【ワンピース】ギア5とニカの関係性とは?覚醒でできることまとめ!
カイドウ戦にてギア5を発動したルフィはニカの姿になり、今までにない戦いを見せました。ゴムゴムの実が本当はヒトヒトの実であることも明らかになり、SNSではファンや考察勢が大いに沸いています。それでは、現在話題のギア5とニカの関係について考察を深めていきましょう。
目次
ギア5を使うルフィとは?
ワンピースの主人公であるルフィは、冒険や戦いを通して成長し、パワーアップを遂げているキャラクターです。そんなルフィの持ち技の中でも、体の特性を活かした『ギア』状態で繰り出す必殺技は超強力だと言われています。『ギア2』から始まったギアシリーズも、ついに『ギア5』まで達しました。ここではまずルフィのプロフィールとこれまでのギア、そしてワンピースの概要を紹介します。
ルフィのプロフィール
- 本名:モンキー・D・ルフィ
- 通り名:麦わらのルフィ
- 年齢:17→19歳
- 誕生日:5月5日
- 身長:174cm
- 血液型:F型
- 出身:東の海(イーストブルー)・ゴア王国・フーシャ村
- 懸賞金:30億ベリー
ルフィはワンピース作中で”最弱の海”と呼ばれる『東の海』の出身です。幼い頃から海賊になることを夢見て、義兄弟のエースとともに日々山の中でサバイバル生活を送っていました。『悪魔の実』の能力者であり、ある日『ゴムゴムの実』を食べたことで、泳げないゴム人間となりました。後述しますが、長年ゴムゴムの実だとされていたこの実の正体が最近明らかになったばかりです。
ルフィのこれまでのギア
ルフィが初めてギアを披露したのは、エニエスロビー編での対ブルーノ戦です。ルフィは『ギア2』で、自身のゴムの性質を利用して血流を上げ、技のスピードをアップさせました。続く『ギア3』では、親指を噛んで体に空気を送りこみ、体を巨人族のように大きく膨らませて攻撃しています。そして『ギア4』では、『バウンドマン』『スネイクマン』『タンクマン』の3つの形態に変形し、いずれも武装色の覇気を纏わせ、それぞれの特性を活かした一撃必殺を繰り出しました。
ワンピースの概要
ワンピースは1997年から、原作者尾田栄一郎氏によって週刊少年ジャンプにて現在も連載されている超人気漫画です。日本のみならず世界中で愛されており、単一作者による最も売れた漫画作品として、ギネス記録にも認定されています。テレビアニメは1999年から放送中で、最近では劇場版ワンピース『FILIM RED』が大ヒットしたことが記憶に新しい人も多いのではないでしょうか。
ワンピースのあらすじ
ゴムゴムの実を食べた少年・麦わらのルフィは、偉大な海賊・シャンクスに強い憧れを抱き、17歳になると海へ出ます。ルフィと仲間達は『麦わらの一味』として名を挙げ、次第に世界中に知れ渡るようになりました。ルフィの夢は「ひとつなぎの大秘宝・ワンピースを手に入れ、海賊王になること」です。ルフィ達は表向きには”正義”を掲げる海軍や世界政府と対立し、世間的には”悪”とされていますが、実際には冒険の中で多くの弱者を救い、世界が抱える闇と対峙していくことになるのです。
ギア5とニカの関係性
ルフィが『ギア5』を発動させると同時に、その姿・戦い方は『太陽の神・ニカ』そのものとなりました。そしてルフィの食べた実は『ゴムゴムの実』ではなく、『ヒトヒトの実幻獣種モデル”ニカ”』であることが明らかになります。つまり”ギア5の発動=ニカの覚醒”を意味するのです。ここではギア5とニカの関係性について解説します。
ギア5とは?
『ギア5』では、これまでのギア2〜4と違った特徴が見られます。ギア2〜4では、ルフィ自身がゴムの性質を応用した攻撃を見せてきました。しかしギア5では、ルフィの触れた物がゴムの特徴を付与されています。このように周囲に同じ特性を与えるのは、”悪魔の実が覚醒した”ことを意味するのです。ワンピース作中ではこれまでにドフラミンゴやカタクリ、ロー、キッドなどが悪魔の実を覚醒させています。つまり『ギア5』とは、悪魔の実が覚醒した状態であると言えるでしょう。
ヒトヒトの実 幻獣種モデルニカとは?
そもそも『ニカ』とは一体何でしょうか。それは作中でフーズ・フーの口から語られました。ニカは、”人々を笑わせ、苦悩から解放した戦士”であり、太古の昔に奴隷達はニカを救いの神だと信じていたとのことです。そのニカがモデルになっている悪魔の実が『ヒトヒトの実幻獣種モデル”ニカ”』ということになります。しかしこの存在は政府によって揉み消され、『ゴムゴムの実』という偽名を与えられた上にその名前を口にすることすら禁じられてきました。
ギア5とニカは関係がある?
ルフィ自らが”最高地点”と称するギア5は、太陽の神ニカの姿そのものです。前述したフーズ・フーの言葉に付け加えると、ニカはゴムの性質にさらなる腕力と自由が付与され、最もふざけた能力であるとも言われています。”さらなる腕力”、”自由”、”ふざけた能力”どれをとってもギア5の特徴に当てはまります。つまり、ギア5発動=悪魔の実の能力の覚醒=ニカの姿と説明ができるのです。
ギア5の必殺技を紹介!ニカの覚醒できることは?
ルフィの必殺技は元々ユニークなものが多いですが、ニカルフィの必殺技は更に面白みのあるものとなりました。ここではギア5のニカルフィが披露した、コミカルな必殺技の数々を紹介します。
必殺技①ゴムゴムの猿神銃(バジュラングガン)
『ゴムゴムの猿神銃』は、ギア4のルフィが見せた『ゴムゴムの猿王銃(コングガン)』の上位互換にあたると考えられる必殺技です。ギア4では武装色を纏って攻撃していますが、ギア5では武装色に加え覇王色をも纏わせているため、技の威力は大幅に上がっています。技名に”神”が付いており、太陽の神ニカとの関係性を彷彿とさせるネーミングも特徴の1つです。
必殺技②ゴムゴムの縄跳び
『ゴムゴムの縄跳び』は、龍の形態になったカイドウの首と尻尾を掴み、その名の通り縄跳びをするという必殺技です。これまでの勝負とは打って変わって、カイドウはされるがままの状態で悲鳴をあげていました。ニカルフィの必殺技の中でも特にコミカルなものとなっています。
必殺技③ゴムゴムの風船
『ゴムゴムの風船』は、初期から見られる必殺技です。これまでは主に砲弾を打ち返す時などに使われてきましたが、ニカルフィは違います。カイドウがルフィを飲み込んだ際、ルフィはカイドウの体内で膨らみ、カイドウの体も膨張させ宙に浮かせていました。これは悪魔の実の覚醒により、カイドウの体にもゴムの性質を与えたからであると考えられています。
必殺技④ゴムゴムの巨人(ギガント)
『ゴムゴムの巨人』では、龍に変身したカイドウとほぼ同程度の大きさになっています。ギア3の頃からルフィはゴムの性質を利用し、体の一部に空気を送り込んで巨人化していました。しかし今回は空気を送りこむ描写がありません。したがって、ギア5の巨人化は威力が桁違いに大きいだけでなく、そのメカニズムも違うと考えられています。
必殺技⑤ゴムゴムの脱出ロケット
『ゴムゴムの脱出ロケット』は、カイドウに飲み込まれたルフィが脱出する際に披露した新しい必殺技です。これにはカイドウも思わずえづいています。この時ルフィは、カイドウの目から手を伸ばして鼻を掴んでいるのですが、『ゴムゴムの風船』と同様にカイドウの体がゴム状に伸びています。この描写からも、悪魔の実が覚醒していると推測できます。
必殺技⑥ゴムゴムの雷
『ゴムゴムの雷』では、ルフィはなんと落雷を素手で掴み取り、その稲妻をカイドウに投げつけて攻撃していました。エネル戦でルフィは、絶縁体であるゴムの性質を持つことから優位に立ったことがあります。今回もその性質を利用した必殺技であると言えますが、エネル戦の際には雷が体を貫通しています。物質ではない高速の雷を掴む行為は、今まで為し得なかったことです。ニカの能力と何らかの関係があるのでしょうか。
必殺技⑦ゴムゴムの白い鞭(ドーンウィップ)
『ゴムゴムの白い鞭』は、カイドウ戦ではなくエッグヘッドにてロブ・ルッチと戦った際に披露した必殺技です。かつての『ゴムゴムの鞭』のニカヴァージョンで、やはりこれまでと比較すると威力が桁違いに強いようです。ちなみに”ドーン”はワンピース作中で”夜明け”という意味を持つ重要な単語です。”夜明け”とともに出てくるものは”太陽”、つまり”ドーン”はニカとの関係を表す意味があるとも考えられています。
必殺技⑧ゴムゴムのモグラ銃(ピストル)
『ゴムゴムのモグラ銃』もまた、エッグヘッドでのロブ・ルッチ戦で見せた必殺技で、『ゴムゴムの銃(ピストル)』の上位互換にあたります。ニカルフィが地面を打撃すると、ゴム状になった地面が隆起し地上の敵を攻撃するという必殺技です。隆起が不規則なため、避けるのが非常に困難な技でした。この技では地面にゴムの性質を与えていることから、能力の覚醒を読み取ることができます。
ギア5の能力やリスクを考察
ギア5は一見すると最強の状態です。しかし、これにはかなりのリスクが伴うこととなるため、無限にニカ状態でいられる訳ではありません。ここからはギア5の能力とその強さ、その反面背負わなければならないリスクについて解説していきます。
ギア5の能力を解説
ギア5では、これまでのルフィのギアシリーズには無かった特徴や必殺技が多く見られるようになります。その姿はまさに”自由”そのものです。フリーダムになったルフィの能力の数々を追っていきましょう。
能力①周りにゴムの性質を与えられる
これは前述した”悪魔の実の能力の覚醒”にあたります。悪魔の実が覚醒すると、自分の持つ特性を周囲のものにも与えることが可能です。つまりルフィの場合、ゴムのように伸びるという特性を周りのものにも付与できることになります。実際ルフィに触れられたカイドウは、体が膨らんだり伸びたりと、通常なら考えられないような変形を見せていました。
能力②巨大になれる
ギア5での巨大化では今までのように体に空気を送りこむ必要がありません。「体の特性を利用する」というより、「ルフィの意思のみで大きさを自在に操っている」様子です。そしてその大きさも今までとは比較にならないほど巨大で、カイドウ戦では鬼ヶ島を凌駕するほどの大きさにまで巨大に膨らんでいました。
能力③雷を武器にできる
ギア5では高速の雷を素手で掴み、それを槍投げのようにしてカイドウに放つという離れ技を見せました。実は太陽の神ニカのモデルは、インド神話の登場するハヌマーンであり、ハヌマーンは雷を武器にすることができるのです。また、ルフィの姿が風神・雷神を彷彿とさせることから、「風を操るのではないか」と言われているルフィの父・ドラゴンと対になるとも予想されています。
能力④空中で両足を回転させ走ることができる
鬼ヶ島からはるか遠くへ吹き飛ばされてしまったルフィですが、ギア5を発動すると足を回転させ、空中を走り出して鬼ヶ島へあっという間に戻ってきました。エンジン音のような音を立てていることからも、相当なスピードであることが推測できます。空中を移動するといえば六色の『月歩』がありますが、そのメカニズムとは全く違った描かれ方をしていました。
ギア5の強さはどれくらい?
カイドウを倒した後のルフィの懸賞金は、30億ベリーでした。ちなみに、カイドウの懸賞金は46億1110万ベリーです。ギア5ではカイドウを圧倒し、政府が危惧していたニカの姿を現したことも加味すると、ルフィの懸賞金は「もっと高くついてもいいのでは?」と考える人も少なくありません。いずれにせよカイドウ戦後、ついにルフィは四皇に君臨しました。強さ・危険度ともにトップクラスになったと認められたことになります。
ギア5はリスクを負っている?
これまでのギアシリーズも、使用後には大きな副作用がありました。そしてギアが上がれば上がるほど、副作用は大きくなります。対ドフラミンゴ戦で初披露したギア4は覇気の消耗が著しく、使用後10分間は覇気が使えなくなり、ルフィは逃げ回る羽目になりました。今回のギア5は、当然それ以上の負荷が体にかかっています。実際に別人と見紛うほと変わり果てた姿になっており、相応のリスクがあると考えられているのです。
ギア5の今後を考察
最強生物と称されるカイドウを倒し、また新たな冒険を始めたルフィですが、次なる的・最後の敵は一体誰になるかが注目されています。ギア5のルフィでも苦戦を強いられる強敵が登場するのでしょうか。今後の展開を予想してみましょう。
今後①ギア5を使うルフィの敵になるのは黒ひげ?
今後、麦わらの一味が必ず対峙するだろうと考えられているのは黒ひげの海賊団です。そしてルフィがマッチアップするのは、当然そのトップである黒ひげになります。作中には太陽と闇が戦うことを暗示する黒ひげのセリフがあります。また光である太陽と闇は対照的な存在であるため、ニカルフィとヤミヤミの実の能力者・黒ひげは必ず戦うことになると考えられているのです。
今後②ギア5のゾオン系としての可能性
ゴムゴムの実は『超人系(パラミシア)』だとされてきました。ところがこれがヒトヒトの実(ゾオン)だとすると、前提条件から覆ることになります。ゾオン系には3つの形態があり、『人型』『人獣型』『獣型』に変形が可能です。ネット上では、ニカルフィは『人獣型』の姿にあたるという意見が出ており、今後『獣型』に変形する可能性も考察されていました。
今後③ランブルボールと関係してくる?
ゾオン系悪魔の実の能力者といえば、麦わらの一味にはルフィの他にチョッパーがいます。チョッパーは自身の薬学の知識を活かし、『ランブルボール』を開発しました。チョッパーは飴玉状のランブルボールを口にすると、様々な形態に変化し、変形で得た特性を戦いに活かすことができます。ルフィがゾオン系悪魔の実の能力者であることが明らかになった今、ランブルボールを口にすることでニカそのものの姿に変形するのではないかという考察もあります。
ギア5はふざけた能力?元ネタは?
ギア5によるニカ覚醒は、多くの読者に衝撃を与えています。中でも多いのが「ギャグ要素が強い」という意見です。それまでシリアスで緊張感のあった戦いに、一気にギャグテイストが盛り込まれたことに対し戸惑う声も少なくありませんでした。また、「ある他作品に似ている」と感じた人も多いようです。ここでは”ふざけた能力”の意味と、ニカの元ネタについて掘り下げていきます。
ギア5はギャグ感の強いふざけた能力?
ワンピース界の世界最高権力・五老星は、ニカについて”最もふざけた能力”と語っていました。しかし政府は、ニカの実に『ゴムゴムの実』という偽名をつけてまでその存在を消そうとしています。つまりこの能力は”おふざけ要素”満載でありながら、脅威であるとされているのです。また原作者の尾田氏は、ルフィの能力はあえて”ふざけたもの”として描いていると話しています。このことからも、”ふざけたもの”であることが重要な意味を持つと考えられているのです。
ギア5の元ネタはトムとジェリー?
ワンピースはディズニー作品からのオマージュが多いことをご存知でしょうか。例えばホールケーキアイランド編には、『不思議の国のアリス』や『アラジン』の世界観がふんだんに盛り込まれています。そこで今回、ニカに似ていると言われているのが『トムとジェリー』です。目玉が飛び出したり、足をぐるぐる回転させながら走るコミカルな描写が、トムとジェリーそのものだと言われています。
ギア5の元ネタは超サイヤ人?
ニカに覚醒したルフィの姿は、『ドラゴンボール』の『スーパーサイヤ人』に似ているとも言われています。ドラゴンボールでは、ルフィやベジータ達サイヤ人はスーパーサイヤ人になると、普段の黒髪が金色に輝きながら逆立ちます。さて、ニカに覚醒したルフィはというと、やはり黒髪が明るく輝き逆立っています。このルフィの姿には「スーパーサイヤ人を彷彿とさせる」という声が集まっているようです。
ギア5とニカに対する世間での評判や人気
読者の間では、ギア5の使用に伴う副作用を懸念する声が多く上がっています。「ルフィの体にはダメージが蓄積されているのでは?」「ギア5によるニカの覚醒は、ルフィのパワーアップと同時に寿命を縮める行為かも」と、ギア5の多用には不安を覚える人も少なくありません。
ワンピースには多くの伏線が散りばめられており、多くの考察勢を唸らせています。扉絵にも何らかの意味を持たせていることが多く、その中で「ルフィがニカに覚醒する伏線だったのでは」と考えられているのがこれです。麦わらの一味がゲームのキャラクターに扮したポップな絵柄なのですが、確かにルフィの髪型がギア5のニカ覚醒時に似ています。
全てのことに意味があるのがワンピースですが、「ニカ覚醒後にボニーが登場したこと」に何か大きな意味があるという意見があります。ギア5後の老化とボニーの年齢を操る能力が、何らかの関係を持つという考察です。本編は最終章に突入し、ニカの能力が覚醒したことでさまざまな考察が膨らんでいます。
ギア5とニカには関係があった
いかがでしょうか。ゴムゴムの実の本当の名は『ヒトヒトの実幻獣種モデル”ニカ”』です。そしてカイドウ戦にてギア5を発動させたことにより、悪魔の実の能力が覚醒し、ルフィはニカの姿になりました。人々を笑顔にするニカらしく、ギア5の必殺技はどれも笑えるものばかりです。戦いは一気にコミカルになりましたが、物語は世界政府が危惧する展開となり緊張感を帯びています。今後のニカルフィは、どのように活躍するのでしょうか。物語も佳境に入り、ファンの期待はさらに膨らんでいます。
この記事のライター
HAYASHI*M
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