【約束のネバーランド】OPとEDそれぞれ紹介！主題歌まとめ

『約束のネバーランド』のアニメのOP・EDや実写映画の主題歌は人気や話題のアーティストが歌唱しており、作品の人気と相まって注目されています。まずは『約束のネバーランド』と各種メディア展開について見ていきます。

アニメ『約束のネバーランド』はフジテレビ系列のノイタミナ枠のアニメとして2018年に1期が放送され、2020年には2期も放送された作品です。1期は原作漫画のストーリーに沿っていますが、2期の途中からはオリジナルの展開となり、アニメだけの最終回を迎えています。

漫画『約束のネバーランド』は原作を白井カイウ、作画を出水ぽすかが担当しており、『週刊少年ジャンプ』にて2016年から2020年にかけて連載されました。鬼の食糧として育てられたことを知った主人公のエマがその状況を変えるために様々な困難に立ち向かっていく様子が描かれていく作品です。

原作漫画の連載から2年経って話題になり始めたところからアニメ化したことで、『約束のネバーランド』の注目度は更に高まります。アニメ化をきっかけにグッズ展開や様々な媒体とのコラボなど他のメディア展開も増えていきました。

アニメ2期の同時期となる2020年12月には実写映画の『約束のネバーランド』が公開されており、主演は浜辺美波さんを始め、北川景子や渡辺直美といった著名人も出演することが話題となりました。

そんな『約束のネバーランド』のアニメ化や実写化にあたってOPやEDが付けられるようになり、その主題歌についても作品同様に注目を集めました。OPやEDを聞くのはもちろんのこと、カバー曲として披露する人も未だに多く、それだけ良い主題歌が揃っていることになります。

主題歌が注目されるきっかけになったアニメ1期のOPとEDについて紹介していきます。アニメの主題歌としては安心のグループと直近のアニメ主題歌で注目のグループが起用されています。

アニメ1期のOPはUVERworldの『Touch off』です。前に進むことを意識させる歌詞とUVERworldらしいロックなサウンドが光る楽曲となっています。OP映像ではエマ・ノーマン・レイを中心にグレイス＝フィールドハウスの子供達が描かれ、先の展開を思わせるようなかっこよさや疾走感のある映像が楽しめます。

UVERworldは6人組のロックバンドで、2005年にアニメ『BLEACH』の第2期OP「D-tecnoLife」でメジャーデビューを果たしています。その後も様々なアニメのOP・ED、ドラマ・映画・CMへの起用される人気バンドになりました。デビュー後は毎年ライブツアーも開催され、ライブハウスやアリーナで大いに盛り上がりを見せています。

『Touch off』のMVは映像作家の大喜多正毅さんが監督を務めており、UVERworldののバンドシーンを中心に歌詞にある導火線を機材のケーブルになぞらせるなど、歌詞を意識した表現になっています。OP映像とはまた違った印象を覚える映像です。

アニメ1期のEDはCö shu Nie『絶体絶命』（第1話～第8話）と『Lamp』（第9話～第11話）です。EDが前後半で変わるのは他のアニメでもよくあることですが、同グループの曲が同時に採用されることは業界内でも異例の事態でした。しかし、両曲とも『約束のネバーランド』の世界観に合った楽曲になっており、『絶体絶命』は不気味さや切なさ、『Lamp』は希望を感じさせる歌として楽しめます。

Cö shu Nieは2人組のロックバンド（2021年現在）で、2018年にアニメ『東京喰種トーキョーグール:re』の主題歌（OP）「asphyxia」でメジャーデビューを果たしています。その後は『約束のネバーランド』のEDを始め、『PSYCHO-PASS 3』や『呪術廻戦』といったアニメのED、ドラマの主題歌を続けて担当しており、注目されるグループです。

『絶体絶命』と『Lamp』のMVの映像も正反対のものになっており、『絶体絶命』は白を基調とした世界、『Lamp』は暗い中に光りが見える背景をバックに演奏する様子を映し出しています。色に対して楽曲の意味が反対に見えるのも独独の世界観を演出するものです。

アニメ1期の主題歌に関する評判としてはOPは安定化のあるUVERworldの楽曲として聞かれており、EDは第9話から突然、雰囲気の違う曲に切り替わったことに驚かれましたが、どちらも良い楽曲であるという感想が多く見られました。それぞれの主題歌をエマ・ノーマン・レイの視点に当てはめる人もいたように3曲だったことで様々な楽曲の感じ方があったようです。

続くアニメ2期のOPとEDは近年で注目されるアーティストの二人を器用しており、アニメ1期とはまた違った空気を入れた楽曲になっています。

アニメ2期のOPは秋山黄色の『アイデンティティ』です。絶望の中から希望を掴もうとする決意や勇ましさを感じさせる歌詞や曲調が楽しめます。OP映像では食べる者と食べられる者の連鎖を描きつつ、人間と鬼が対峙するような描かれた方をしており、その中でエマ達が希望に向かっていくような演出になっています。

秋山黄色は2017年から活動しているシンガーソングライターです。初の配信シングルや「SUMMER SONIC 2018」の出演から注目を集め、その後はドラマの主題歌などのタイアップも少しずつ始まっています。『約束のネバーランド』は2021年における最初のタイアップとなっています。

『アイデンティティ』のMVはVFXアーティスト「MIZUNO CABBAGE」が監督を務めており、近未来のディストピアをイメージした物語が展開されています。アニメの方とはまた違った意味合いで歌詞や楽曲を楽しめる映像です。

アニメ2期のEDはMyuk『魔法』です。これまでのOPやEDと異なるしっとりとした曲調ですが、歌詞の中には力強さを感じさせるものもあります。ED映像ではムジカとソンジュが中心となっており、二人の旅路が描かれています。

Myukはシンガーソングライターの活動していた熊川みゆがソロの音楽プロジェクトとして開始したものです。サブスク以降の活動の場として使っている名義であり、『約束のネバーランド』のEDへの起用はMyukとしては初のタイアップ曲となっています。

『魔法』のMVはKASICOがアートディレクションを務めており、Myukの写真を元にしたコラージュが中心に置かれた映像になっています。また、『約束のネバーランド』のアニメ映像とコラボしたMVもあり、こちらはダイジェスト映像になっています。

アニメ2期の主題歌に関する評判としては新たな展開に合わせた楽曲としてOP・EDともにガラリと雰囲気が変わったと感じた人が多くいました。一方でアニメの展開的に省略されたことを残念に感じるファンがいましたが、それでもこのOPとEDは良い曲として評価できるという人もいるようです。

実写映画の『約束のネバーランド』でも主題歌として注目のアーティストが起用されており、カバーする人が続出しています。

2020年12月に公開された実写映画の『約束のネバーランド』は、10月の時点で主な情報公開が始まっており、主題歌についても真夜中でいいのに。が書き下ろししたことが発表されました。

そんな実写映画の主題歌はずっと真夜中でいいのに。『正しくなれない』です。『約束のネバーランド』のストーリーや登場人物を元にして歌詞が作られており、実写映画の内容とも会った楽曲になっています。

ずっと真夜中でいいのに。にはボーカル担当のACAね（あかね）をフロントマンとして結成される音楽ユニットです。2018年にYouTubeの動画投稿から活動を始め、注目を集めながら同年にはミニアルバムの発売でメジャーデビューを果たしています。2020年からは各種メディアとのタイアップも始まり、『約束のネバーランド』の主題歌もその一つになりました。

『正しくなれない』のMVは自主制作アニメを手掛ける安田現象が監督を務めており、タイムリープを繰り返す主人公を中心としたアニメが展開されています。ストーリーに詳しい言及はないことから歌詞に合わせて想像させられる映像です。

実写映画の主題歌に対する評価としては映画の内容とリンクしながら見られたという人が多くいました。製作時に『約束のネバーランド』を元にしていた部分を聞いた人達も感じ取っているようです。

ここでは『約束のネバーランド』の主題歌を担当したアーティストの最新情報を紹介していきます。OP・EDを聞いてファンになった方はぜひ確認してみましょう。

2021年9月末現在、UVERworldは10月末から12月にかけて10日間7会場20公演が決定しています。一部ライブはファンクラブである「Neo SOUND WAVE Crew」限定ライブとなっているため注意が必要ですが、今回紹介した楽曲をライブで楽しめる可能性もあるため、聞きたい方は要チェックなイベントです。

2021年9月末現在、Cö shu Nieは新しい楽曲情報は出ていません。直近では7月にテレビ東京系のサタドラ枠で放送された『女の戦争〜バチェラー殺人事件〜』の主題歌『undress me』でタイアップしており、それより前は3月にタイアップ曲を掴んでいることから年末にかけてまた展開があるとかもしれません。

2021年9月末現在、秋山黄色は『約束のネバーランド』のEDに起用された「アイデンティティ」について、ニューヨークの海外DJ/プロデューサーであるZaxxとバンクーバー出身のDJ/音楽プロデューサーであるMiles Awayがそれぞれリミックスした楽曲が全世界に公開されています。アニメのOP・EDのリミックスは世界的に人気が出ており、また、違った空気の『アイデンティティ』が楽しめます。

2021年9月末現在、ずっと真夜中でいいのに。は5月に開催されたライブのBlu-rayとなる「LIVE Blu-ray CLEANING LABO「温れ落ち度」」の発売を9月29日に控えています。こちらのライブでは公演の両日ともに『正しくなれない』が披露されているため、ライブ音源が聞きたい方は購入を検討しても良いかもしれません。また、11月からは17会場21公演でツアーが開催される予定です。

『約束のネバーランド』はアニメのOP・EDや実写映画の主題歌に人気や注目度の高いアーティストが起用されており、いずれの楽曲も世界観やストーリー展開にマッチしたものになっています。これらの楽曲のアニメのOP・ED映像やMVについては動画サイトで見られるものが多いのでもう一度見聞きしたい人はぜひチェックしてみてください。