【ワンピース】ハンコックは過去に奴隷だった？王下七武海に入れた理由は？

ワンピース「女ヶ島編」にて登場した、九蛇海賊団船長ボアハンコック。元王下七武海で、世界一と呼ばれる傾国の美女であり、その美貌で男女問わず相手を魅了します。女ヶ島「アマゾン・リリー」の皇帝で、その美貌と強さから「蛇姫様」と呼ばれ慕われています。性格は傲慢で我が儘、高飛車で相手を見下す様な言動が多く、見下しすぎて逆に見上げるという「見下しすぎのポーズ」がハンコックの代名詞となっています。

ワンピースは週刊少年ジャンプで連載中の超人気漫画です。国内外問わずファンが多く、幅広い世代から愛され続けています。2022年で連載25周年を迎え、ハリウッドで実写映画の上映が決定する等、人気は留まる所を知りません。物語に散らばる多くの伏線やストーリー、そして悪魔の実と呼ばれる能力者同士のアクションバトルが見所の作品となっています。

大航海時代、海賊王のロジャーは「ワンピース（ひとつなぎの大秘宝）」と呼ばれる巨万の富を世界の最果てに隠し、処刑されました。そのワンピースを巡り、多くの海賊達が偉大なる航路に向けて冒険していた時代が舞台です。主人公のルフィもまた、海賊王になりたいという夢を持ち、冒険に出発するのでした。現在では仲間も増え、四皇カイドウを撃破した事により懸賞金は30億ベリーに達する等、順調に海賊王への道を歩んでいます。

ワンピース「女ヶ島アマゾン・リリー」本編で描かれた、ハンコックが元奴隷であったという事実は驚愕の事実として明かされました。ハンコックはなぜ奴隷となってしまったのでしょうか？ハンコックの過去から考察していきます。

ハンコックは12歳の頃、人攫いに姉妹共々誘拐され、世界貴族である天竜人の奴隷となってしまいます。その際に、三姉妹全員が背中に天竜人の奴隷の証である焼き印を入れられている事から、背中を見られる事を激しく拒絶しています。ハンコックは、入浴中に現れたルフィに背中の奴隷の証を見られた際激しく激昂し、不法侵入罪で処刑しようとしました。

世界貴族・天竜人の奴隷だった過去を持つハンコックは大の男嫌いになります。そもそも女ヶ島は男子禁制の女性だけが住む島です。ハンコックは攫われるまで、男という存在を知らなかったのではないでしょうか？詳細は不明ですが、奴隷の世界では男しか居なかった為か、ハンコックは男が嫌いになったと考察します。よって誘拐された時も人攫いは男であった可能性が高いです。

ハンコックが奴隷だった時の詳細な描写はされていませんが、奴隷としての生活は耐え難く辛いものだった様で、「毎日死ぬことを考えていた」と話しています。天竜人の人格を考えると、奴隷を人であると認識していない為、ハンコックら三姉妹に対し暴力や屈辱的な仕打ちをしたのではないかと考えられます。

ハンコックは悪魔の実「メロメロの実」の能力者で、ハンコックの魅力に掛かったものは石化してしまうという能力を持っています。実はこの悪魔の実の能力も、ハンコックが奴隷として生きていた頃、天竜人に余興で悪魔の実を食べさせられた時に得た物と言われています。嫌がるハンコックに無理やり悪魔の実を食べさせた天竜人の姿が目に浮かびます。

ハンコックは容姿こそ美しいですが、性格は傲慢で高飛車、そして我が儘ぶりが凄まじいものがあります。妹たちにすら「最悪の性格」と言われてしまう程ですが、ハンコックの美貌に周囲は瞬殺され、誰もその性格を咎める事は出来ません。しかし、この尊大で傲慢な性格は、過去に天竜人の奴隷であった事に起因しており、「もう誰にも支配されたくない」との強い思いからこのような性格になってしまったとされます。

ハンコックが奴隷として生きていた頃、天竜人によって背中に焼き印を入れられています。この焼き印は「天竜人の紋章」の意味を持ち、天竜人の奴隷である証として背中に刻まれています。

12歳に人攫いに誘拐され、天竜人の奴隷として生きていたハンコック。現在は女ヶ島「アマゾン・リリー」の皇帝として君臨していますが、ハンコックを奴隷から解放した人物とは誰なのでしょうか？また七武海入りした訳も考察していきます。

ハンコックを奴隷から解放したのはフィッシャー・タイガーと言われています。15年前にマリージョアで奴隷解放を行い、「解放」と「自由」を求めてタイヨウの海賊団を立ち上げました。タイガーは魚人島出身の魚人で、彼らもまた人間に差別を受け天竜人の奴隷にされていた歴史を持つものたちだったのです。フィッシャーは天竜人に逆らい、奴隷解放を行った功績から英雄として語り継がれています。

フィッシャーにより奴隷から解放されたハンコック三姉妹は、路頭に迷っていた所をニョン婆、レイリー、シャッキーによって保護され無事にアマゾン・リリーに帰還します。その後は悪魔の実の能力を生かし、背中の天竜人の紋章を隠しながら18歳の時に皇帝の地位を継承し、アマゾン・リリーの皇帝となりました。

ハンコックは奴隷時代に不承不承手に入れた悪魔の実の能力によってその強さを洗練させていきます。ニョン婆によれば、ハンコックが赴いた一回の遠征で8800万ベリーの賞金首が掛けられ、一回の遠征での最高金額だったそうです。その強さと脅威から世界政府より七武海加入を持ち掛けられたのでしょう。ハンコックは女ヶ島の皇帝でもあり、七武海入りする事は様々なメリットがある為だと考えられます。

シャボンディ諸島でバーソロミュー・くまに飛ばされたルフィは、ハンコックの統治している女ヶ島「アマゾン・リリー」に降り立ちます。男子禁制の女ヶ島でハンコックの怒りを買うルフィでしたが、その後友好的な関係を築いていきます。ここではハンコックとルフィの関係を紹介していきます。

バーソロミュー・くまにより男子禁制のアマゾン・リリーに迷い込んだルフィ。「男である」という理由で不法侵入者として国を追われ、王下七武海の一人であるボア・ハンコックの湯あみ中の背中を見てしまい、ハンコックの怒りに触れます。その後、ハンコックに捕まり処刑の危機に晒されてしまいますが、ルフィの圧倒的な強さとサンダーソニアの背中の烙印を庇うルフィ優しさに処刑は中断されます。

作中でハンコックはルフィに惚れてしまい、結婚を申し込む程です。ハンコックがルフィを好きになった理由としては、背中の天竜人の紋章を見て奴隷だった過去を知っても軽蔑しなかった事や、ハンコックの能力が全く効かない事、覇王色の覇気を持ちながら恩人へ頭を下げる度量の大きさ、そして姉妹と戦った際、サンダーソニアの背中の紋章を庇う様な優しさを見て感服したのだと考えられます。高飛車だったハンコックが、ルフィに対し如何なる助力も惜しまずに健気に尽くしている姿は正に恋する乙女そのものです。

作中で度々ルフィに結婚してほしいと語るハンコックですが、ルフィはその度に「俺は結婚はしねえ」と拒否しています。ルフィは海賊王を目指して航海の途中ですから、今は結婚よりも冒険の方が優先であると考えられます。今は結婚する可能性は限りなく低いですが、海賊王になった後ならもしかして…そういった展開が起きるかもしれません。

元天竜人の奴隷であったという悲しい過去を持つ王下七武海、女ヶ島皇帝のボア・ハンコック。彼女の美しい容姿と抜群のスタイルは見る物を魅了してなりません。ハンコックに対する世間での評判や人気を紹介していきます。

ハンコックの美しい容姿を絶賛する声がやはり多く見られました。世界一の美女として世界中の海に知れ渡っているハンコックの名は、世の男性の興味の的でしょう。ルフィに全くハンコックの美貌が効かなかったのはある意味伝説になるかも知れません。

容姿は美しいハンコックですが、自分より格下の相手にはそれが子猫であろう蹴りつける等容赦はしません。しかし、この性格の悪さも天竜人の奴隷だった過去から来ているものと考えたら切ないものがあります。

ハンコックとルフィを応援する声も多く見られました。ハンコックはルフィに献身的で、愛しています。ルフィには結婚しないと素気無く断られていますが、果たして恋が実る日は来るのでしょうか？

強く美しく女ヶ島「アマゾン・リリー」の皇帝に君臨するボア・ハンコック。その裏では天竜人の奴隷だったという暗い過去がありました。そんな悲しい過去を持ちながらも強く逞しく九蛇海賊団を率いるハンコックは憧れる女性そのものです。またルフィ達と共闘するシーンは描かれるのでしょうか？再登場に期待です。