【ワンパンマン】シルバーファングは魅力溢れる年長者キャラ!引退についても
ワンパンマンに登場するバングことシルバーファングは流水岩砕拳を極めた武人の達人でS級3位の実力を持つ魅力的なキャラクターです。本記事ではワンパンマンに描かれているシルバーファングの魅力やボンブとの関係、魅力的な名言に引退説などについてまとめていきます。
目次
【ワンパンマン】シルバーファングとは?
ヒーローと怪人が存在するワンパンマンの世界にはヒーローの強さにランク付けされており、シルバーファングは最高ランクであるS級で更にその中でも3位という驚異的な実力を持った存在として描かれています。ここではワンパンマンのシルバーファングのプロフィールをまとめ、ワンパンマンの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。
シルバーファング(バング)のプロフィール
- 本名:バング
- 年齢:81歳
- 身長:165cm
- 体重:55kg
- ヒーロー名:シルバーファング
- ヒーローランク:B級77位→S級3位→引退
バングことシルバーファングはS級3位のトップヒーローです。老齢で厳格そうな見た目に反し、温厚かつノリがいい性格をした好々爺です。普段は営んでいる道場で流水岩砕拳という拳法を門弟に教えており、いざ戦闘が始まれば年齢を感じさせない強さを発揮します。
ワンパンマンの概要
ワンパンマンはONE原作、村田雄介作画によってとなりのヤングジャンプに連載されている漫画作品です。元々1話で完結する予定だった作品が想像以上の反響を受けたことから連載されることになり、その人気が留まることを知らず出版を果たしました。2022年11月時点で単行本27巻が刊行されており、累計発行部数は2800万部を突破しています。
ワンパンマンのあらすじ
就職活動に行き詰っていた青年・サイタマは、ある日街で少年を襲っていた怪人を目撃しそれを撃退します。その時子どもの頃にヒーローを夢見ていたことを思い出すと、就活を辞めてヒーローになるためのトレーニングを始めました。そうして3年間、地道なトレーニングを続けたことで怪人をワンパンで倒せる力を手に入れたサイタマでしたが、強すぎるが故に戦いへの興奮や緊張感を失い無気力な生活を送るようになりました。そんな時、彼の前にサイボーグのジェノスが姿を現しサイタマへの弟子入りを志願するのでした。
【ワンパンマン】シルバーファングの魅力や名言
シルバーファングは老齢で落ち着いた性格をしており、ワンパンマン作中ではサイタマの立場を理解し彼の味方になるような様子が度々描かれています。ファンの間ではそんな心優しい態度やかっこいい名言に惹かれる人が多いです。ここではワンパンマンにおけるバングことシルバーファングの魅力や名言についてまとめていきます。
シルバーファングの魅力
シルバーファングの魅力は老齢でありながら親しみやすい人柄にあるでしょう。その他にも道場の師匠ならではの魅力が詰まっています。実際にワンパンマン作中で描かれている内容を紹介しながら、彼の魅力を3つ解説していきます。
魅力①若々しさがある
シルバーファングの年齢は81歳と高齢ですが、ジェノスと初めて会った時は「ヨロシコ」とギャルのような言葉を使っており、歳を感じさせないほどの茶目っ気あります。思考力や戦闘能力も若いヒーローに劣っておらず、歳を取っても視野を広く持ち柔軟な考え方ができるところにファンは魅了されています。
魅力②年相応の一面もある
シルバーファングは決してお茶目な老人というわけではなく、時には年相応の冷静さで聡明な一面を見せることもあります。サイタマがランク上げのために卑怯な手を使っていると一般人やヒーローたちに責め立てられた時は、プロヒーローから手を引くのも1つの手だと彼の身を案ずる考えを示していました。
魅力③弟子思い
かつて門弟だったガロウがトラブルを起こした時、シルバーファングは彼を破門にして他の弟子たちを守ろうとしました。また、ガロウがヒーロー狩りになった時には唯一道場に残っていたチャランコに被害が出ることを危惧して彼を破門しました。
シルバーファングの名言
ワンパンマンに描かれている名言はそのキャラクターの信念の強さを表すセリフがほとんどですが、一方でシルバーファングは他のヒーローへの助言がかっこいいと言われています。実際にシルバーファングがワンパンマン作中で残した人気の名言を2つ紹介していきます。
シルバーファングの名言①「適当でええんじゃ…」
まあ、落ち着け。心に乱れが見える。お主は失敗を考えるには、まだ若すぎるの。土壇場こそ適当でいいんじゃ、適当で。結果は変わらん、それがベストなんじゃ
出典: animemanga33.com
隕石衝突の対処に向かったジェノスは、隕石を破壊する前に破壊するために必要な出力やその後起こり得る二次災害などを考えこんでしまい適切な答えを導き出せず悩んでしまいます。そんな時にシルバーファングは年寄りからのアドバイスとして上記のように話し、ジェノスが全力を出すための決心をさせました。高齢の立場だからこそ若いジェノスや読者に響いた名言です。
シルバーファングの名言②「人生最後の全力を…」
一か八か、人生最後の全力を出すぜ!
出典: animemanga33.com
怪人協会に潜んでいた災害レベル竜のムカデ長老は、シルバーファングやボンブ、ジェノスの攻撃を受けても傷一つつかない甲殻を身に纏った凶悪な怪人でした。ジェノスが決死の覚悟で攻撃を仕掛けても返り討ちに遭ってしまい、その様子を見てバングは上記のように語って全身全霊の一撃をお見舞いしました。この名言からは歳を感じさせない迫力があり、ムカデ長老を倒すことはできませんでしたが甲殻を破壊することに成功しています。
シルバーファングと他キャラの関係
シルバーファングはヒーロー協会に所属するプロヒーローの他に、道場の門弟や兄弟関係などが描かれています。主人公のサイタマとも深い関係性を持っている稀少なキャラで、彼の味方として動いていることからファンからの人気もあります。
シルバーファングとアトミック侍の関係
アトミック侍とは同じS級ヒーローとして接しており、向こうからライバル視されていると共に尊敬の念を抱かれています。武術の達人と剣術の達人という共通点があり、道は違えど1つの技術を極めた武人同士通じるものがあるそうです。また、囲碁や釣りなどの娯楽仲間でもあります。
シルバーファングとサイタマの関係
サイタマとは同じプロヒーローであり、サイタマが隕石をワンパンした瞬間を目の当たりにしたことからシルバーファングは彼の強さを知っています。その日以来シルバーファングはサイタマの良き理解者となり、協会よりも彼を優先する素振りを見せるようになります。その強さを見込んでサイタマに流水岩砕拳を教えたいと申し出たことがありますが、サイタマはそれを断っています。
シルバーファングとジェノスの関係
ジェノスとは同じS級ヒーローで隕石が落下している時に初めて出会いました。隕石を止めるためにジェノスが悩んでいた時はシルバーファングがアドバイスをしてあげており、それ以降は若さゆえに逸ってしまう彼を影から見守っています。なお、サイタマ同様ジェノスも道場に入るよう誘いましたが断られています。
シルバーファングとチャランコの関係
チャランコは道場の一番弟子にしてガロウがトラブルを起こした後も唯一道場に残っていた人物です。ガロウがヒーロー狩りを始めた時にチャランコは破門されましたが、リメイク版ではガロウによって重傷を負ったことが発覚し、シルバーファングがガロウと衝突した時は「チャランコの痛みを知れ」と叫んでいました。騒動の後は破門を取り消し彼を再び一番弟子として迎えたそうです。
【ワンパンマン】シルバーファングの過去や引退
ここからはワンパンマンにおけるバングことシルバーファングの過去や引退についてまとめていきます。ワンパンマン本編にてガロウにまつわるシナリオが描かれていくと、彼と密接な関係を持つキャラクターとしてシルバーファングにスポットが当てられ、彼の過去やボンブとの関係が明かされていきました。なお、ここではガロウ編の結末に関するネタバレが含まれているため、閲覧する際はご注意ください。
シルバーファングの過去や兄ボンブとの関係
まだシルバーファングになる前、若かりし頃のバングは自分の強さと才能に溺れた乱暴者でした。しかし、実の兄ボンブとの決闘で敗北してからは態度を改めるようになり、弱者を護るための拳・流水岩砕拳を編み出して若き武人に教えるようになります。道場の評判は上がり続け、いつしかボンブと揃って武術会の大御所と言われるようになった頃、バングは兄に対する改心の表れとしてヒーロー協会へ入会しました。
シルバーファングとガロウの因縁
怪人に憧れた人間・ガロウがヒーロー狩りをするとすぐにヒーロー協会にそのことが伝令されましたが、実はガロウはかつてシルバーファングの道場にいた門弟でした。当時ガロウは武術の才能に溢れた男でしたが、野望にとりつかれて暴走し他の弟子を傷つけてしまいました。シルバーファングは師匠としてガロウを止めるため、ボンブに助力を求め彼の討伐に向かいました。
シルバーファングはヒーローを引退する
原作のワンパンマンではガロウ編終了後、ガロウが引き起こした事件の責任を取るためにプロヒーロー引退を決意します。リメイク版ではガロウと和解することに成功し、責任を取って引退した後にガロウを二代目として育てることを決めました。ヒーロー協会に引退届を出した時に、いずれ二代目シルバーファングを紹介すると告げており、その覚悟は本物のようです。
【ワンパンマン】シルバーファングの強さや技
ワンパンマンの世界ではサイタマを筆頭にとんでもない強さを持つキャラクターが多く登場しており、シルバーファングが作中初登場した時には読者の間でS級ヒーローとして最強の実力を持っているのではないかと期待されていました。ここではワンパンマンにおけるバングことシルバーファングの強さや技についてまとめていきます。
シルバーファングの強さや能力
ヒーロー協会のS級ヒーローという時点でシルバーファングは並みのヒーロー及び怪人とは比べ物にならない実力を持っています。そして、実際にワンパンマン作中では流水岩砕拳を活かした武術家らしい戦い方を披露していました。シルバーファングの強さの中で特に突出している部分を4つに分けて紹介していきます。
強さや能力①技の完成度が高い
シルバーファングが編み出した流水岩砕拳は堅牢な防御を誇る柔拳で、流水のごとき動きで相手を翻弄し激流のような一撃をもって巨岩をも粉砕します。シルバーファングはその拳法の第一人者として技の完成度が誰よりも高く、サイタマが隕石を破壊した時はその破片を流水岩砕拳で弾き飛ばし身動きが取れないジェノスのことを守ってあげました。
強さや能力②強靭な肉体
普段は衣服に包まれているため見えることがありませんが、服の裏には現役ヒーロー顔負けの強靭な筋肉が隠されています。A級2位のイアイアンが片腕を失った攻撃を受けた時は肩こりが治った程度に済ませており、その後災害レベル竜の怪人相手に機敏な動きで攪乱し無数の打撃を食らわせるという芸当を見せました。
強さや能力③強い精神力
肉体のみならず精神力も強靭で、自分よりも強いと思った相手を素直に認めたりS級2位のタツマキが苛立った時は物怖じすることなく彼女を諫めてみせました。過去にボンブに敗北したことからこの精神力を手にしており、自分の実力に驕ることがないため他のヒーローからも一目置かれています。
強さや能力④「鬼」クラスの怪人を瞬殺
災害レベル鬼の怪人は都市全体の機能の壊滅が危惧されるほどの凶悪さを持っており、モスキート娘や深海王などが当てはまります。作中ではジェノスが深海王に苦戦する描写が描かれていましたが、シルバーファングはそのレベルの怪人を瞬殺できるとされています。実際に災害レベル竜のメルザルガルドは他のS級ヒーローと共闘して撃破しており、同じレベルのブサイク大統領にも勝利しています。
シルバーファングの必殺技
- 必殺技①流水岩砕拳
- 必殺技②交牙竜殺拳
- 必殺技③轟気空裂拳
- 必殺技④爆心開放拳
必殺技①流水岩砕拳
流水岩砕拳(りゅうすいがんさいけん) はシルバーファングが編み出した拳法で、相手の攻撃を受け流しカウンターをお見舞いすることを得意としています。敵の連打や隕石の破片を捌き切るほどの練度があり、ブサイク大統領との戦いでは本気の一撃を受け流しながらそのまま本人に被弾させてみせました。
必殺技②交牙竜殺拳
交牙竜殺拳(こうがりゅうさつけん)はボンブとの連携技で、相手の側面に回り込んで左右対称に猛攻撃を繰り出します。シルバーファングとボンブそれぞれが得意とする流派・流水岩砕拳と旋風鉄斬拳を同時にお見舞いする特徴があり、名前についている通り災害レベル竜までの怪人なら圧倒することができます。また、作中で発動する機会が多いことからボンブとの連携力の高さが窺えます。
必殺技③轟気空裂拳
轟気空裂拳(ごうきくうれつけん)はボンブとの連携技で、2人の腕を重ね、円を描くように動いて敵にダブルパンチを叩き込みます。ムカデ長老との戦いで発動した時は金属バットやメタルナイトのミサイルでも傷つかなかった甲殻が破壊されました。破壊力抜群の奥義ですが反動も大きいため、発動できるのは短期間で1度限りとされています。
必殺技④爆心解放拳
爆心解放拳(ばくしんかいほうけん)は過去にシルバーファングが使用していた流派です。拳のインパクトによって心臓が爆発的な脈動を起こし、瞬間的に肉体の限界を超えることができます。シルバーファングがワンパンマン作中で発動することはありませんが、それを盗み見して習得したガロウが怪人になって発動していました。
【ワンパンマン】シルバーファングの声優
ここからはアニメ版ワンパンマンにてバングことシルバーファングを演じた声優についてまとめていきます。実力がある上にサイタマのことを理解している好々爺を演じた人は、映画やドラマ俳優としても多数出演している実力派な演者です。
シルバーファングの声優は「山路和弘」
シルバーファングを演じた声優は山路和弘(やまじかずひろ)さんです。非常に渋く刃物のように鋭い声質が魅力的な声優で、アクション俳優のジェイソン・ステイサムの専属吹き替えとして有名です。声優の他にもテレビドラマや舞台俳優、ミュージカルなど多方面の分野で活躍しています。
山路和弘のプロフィール
- 性別:男性
- 生年月日:1954年6月4日
- 出生地:三重県伊賀市
- 身長:172cm
- 血液型:A型
- 事務所:劇団青年座
- デビュー時期:1979年
山路和弘の主な出演作品
- 猪王山(バケモノの子)
- ヘンリー・ヘンダーソン(SPY×FAMILY)
- 三島一八(鉄拳)
- ギルド・テゾーロ(ONEPIECE FILM GOLD)
- ゲラルト(ウィッチャー3 ワイルドハント)
【ワンパンマン】シルバーファングに対する世間での評判や人気
ガロウ編に突入してからシルバーファングの来歴や人間関係、実力などが本格的に描かれていき、彼の人物像がすべて明らかにされました。ここではシルバーファングの活躍や人物像に対してワンパンマンファンがどのように思っているのかを、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
ワンパンマンファンの間でシルバーファングはかっこいいおじいちゃんキャラとして人気がありました。81歳という年齢ながら思考が鈍っておらず、サイタマたちにお茶目な人柄で接したりタツマキの怒りをなだめてあげたりとする姿はとても印象に残るでしょう。
シルバーファングの人気に伴って流水岩砕拳も人気があり、実際に学んでみたいという意見が多く寄せられていました。メルザルガルドやブサイク大統領の戦いで技を発動して撃破したところは、思わずかっこいいと思ってしまう瞬間です。
ジェノスに向けて放った名言を筆頭に、シルバーファングの名言も注目されていました。普段はお茶目で面白いキャラを見せているシルバーファングですが、いざという時に出る老齢ならではの考え方は社会人生を生きるファンの心にも響いているそうです。
【ワンパンマン】シルバーファングは魅力溢れる年長者キャラだった
バングことシルバーファングは老齢な容姿と強者としての風貌の中に、若者でも親しみやすい人柄が隠されていたキャラクターでした。シルバーファングの人柄やガロウとの戦いに魅了されたファンはとても多かったことでしょう。これからは引退してしまったものの、ガロウと再びどのような道をたどっていくのかに注目しておきましょう。
この記事のライター
zeile
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。