【ワンピース】人魚族のキャラを一覧で紹介!特徴や差別についても解説
『ワンピース』には一般的な人間以外に、人魚族と呼ばれる種族も数多く登場します。ここでは今までに登場した人魚族のキャラクターや、人魚族の特徴、人間から受けている差別などについて、実際に『ワンピース』内で描かれていた内容を基に詳しくまとめました。
目次
【ワンピース】人魚族とは?
『ワンピース』には、人間以外にも多くの種族が登場する作品です。その中でも人魚族はかわいいキャラクターが非情に多く、物語にも大きく関わることもありました。人魚族の特徴や作中で描かれていた内容について触れる前に、まずは人魚族についての簡単なおさらいをしつつ『ワンピース』の内容について振り返ってみましょう。
人魚族とは?
『ワンピース』に登場する人魚族とは、足に海洋生物の特徴を持った亜人類のことで、人魚族以外にも魚人族が存在します。人魚族が産む親の遺伝子は子供に必ずしも引き継がれることなく、先祖の遺伝子が無作為に受け継がれる生態系をしているが特徴です。非常にかわいい見た目をしているキャラクターも多いことから、作中でもファンからの人気が高い種族でもあります。また、中には人間と同じ足を持つ人魚も存在するため、地上で人間と同じように生活する者も現れました。
ワンピースの概要
尾田栄一郎先生によって描かれる海賊を題材にした冒険漫画『ワンピース』は、1997年から週刊少年ジャンプで連載されています。週刊少年ジャンプで連載されている作品の中では歴代2位の長期連載作品で、コミックスの国内累計発行部数も2022年7月時点で4億1000万部を突破しました。日本のみならず、世界的に人気が高い作品で、全世界累計発行部数は5億1000万部を突破しています。1999年から放映開始されたアニメシリーズも非常に人気が高く、東映アニメーションが手掛ける作品の中で最も放送が続いている作品です。
ワンピースのあらすじ
海賊王を夢見る少年ルフィは、村にやってきた海賊のシャンクスと親しくなりました。ある日、ルフィはゴムゴムの実を口にしたことで泳げなくなる代わりにゴム人間になる特性を手に入れます。その後、シャンクスに対して反抗的な態度を取る山賊に対して喧嘩を売りますが、返り討ちにあった上で海に投げ込まれました。ルフィは海の主に食べられそうになりましたが、片腕を代償にシャンクスが救出に成功します。その後、ルフィはシャンクスと別れる際に改めてシャンクスを超える海賊王になることを宣言しました。
【ワンピース】人魚族のキャラ一覧
『ワンピース』には、今まで多くのかわいい人魚族が登場しました。いずれも個性が強く、一般的な人魚から人間や魚人族と同じように2本足を持つ者まで存在しています。ここでは、今まで『ワンピース』内で登場した人魚族のキャラクターについて、作中で描かれていた内容を基に詳しくチェックしてみましょう。
人魚族①ココロ
『ワンピース』本編で初めて明確に人魚の存在が描かれたのは、ウォーター・セブン編に登場したシラウオの人魚でもあるココロです。ココロは海列車の駅長を務めている人物で、麦わら海賊団が海で溺死する恐れがあった際に人魚の姿で救出しました。この時の泳ぐ速度は凄まじく、麦わら海賊団全員の救出に成功しています。本編で登場したココロは常に酒を飲み続けていたことでふくよかな体型をしていますが、過去編で登場したココロは顔つきこそほとんど変わらないものの、スタイルは非常に優れていました。
足を持つ人魚のココロは地上ではフランキーなども在籍していたトムワーカーの美人秘書として働いていた経歴もあり、作中でも問題提起されている差別を受けることなく人間と共に生活していました。
人魚族②ケイミー
『ワンピース』の扉絵で登場して以降、魚人島編で再び登場することになったのはケイミーです。ケイミーはかつて、アーロン海賊団に所属していたはっちゃんが経営するたこ焼き屋で働いていた経歴もあり、それ以降はファッションデザイナーを目指しながらマーメイドカフェで働いています。お人好しで疑うことを知らない性格をしていることからトラブルに巻き込まれやすいのも特徴で、その度にはっちゃんや麦わら海賊団によって救出されていました。
また、初めてケイミーが麦わら海賊団と合流した際には、本来であれば人魚のココロを目撃しています。それにもかかわらず、ケイミーのかわいい姿を見た麦わら海賊団の仲間たちはココロの記憶を抹消した上で初めて人魚を目撃したと語るようなコミカルな要素も描かれていました。
人魚族③しらほし姫
『ワンピース』内には、ルフィを手のひらに乗せることすらできる大きな体を持つ人魚のしらほし姫も登場しました。しらほし姫はネプチューン王国の王女で、普段は争いごとを嫌う臆病な性格をしているかわいい人魚です。しかし、作中では王国を救うためにルフィと共闘し、強く優しい王女に成長しました。また、『ワンピース』内で重要な役割を果たす古代兵器ポセイドンの能力を持つ人魚でもあり、海王類と意思疎通ができるのも特徴です。
古代兵器ポセイドンの能力を駆使すれば世界を簡単に滅ぼせますが、しらほしは優しい心を持つ人魚であるため現在でもその力を悪用することはありません。今後、古代兵器ポセイドンの力を持つしらほし姫が麦わら海賊団とどのような関わりを見せるのかファンから注目されています。
人魚族④マダム・シャーリー
『ワンピース』内で、かつてルフィと対峙したアーロンの腹違いの妹としてマダム・シャーリーも登場しました。マダム・シャーリーはアオザメの人魚で、魚人島ではマーメイドカフェを経営する傍ら、占い師としても活動しています。マダム・シャーリーの占いは的中率は凄まじく、ルフィが魚人島を滅ぼすという占い結果も残しました。最終的に魚人島の危機をルフィ達に救われて以降はルフィ達の行動を信じ、それ以降は占うことを辞めています。
その一方で、マダム・シャーリーの占いの百発百中の的中率を誇ることから、現在でもルフィが魚人島を滅ぼすという伏線は回収されていません。今後、マダム・シャーリーの占い結果に出た魚人島が滅びるという伏線が、今後どのような形で回収されるのかファンからも注目されています。
【ワンピース】人魚族の特徴や魚人族との違い
『ワンピース』に登場する人魚族はかわいい見た目をしているキャラクターが多いことから、作中でも人気が高い種族です。それとは別に、かつて魚人族は麦わら海賊団と対峙したこともありました。ここでは、人魚族が持っている特徴や魚人族との違いについて、作中で実際に描かれていた内容などを基に詳しくチェックしてみましょう。
人魚族の特徴
『ワンピース』に登場する人魚族は、祖先が持っていた海洋生物の遺伝子を受け継ぐことで誕生する種族です。見た目や体の構造は人間とほぼ同じですが、水中の運動能力は人間や魚も軽く凌駕します。泳ぐ速さは人間がおろか、他の海洋生物で人魚に敵うものは存在しません。人魚族は人間からの人気も高く、人類売買では高値で取引されています。本来であれば世界政府の加盟国の人類は対象外のはずですが、魚人島に住む人魚族も取引の対象として狙われることになりました。
人魚族の足は30歳を超えると生えてくる?
『ワンピース』のウォーター・セブン編で登場した人魚のココロが麦わら海賊団の救出に向かった際に、人魚族は30歳を超えると尾ヒレが足のように変化することで陸上生活が可能になると話していました。魚人島にいた人魚には人間のような足を持った人魚はおらず、ココロも人間と人魚の姿を自在に変えていました。このことから人魚は、ある程度歳を重ねることで姿を自由に変えられるようになると考察されています。現時点ではこの理由について明確に描かれていないことから、今後明らかになる可能性が高い伏線です。
また、人魚のココロにはチムニーという孫も存在します。ココロは人間と結婚したため、子供のチムニーは人間と人魚のクオーターで見た目は人間と全く同じです。その一方で人魚が持つ特性もしっかり受け継いでいて、泳ぎに関しては人間を超越する特徴があります。
人魚族と魚人族の共通点
『ワンピース』には、人魚族以外にも魚人族が登場します。人魚族や魚人族は人間から進化することで海でも生活できるようになった哺乳類で、普通の人間では不可能とされる海底1万mの水圧に耐えることもできます。人魚族や人魚族は体のどこかに海洋生物などの特徴を持っていることも共通しています。人魚族や魚人族は見た目こそ多岐に渡りますが、人魚族や魚人族の水中行動に関しては人間を超越する身体能力を持つ種族です。
人魚族と魚人族の違い
『ワンピース』に登場する人魚族は下半身に海洋生物の特徴を持っているのに対して、魚人族は海洋生物の特徴にかかわらず人間と同じ足を持っています。また、魚人族は腕力が高く凶暴な性格をしている者が多いのに対し、人魚族は人間と同等の腕力で性格もおとなしい者がほとんどです。これらについて、コミックス内では、人魚族は魚と友達になろうとするのに対して魚人族は魚を力で支配しようとする種族であると紹介されていました。
主食にするものについても人魚族と魚人族間で違いがあり、人魚族は主に貝類などを食べるのに対して、魚人族は肉や魚を好む特徴があります。これらを要約すると、人魚族や魚人族は見た目以外にも遺伝子に刻まれている根本的な考え方や好みも大きく異なる種族です。
人魚族と魚人族の遺伝の問題
人魚族や魚人族はあくまで海洋生物の特徴を持った人間であることから、必ずしも同じ種族で結婚しなければいけないという決まりはありません。そのため、人魚族と魚人族との結婚も可能で、生まれてくる子供は必ずしも親の特徴を持って生まれてくるということもありません。たとえ同じ種族間で結婚したとしても、祖先に別の種族がいた場合は子供がその遺伝子や特徴を持って生まれる可能性もある種族です。こういった特性があることから、人魚族や魚人族には見た目で人を判断するという考え自体が存在しません。
皆がバラバラで種族や種類、魚人族や人魚族の考え方も別々なことが当たり前の環境で生活しているからこそ、見た目や考え方が異なるだけで種族やその人物を判別するという概念が存在しません。自分とは違う人物が多く存在することが当たり前の環境で育ったからこそ、魚人島では多くの人魚族や魚人族は大きな争いごとを起こすことなく平和に暮らし続けています。
【ワンピース】人魚族と魚人族が受ける差別を考察
『ワンピース』に登場する人魚族はかわいいキャラクターが非常に多く、いずれも高い人気を確立しています。その一方で、作中では人間と人魚族や魚人族の間にある根深い差別意識も明らかになりました。ここでは、人魚族と魚人族が受け続ける差別について、実際に『ワンピース』内に描かれていた内容を基にチェックしてみましょう。
人魚族と魚人族は差別を受けている?
かわいい見た目をしている人魚族や人間を遥かに超える腕力を持つ魚人族ですら、作中では200年ほど前まで人間とは別の生き物として扱われています。人間と違う特徴を持つ人魚族や魚人族は魚類として分類され、リュウグウ王国が世界政府の加盟国になるまでは他の人間から冷遇を受け続けました。世界政府の加盟国になって以降も世界会議に参加したので2回しかないことから、まだ作中で描かれていない何らかの差別意識が根強く残っている可能性も考察されています。
この差別意識に関しては人間側のみの話ではありません。アーロンのように人間から受け続けてきた冷遇を強い憎しみを持ち続ける者も存在します。しらほし姫の母であるオトヒメは、これらの状況を打開するために命を賭して人間と和解するよう国民に呼びかけ続けていました。
人魚族と魚人族は地上に住むという夢を持っている?
『ワンピース』の魚人島編では、人魚族や魚人族は海洋生物の特徴を持っていることから海底の奥深くでも安全に生活できます。その一方で、魚人島に住む住人や子供たちは地上での生活を夢見ています。かつてルフィ達と対峙したアーロンも魚人族や人魚達に対する差別を繰り返したことで憎しみが増幅し、地上で傍若無人な振る舞いを繰り返していました。また、魚人島に住む子供たちも、人間が暮らすシャボンディパークをこっそり見上げにいく遊びを繰り返しています。
かつて生存していた魚人族や人魚族の祖先も、地上への生活を夢見て方舟ノアを制作していたことも判明していることから、人間が普通に生活し続ける地上に対して強い憧れを持っていることが作中で描かれています。
人魚族と魚人族が差別を受ける理由はなぜ?
魚人族や人魚族は、かつて空白の100年の間に存在していたとされる巨大な王国と親密な関係にあったかのような描写が残されています。地上での生活を夢見た祖先は方舟ノアを制作しましたが、巨大な王国は後の世界政府となる連合国との戦争に敗北したことで滅びました。魚人島に存在したポーネグリフには約束を果たせなかったことを謝罪するものが残されていたことから、巨大な王国と人魚族や魚人族は親密な関係があったかのような描写が残されています。
これらのこと原因で巨大な王国側についていた魚人族や人魚族の祖先は連合国から差別を受けることになり、その意識が現代でも根強く残っている可能性が高いと考察されています。
【ワンピース】人魚族に対する世間での評判や人気
ここで、『ワンピース』内に登場する人魚族に対する世間での評判や人気を詳しくチェックしてみましょう。
『ワンピース』の人魚族について、かわいい見た目をしているキャラが多いことに驚くファンの声も見受けられました。ワンピースに登場する女性キャラクターの中でも、人魚族は特に優れた容姿を持つ者がほとんどであることが特徴です。優れた容姿に個性的な性格も加わることで、ファンの間でも人魚族のキャラクターは強い印象に残ることになりました。
『ワンピース』の世界で描かれていた魚人族や人魚族が受け続ける差別問題を見たことで、現実世界でも残り続ける問題を考え直すファンの声も見受けられました。現実世界でも同様の差別問題は現在でも社会問題の1つとして残り続けています。作品を通して社会問題になっている根源を知ることで、現実世界でも意識改善のきっかけに繋げることが可能です。
『ワンピース』に登場する人魚族の設定について、好感を覚えるファンの声も見受けられました。『ワンピース』の人魚族は、30歳を過ぎると陸上生活するために足が生まれる種族ですが、尾ヒレが足になる理由についてまだ明確に描かれていません。尾ヒレが足になる理由については今後明確に描かれる可能性も高いため、今後どのような経緯で明かされるかファンからも期待されています。
【ワンピース】人魚族のキャラはかわいい
『ワンピース』に登場する人魚族は、いずれもかわいい特徴を持ったキャラクターばかりであることが判明しました。その一方で、未だに残り続ける差別意識や、尾ヒレが足になる理由など解明されていない謎も数多く残っています。今後の展開次第ではこの謎についても明かされる可能性が非常に高いため、現在も連載が続いている『ワンピース』を欠かさずチェックした上で、人魚族について詳しく知ってみましょう。
この記事のライター
桜井紅茶
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