【ワンピース】チャルロス聖とはどのようなキャラ？ミョスガルド聖との関係も

チャルロス聖（ちゃるろすせい）とは、『ワンピース』のシャボンディ諸島編から登場する世界貴族です。『ワンピース』の世界の中でトップに君臨している特権階級「天竜人」の1人であり、ロズワード聖の子供です。傲慢な性格をしている天竜人が多い中、チャルロス聖は特に酷いキャラクターとなっています。ここでは『ワンピース』のチャルロス聖のプロフィールや、『ワンピース』のあらすじなどを紹介していきましょう。

チャルロス聖とは、世界の頂点に君臨する特権階級「天竜人」の1人です。もっとも誇り高い血族とされていますが、傲慢な性格の人間が多い天竜人の中でもチャルロス聖は性格が悪く、高貴な血族の気品はありません。また、下劣な性格であるだけでなくチャルロス聖は容貌も醜悪です。下界の人間と同じ空気を吸わないようにするために宇宙服のような服を身に付け、天竜人独特の奇妙な髪型をしています。

『ワンピース』とは、集英社の『週刊少年ジャンプ』で連載している尾田栄一郎による少年漫画です。1997年34号から連載を開始しており、現在でも連載中という長期連載作品となっています。友情や冒険、ギャグや感動エピソードなど少年漫画の王道を行く海洋冒険ロマンとなっており、精緻なストーリーや壮大な世界観が世界中のファンに支持されています。累計発行部数は4億1000万部を突破しており、現在でもギネス記録を更新中です。

フーシャム村に住む少年・ルフィは、海賊王に憧れています。ある日、ゴムゴムの実を食べてしまい、全身が伸び縮みするゴム人間になってしまったルフィですが、17歳になったルフィは海賊王を目指して旅立ちました。旅をしながら信頼できる仲間を集め、強敵達と戦いながら、ルフィたちは名の知られた海賊団になっていきます。そしてマリンフォード頂上戦争から2年後、修行を終えて再度終結したルフィたちは、最後の海「新世界」を目指して再度出発するのでした。

『ワンピース』に登場するチャルロス聖は、作中に登場する敵キャラクターの中でも特に下劣な性格をしています。世界的な権力者であり高貴な血族であるにもかかわらず、貴族の気品も威厳もないキャラクターとなっています。ここでは『ワンピース』のチャルロス聖の性格やミョスガルド聖との関係などを紹介していきましょう。

『ワンピース』のチャルロス聖が初めて登場したのは、シャボンディ諸島編です。世界の頂点に君臨する天竜人が登場したのもこれが初めてです。チャルロス聖は宇宙服のような独特の格好をしており、奴隷の上に乗っていました。また、搬送されている患者を蹴る、カップルの女性を手に入れるために男性を銃で撃つなど酷い初登場シーンとなっていました。

『ワンピース』のチャルロス聖は、非常に下劣な性格をしています。天竜人はもともと傲慢な性格をした人間が多いですが、その中でもチャルロス聖は気に入らない人間は男は銃殺、女は奴隷にするような最低な性格です。さらにチャルロス聖は頭も悪いようで、父親から奴隷の扱い方など再三注意を受けても意に介す様子がありません。作中でもさまざまな外道の所業を行っているチャルロス聖ですが、彼がこのような性格になったのは、天竜人の人を人とも思わない教育が原因の一つとなっています。

『ワンピース』に登場するチャルロス聖には戦闘力はありません。しかし作中でミョスガルド聖にこん棒で殴られたりルフィにパンチをされたりしても、大きな怪我もせずにその後も普通に生きています。そのため、チャルロス聖は非常に頑丈な身体をしていると考察できます。

ミョスガルド聖はドンキホーテ一族の天竜人です。チャルロス聖は屈強な奴隷を使ってしらほしを捕らえ、ペットにしようとします。しかし同じ天竜人であるミョスガルド聖が止めに入り、チャルロス聖をこん棒で殴り飛ばしたため、しらほしは難を逃れました。ミョスガルド聖はしらほしの母親であるオトヒメに恩があるため、天竜人でありながら竜宮王国の力になりたいと考えていました。しかしこのことで、今後ミョスガルド聖はチャルロス聖に仕返しをされるのではないかとも言われています。

『ワンピース』ではチャルロス聖殺人未遂事件が発生します。また、事件の犯人はミョスガルド聖が逃がしてしまったようです。ここでは『ワンピース』の世界で発生したチャルロス聖殺人未遂事件について考察していきましょう。

『ワンピース』の1054話では、世界会議中に発生した殺人未遂事件の被害者がチャルロス聖であることが判明します。作中ではボルサリーノが「『チャルロス聖殺人未遂』は解決でいいのかい？」などと話しています。それに対して、サカズキは「ミョスガルド聖が犯人を逃がしたことに関しては…」と答えていました。

チャルロス聖殺人未遂事件のタイミングでチャルロス聖が最後に描かれていたのは、神々の地の入り口である天竜門の辺りです。ちょうどこのタイミングで潜入していたのは「ジュエリー・ボニー」です。神々の地には王族ですら立ち入ることはほぼ不可能であるため、このような場所で殺人未遂事件を起こせるジュエリー・ボニーくらいしかいないと考察されていました。しかし後で、真犯人は麦わら傘下のサイとレオであることが判明します。

チャルロス聖殺人未遂事件の犯人をミョスガルド聖が逃がした理由としては、2人の因縁が関係していると考えられています。前述のとおり、チャルロス聖はしらほしを捕まえてペットにしようとしていました。そんなチャルロス聖をミョスガルド聖が殴ったためしらほしは無事でしたが、その後もチャルロス聖はしらほしを執拗に狙うことになります。そのため、今回の事件もチャルロス聖からしらほしを守るため、ミョスガルド聖が犯人を逃がしたものと考えられています。

『ワンピース』は原作の人気によって1999年からテレビアニメ化しています。テレビアニメ『ワンピース』でも、下劣な性格をしたチャルロス聖は登場しています。ここではアニメ『ワンピース』でチャルロス聖を演じている声優を紹介していきましょう。

テレビアニメ『ワンピース』のチャルロス聖を演じているのは、「茶風林（ちゃふうりん）」さんです。茶風林さんは声優、俳優、ナレーターとして活躍しており、声優としてはさまざまなアニメ作品に出演していますが、特に『名探偵コナン』の目暮十三役で有名です。ここでは茶風林さんについて紹介していきましょう。

茶風林さんの主な出演作品としては『ちびまる子ちゃん（永沢くん、ヒデじい）』、『名探偵コナン（目暮十三）』、『しましまとらのしまじろう（しまじろうのお父さん）』、『ひぐらしのなく頃に（大石蔵人）』、『スタートレック:エンタープライズ（Dr.フロックス）』、『サザエさん（磯野波平〈2代目〉）』、『無限戦記ポトリス（デュアル・ロゼ）』、『とんかつDJアゲ太郎（DJビッグマスターフライ）』などがあります。

X（旧Twitter）上には、「『ワンピース』、チャルロス聖が初登場した当時は『これ少年誌に載っけて良いやつ？』みたいな反応あったと思う」というポストがありました。チャルロス聖は初登場時から外道過ぎるキャラクターだったため、少年誌的にアウトなのではないかと感じた読者もいるようです。

X（旧Twitter）上には、「チャルロス聖がギャグ補正とはいえここまでボコられながら生き残ってるしぶとさから、『天竜人って硬いんじゃないか』とは言われてたんだよな」とポストしている人がいました。他にもチャルロス聖のしぶとさについてコメントしている人は多かったため、天竜人自体が頑丈なのではないかと考察されています。

X（旧Twitter）上には、「劇場版『ワンピース フィルム レッド』はチャルロス聖が出てきた時が一番興奮した」とポストしている人がいました。他にも応援上映の際のチャルロス聖への帰れコールなどをポストしている人がいたため、ある意味チャルロス聖は人気のキャラクターだと考えられています。

『ワンピース』のチャルロス聖は、傲慢な性格をした人間の多い天竜人の中でも特に下劣な天竜人です。しらほしを狙ったことでミョスガルド聖に殴られました。チャルロス聖は、その後も何者かに襲われ、殺人未遂事件の被害者になります。チャルロス聖に興味が湧いた人は、ぜひ『ワンピース』をチェックしてみてはいかがでしょうか。