【ワンパンマン】覚醒前後のガロウの強さを比較!ボロスとの比較やその後を紹介
ワンパンマンに登場しているガロウは初登場時こそS級ヒーローと対等な実力でしたが、そこから成長を続けていき覚醒を果たした時は圧倒的な強さを手に入れました。本記事では覚醒前後のガロウの強さを解説し、ボロスとの比較や過去、その後についてもまとめていきます。
目次
ガロウは人間怪人
ワンパンマンの世界には凶暴で一般人を襲う怪人という存在がおり、怪人協会編では怪人細胞という人間を怪人にするアイテムも登場しました。しかし、ガロウは怪人細胞を食べずに怪人になったいわゆる人間怪人で、ストーリー上では歴代最強キャラのボロスと並ぶほどの怪人になったと読者の間で話題になっていました。ここではガロウのプロフィールとワンパンマンの作品概要、あらすじについてまとめていきます。なお、本記事ではガロウ編の結末に関するネタバレが含まれているため、閲覧する際はご注意ください。
ガロウのプロフィール
- 年齢:18歳
- 身長:177cm
- 怪人名:人間怪人
- 武術:流水岩砕拳
ガロウは人間でありながら怪人を自称するヒーロー狩りの青年です。元々シルバーファングの弟子として武術を学んでいた武術家で、トラブルを起こした際に破門されヒーロー狩りをするようになりました。シルバーファングから天才的な戦闘センスを持っていると称されるほどの実力者で、S級とも戦える強さと敵の動きや技を見るだけで盗む成長性を秘めています。
ワンパンマンの概要
ワンパンマンはONE原作、村田雄介作画によってとなりのヤングジャンプに連載されている漫画作品です。あらゆる敵をワンパンで倒してしまうギャグ系アクション漫画として刊行されており、個性的なキャラクターや最強同士のバトル描写などが話題を呼んでいます。2022年11月時点で累計発行部数2800万部を記録しており、アニメ化やハリウッド映画化といったメディアミックスも展開されています。
ワンパンマンのあらすじ
就職活動に行き詰っていた青年・サイタマは、ある日街で暴れていた怪人から少年を守り、その際にヒーローになりたかった幼少期の夢を思い出します。それから就活を辞めて地道なトレーニングを続けたサイタマは3年後にすべての敵をワンパンで倒す力を手に入れました。その代わりに戦闘に起こる興奮や緊張感を感じなくなってしまい無気力な生活を送るようになってしまいましたが、そんな時にジェノスというサイボーグが彼の前に現れ弟子入りを志願するのでした。
覚醒前後のガロウの強さを比較
ガロウはS級ヒーローや災害レベル竜に匹敵する怪人との戦いを通じて成長していき、サイタマの前に立った頃には凶悪な怪人へと覚醒しました。覚醒したガロウはそれまでのガロウとは比にならないほどの強さが備わっており、サイタマすら感心させるほどの戦闘力を見せています。ここでは覚醒前後のガロウの強さを比較し、彼が最強であるかどうかを考察していきます。
覚醒前のガロウの強さ
覚醒する前のガロウはシルバーファングからまだまだ未熟と称されていましたが、天才的な戦闘センスと常軌を逸した成長性によって敗北を繰り返す度に飛躍的に強くなっていきました。道場で学んだ流水岩砕拳はS級ヒーローの攻撃を防ぎきるほどの練度を誇り、敗北する寸前のところで別の怪人が割り込んだりするような悪運も強く、しぶといところもガロウの強みと言えます。
覚醒前のガロウの戦績
覚醒前のガロウはタンクトップマスター、番犬マン、デスガトリング率いるA級B級ヒーロー8人、超合金クロビカリと戦っています。どれも一筋縄ではいかない相手ばかりですが、ガロウが戦闘を重ねていくごとに戦いの内容や勝敗も大きく変化していきました。
戦績①タンクトップマスター戦
ガロウの戦闘描写が初めて描かれたタンクトップマスター戦は、コンクリートをも砕く必殺技・タンクトップタックルを受けても立ち上がるタフさを見せつけました。その後ガロウはシルバーファングの顔が浮かぶからという理由で封印していた流水岩砕拳を発動し、タンクトップマスターの攻撃をすべて防ぎきってトドメの一撃を繰り出し勝利しました。
戦績②番犬マン戦
初めて番犬マンを見た時、ガロウはただ着ぐるみを着た人間と彼を侮り余裕で勝利するだろうと思っていました。しかし、実際に戦ってみると番犬マンの獣のような動きに翻弄され『見通しが甘かった』と後悔してしまいます。頼みの綱だった流水岩砕拳も番犬マンとの相性が最悪で通用せず、結局ガロウは技を1つも決められずに敗北しました。しかし、この時の番犬マンの戦闘スタイルを吸収し後の戦いで再現することになります。
戦績③A級B級ヒーロー8人との戦い
怪人としてヒーロー協会から要注意人物として狙われるようになった時、ガロウを討ち取ろうとA級のデスガトリングが他のヒーローたちと結託してガロウの前に立ちはだかりました。その時のガロウは度重なる戦闘で疲労困憊な状態でしたが、ヒーローそれぞれの強さや能力を分析していくと次第に8人の連携を崩せるようになり、最後はデスガトリングの必殺技・デスシャワーという弾幕攻撃を素手で防ぎ切って勝利しました。
なお、デスガトリングに勝利した後にガロウはジェノスとシルバーファング、ボンブの3人に取り囲まれてしまい彼らと戦うことになります。既に満身創痍な状態だったガロウは彼らと拳を交えるも常時劣勢を強いられ、ついに逃走することを決めます。その時に取った動きは番犬マンが得意としていた獣のような動きでした。結果的に怪人協会のフェニックス男がガロウを連れ去ったことで一命は取り留めました。
戦績④超合金クロビカリ戦
超合金クロビカリはS級の中でも強靭な肉体を持つヒーローとして知られており、肉弾戦においては頂点に君臨するとすら言われていました。そんな彼とガロウが戦うことになると、序盤は超合金クロビカリのタックルを流水岩砕拳で受け流すことができず、ガロウも思わず即死を覚悟してしまいながら圧倒されていきます。
しかし、超合金クロビカリの「怪人ごっこ」というセリフにガロウが憤怒すると、彼は左手脚に流水岩砕拳、右手脚に旋風鉄斬拳の同時発動でクロビカリの防御力を突破し、超合金クロビカリも必殺技・超合金バズーカを放ったもののガロウはそれを受け止め逆転してみせました。
覚醒後のガロウの強さは最強?
絶対悪を掲げることで完全な怪人へと覚醒したガロウは、S級ヒーローが束になっても太刀打ちできないほどの強さになりました。サイタマも感心してしまうほどの戦闘力で、覚醒して手に入れた究極の武術・怪害神殺拳はタツマキの隕石群やアトミック侍のアトミック斬を捌き切り、ついにはサイタマの連続普通のパンチをも防ぎ切ってみせました。
リメイク版ワンパンマンでは覚醒した形態を『宇宙的恐怖モード(コズミックフィアーモード)』と称されており、ガロウの身体から宇宙放射線が放たれ続け近づく者すべてに致死的ダメージを与える効果が追加されています。サイタマのように耐性の無い者は一瞬で死亡してしまうチート能力で、必殺技・ガンマ線バーストは地上にかすりでもしたら『ヤバイ』と判断したサイタマが上空で受ける判断をするほどの脅威です。更に、サイタマの必殺技・マジ殴りをコピーしています。
覚醒後のガロウとボロスやサイタマの強さを比較
ワンパンマンファンの間では登場キャラクターの中で誰が最強なのかという議論がよく展開されており、中でも覚醒ガロウとボロスの最強議論は作者もコメントを残すほど白熱しています。バトル漫画である以上、誰が最強なのかはほとんどの読者が気にしてしまうところでしょう。ここでは覚醒後のガロウとボロスやサイタマの強さを比較し、最強キャラの考察をしていきます。
覚醒後のガロウとボロスの強さを比較
ボロスは全宇宙の覇者を自称する怪人で災害レベルは竜以上とされています。作中で初めてサイタマのパンチを食らって立ち上がった怪人で、サイタマから「強いよ、お前は」と言わしめました。ボロスには強靭な肉体はもちろん、莫大な体内エネルギーによるビーム攻撃や、超人的な自然治癒力によってほとんどバラバラになった全身を一瞬で復活させるといった能力があり、更には生物の限界を超えた形態・メテオリックバースト、地球の表面を消し飛ばす崩星咆哮砲を切り札として隠し持っています。
ガロウが覚醒する前まではボロスの方が強いと言われていましたが、覚醒しサイタマと戦えるようになってからはその考えに揺らぎが見え始めました。この最強議論に対して原作者のONE先生は「接近戦だったらガロウが強いけど、パンチとかキックはだいたい避けられるっていう…」と言葉を濁しており、原作者の中では2人の実力は拮抗しているようです。2人の戦闘スタイルが対照的であるため、一概にどちらの方が強いと結論付けることは難しいでしょう。
覚醒後のガロウとサイタマの強さを比較
覚醒する前からサイタマとの戦闘描写は何度か描かれていましたが、どの戦いもガロウはワンパンで倒されていました。それが覚醒した後ではサイタマのパンチを受けても立ち上がれるほどにまで強くなっており、サイタマもガロウの強さに感心していました。覚醒ガロウはついにサイタマの技をコピーするところまで成長しましたが、結果的にサイタマは本気を出すことなくガロウを倒しているため覚醒ガロウよりサイタマの方が強いと言い切れます。
覚醒後のガロウと黄金精子の強さを比較
黄金精子は無数にいる黒い精子が合体して誕生した形態であり、災害レベルは竜とされています。原作ではS級ヒーローの目でも負えないほどのスピードとタツマキの念動力に耐え切る肉体強度を誇っており、リメイク版でもその強さは健在で超合金クロビカリを一撃でノックアウトするパワーを見せつけました。しかし、実際にガロウが覚醒した後に黄金精子は秒殺されており、圧倒的な差をつけて覚醒ガロウが上回っていると言えます。
ガロウの過去やその後
初登場時から怪人になると息巻いていたガロウでしたが、度重なる死闘と走馬灯のような回想、そして覚醒後のサイタマに敗北した後にガロウの過去が描かれていきました。彼の過去には怪人を目指している狂気な彼からは全く想像できない悲壮的なエピソードが展開されています。ここではガロウの過去やその後の展開についてまとめていきます。
ガロウの過去
幼い頃のガロウは大人しい性格をした少年で、そんな彼をクラスの人気者のたっちゃんがヒーローごっこに誘いました。その内容はイジメそのもので、ガロウはそれに抗議を起こしましたが日陰者の彼を他の教師や生徒たちは信用せず理不尽を知ることになりました。これがきっかけでガロウは子ども向け特撮番組における敵役に自分を重ねるようになり『悪はヒーローに必ず倒される』という構造を理不尽に、やがては『本物のヒーロー』など存在しないと思うようになりました。
ガロウのその後
理不尽な過去を受けて怪人を目指し覚醒まで果たしたガロウでしたが、最後はサイタマとの戦いに敗れることになります。その後の展開は原作とリメイク版で異なっておりそれぞれ別のシナリオが描かれています。
ガロウのその後①原作版
サイタマに敗れたガロウは「ヒーローは偽善者」という意見を貫き通そうとし、同時にサイタマになぜヒーローをやっているのかを問いかけます。それにサイタマは「趣味」と答えガロウは唖然としました。一方でサイタマはガロウが子どもを庇ったりヒーローを殺していないことから、本当はヒーローになりたかったことを見抜いておりそのことを指摘します。
サイタマの言葉で完全に折れたガロウはそのままアマイマスクに処刑されそうになりましたが、それを阻止しようとしたのが助けた少年でした。ガロウはその少年に過去の自分を重ね合わせ、自分は幼い頃の自分が密かに目指していたヒーローになれたのだと理解します。そうして活力を取り戻したガロウはその場から姿を消しました。後日、キングが強さを求めて修行場巡りをしていると『最果ての修行場』にて滝に打たれているガロウを目撃しました。
ガロウのその後②リメイク版
リメイク版のガロウは自分が守りたかった少年・タレオが死亡してしまったことを受け、サイタマに最終奥義を身に着けさせようと誘導し『ゼロパン』を発動しタレオが死亡する前の過去に戻ろうとしました。自分が何者なのかを思い出したガロウは原作同様その場から姿を消しますが、その後シルバーファングと再会し再び弟子入りしました。シルバーファングは責任を取るためにヒーロー協会に引退届を提出しましたが、その際に二代目シルバーファングをいつか加入させると言い残しました。
ガロウの声優
ここからはアニメ版ワンパンマンにてガロウの声を担当した声優についてまとめていきます。アニメ版では第2シーズンから登場しており、タンクトップマスターやジェノスとの戦闘シーンなどで迫真の演技を披露してくれました。
ガロウの声優は「緑川光」
ガロウを演じた声優は緑川光(みどりかわひかる)さんです。ファンからはグリーンリバーライト、グリリバという奇抜な愛称で親しまれており、端正なルックスと美声の持ち主でありながら仕事を選ばないことで知られています。声優の他にもナレーションや特撮に出演することもあり、様々な方面で活躍しています。
緑川光のプロフィール
- 性別:男性
- 出生地:栃木県大田原市
- 生年月日:1968年5月2日
- 血液型:B型
- 身長:174cm
- 事務所:青二プロダクション
- デビュー時期:1988年(侍『キテレツ大百科』)
緑川光の主な出演作品
- 絶鬼(地獄先生ぬ~べ~)
- 流川楓(SLAM DUNK)
- 坂本(坂本ですが?)
- マルス(ファイアーエムブレム 紋章の謎)
- ベストジーニスト(僕のヒーローアカデミア)
覚醒後のガロウに対する世間での評判や人気
覚醒ガロウの強さや能力、実際の戦闘内容などについてまとめてきましたが、ワンパンマンファンの間ではどのような評判を受けているのでしょうか。ここでは覚醒後のガロウに対する評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
ガロウが覚醒したシーンは多くのファンに興奮を与えたそうで、その後の展開に期待を抱く人が大勢いました。中でも原作とリメイク版でシナリオが異なっているところや、ボロスよりも強くなるのかといったところに注目が集まっていました。
覚醒ガロウとボロスの最強議論は噂通り白熱していました。ボロスが唯一サイタマと戦えた怪人であることからそれまで彼が最強と言われていましたが、ガロウが登場し余裕でS級を倒せるようになったところでその説が揺らぎ始めていました。現時点で議論は拮抗しており戦闘スタイルの違いが鍵になると考えられています。
ガロウ編が終了したその後、再び本編にガロウが登場した時は大きな話題を呼んでいました。ガロウは運送業者でアルバイトをしていましたが、過去のヒーロー狩りが災いして自身を捕縛しようとするネオヒーローズのスイリューと出会い、彼との戦いが描かれました。ガロウは過去の自分から生まれ変わろうとしているそうで、今後の活躍に多くのファンが期待しています。
覚醒後のガロウは強かった
覚醒後のガロウはS級ヒーローを容易く撃退できるほどの強さを持つ最強の怪人でした。宇宙放射線の能力を手に入れるという別次元の強さや、それをものともしなかったサイタマの強靭さ、そして怪人になるきっかけになった過去エピソードの内容には多くのファンが驚愕したことでしょう。ガロウはこれからも活躍する可能性があるので、今後のワンパンマンもしっかりチェックしておきましょう。
この記事のライター
zeile
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