しかしこれについて、銀魂の作者空知英秋は小栗旬に許可等をもらっていませんでした。

小栗旬と言えば、実写版銀魂で主人公坂田銀時を演じています。ある日の撮影現場では、作者である空知英秋が見学に来る予定でしたが、読者も知るように空知英秋は恥ずかしがり屋です。そのため、「照れ屋だから…」という理由で見学をキャンセルしようと試みました。しかし小栗旬は堂本剛とともに「こないと無断使用した件で訴訟を起こす」と脅し、空知英秋はきちんと現場に来ることになりました。

SNSなどでは、実写版銀魂にて高杉晋助を演じた堂本剛への評判の声が数多く見られます。実際、ファンはどのように映画や堂本剛を見て感じたのか、いくつかの評判に注目していきましょう。

銀魂に限らず実写化が成功したアニメ・漫画は多くありましたが、その中でも特に銀魂が一番だという声もあります。実際に本編を見てみるとクオリティの高さに驚かされますが、特に難しい役柄であり、さらにファンも多い高杉晋助を見事演じきった堂本剛に、感服した声が多いようです。

実写版銀魂が公開されてよくSNSで目にできたのが「足が綺麗」というものでした。高杉晋助は女物の着流しをゆるく着こなすファッションをしているため、度々その生足を拝見することができます。映画でもその様子はきちんと再現されており、その時見えた堂本剛の足が細くて綺麗と非常に好評でした。

実写版に限らず映画・ドラマ等でアイドルをキャスティングすることに、一種の不安や不満をいだいている人は少なくありません。人気キャラクターである高杉晋助役にジャニーズ事務所所属の堂本剛が抜擢された際には、不安な声も多くありました。しかし、そんな声を一掃し、さらには「正真正銘高杉晋助です」と言わしめるほどの演技をした堂本剛の評価は、非常に高いことがわかります。

高い評判を持つ中で「これが実写の高杉晋助である」と評価されるほどの演技を見せた堂本剛は、少なくとも銀魂ファンの間では非常に人気であることがわかります。原作と100％一致するわけでもなく、むしろ声に関してはアニメ版とは真逆の高さを誇っているにもかかわらず、こういった評価を受けるのは役者冥利に尽きるのではないでしょうか？多くの評判を総合すると、堂本剛が演じた高杉晋助は大成功だったということがわかります。

銀魂実写版では、堂本剛以外にも魅力的な俳優が数多く出演しています。そこでこの項目では、堂本剛同様に重要なキャラクターを演じた俳優を紹介していきましょう。

堂本剛演じる高杉晋助は、銀魂の物語を大きく動かし、時には刺激を与える魅力的な存在です。そんな高杉晋助のような刺激あるキャラクターである「河上万斉」と「伊東鴨太郎」も、物語に大きく爪痕を残している存在でしょう。そんな二人を見事演じきった、窪田正孝と三浦春馬について振り返っていきます。

河上万斉は高杉晋助率いる鬼兵隊の一人で、人斬り万斉と呼ばれる存在です。河上万斉の表の顔は「音楽プロデューサー」であり、それを表しているかのようなロングコートとサングラスが彼の特徴となっています。そんな河上万斉を演じたのは俳優の窪田正孝で、河上万斉の個性的で天才的な雰囲気を見事表現して、話題になっていました。

窪田正孝は身長175cm、神奈川県出身、1988年8月6日生まれのB型です。数々のドラマや映画に主演・出演しており、今や日本を代表する俳優のひとりと言っても過言ではありません。窪田正孝は役柄に応じて肉体改造することでも知られており、演じる役によって雰囲気が大きく変わるという魅力があります。実写映画出演経験だと、「東京喰種」の主人公金木研を演じ、原作ファンを圧倒させていました。

もともと演技力が高い俳優なだけあり、窪田正孝演じる河上万斉の演技の評判は良いものでした。特に実写版銀魂2では、河上万斉の武器である三味線を使った戦闘が原作に忠実ということで、大きく話題になったようです。実際この演技に関してもインタビューにて苦悩を味わったことを明かしています。

実写版銀魂2にて超重要人物である伊東鴨太郎を演じたのが、日本を代表する俳優のひとり、三浦春馬です。伊東鴨太郎は新選組のひとりでありながらも、変革をもたらすために暗躍する人物です。熱血でいながらも冷静で、そして参謀であるという演じるのが非常に難しいキャラクターであり、さらには剣術もかなりの腕前というかなりインパクトが強い存在となっています。

伊東鴨太郎を演じた三浦春馬は、身長178cm、茨城県出身、1990年4月5日生まれのAB型です。三浦春馬は「表現者」と業界から称されるほど、演技力や歌唱力、ダンスの技術が非常に高いと言われています。窪田正孝同様に幅広い役柄を今までには演じてきており、実写映画では「進撃の巨人」のエレン・イェーガー、実写ドラマでは「ブラッディ・マンデイ」の高木藤丸とファルコンに抜擢されていました。 

表現者と名高い三浦春馬が演じる伊東鴨太郎は、銀魂2を見た多くのファンから「感動した」と言われるほどのものでした。伊東鴨太郎の役柄は銀魂2の物語は非常に重要で、前半部分では熱血でコメディな一面を、後半では見事な剣術とシリアスで熱い一面が見どころとなっています。そんな伊東鴨太郎を見事演じきり、初めて銀魂作品に触れた人からも称賛の声が上がっていました。

実写版銀魂、銀魂2と続けて高杉晋助役に抜擢された堂本剛でしたが、有無を言わさぬほどの見事な演技で多くのファンを魅了していました。特に高杉晋助は女性ファンが多いキャラクターでもあるため、そのファンの心を鷲掴みにできたのは非常に大きいのではないでしょうか？「堂本剛の高杉晋助役は美味」と言っても過言ではないほど、彼の演じる高杉晋助は魅力的で心奪われる存在だったと言えます。