ワンパンマンの声優は豪華メンバー？文句なしのキャスト一覧から代表作まで

ワンパンマンは2009年にネット公開されてから瞬く間に注目を集め、2015年10月にアニメ第一期、2019年に第二期が放送され世界的人気を博しました。豪華声優キャストについてまとめていく前に、まずはワンパンマンの作品概要などをおさらいしていきます。

ワンパンマンの原作者はONE先生で、アニメ化されたリメイク版の作者は村田雄介先生です。ワンパンマンは元々ONE先生が漫画原稿制作ソフトの練習のために執筆されたものですが、想像以上に読者からの反響を呼んだことで連載が開始されました。その後、ワンパンマン読者だった当時の村田先生がONE先生にコンタクトを取ったことでリメイク版の制作が決定しました。

ワンパンマンはONE原作、村田雄介によるリメイクで連載されている漫画作品です。どんな敵でもパンチ1発で倒す最強のヒーローが繰り広げるギャグバトル漫画として話題を呼び、2022年11月時点で累計発行部数2800万部を突破しています。

就活に行き詰っていた青年・サイタマはある日、街で怪人に襲われている少年を見つけ怪人を撃退して彼を助けます。その時幼い頃にヒーローを夢見ていたことを思い出し、就活を辞めてトレーニングを始めることにしました。そうして3年後、頭髪を失った代わりにあらゆる怪人をワンパンで倒せる最強の力を手に入れました。緊張感のない戦いを繰り返す内に無気力な生活を送るようになったサイタマでしたが、サイボーグのジェノスと出会い彼に弟子入りを求められてから日常が変化していくのでした。

公開される前から大きな評判を呼んでいたワンパンマンは、声優キャストが明かされていくごとに話題性を生み出し声優陣が豪華と称されていました。実際にワンパンマンに出演している声優キャストは他作品の主役を幾つも担当している有名揃いです。ここではワンパンマンの主演を担当している声優を紹介していきます。

古川慎（ふるかわまこと）さんはサイタマ役として出演しました。本作に出演したことから大衆に知られるようになった声優であり、2020年の第14回声優アワードにて助演男優賞を受賞しています。また、歌唱力の高さが評価されており2018年には個人名義で歌手デビューを果たしました。

石川界人（いしかわかいと）さんはジェノス役として出演しました。声優になるために両親の猛反対を説得し学費を稼ぎながら声優養成所に通っていた過去を持っており、デビューしてから持ち前の熱量で瞬く間にブレイクしました。2014年には第8回声優アワード新人男優賞を、2020年には同コンテストで助演男優賞を受賞しました。

梶裕貴（かじゆうき）さんは音速のソニック役として出演しました。無料で養成所に通えるオーディションに合格したことをきっかけに声優活動を始めるようになり、進撃の巨人などの出演を経てテレビ番組に出演するほどの人気声優となりました。2019年には同じ声優である竹達彩奈さんと結婚したことを発表し、2020年にはYouTubeチャンネルを開設しました。

悠木碧（ゆうきあおい）さんは戦慄のタツマキ役として出演しました。4歳の頃から子役として演者活動を始めており、当時は褒めてもらえるのが嬉しくてしょうがなかったと没頭していました。2003年には『キノの旅』のサクラ役として声優デビューを果たし、現在ではラジオパーソナリティの定番としても知られています。

山路和弘（やまみちかずひろ）さんはシルバーファング役として出演しました。舞台役者から演者活動を始めており映画やテレビドラマの俳優として高い人気を誇っています。洋画の吹き替えやアニメ作品にも多くの作品に出演しており、ファンの間では悪役の演技に定評があります。

津田健次郎（つだけんじろう）さんはアトミック侍役として出演しました。映画を撮ることを目標にしていた矢先に演じる側に興味を持ったことから演者活動を始め、1995年のテレビアニメ『H2』にて声優デビューを果たしました。近年では逝去された藤原啓治の後任を務める機会が増えています。

高山みなみさんは童帝役として出演しました。ラジオ好きだったことから元々はDJを目指していましたが、OLとして働いていた時に声を褒められたことで声優を意識するようになりました。『魔女の宅急便』や『らんま1/2』などの主演を演じた経歴があり、2011年には第5回声優アワードにてシナジー賞を受賞しました。

玄田哲章（げんだてっしょう）さんはメタルナイト役として出演しました。映画『ターミネーター』などで活躍しているアーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替え声優として有名で、実際に本人と出会った時には「100年演じてほしい」とお墨付きをもらっています。

安元洋貴（やすもとひろき）さんはキング役として出演しました。姉からの勧めを受けて演劇の道に入り、声にコンプレックスを抱きながらも発想の転換と割り切り声優デビューを果たしました。重低音な声質が特徴的で声優の他にナレーションの仕事も数多く務めています。

櫻井孝宏（さくらいたかひろ）さんはゾンビマン役として出演しました。1999年に『デジモンアドベンチャー』と『快感フレーズ』の2作で主演を演じたことから知名度が上がり、イラストが得意なことから時にアイキャッチ用イラストを描いて作品に使用されています。

主演キャラを担当している声優は他作品でも主演を演じている豪華なキャストばかりでしたが、ワンパンマンのサブキャラを担当している声優も主演組に負けず劣らずの有名声優が揃っています。ここではワンパンマンのサブキャラを担当している豪華声優キャストを紹介していきます。

機動駆使を担当した豪華キャストは上田耀司（うえだようじ）さんです。『ジョジョの奇妙な冒険』に出演したことをきっかけに多くの人に知られるようになり、『ジュエルペットシリーズ』などで兼ね役を担当するバイプレイヤーとして評価されています。

豚神を担当した豪華キャストは浪川大輔（なみかわだいすけ）さんです。小学生の頃に海外ドラマの子役吹き替えとして声優デビューを果たし、中学時代にサボるようになるも再び声優としての熱意を持つようになり現在まで活動を続けています。2016年より自らステイラック事務所を立ち上げ活動の幅を広げています。

超合金クロビカリを担当した豪華キャストは日野聡（ひのさとし）さんです。5歳までサンフランシスコで暮らした経験があり、来日してから舞台の芝居に興味を持ち俳優を目指している時に吹き替えを経験したことで声優として活動するようになりました。

番犬マンを担当した豪華キャストはうえだゆうじさんです。舞台活動をしている頃に疑問を抱き、ゼロからやり直そうと劇団を抜けて1992年に声優デビューを果たしました。1997年の『ポケットモンスターシリーズ』ではタケシの役に加えて多数のポケモンを演じ、当時は『上田祐司』名義で活動していました。

閃光のフラッシュを担当した豪華キャストは鳥海浩輔（とりうみこうすけ）さんです。代々木アニメーション学院声優タレント科の日本ナレーション演技研究所を卒業した男性声優で、学生時代は鈴村健一さんの同期として知られています。アニメ声優以外にも2001年～2005年にかけてユニットP・K・Oを組んで音楽活動を行っていました。

タンクトップマスターを担当した豪華キャストは小西克幸（こにしかつゆき）さんです。学生時代はあまりアニメ文化に触れずに生活していましたが、普通の会社に行きたくなかったことをきっかけに声優という職業を知り現在に至ります。わずかな経験ですぐに主演を獲得しており、2015年には第9回声優アワード助演男優賞を受賞しました。

金属バットを担当した豪華キャストは羽多野渉（はたのわたる）さんです。アニメ好きな母親が声優の話をしたことをきっかけに興味を持ち、オーディションの合格を経て特待生としてアミューズメントメディア総合学院声優タレント学科に入学した経歴を持ちます。特技は小鳥のさえずりのマネとギター弾き語りで、2011年には歌手デビューを果たしました。

ぷりぷりプリズナーを担当した豪華キャストは小野坂昌也（おのさかまさや）さんです。お笑い芸人を断念して俳優を志しましたが、当時開校したばかりの青二塾を声優養成所と知らずに入塾し流れで声優になったというエピソードを持っています。アニメ声優としては関西弁を喋るキャラの鉄板声優として知られており、ラジオのパーソナリティも多く務めています。

イケメン仮面アマイマスクを担当した豪華キャストは宮野真守（みやのまもる）さんです。1990年に子役としてCMに出演しており、当時は俳優として様々な作品に出演していました。アニメ声優となったのは高校生の頃で『キングダムハーツ』や『DEATH NOTE』などで知名度を上げ、2008年には声優アワードを受賞しました。

地獄のフブキを担当した豪華キャストは早見沙織（はやみさおり）さんです。2007年に『桃華月憚』に出演して以来透明感ある声質が評価されており、数々の作品でヒロインや女性キャラを演じてきました。演技の他に主題歌やキャラクターソングを担当することも多く、2015年からは本格的に歌手として活動を始めています。

無免ライダーを担当した豪華キャストは中村悠一（なかむらゆういち）さんです。大学在学中に声優デビューを果たし、2006年にゲーム『ヴァルキリープロファイル2シルメリア』のルーファスを演じたことで広く知られるようになりました。近年はYouTube活動にてゲーム実況活動を始めています。

ガロウを担当した豪華キャストは緑川光（みどりかわひかる）さんです。『機動戦士ガンダム』が好きだったことから声優に興味を持ち、1988年に『キテレツ大百科』にてデビューを果たしました。特撮への出演も多いことで知られており、戦隊シリーズの鉄板な演者として有名です。

ワンパンマンのアニメは第一期、第二期共に好評を呼んだこともあり第3期の公開が決定しました。ネット上では第一期、第二期を追っていたファンによるお祝いのコメントが寄せられており、早くも第3期への期待が高まっています。ここではワンパンマンのアニメ3期の情報についてまとめていきます。なお、ここでまとめる情報は2023年3月時点のものとなります。

2022年8月にワンパンマン第3期が制作されていることが明かされました。告知画像には第一期、第二期のキャラクターデザインを担当した久保田誓描き下ろしのティザービジュアルが公開されています。

明確な放送日は発表されていませんが、2023年4月以降になると推察されます。また、2023年3月時点で放送時期が公開されていないため、4月に公開されることも難しいでしょう。可能性として高いのは7月以降になりそうです。

3期はアニメ第二期の続きから始まることが予想されます。単行本に置き換えると17巻の126話の内容から始まることでしょう。第二期ではヒーローを狩って成長するガロウと怪人協会の侵略が描かれていました。3期ではムカデ長老を撃退した後のサイタマがいよいよ怪人協会に戦いを挑むことでしょう。

ワンパンマンのアニメは決して豪華声優だけが話題になったわけではありません。ワンパンマンに採用された主題歌は第一期、第二期共に好評を呼びカラオケなどでランキングに載るほどの人気を博しています。ここではワンパンマンの第一期と第二期のOP、ED主題歌と、第一期OVAの主題歌についてそれぞれ紹介していきます。

第一期のOP主題歌は『THE HERO‼～怒れる拳に火をつけろ～』です。作詞・作曲は『ドラゴンボール』の主題歌を担当した影山ヒロノブが、歌唱は『ONE PIECE』の主題歌を歌うJAM Projectが担当しています。第二期のOP主題歌は『静寂のアポストル』です。歌唱は第一期と同じJAM Projectが担当し、作詞は森雪之丞、作曲はヒカルド・クルーズが担当しました。

第一期のED主題歌は森口博子による『星より先に見つけてあげる』で、作曲はヒャダインこと前山田健一が担当しています。また、第一期12話のED主題歌『悲しみたちを抱きしめて』は歌唱・森口博子、作曲・飯塚昌明となっています。第二期のED主題歌は古川慎による『地図がなくても戻るから』です。本作の主人公サイタマを演じる古川さん本人が歌っており、作曲は本田友紀が務めています。

第一期のOVAのED主題歌は『ワンパン音頭』です。この歌はいわゆるキャラクターソングであり、話数ごとに歌唱するキャラが異なります。第1、4話をサイタマ、第2話をジェノス、第3話を音速のソニック、第5話を戦慄のタツマキと地獄のフブキ、第6話が第5話までのメンバーに加えてキングと無免ライダーがそれぞれ担当しています。

ワンパンマンの声優キャストについてまとめてきましたが、実際のところアニメを視聴したファンはキャスティングや演技についてどのように思っているのでしょうか。ここではワンパンマンに出演した声優に対する世間での評判や人気についてまとめていきます。

声優に精通しているファンからはワンパンマンの声優陣は豪華であると評価されていました。登場しているヒーロー一人ひとりが他作品では主人公、メインヒロインを担当している声優ばかりで、声優目線でワンパンマンを見てみるとまた違った面白さを味わえそうです。

本記事でまとめたキャラ以外の声優、つまりモブキャラを演じた声優も豪華と言われていました。実際に見てみると、第一期の2話にのみ登場したモスキート娘は沢城みゆきさん、第二期の怪人協会幹部のギョロギョロは子安武人さんと、かなり名の知れた声優が起用されています。

ワンパンマンの中で印象的な演技について調べてみると、サイタマを演じている古川慎さんの名前が多く見受けられました。古川さんは本作をきっかけに様々な作品で主演を演じるようになっているため、ワンパンマンが古川さんの出世作と言えるでしょう。

ワンパンマンの第一期、第二期に出演している声優キャストは豪華でファンの間でも評判でした。バトル漫画のアニメ化はスタイリッシュな映像美だけでなく声優の迫力ある演技も加わって初めて名作になることでしょう。3期の公開に先立って第一期、第二期のアニメがネット公開されているので、気になる方はぜひそちらをチェックしてみてください。