【転スラ】大賢者はリムルのユニークスキル！その実力や能力は？

転スラにはスキルと呼ばれる概念が存在しており、スキルの能力によってキャラクターの特徴や強さが異なります。主人公のリムルが持っている大賢者はリムルにのみ情報を与えてくれる最強スキルであり、その正体がかわいいと評されています。大賢者の能力についてまとめていく前に、まずは大賢者の使用者であるリムルのプロフィールと転スラの作品概要、あらすじについてまとめていきます。

リムルは異世界にスライムとして転生した転スラの主人公です。前世の死に際に突然天の声が聞こえたことでユニークスキル・大賢者を手に入れ、転生された異世界にて大賢者の声を頼りに生き抜くことを決意します。お調子者で気の行くままに行動する性格をしており、文句を言いながらも面倒見がいい一面もあり部下から慕われています。

転スラこと転生したらスライムだった件は伏瀬によって小説家になろうに連載されていた小説作品です。主人公が異世界転生しファンタジーの世界で成り上がっていく物語が描かれており、個性的なキャラクターと緻密に練られた世界観が評判を呼びました。『このライトノベルがすごい！』では2017年～2020年にかけて上位に入賞しており、2023年2月時点で累計発行部数は4000万部を突破しています。

サラリーマンとして生きていた三上悟は通り魔に刺されて生涯を終えてしまいます。しかし、死に際に声が聞こえてくるとユニークスキル・大賢者の能力によってスキルを手に入れ、異世界の洞窟でスライムとして転生を果たしました。異世界にて新たにリムル＝テンペストの名を得た主人公は、種族問わず楽しく快適に過ごせる国を創ることを目標に掲げ本能のままに異世界を生きていきます。

リムルは見ず知らずの異世界にいきなり放り込まれてしまいましたが、彼がその世界で生き残れた大きな理由はユニークスキル・大賢者があったからと言えます。それだけ大賢者の能力は万能かつ最強のものであり、物語が進行するとその正体を現しました。ここでは転スラにおける大賢者の能力や正体などについてまとめていきます。

大賢者はリムルのユニークスキルの1つです。リムルの脳内にのみ聞こえる存在で、リムルの質問に答えてくれたり最適解を出してくれたりとリムルを導いてくれる存在として描かれています。大賢者はリムルとして転生して以来生まれ持って使いこなせる能力で、三上が異世界に転生する直前に「30歳童貞で魔法使い、もっと粘れば大賢者も夢じゃなかった」と回想したことをきっかけに手に入れたとされています。

大賢者の正体はヴェルダナーヴァのスキルの欠片です。ヴェルダナーヴァとは転スラに描かれている異世界を作ったとされる存在で、彼が持つアルティメットスキル・虚空之神/アザトースの能力の一部がリムルに宿り、ユニークスキル・大賢者として機能していました。一説ではヴェルダナーヴァが世界を作る際に虚無崩壊というスキルを失い、それがリムルに宿ったのではないかと考えられています。

リムルが魔王に進化した時に大賢者はアルティメットスキル・智慧之王（ラファエル）へと進化しました。その際にリムルが能力に名前を付けるというイレギュラー行為によってスキルに人格が宿り、明確な自我を持った女性らしい見た目の存在・シエルが誕生しました。ラファエルは大賢者が進化した『スキル』であり、シエルはラファエルから自我を持って生まれた生命体『神智核（マナス）』という違いがあり、シエルは確率論や統計を処理する以外に思慮深い行動を取ることができます。

大賢者はロボットのように無機質な人柄をしていますが、随所に描かれているリムルとのやり取りには愛らしさを感じられると評判です。普段はリムルの質問や相談に淡々と答えるだけの存在ですが、リムルにいじられた時はだんまりを決め込んだり、冗談に対して現実的な対応をしてみせたりとユニークなところがあり、実は感情があるのではないかとすら言われています。

大賢者は転スラ読者から人工知能と称されるほど万能な能力を持っており、リムルにとって最強の相棒として描かれています。実際に大賢者は本来思考力を持たないスライムがユニークモンスターに変貌させ、転スラ作中にて最強のスキルを大量に発動できるという唯一無二の強さを披露しています。ここでは転スラにおける大賢者の実力や能力についてまとめていきます。

リムルが疑問を抱くと大賢者は即座に返事をしてくれていますが、これは大賢者の能力・思考加速を有していることで実現しています。思考加速は知覚速度を1000倍に上昇させる能力を持ち、リムルが疑問に思ったことに対する回答や最適解を瞬時に導きます。また、大賢者が進化する度に知覚速度も上昇していき最終的には光の速さに匹敵するほどの速度になります。

常人以上の知覚速度によって瞬時に答えを導いている大賢者ですが、答えを導く時には知覚速度以外に解析鑑定と並列演算を発動させています。解析鑑定は対象を解析・鑑定することで能力値や特性を調べることができ、並列演算はリムルの思考とは別に演算をすることができます。これらの能力に思考加速が加わることでどれだけ難解な質問を尋ねられても一瞬で答えることができます。

リムルから許可された時、大賢者はオートバトルモードを発動しリムルの肉体を操って戦闘を行えるようになります。オートバトルモード状態では大賢者が持っている思考加速や解析鑑定などを持ち合わせて戦うため、戦況を優位に進めることができます。しかし、相手がバトル中に新しいスキルを獲得することは予測できないため、必ず勝利できる能力とは言い切れません。

森羅万象は転スラ世界にて隠蔽されていない物理や事象についてすべて把握するという能力です。本来リムルは異世界の言葉を理解できませんが、このスキルによってリムルとの対話を可能にしています。また、リムルの言葉に対して返答するという行為も森羅万象によって可能になっており、現代社会でいうところのアレクサやSiriのような存在と言えます。

大賢者はリムルの脳内に直接語ってくる概念的な存在ですが、リムルとのやり取りは転スラ読者から人気がありアニメ化した際に演技が加わることを望まれていました。そして実際に転スラがアニメ化を果たすと、その願いは果たされ有名声優がキャスティングされたことで大きな話題を呼びました。ここではアニメ版転スラにて大賢者の声を担当している声優についてまとめていきます。

アニメ版転スラにて大賢者を演じた声優は豊口めぐみさんです。幼少期に『ドラゴンボール』や『ドラゴンクエスト』に影響を受けたことで声優を志し、ラジオ制作の経験を積みながら声優になった経歴を持っています。甲高い声と低い声を使い分けられる実力派として評価されており、アニメ作品以外にもスクウェア・エニックスのゲーム作品やディズニー作品などに多く出演しています。

これまで転スラにおける大賢者の能力や実力などについてまとめてきましたが、この存在に対して転スラファンはどのように思っているのでしょうか。ここでは大賢者の活躍や人柄に対する世間での評判を、SNSに投稿されているコメントを参照しながら調べていきます。

転スラファンの間ではリムルと大賢者のやり取りがとても人気です。基本的に大賢者はリムルに必要な知識や最適解を与えていますが、ギャグシーンが描かれることも多くその際のやり取りが面白いと言われています。また、人によって大賢者が1番好きなキャラクターとも言われています。

大賢者の見せ場とも言える進化シーンは演出がかっこいいと評判です。大賢者は本来自我を持たない存在ですが、ラファエルに進化したことは大賢者自らの意思で行ったことであり、新たに生まれ変わった後に自我を持ってリムルを操作する場面は転スラ屈指の名場面と言えます。

アニメ版転スラにて大賢者の声優の演技にも称賛の声が寄せられていました。自我を持たないと自称しながら妙に人間らしさを持っている大賢者のイメージに、声優の演技がピッタリハマっていると評されておりリムルとのやり取りがより面白く感じられるそうです。

転スラに描かれている大賢者はリムルが持つ最強のユニークスキルでした。リムルに知識や情報を与え、会話の相手にもなってくれる大賢者の存在はリムルにとっても助かる存在と称されており、大賢者がいかに万能な存在であるかが窺えることでしょう。大賢者の活躍を知らないという人は転生したらスライムだった件本編をぜひチェックしてみてください。