【おそ松さん】トッティは兄弟の存在を隠していた？伝説のスタバァ回を解説

『おそ松さん』は松野家の6つ子が主役です。トッティとは末っ子のトド松のことであり、兄弟の中でダントツでコミュニケーション能力が高いです。しかも世渡り上手でもあり、女の子とも気兼ねなく話します。そんなトッティはことごとく兄弟を出し抜こうし、兄弟の怒りを買い、散々な目に遭っています。

『おそ松さん』は、赤塚不二夫の漫画『おそ松くん』が原作となっており、松野家の6人兄弟が大人になった姿が描かれています。赤塚不二夫が生誕して80年経った記念としてテレビアニメが制作されました。『おそ松さん』のアニメは3期まで放送され、劇場公開もされました。また人気グループのSnow Manによる実写映画化もされ、大きな話題となりました。

松野家の6つ子は、20歳になっても定職につかず、毎日を気ままに過ごしています。6つ子は顔はそっくりですが、性格は6人とも違います。喧嘩や足の引っ張り合いをしながら、一つ屋根の下で暮らしています。そんな6つの周りには、個性的なキャラクターが存在します。6つ子の憧れの女性であるトト子、うさんくさいイヤミ、坊主頭のおでん屋ちび太などが絡み、賑やかな日常生活が繰り広げられています。

今まで定職に就かず、だらだらと毎日を過ごしていたトッティですが、ついにバイトを始めました。しかもバイト先はおしゃれなコーヒーショップです。兄弟とは違う道を歩み始めたトッティは、兄弟にバイト先を教えませんでした。兄弟には絶対にお店に来てほしくなかったからです。それはなぜしょうか。

トッティは自分は6つ子の末っ子で、5人の兄の存在をバイト先には隠していました。しかし兄弟にバイト先を知られ、お店に来られてしまうのです。お店の中でトッティの怒りが爆発し、兄弟達とバトルが始まります。トッティがメインとなったスタバァ回は、どんな内容だったのでしょうか。

トッティは慶応ボーイと偽り、コーヒーショップ「スタバァ」でバイトをすることになりました。「トッティ」というあだ名は、バイト仲間の女の子が付けたものです。このあだ名は兄弟にも呼ばれています。ニート生活だったトッティですが、仕事はきちんとこなしています。

トッティがバイトを始めてから数週間が経ちました。トッティはバイト仲間の女の子から、合コンに誘われます。トッティにとっては大チャンスです。しかしこのことが兄弟にばれると、必ず足を引っ張られます。今まで地味な仕事を頑張ってきたトッティは、このチャンスを逃したくはありません。絶対に兄弟にはばれないようにしようとトッティは決心します。

しかしそんなトッティの決意は打ち砕かれ、バイト先を知られてしまいます。ニートである兄弟の存在を秘密にしておきたいトッティは、お店に入ってほしくなく、土下座をして帰るように兄弟に頼みます。しかし兄弟には通じません。トッティの必死の努力は報われず、結局兄弟はお店に入ります。そしてバイト仲間の女の子から「合コン」という言葉を聞いてしまうのです。これにより、トッティが兄弟を出し抜こうとしていることがばれてしまいました。

トッティが自分達を出し抜こうとしていたことを知り、兄弟は怒り、お店の中をメチャクチャにします。コーヒーを床にこぼしたり、それをトッティが拭いているとトッティの頭の上にコーヒーをかけたりします。何とかトッティは兄弟をトイレに連れて行くと、そこで兄弟に脅迫され、兄弟も一緒に合コンに参加することになりました。こうしてトッティの兄弟を出し抜く作戦は、残念ながら失敗してしまったのです。

今まで真面目に仕事をしてきて、ついにトッティは合コンに誘われました。リア充の一歩を踏み出したのです。しかし兄弟に帰るように頼んだのにお店に入られてしまい、トッティの怒りは兄弟に向けられます。冷徹な態度で接客したり、トイレ前にテーブルを移動させて座らせたり、殺虫剤をかけたりと酷い扱いをしました。それでも兄弟は大人しく座っていたのですが、トッティが慶応ボーイと偽っていたり、自分だけ合コンに行こうとしていることを知って怒り、トッティに逆襲するのです。

せっかくスタバァで仕事を始めたトッティでしたが、兄弟を出し抜こうとしたため兄弟が怒り、妨害されて長くは続きませんでした。しかしトッティも兄弟に酷いことをしたので、仕方ありません。ここからは詳しくトッティの人物像を考察していきます。また『おそ松さん』に登場するパロディネタも紹介します。

6人兄弟の末っ子のトッティは、甘えるのが上手く、世渡りも上手です。兄弟の中で、最もリア充に憧れています。末っ子で可愛く甘えるのが得意なトッティは、みんなに可愛がられています。バイト先でもコミュニケーション能力を発揮し、兄弟がお店に来るまでは何事もなく働いていました。しかし見た目は可愛くても、トッティは三男のチョロ松に「ドライモンスター」と呼ばれるほど、腹黒い性格なのです。

末っ子のトッティはとても怖がりで、20歳を過ぎても1人でトイレに行くことができません。夜中にトイレに行きたくなると、チョロ松を起こし、一緒にトイレに行ってもらいます。眠たいチョロ松はいい迷惑です。廊下を歩く時はチョロ松の後ろに隠れ、怯えながらトイレに行きます。

ある日パチンコで勝ったトッティは大喜びでしたが、兄弟からお金をどのように守るか悩んでいました。ベンチに座りお金を守る方法を考えていたトッティは、二人の警察官に会います。トッティを不審に思った警察官は、鞄の中身を問い詰めます。二人の警察官は、チョロ松と一松だったのです。お金を持っていることがばれてしまい、トッティは逃げようとしましたが、警察官に扮したおそ松、カラ松と警察犬の十四松に挟み撃ちされ、捕まってしまいます。結局パチンコで勝ったお金は寿司代に消えました。

『おそ松さん』は、様々なパロディネタが存在します。『黒子のバスケ』、『カイジ』、『ハイキュー！』、『暗殺教室』、『BLEACH』などです。6つ子以外にもデカパンが『アンパンマン』になっている『デカパンマン』、チビ太が巨人になっている『進撃のチビ太』もあります。トッティは眼鏡をかけて『弱虫ペダル』のパロディをやっています。しかしセリフが「出し抜く」や「キャラを取る」など小野田らしくなく、完全にトッティです。

『おそ松さん』に出演する声優は、人気声優ばかりで話題になりました。6つ子を演じる声優は、主演することも多いです。また兄弟の掛け合いも息がぴったりです。テンポの良さも人気の一つでしょう。そんな『おそ松さん』でトッティを演じた声優は子役から活躍しており、宮崎駿作品にも出演していました。

『おそ松さん』の末っ子のトッティを演じているのは、入野自由さんです。入野さんは4歳で劇団ひまわりに入団し、2年後に俳優デビューを果たしています。入野さんといえば、『千と千尋の神隠し』のハク役を思い浮かべる方もいるでしょう。またチョロ松役の神谷浩史さんとは、ユニットを組んでいました。海外留学をするため、活動を休業していたこともあります。入野さんにとってトッティは代表作の一つになり、『おそ松さん』に出演して演技の幅が広がったと語っています。

『おそ松さん』のトッティは、「可愛い」「腹黒い」という意見が多かったです。またその両方を合わせて「可愛いけど、腹黒いところが好き」という方もたくさんいました。トッティだけではなく、兄弟全員好きという意見もありました。ここからはトッティに対する評判を、ネットから集めて紹介していきます。

『おそ松さん』の6つ子は気ままなニート暮らしで「クズ」と言われていますが憎めない存在です。6つ子で同じ屋根の下で暮らしていても、性格は全く違います。トッティは可愛さとあざとさで、世の中をうまく渡っています。トッティならばどんな状況になってもうまく生きていけそうです。

末っ子のトッティは自分の可愛さを分かっており、みんなに上手に甘えて可愛がられています。次男のカラ松はナルシストでよくサングラスをかけており、カッコつけています。その割にはセンスがズレており、みんなからスルーされてしまったり酷い扱いを受けています。

トッティは表面上は可愛い末っ子キャラですが、実は兄弟一腹黒いです。しかしそこがトッティの魅力です。可愛くて腹黒いところが好きという意見はとても多かったです。トッティやドライモンスターなど、兄弟の中であだ名が多いのも特徴です。

トッティはリア充に憧れており、スタバァでバイトを始めます。トッティはニートである兄弟の存在を知られたくなく、お店には隠していました。しかし兄弟を出し抜こうとしたため、兄弟の怒りを買ってしまいます。またパチンコで勝った時も兄弟にばれてしまい、お寿司を奢るはめになりました。ことごとくトッティの行動は兄弟にばれて、散々な結果になっています。それでもトッティはまた同じことを繰り返し、リア充を求め続け、兄弟とバタバタする日常を送ることでしょう。