【るろうに剣心】佐渡島方治の人物像まとめ!志々雄真実との関係についても
『るろうに剣心』に登場する佐渡島方治は、十本刀の一員として志々雄真実を支える存在です。元日本政府官僚であり、正義感が強かったはずの佐渡島方治はどのような人物なのでしょうか。『るろうに剣心裏』で十本刀率いる志々雄真実との関係について説明します。
目次
【るろうに剣心】佐渡島方治とは?
『るろうに剣心』に登場する、佐渡島方治(さどじま ほうじ)は、十本刀の一員として志々雄真実(ししお まこと)を崇拝し支えていた悪役と言うことは有名な話です。ここでは、佐渡島方治について説明します。
佐渡島方治のプロフィール
- 名前:佐渡島方治(さどじま ほうじ)
- 生年月日:1839年6月生まれ
- 所属:十本刀(志々雄真実の右腕)
佐渡島方治は、明治政府の元官僚でした。官僚時代、政府の内情に不満と絶望を抱き、上層部から止められていた不正案件をたった一人で調べると、志々雄真実の存在に辿り着きます。一人で志々雄真実まで辿り着いた事の自身の能力に自賛し、志々雄真実よりスカウトを受けるまでになりました。志々雄真実の右腕になってからは、ずば抜けた実務能力と頭脳で兵器や資金の調達をし強大な組織を作り上げ、志々雄真実の国盗りを支えています。
るろうに剣心の概要
『るろうに剣心』は明治時代初期の日本を舞台として、漫画家・和月伸宏によって描かれた少年漫画です。1994年19号から1999年まで「週刊少年ジャンプ」にて全255話連載されました。連載当初より人気を博し「キネマ版」や「裏幕・炎を統べる」、「明治剣客浪漫譚・北海道編」とジャンプコミックスやコミックス本で連載中で累計発行部数7300万部を突破しています。また、漫画だけに留まらず実写版や映画、ミュージカルも上映される人気少年漫画です。
るろうに剣心のあらすじ
佐渡島方治が登場する『るろうに剣心』の物語は、幕末から始まります。当時、主人公・緋村剣心(ひむらけんしん・緋村抜刀斎:ひむらばっとうさい)は、人斬り抜刀斎として恐れられていました。時代は明治に入り、彼は「不殺(ころさず)」を誓い、全国を旅しながら人との出会いや宿敵たちとの戦いを通して新時代での生き方を探っていきます。
【るろうに剣心】佐渡島方治の人物像や志々雄真実との関係
『るろうに剣心』のコミックス本での佐渡島方治は志々雄真実を尊敬するあまり、どうしても彼に勝ってほしいと狂気のような一面を見ます。佐渡島方治が登場するストーリーでは意外な一面もあるようです。また、彼が崇拝する志々雄真実をとの関係も説明します。
佐渡島方治の性格
佐渡島方治の性格は、真面目であると推測されます。政府の元官僚であり、上層部から止められていた不正案件に自ら調べ上げたところは、悪に立ち向かう正義そのもので彼のセリフからも窺う事が出来ます。しかし、真面目な性格がゆえに自分自身と同じ思想を持ち、自分には無いものを持つ人物に魅かれ、相手が「悪」であろうと周囲が見えなくなるのは少し残念なところでもあります。
佐渡島方治の強さや能力
佐渡島方治は『るろうに剣心』の中で、戦闘シーンが無いことから戦闘能力は低いと考える読者もいるようですが、実は「銃剣の達人」という設定で戦闘能力は強いようです。佐渡島方治は、以前敵と戦った際に宗次郎以外を欺いたとして自ら手を傷付けて以降、公に戦う姿が見られることはありませんでした。そんな彼の、戦うシーンが『るろうに剣心』コミックス本17巻に描かれています。ある時、遊郭で世話になった際に華火と言う女性と出会い思いを寄せていました。
しかし、華火は兵団の逆鱗に触れ惨殺されてしますのです。華火を可愛がっていた駒形由美から、華火を殺した敵を取るよう依頼され十本刀一派が兵団と対決し、佐渡島方治が華火を惨殺した兵団を片手に持った銃だけで、一発の射撃で仕留めました。このことから、佐渡島の戦闘力の高さが窺がえます。
佐渡島方治と志々雄真実の関係
佐渡島方治が志々雄真実を崇拝し、志々雄真実は彼に対し絶大な信頼を寄せる関係です。また、二人が出会って間もない頃、佐渡島方治は志々雄真実に対し距離を取っていたものの、志々雄からの洗礼を受けた後は距離を縮めます。その後は、十本刀一派の一員として、志々雄真実の右腕として組織を支えました。
佐渡島方治は自らの命を絶った?
『るろうに剣心』コミックス本17巻で、志々雄真実は牢中で自害しました。志々雄真実が敗北した後、アジトを爆破しますが仲間の安慈(あんじ)に助けられ、警察に出頭し牢へ収容されます。裁判で、志々雄真実の汚名を無くそうと考えていた佐渡島方治に待っていたのは、裁判をも開いてもらえないという現実でした。
公に志々雄真実の事を語る機会を奪われたうえ、政府からは彼の事を忘れ政府に従えば一生を保証するという趣旨の言葉を受けます。佐渡島方治は、このような政府に絶望し隠し持っていた刀で自らの喉を切り自害へと至りました。怒りと絶望の最期を迎えた佐渡島方治ですが、死後は地獄で志々雄真実と駒形由美に再会し、涙を流しながら笑顔で駆け寄って行く姿に多くの読者はジンとくるものがあったようです。
【るろうに剣心】佐渡島方治の名言やセリフ
『るろうに剣心』に登場する佐渡島方治と言えば、十本刀にとって縁の下の力持ち的存在であり、志々雄真実を崇拝していることは有名な話です。ここからは、佐渡島方治が残した数々の名言から代表的なセリフを紹介します。
佐渡島方治の名言①「負けていない…」
「負けていない。負ける訳がない。志々雄様が負けるはずがないイイ」
出典: bibi-star.jp
『るろうに剣心』コミックス本17巻第百四十六幕「方治の執念」で言ったセリフになります。志々雄真実が自ら放つ熱で発火し、緋村剣心に敗れた際に涙を流し膝から崩れ落ちるように泣き叫びながら放ったセリフです。佐渡島方治は志々雄真実が負けるとは夢にも思っておらず、錯乱状態に陥り十本刀一派のあじとの中へ立てこもりました。
佐渡島方治の名言②「どいつもこいつも…」
「どいつもこいつも皆殺しだ。全員死ねば勝者はいない。全員死ねば志々雄様は無敵。志々雄様のみこそが唯一無敵なのだアアア」
『るろうに剣心』コミック本17巻で、志々雄真実の敗北を認めることが出来ない佐渡島方治は、アジトの登場を破壊しその場にいる緋村剣心達諸共を殺そうとしたときのセリフです。皆殺しにすれば、志々雄真実の力をも崇拝していた佐渡島方治最後の抵抗で出た名言です。
佐渡島方治の名言③「どんな卑劣で卑怯な…」
「どんな卑劣で卑怯な手段を使ってでも完全勝利を志々雄様に捧げる。」
出典: bibi-star.jp
このセリフには、佐渡島方治がどのような手を使っても志々雄真実を勝たせたいという決意が現れています。この名言に対し、志々雄真実のは自分の手下から反抗されたのは初めてと返しています。
【るろうに剣心】佐渡島方治の実写映画キャスト
実写版『るろうに剣心』に登場する佐渡島方治の映画キャストは、一体誰が務めたのでしょうか。実写版、佐渡島方治のキャストについて解説します。彼の濃いキャラクターを演じることが出来るのは、やはり濃いキャラの俳優でした。
佐渡島方治の実写映画キャストは「滝藤賢一」
実写版『るろうに剣心』に登場する佐渡島方治のキャストは、意外にも俳優・滝藤賢一です。滝藤賢一自身、ある雑誌のインタビューで『るろうに剣心』に出演できると決まった時は嬉しかったと語っています。しかし、役が何故佐渡島方治だったのかは不思議だったようです。
滝藤賢一のプロフィール
- 名前:滝藤賢一(たきとう けんいち)
- 生年月日:1976年11月2日
- 出身地:愛知県名古屋市
- 職業:俳優
- 所属事務所:アルファエージェンシー
実写版『るろうに剣心』佐渡島方治として登場する俳優・滝藤賢一は、高校卒業後映画監督を目指して上京しますが、映画「バレット・バレエ」のオーディションに合格したことをキッカケに俳優を目指します。1998年からは俳優・仲代達矢主宰の俳優養成所「無名塾」へ入熟し舞台を中心に活動していました。本格的に映画作品へ活躍の場を広げるため2008年無名塾を退塾した後、様々な映画やドラマ名脇役として出演します。
滝藤賢一の主な出演作品
- 踊る大捜査線シリーズ/王明才
- ひみつのなっちゃん。/ドラァグクイーン・バージン
- 大河ドラマ・龍馬伝/小松帯刀
- 連続ドラマ・梅ちゃん先生/三上和也
- 探偵が早すぎる/千曲光
俳優・滝藤賢一が、一躍有名になったのは2013年TBSテレビ「半沢直樹」で主人公の同期銀行員を演じたことでした。同年のブレイク俳優ランキングでは8位と人気を集めています。これまでに映画(自主製作映画含む)やテレビドラマ、舞台等200作品以上に出演する実力派俳優です。
【るろうに剣心】佐渡島方治に対する世間での評判や人気
『るろうに剣心』に登場する、佐渡島方治は悪役ですが彼の真面目な姿勢が読者の心を掴んでいるようです。
実写版のキャストが意外にも俳優・滝藤賢一であり、彼の演技を漫画と重ねるとリアル感が増す声も聞かれます。
『るろうに剣心裏幕-炎を統べる⁻』の名シーンと言っても過言ではありません。志々雄真実しか眼中に無い実直真面目な佐渡島方治が、思いを寄せた華火を惨殺した兵団を一撃で仕留めるシーンにグッとくる読者が多くいます。
【るろうに剣心】佐渡島方治がもしも〇〇だったら
元々は真面目で正義感の強い、佐渡島方治がもしも○○だったら『るろうに剣心』のストーリーそのものが変わっていたかもしれません。ここでは、佐渡島方治を色んな視点で見てみました。
佐渡島方治「敵」篇
佐渡島方治は、志々雄真実の右腕のポジションですが逆に十本刀一派の敵だったら、どうなっていたでしょうか。元政府完了で優れた頭脳と最強にも近い戦闘能力で志々雄真実を倒していたと考えられます。志々雄真実率いる十本刀一派は、確かに戦闘能力は高いですが戦略を練るとなると、佐渡島方治の様な頭脳の持ち主がいないと難しいようです。
佐渡島方治「仲間」篇
佐渡島方治が緋村剣心の味方で合った場合、政府官僚を続けていたかもしれません。推測にはなりますが、彼の性格から正義を貫く政府を築いていたと思われます。
佐渡島方治「父」篇
佐渡島方治が父だったら、厳格であるという事は言うまでもありません。勉学も武術も両方鍛え上げられると容易に想像できます。
【るろうに剣心】佐渡島方治は「十本刀」の一人だった
『るろうに剣心』に登場する佐渡島方治は、志々雄真実率いる十本刀の一員でした。元々真面目で実直な彼は、志々雄真実を崇拝すると同時に信頼も厚く右腕として十本刀を支える存在です。志々雄真実が唯一無敵の存在だと信じてやまなかった結果、『るろうに剣心裏幕-炎を統べる-』にて彼が敗北したことをキッカケに牢中で無念な最期を迎えます。佐渡島方治の熱意や、ふとしたときに見せる優しさがセリフに現れ数多くの名言にグッとくる読者が多くいます。
『るろうに剣心裏幕』は最終章を迎えましたが、今後のストーリー展開がどのようになっていくのか注目しましょう。
この記事のライター
ONIYOME
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