【ワンピース】シャンクスの本名はロックス？正体や親について調査

『ワンピース』に登場する「赤髪海賊団」の大頭（船長）”赤髪のシャンクス”は『ワンピース』に多く隠された謎に関わる最重要人物とされています。そんなシャンクスの謎に迫る前に、シャンクスのプロフィールと『ワンピース』について紹介します。

シャンクスは”赤髪のシャンクス”の異名通り、赤い髪に左目の上から頬にかけて3本の傷が特徴の男性です。白シャツに柄ズボン、サンダルの軽装に黒いマントを羽織っています。心が広く、能天気とも言える性格ですが友達を侮辱される事だけは決して許さない仲間思いの人物です。幼少期はロジャー海賊団にバギーと共に海賊見習いとして過ごしていました。

人気作品『ワンピース』は集英社「週刊少年ジャンプ」にて1997年から長期連載されている少年漫画です。尾田栄一郎先生の描く個性的なキャラ達の活躍は老若男女問わず愛され、今や世界を代表する作品となっています。

『ワンピース』の主人公であるルフィは”赤髪のシャンクス”に憧れ海賊になる事を決意します。シャンクスとの別れの日に託された麦わら帽子を返すため、そして海賊王になるためルフィは大海原へ1人旅立ちました。航海先で出会った大切な仲間達と共に「ひとつなぎの大秘宝（ワンピース）」を探し、多くの強敵や謎に挑んでいきます。

『ワンピース』に登場し、多くの謎に包まれているシャンクスの本名が「ロックス」なのではないかと話題になっています。シャンクスの本名は本当にロックスなのでしょうか？ここからは、シャンクスの親について考察していきます。

シャンクスの本名について様々な憶測が流れる中、ロックスが有力説として浮上しました。『ワンピース』の作中に度々登場するロックスとは一体、何者なのでしょうか？シャンクスとロックスのにはどのような関係があるのか調査しました。

シャンクスの本名だと噂されるロックスは、40年前に実在した海賊です。海賊王ゴール・D・ロジャーが活躍していた頃より前に、名を轟かせていたロックス海賊団の船長だった事が作中で明らかにされました。ロックス海賊団の船員には四皇のカイドウやビッグ・マムもいた事がわかっています。ロックス海賊団は38年前に起きた「ゴッドバレー事件」で海軍のガープによって壊滅されました。

シャンクスの本名がロックスだと言われる理由は、「モンキー・D・ルフィ」と海賊王「ゴール・D・ロジャー」2人の名前に関係しています。まず、ルフィの名前を「門（モン）鍵（キー）・D・ルフィ」、ロジャーの名前を「GOAL（ゴール）・D・ロジャー」へ変換します。そして、シャンクスの本名とされる「シャンクス・D・LOCK（ロック/ス）」とすると、1つの仮説が浮上しました。

それは「ロジャーは探し求めたゴール（GOAL）に辿り着いて、発見したワンピースに鍵を掛けた。その門（モン）の鍵（キー）を開けるのがルフィであり、シャンクスによって再び鍵をロック（LOCK）し番人となる」というものです。この考察は『ワンピース』90巻907話にて、ロックスの名前が登場してきた事でシャンクスの本名はロックス説が濃厚だと話題になりました。

シャンクスの本名がロックスだと考察している人の中で、シャンクスの親はロックスとシャッキーではないかといった意見が多く見られます。シャッキーとはシャボンディ諸島で酒場を経営している女性です。このシャッキーがかつてロックス海賊団に所属していて船長のロックスと夫婦、もしくは恋人の関係ではないかと考えられています。

シャッキーは初登場時に大柄な男を締め上げていたり、40年前に海軍のガープに追われていたとルフィに話す事から、若い頃は海賊だったのかもしれないと囁かれました。そして、着目されたのが「シャクヤク」というシャッキーの本名です。以上の事から、ロックスとシャクヤクの2人の親の名前からシャンクスと名付けられたのではと考えられているのです。

シャンクスの本名が「シャンクス・D・ロックス」だと考察される一方、否定的な意見もあります。その理由が先述した、名前によるワンピースの番人ついてです。そもそも『ワンピース』の作中には門や鍵、そして門番などといった描写はなく、キャラの呼び名もモンキー・D・ルフィならルフィといったように下の名前で呼ばれています。その事から、ロックスの名を持つ別人が存在しているのではと考えられているのです。

『ワンピース』の重要シーンに登場するシャンクス。その正体はずっと謎に包まれたままであり、シャンクスの出自などについては一切明らかにされていません。ここからはシャンクスの正体について考察していきます。

シャンクスとエースは血縁関係だったのではないかと考察されています。その理由はエースの母親である「ポートガス・D・ルージュ」の存在です。海賊王ゴール・D・ロジャーの処刑後、エースを身籠っていたルージュはロジャーの血縁者を抹殺しようとする世界政府からエースを守るために20ヶ月もの間、胎内に隠し続けました。しかし、その事が原因でエースを出産後ルージュは亡くなってしまいます。

ルージュは生前、産まれてくる子供には「アン」と名付けたいと話してした描写から、小説「赤毛のアン」とエースの共通点が注目されました。エースやアンの顔にあるそばかすや、赤毛のアンの出身地のプリンス・エドワード島と白ひげとの接点、ルージュと赤毛のアンが付けていた髪飾りが似ているといった点などがあり、シャンクスの異名が”赤髪のシャンクス”である事からシャンクスとルージュは姉弟だったのではないかと考えられているのです。

シャンクスには双子説も浮上しています。その理由はシャンクスの左目にある傷と赤髪海賊団の海賊旗にあります。まず、シャンクスの左目の傷についてですが、世界政府の元に訪れた時のシャンクスは右側の顔のみ描かれていました。しかし、過去の作中でシャンクスの右側の顔には左目に付けられた傷が微かに描かれていたのに対し、世界政府と対面した時には全く描かれていなかったのです。

そして、もう1つの理由である海賊旗に触れていきましょう。赤髪海賊団の海賊旗はドクロマークの左目に3本の線と後ろには2本の剣が交差しているデザインです。しかし、白ひげの元を訪れた時とバルトロメオが赤髪海賊団の海賊旗を見付けた時のデザインが全く違って描かれていたと読者から指摘されました。以上の事から、実はシャンクスは双子なのではないかと考えられているのです。

シャンクスには他にも天竜人ではないかと考えられています。その1番の理由は天竜人の最高位にして世界政府の最高責任者である五老星との面会です。四皇と言えど、海賊が五老星と面会できる機会は与えられません。しかし、五老星は「君だから時間を取った」と言っている事から、シャンクスの立場は五老星と対等に近いものだと考えらえます。つまり、天竜人でない限り五老星に面会する事はほぼ不可能なのです。この事からシャンクスは天竜人だと推察されています。

シャンクスと世界政府は利害関係ではないかと考えられています。つまり、シャンクスは世界政府の警護を任されているのではと言われているのです。世界政府が怪しい思惑を隠しているとは言え、世界の均衡を保つには世界政府の存在は重要です。その事から世界政府を海賊達から守る、言わばバランサーとして世界政府と繋がり、シャンクスには何らかの有益な情報などを世界政府は与えているのではないかと考察されます。

シャンクスはラスボスになるのではないかと考察されています。世界政府や五老星、天竜人はルフィ達にとって最大の敵となります。そんな世界政府や五老星と関係があるシャンクスはルフィ達の行く手を阻むラスボスとして登場するのではと予想されているのです。しかし、ルフィを友達として大事に思っているシャンクスが果たしてラスボスになるのでしょうか？この事に関しては、シャンクスがルフィに託した麦わら帽子に答えが隠されていると考えられます。

『ワンピース』において海賊の中で最強とされる四皇の1人、シャンクスの能力や強さについて考察していきましょう。シャンクスの強さがわかるシーンは作中の随所に描かれていましたが、その強さが如何ほどのものか明らかにされていません。そんなシャンクスにはどんな能力が隠されているのでしょうか？

シャンクスは悪魔の実の能力者なのではないかと考えられています。その理由はシャンクスの移動時間です。幼少期のルフィが海王類に食べられそうになった時、マリンフォード頂上戦争でコビーが赤犬に襲われそうになった時、どこかの海岸にいたはずのシャンクスがいつの間にかマリージョアにいる五老星と面会した時など、その描写からシャンクスは瞬間移動したのではと話題になりました。

しかし、悪魔の実の能力者ではないといった考察もあります。それが、ルフィを助けた後の描写です。左腕を失いながらもシャンクスは溺れることなくルフィを抱き締め海に浮いていました。本来、悪魔の実の能力者であるならば、カナヅチとなってしまうので海に浮く事はできません。以上の事から、シャンクスには能力者と非能力者の2つの考察がされているのです。

シャンクスが能力者ではないと言う理由に挙げられているのが、シャンクスの持つ剣「グリフォン」にあります。このグリフォンに悪魔の実を食べさせたのではないかと考えられているのです。グリフォンはワシの上半身にライオンの下半身という伝説上の生物を指すので、象剣「ファンクフリード」のように何かの悪魔の実を食べたと考察されているのです。

シャンクスは新世界を支配する大海賊「四皇」の1人です。四皇は「皇帝のように君臨する」と言われている事から、シャンクスの強さはかつての四皇メンバーだったカイドウやビッグ・マムとも引けを取らないと考えられます。白ひげや海軍の赤犬の攻撃を難無く受け止めているので、その強さは想像を超えるものかもしれません。

これまで、シャンクスの本名や正体などについて考察してきましたが、世間でのシャンクスに対する評判はどうなっているのでしょうか？調べてみると、ロックスとの関係や、Dの一族との繋がり、そして天竜人説など様々な考察が挙げられていました。やはり、シャンクスに隠された謎はファンにとっても気になるようです。

シャンクスの双子説を超えて、シャンクス複数人説なども浮上していました。シャンクスの「ス」は複数形で、複数のシャンクスが存在していると言った面白い考察をしているファンもいるようです。

2022年夏に公開される映画で、シャンクスの本名が明かされるのではと期待しているファンもいました。公開予定のワンピースフィルムレッドのサブタイトルは「赤髪が導く終焉（フィナーレ）」となっているので、シャンクスに隠された謎について何かわかるのではないかと期待する声が多くありました。

シャンクスの本名については様々な考察がされていますが、未だに情報が少ないため謎が多く残っています。『ワンピース』にとってシャンクスの存在はなくてはならないキャラであり、今後のストーリーに関わる重要人物だと言っても過言ではありません。そんなシャンクスの本名や正体が明らかになる事を心待ちにしましょう。