【おそ松さん】都市伝説とは?怖い話や8つ子の噂は?裏設定についても解説
独特のギャグセンス以外に、真剣な話泣ける話などでファンを楽しませてきた『おそ松さん』ですが、ファンの間では都市伝説のような噂もされました。本記事では、『おそ松さん』で描かれていた描写を基に、どのような都市伝説や裏設定が噂されているのか紹介していきます。
目次
【おそ松さん】とは?
『おそ松さん』は、昭和に流行したギャグ漫画『おそ松くん』が成長した姿を描いた作品です。『おそ松さん』では六つ子の兄弟以外にも、個性豊かなキャラクター達が成長した姿を描かれていたことで大きな話題になりました。まずは『おそ松くん』の内容について、簡単に振り返ってみましょう。
おそ松さんとおそ松くんの関係
『おそ松くん』は、1962年から1969年まで週刊少年サンデーで連載されていたギャグ漫画です。『おそ松くん』に登場する6つ子の兄弟は小学5年生でしたが、『おそ松さん』では20代前半まで成長しました。また、『おそ松くん』では6つ子の判別はほとんどできないほど同じ顔立ちをしていましたが、『おそ松さん』では6つ子の顔立ちなどが微妙に変化しているため判別ができるようになっています。
おそ松さんの概要
『おそ松さん』は、『おそ松くん』の作者でもある赤塚不二夫生誕80年として2015年から2016年にかけて第1期が放映された作品です。時事ネタやブラックジョークを取り入れたスタイルが人気を呼び、2017年に第2期、2020年に第3期が放映されました。また、2019年の劇場アニメ化や2022年の実写映画化など、現在でもメディア展開が続いている人気作品です。
おそ松さんのあらすじ
松野家で育ったおそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松の6つ子は成人を迎えても定職についていません。仕事や女性に縁が無く親の脛をかじる続けるニートで、時にはお互いの足を引っ張り合いながらも同じ家でそれぞれの趣味に没頭しながら楽しく生活していました。
【おそ松さん】死後の世界の都市伝説や裏設定を解説
『おそ松さん』はブラックジョークをふんだんに取り入れたギャグアニメでありながら、時には真面目な話や感動できる話など、多くのギャップを見せる作品として話題になりました。そんな『おそ松さん』ですが、ファンの間では怖い裏設定や都市伝説があると噂になっています。ここでは、ファンの間でどのような裏設定があると噂されているのか実際にチェックしてみましょう。
都市伝説①フグの毒で全員死んでいた?
『おそ松さん』に登場する6つ子の兄弟ですが、実はすでに全員死んでいるという都市伝説があります。この噂には根拠があり、1989年に公式から発表された『あの人気キャラクターは、いま?』にて、『おそ松くん』終了後の6つ子のその後を語っています。その内容は、昭和45年3月5日に初のフグ料理を食べた後、全員が中毒死していたとのことでした。つまり、『おそ松さん』の成人した6つ子は本来存在しない死後の世界ということになります。
都市伝説②チビ太の意味深な言葉
6つ子の兄弟が全員死亡していた話には続きがあります。『あの人気キャラクターは、いま?』内でチビ太は「あれから27年経った」と発言しました。一見すると何気ない発言にも見えますが、『おそ松くん』が放映された1988年の27年後に『おそ松さん』の第1期が放映されているため、発言とピッタリ合致します。この発言も相まって『おそ松さん』の世界が死後の世界という都市伝説の信憑性が増す結果となりました。
都市伝説③7話の途中から青い主線に変わるデカパンとダヨーン
ファンの間で噂されている都市伝説の中には、生きている人物と死んでいる人物を主線の色で描き分ける裏設定があると噂されています。『おそ松さん』では主に茶色と青の主線を用いられていました。第7話ではデカパンとダヨーンの冒頭では茶色の主戦で描かれていたものが、ヒッチハイクの旅行中に列車に跳ねられて以降、主線が青に変化しています。これ以降、茶色の主線で描かれていた人々には無視されている描写もあったため、デカパンとダヨーンの様子は死後の世界として描かれていた可能性が考えられています。
都市伝説④「NO EXIST」の看板
『おそ松さん』のPVの第二弾が公開された際、動画内に映っていた標識の中にNO EXISTという英文が書かれていました。この英文は存在しないという意味で、ファンの間では『おそ松さん』の世界は本来存在しない死後の世界なのではないかという考察もされています。
【おそ松さん】8つ子や実松さんの都市伝説や裏設定を解説
作中では怖いと思うことがほとんどない『おそ松さん』は、本当は死後の世界であるという都市伝説があるということは紹介しました。これ以外にも、ファンの間では6つ子に多くの怖い裏設定があると噂されています。ここでは、ファンの間でどのような怖い噂がされているのか、作中の描写などを基に実際にチェックしてみましょう。
都市伝説①6つ子たちは8つ子だった?
おそ松さんに登場する松野家の兄弟は6つ子ですが、本当は8つ子だったという裏設定があるとファンの間で噂されています。本来6つ子は一卵性の多胎児のため、同じ受精卵からしか生まれません。受精卵の分裂も2つずつしか発生しないことから、1つが2つ、2つが4つという形で分裂します。4つの受精卵が分裂すれば8つになることから、本来であれば6つになることはあり得ません。すべての受精卵が必ずしも生まれてくることはないことから、本来は8つ子で生まれてこなかった2人がいるから6つ子になったと噂されています。
都市伝説②6つ子たちは12つ子だった?
『おそ松さん』の兄弟が8つ子になる可能性以外にも、もともとは12つ子になる可能性もありました。本来は長期連載する予定がなかった『おそ松くん』の構想段階では『一ダースなら安くなる』という12人兄弟の映画を基に、誰も描いたことがないスケールのギャグ漫画にするために松野家の兄弟も12つ子になる予定でした。しかし、兄弟の数が多すぎてコマの収まりが悪かったことから半分の6つ子になったと、赤塚不二夫先生が語っていました。
都市伝説③実松さんの正体
『おそ松さん』の放映中、普段とは違う作画や作風でファンを驚かせたのが実松さんの回です。実はこの回でおそ松さんたちが住む世界が死後の世界であることを示唆するような描写が見受けられます。実松さんも6つ子を支えながら生活しているようですが、これは実松さんの妄想でした。しかし、2期で再び登場した際は、6つ子の1人として加わっている回があります。この時の実松さんの主線が青に変化していることや、実生活に戻る直前に6つ子が見送りをしているような描写もありました。
【おそ松さん】その他の都市伝説や裏設定を解説
『おそ松さん』に登場する6つ子は、8つ子や12つ子になっていた可能性があったことや『おそ松さん』の世界が死後の世界ということを裏付けるかのような描写があったことを紹介してきました。これ以外にも『おそ松さん』には、怖い都市伝説や裏設定がたくさんあると噂されています。ここでは実際にどのような裏設定があると噂されているのか、作中で描かれていた内容や描写などを参考にした上でチェックしてみましょう。
都市伝説①十四松の好きな人が自殺?
ファンの間で怖いと言われている都市伝説として紹介するのが十四松の好きな人についてです。ファンの間で十四松の彼女と呼ばれることが多い彼女は、自殺未遂を何度も繰り返していました。原因として考えられているのが、AVに出演してしまったという説です。作中では、1人でレンタルビデオ店にやってきたおそ松が、AVコーナーでとあるものを見つけます。その後、帰宅したおそ松は十四松に対して話たいことがあると告げましが、好きな人に告白したいという十四松の思いを知ったおそ松は話すことをやめています。
結果的に十四松はフラれてしまいましたが、最後は彼女が旅立つために乗った新幹線のホームまでお見送りにやってきました。ストーリーそのものは感動できる話ですが、この話は十四松の彼女が死後の世界にやってきたのでないかと噂されています。現に、初登場時の主線の色は青、ホームで電車を待っている時は緑色、電車が出発する際は茶色へと変化しました。このことから、自殺未遂で臨死体験をした十四松の彼女が、死後の世界で十四松と出会ったことで生きる決意をしたかのような表現になっています。
都市伝説②17話「十四松と手術」の真相
第1期『おそ松さん』17話の十四松まつりでは、手術を拒否する少年役をトド松が務めています。トド松がいる病室へユニフォーム姿の十四松がやってきますが、トド松にはそれが誰かわからず戸惑いました。野球選手でもなくテレビをつけても有名人というわけでもない十四松にトド松は余計にパニックに陥ります。さらに、十四松はトド松の寝ているベッドに潜り込み寝初めしまったことで、トド松は恐怖に陥り早く逃げ出すために手術することを決意しました。
あまりにも謎が多い回だったため、ファンの間でトド松は何らかの影響で記憶喪失になり、十四松のことを忘れていたという裏設定があったのではという噂がされるようになりました。
都市伝説③一松のキャラはぶれている?
6つ子の中でも、キャラのぶれ幅が大きいキャラとして一松があげられます。兄弟全員熱を出して寝込んでしまった際は、自分のことを一松様と呼ばせた上で看病するようなS気を見せています。その一方で、一松が歌うエンディングの歌詞の中には自分のことを蔑んでという言葉や、邪魔なら踏んでという言葉も使用しています。作中でも掴みどころがわからない立ち回りをすることが多く、ファンの間でも一松は特にキャラのブレ幅が大きい不思議なキャラクターと呼ばれています。
【おそ松さん】6つ子のキャラを解説
『おそ松さん』元々は8つ子や12つ子の可能性が示唆されていたり、怖い裏設定や都市伝説の噂が後を絶ちません。しかし、実際の話は6つ子の兄弟が繰り広げるギャグセンスや感動できる話など、他の作品では味わえないストーリーを楽しめるのが魅力です。6つ子でありながら細かい描き分けもあるため見分けることも用意になりました。ここでは、『おそ松さん』に登場する松野家の6つ子について詳しくチェックしてみましょう。
6つ子のキャラ①松野おそ松
松野家の長男でもあるおそ松は、『おそ松くん』でも描かれていた表情がベースとなっています。他の兄弟との描き分けも少なくアホ毛が2本、イメージカラーは赤のキャラクターです。日頃から兄貴ぶっていることが多い反面、小学生のような言動が多いため、松野家の中では表情や描き分けよりも日頃の言動が目につきやすいのが特徴です。
6つ子のキャラ②松野カラ松
松野家の次男でもあるカラ松は、基本的にカッコつけているような描写やドヤ顔をしていることが多いキャラクターで、イメージカラーは青です。ロック歌手のようなクールさを意識する中二病を患い、怖がりで泣き虫な傾向にあります。作中では特にひどい目にあうことが多いのがカラ松です。
6つ子のキャラ③松野チョロ松
松野家の三男でもあるチョロ松は、作中でも特に発言する機会が多いキャラクターでボケが多い世界で唯一ツッコミ役に回ることが多いキャラクターです。イメージカラーは緑で、アホ毛はなく困り眉やへの口をしています。兄弟の中で唯一アホ毛が無いことから、六兄弟の中では一番見分けるのは容易です。
6つ子のキャラ④松野一松
松野家の四男でもある一松は、髪の毛は常に乱れていて目が半開きのキャラクターです。イメージカラーは紫で、常に猫背であまり笑うこともなくひねた印象を持たれています。兄弟の中で、自分に自信はなく卑屈で皮肉を言っているキャラクターがいれば、それがほぼ一松です。
6つ子のキャラ⑤松野十四松
松野家の五男でもある十四松は、焦点の合っていない目と常に開いたままの口をしている特徴的なキャラクターです。イメージカラーは黄色で、アホ毛は1本で描かれています。6つ子の兄弟はいずれも非常識なキャラクターばかりですが、その中でも言動が飛び抜けておかしいのが十四松です。
6つ子のキャラ⑥松野トド松
松野家の末っ子でもあるトド松は、兄弟の中で特に黒目が大きく常にアヒル口をしているのが特徴です。アホ毛は2本でイメージカラーはピンクの彼は、兄弟の中で一番コミュニケーション能力があります。甘え上手で女性と連絡先を交換することもあり、自分の魅力や可愛さを理解した上で行動している腹黒さの持ち主です。
【おそ松さん】都市伝説に対する世間での評判や人気
ここで、『おそ松さん』の都市伝説や怖い噂に対する世間での評判や人気をチェックしてみましょう。
『おそ松さん』のデカパンとダヨーンの都市伝説に対して、怖いと感じるファンの声も見受けられました。電車に轢かれた後の2人の主線が青に変化し、他の人物や車の主線は茶色だったため、わざとらしさも感じる描写です。唯一止まった女性だけは青の主線で描かれていたことから、『おそ松さん』では生存している人物と死後の人物を主線の色で描き分けているという噂が流れるようになりました。
原作の『おそ松くん』で、6つ子の顛末を知ったファンの声からは驚きの声もあがっていました。原作の『おそ松くん』ではす松野家はふぐの毒によって死亡したとのことです。つまり、成人している松野家は本来存在しないことから、『おそ松さん』は死後の世界である可能性が高いという都市伝説も生まれる結果になりました。
松野家の兄弟が本来6つ子ではなく8つ子だった可能性を考察するファンの声も見受けられました。理論上では、本来8つ子で生まれることになるはずだった子供が6人までしか登場していません。このことから、本当は松野家の兄弟は8つ子であり、未登場の2人がいるのでは無いかという噂が流れるようになりました。
【おそ松さん】都市伝説は怖いと話題だった
『おそ松さん』は爆発的ブームを巻き起こすほどの人気作品になったからこそ、本来は8つ子の兄弟だったという噂や、作中は死後の世界という裏設定があるという怖い噂も流れるほどになりました。真偽に関しては公式から発表されていないものの、それらの噂を裏付ける描写があったことも事実です。裏を返せば、『おそ松さん』このような噂が流れるほど多くのファンに愛される結果となりました。改めて作品を見返してみる際、こういった細かい描写に注目してみると、今まで気付かなかった新たな発見もできるでしょう。
この記事のライター
桜井紅茶
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