【おそ松さん】チョロ松はかわいいツッコミ担当！魅力から担当声優まで紹介

チョロ松は『おそ松さん』に登場する六つ子の1人で、松野家の三男です。六つ子の中では比較的真面目な性格をしており、他の兄弟のツッコミ役として活躍しています。イメージカラーは緑で、六つ子の中で唯一アホ毛がないキャラです。誕生日は5月24日、血液型はA型です。一人称は「僕」のときもあれば、「俺」に変わることもあります。お酒に弱く、酔い潰れて暴言を吐くこともあります。

おそ松さんは、赤塚不二夫さんの作品である『おそ松くん』を原作としたテレビアニメです。赤塚不二夫さんの生誕80年を記念して作られ、2015年にテレビ東京などで第1シーズンが放送されました。テレビアニメは現在のところ、第3シーズンまで放送済みです。おそ松さんは劇場版アニメや実写映画も上映され、女性を中心に多くのファンを獲得しています。

大人になったおそ松たち六つ子は、職に就かず実家でニートとして暮らしていました。六つ子はそれぞれの趣味にいそしみながら、自堕落な毎日を送っています。おそ松さんは六つ子のクズエピソードがメインとなったブラックコメディアニメですが、たまにほろりと泣けるような感動エピソードもあります。また、イヤミやチビ太など、おそ松くんでおなじみのキャラの活躍も見どころのひとつです。

おそ松さんに登場する六つ子は、揃いも揃って個性的な性格をしています。性格はそれぞれ異なりますが、一般人の枠から外れていることは共通しています。その中でも比較的まともな性格をしているのが、三男のチョロ松です。六つ子たちは大人になってもニートのまま実家に寄生していますが、特にそれを気にしている様子もありません。

ただ、チョロ松だけはこの状況を良しとはせず、他の兄弟たちに「働こう！」と呼びかけています。チョロ松のように少しでもまともなことを言う人間がいなかったら、おそ松さんの世界はとっくに破綻しているともいえます。チョロ松がいることで兄弟たちのバランスが保たれ、おそ松さんの物語もさらに面白くなっているのです。

チョロ松は性格が真面目であるため、兄弟の中では必然的にツッコミ担当になってしまいます。兄弟に対するツッコミは激しく、容赦がありません。ただ、他の兄弟はチョロ松のツッコミにもどこ吹く風で、チョロ松1人が損をすることも多々あります。チョロ松のツッコミはセンスがあって面白いと評判で、そこから多くの名言も生まれました。ツッコミに忙しいチョロ松は、ついつい応援したくなるようなかわいい魅力にあふれています。

おそ松さんの「チョロ松事変」は、アニメ第2シーズンの14話で放送されたエピソードです。六つ子の兄弟たちの中で誰よりも真面目だったチョロ松は、心機一転をはかりいきなり髪の毛を茶色に染めました。自分では茶髪を「かっこいい」と思っていたチョロ松は、一松、トド松、十四松の3人に得意げに自分の髪の毛を見せます。

その茶髪はチョロ松にまったく似合っておらず、3人は心の中で「ダサい」と思っていました。しかし、3人が本当のことを言うと、逆上したチョロ松に殴られる危険性があります。3人は結局本音が言えず、追い詰められた一松は逆に「かっこいい」と褒めてしまいました。そのことで3人が揉め始めたところに、おそ松とカラ松がやって来ます。おそ松はチョロ松の髪の毛を見たとたん、「ダサい」と直球で感想を言いました。

それに対してカラ松は、「自分でこんなダサい髪型にするわけがない」「罰ゲームに決まってる」と言い出します。続いて現れたトト子にも「くそダサい」と言われたチョロ松は、カラ松の勘違いに乗っかって「3人に罰ゲームでやらされた」と嘘をつきました。何も言い返せなかった3人はおそ松から叱られ、悪くもないのにチョロ松に謝罪をする羽目になります。

おそ松とカラ松がいなくなると、チョロ松は土下座する3人の前でいきなり服を脱ぎ始めました。そして、全裸になって床に突っ伏すと、「すみませんでした！」と全力で謝ったのでした。最終的には3人から手酷い報復を受けたチョロ松ですが、しっかりと謝るところに憎みきれないかわいい魅力を感じます。

おそ松さんのチョロ松は、アイドルが好きなドルオタです。特に「橋本にゃー」というアイドルが好きで、握手会にも行ってました。橋本にゃーのライブイベントではサイリウムを振ったり、完璧なコールを入れるかわいい姿も見られます。チョロ松は橋本にゃーに関することになると、普段よりもテンションが上がってしまうようです。

おそ松さんのアニメでチョロ松の声を担当しているのは、声優の神谷浩史さんです。チョロ松はツッコミ役として存在しているため、セリフも多くなりがちです。早口で長いセリフを喋るシーンも多々ありましたが、神谷浩史さんは淀みない切れの良いツッコミを聞かせてくれました。ここでは、チョロ松の声優である神谷浩史さんのプロフィールと、過去の主な出演作品を紹介します。

神谷浩史さんは、1975年1月28日生まれの声優です。血液型はA型、身長は167cmです。千葉県松戸市に生まれ、茨城県牛久市で育ちました。神谷浩史さんは高校時代に空手部に入っていましたが、引退後に友達が作った演劇部に参加します。演劇部の大会で個人演技賞を受賞したことをきっかけに、役者を志すようになりました。芸術系の大学受験に失敗した後、声優養成所とは知らずに青二塾の東京校に入学します。

1994年にドラマCDの声優としてデビューし、それ以来多くのアニメに出演することになります。神谷浩史さんは2008年に第2回声優アワードでサブキャラクター男優賞を受賞し、その翌年には第3回声優アワードの主演男優賞とベストパーソナリティー賞を受賞しています。また、2010年から2016年まで連続で声優アワードで受賞しており、声優アワードの殿堂入りを果たしました。その後も、2019年と2020年に声優アワードでMVSを受賞しています。

声優の神谷浩史さんは、これまでに多くの作品で主要キャラを演じてきました。特に『進撃の巨人』のリヴァイ・アッカーマンや『夏目友人帳』の夏目貴志、『ONE PIECE』のトラファルガー・ローなどが有名です。他にも、『黒子のバスケ』の赤司征十郎、『ハイキュー!!』の武田一鉄、『デュラララ!!』の折原臨也など数々の人気キャラを担当してきました。最近では、『かぎなど』の音無結弦、『組長娘と世話係』の真白悠莉、『うる星やつら（2022）』の諸星あたるなどを演じています。

おそ松は六つ子の長男で、チョロ松からすると一番上の兄にあたります。おそ松は周囲の空気を読まずに言いたいことをストレートに言うため、弟たちに煙たがられることもあります。チョロ松は橋本にゃーの握手会に行ったとき、おそ松に邪魔をされて非常に怒っていました。

また、おそ松は無計画で先のことを考えていないため、よく真面目なチョロ松に突っ込まれています。基本的には、天然なおそ松にチョロ松が振り回されることが多いです。また、おそ松はチョロ松に変なあだ名をつけては、そのあだ名でからかっています。

おそ松さんのチョロ松と一松は、アニメ第2シーズンでその関係性が明らかになります。アニメ第2シーズンの3話で、チョロ松と一松は部屋で2人きりになりました。それまで他の兄弟と騒いでいた2人でしたが、2人きりになった途端変な空気になってしまいます。実は2人ともお互いに苦手意識を持っており、どうやって接していいかわらかなかったのです。

チョロ松と一松は作中でどうにか距離を縮めようと模索しますが、結局微妙な空気のまま終わってしまいました。チョロ松と一松は他の話では仲良くしているシーンもあり、決して仲が悪いわけではありません。ただ、お互いの価値観や考え方が違いすぎるため、他の兄弟に比べると相性が良くない関係のようです。

おそ松さんのトド松は六つ子の末っ子で、チョロ松との絡みが多いキャラです。チョロ松は基本的にツッコミ役ですが、場合によっては自分がボケに回ることもあります。そのときにチョロ松に突っ込むのは、長男のおそ松や末っ子のトド松です。チョロ松とトド松はお互いに罵ったり喧嘩することも多いですが、それは2人が仲の良い証拠であるともいえるでしょう。

トド松は夜中トイレに行くときにチョロ松についてきてもらうなど、他の兄よりもチョロ松を頼りにしている様子も見られます。また、チョロ松事変ではチョロ松の行く末を案じるなど、何かとチョロ松を気にかけているようです。

おそ松さんのカラ松は六つ子の次男で、チョロ松にとっては2番目の兄です。チョロ松はおそ松のことは基本的に「兄さん」と呼んでいますが、カラ松のことは呼び捨てで呼ぶことが多いです。カラ松に対してはよく激しいツッコミをしており、たまにどちらが兄かわからなくなることもあります。アニメではカラ松がチョロ松に相談を持ちかける話もあり、2人の距離感が近いことがわかります。チョロ松とカラ松はお互いをフォローし合いながらも喧嘩をする、親友のような関係にあります。

おそ松さんの十四松は、六つ子の五男です。チョロ松と十四松はアニメ第1シーズンの2話で、いきなり釣堀に現れてコントを始めます。仲が良いかと思われた2人でしたが、その後はチョロ松と十四松がメインで絡む話はほとんどありませんでした。アニメでは怠けたり奇行に走る十四松に、チョロ松がツッコミを入れているシーンが多く描かれています。チョロ松事変のように十四松がツッコミ側に回ることもありますが、たいていはふざける十四松を真面目なチョロ松がたしなめている関係です。

こちらの名言は、おそ松さんのアニメ第1話でチョロ松が発した記念すべき名言です。おそ松さんのアニメ第1話は、昭和をイメージするようなモノクロカラーで始まりました。そして、長男であるおそ松が、「僕たちのアニメが復活するんだって！」と嬉しそうに報告します。他の兄弟たちも盛り上がりながら昭和のギャグを連発しますが、チョロ松だけは心配そうな顔をしています。

そこへイヤミやチビ太、トト子などの主要メンバーも集まり、皆でアニメの復活を泣いて喜びます。そこへ、チョロ松の冷静なツッコミが入りました。チョロ松は自分たちの昭和顔が今更ウケるはずがないと、自嘲気味に突っ込むのでした。しかし、チョロ松のツッコミにもめげないおそ松は「いい作戦がある」と耳打ちし、そこから延々と人気作品のパロディー芸を続けるのでした。

チョロ松のこの名言が飛び出したのは、おそ松さんのアニメ「エスパーニャンコ」の回でした。十四松は猫しか友達がいない一松のために、デカパン博士に猫と話せる薬をもらいに行きます。デカパン博士は猫と話せる薬は持っていませんでしたが、代わりに相手の気持ちがわかる「気持ち薬」というものをくれました。ただ、この気持ち薬はお尻に注射をする必要があり、無理やり注射されそうになった一松は必死で抵抗しました。

その様子を見ていた猫が一松をかばおうとしたため、注射針は猫のお尻に刺さってしまいました。薬の副作用から人の言葉が喋れるようになった猫は、周りの人間の本音を次々に言い当てます。一松は本当は友達が欲しいことなどを猫に言い当てられ、ついつい猫に「どっか行け！」と言ってしまいます。猫はそれが一松の本心だと知り、家を飛び出してしまいました。一松のために猫を探そうとするおそ松たちでしたが、なかなか猫は見当たりません。

すると、十四松が真っ黒に汚れた状態で、猫を抱えてやって来ました。猫と一松は無事に仲直りし、おそ松たちは十四松のもとへ駆け寄ります。するとおそ松が汚れた十四松に対して、「おっさんの裏側の匂いがする」と言いました。それに対し、チョロ松がこの名言でツッコミを入れました。エスパーニャンコの回はおそ松さんにしてはシリアスなエピソードでしたが、おそ松とチョロ松のこのやり取りで一気に空気が和みました。

ある日、イヤミはレンタル彼女でお金もうけができることを知り、チビ太たちを誘ってレンタル彼女業を始めることにします。しかし、イヤミやチビ太の女装はお世辞にもかわいいとは言えず、六つ子たちから散々な暴言を浴びせられてしまいました。雪辱に燃えたイヤミとチビ太はデカパン博士に美女薬を作ってもらい、美女になることに成功しました。そして、改めて六つ子たちから金を搾り取ろうと、レンタル彼女のチラシを六つ子たちの部屋に投げ込みます。

チラシには「六つ子キャンペーン」と称した割引の案内が載っており、六つ子に限り1時間500円で利用できると書かれていました。チョロ松以外の兄弟は大喜びで申し込もうとしますが、冷静なチョロ松は兄弟たちに待ったをかけます。そのときに彼らに言ったセリフが、こちらの名言でした。至極真っ当なことを言っているチョロ松ですが、逆におそ松に「よく考えろバカ」と言われ、結局自分もレンタル彼女を利用することになってしまいました。

おそ松さんのチョロ松に関しては、寝癖に関するコメントが多く上がっていました。六つ子の兄弟の中でチョロ松にだけアホ毛がなく、チョロ松の髪の毛はいつも整っています。しかし、たまに寝癖がついていることがあり、この寝癖がかわいくて魅力的だと評判です。チョロ松に寝癖がついていないか、ついつい確認してしまう人もいるようです。

おそ松さんのチョロ松のツッコミが好きな人は多く、言葉のセンスも良いと評判です。「チョロ松にツッコミをされたい」というコメントや、「チョロ松のツッコミをもっと見たい」というコメントが上がっていました。また、ツッコミ担当にも関わらず、たまにボケるところがかわいいという感想もありました。

チョロ松が髪の毛を染める「チョロ松事変」の話は、ファンから人気を集めていました。チョロ松事変に関しては「最高に面白い」という感想や、「神回」といった感想も多く見られました。おそ松さんのエピソードの中では、チョロ松事変が一番好きというコメントもありました。

おそ松さんのチョロ松の魅力や兄弟の関係、アニメの声優などをまとめました。チョロ松はツッコミが激しいキャラで、そのツッコミが面白いとファンから人気です。ツッコミ以外にも多くの魅力に溢れているチョロ松は、これからも多くの人に愛され続けることでしょう。