【ナルト】六尾の人柱力・ウタカタの人物像まとめ!強さや術を紹介
『ナルト』の登場人物ウタカタは、原作にはほとんど登場しません。アニメ『ナルト 疾風伝』の「六尾発動の章」で登場し、やっと人物像が明らかになりました。また、ウタカタは体内に六尾を宿す人柱力でもあります。今回は、そんなウタカタを紹介します。
目次
【ナルト】ウタカタとは?
『ナルト』に登場するウタカタは、原作ではほとんど登場せず、暁に倒されたという事実が語られるのみです。その姿は、原作45巻の扉絵で人柱力が揃った時に初めて明らかになりました。その後、アニメ『ナルト 疾風伝』の「六尾発動の章」で登場しました。そこで明らかになったウタカタとはどのような特徴を持った忍なのでしょうか。
ウタカタのプロフィール
- 出身:霧隠れの里
- 身分:抜け忍
- 忍術:水遁
- 性別:男
- 誕生日:6月16日
ウタカタは黒い長髪の青年で、橙色の瞳をしています。また、水色の着物を着崩して着用しており、腰にはシャボン玉を作る道具を携えています。そんなウタカタの性格を見ていく前に、ウタカタの登場する『ナルト』について、概要やあらすじを紹介します。
ナルト(NARUTO)の概要
『ナルト』は、漫画家岸本斉史が「週刊少年ジャンプ」誌上に、1999年から2014年まで連載した漫画作品です。主人公のうずまきナルトを中心に忍者の戦いを描いた長編作品ですが、バトルだけでなく、人としての成長、友情や家族の絆、そして戦争と平和といった今日的な課題も盛り込まれています。日本だけでなく世界中のあらゆる年代層に受け入れられています。
連載は全700話まで続き、単行本も全72巻発売されています。また、アニメやゲームなども展開し、アニメは『ナルト』が2002年から2007年まで全220話、その続編『疾風伝』が2007年から20017年まで全500話と、これも大長編となっています。さらに、その後を描いた『ボルト』はまだ現在進行形で、まだまだ熱い展開が続いています。
ナルト(NARUTO)のあらすじ
主人公のうずまきナルトは、体内に九尾を宿した人柱力でした。そのため、里の人からは嫌われていましたが、自分の存在を認めてもらいたいためにいたずらを繰り返す問題児でもありました。忍者学校は卒業も危ぶまれていましたが、サスケやサクラなど仲間の助けもあって無事に卒業。次第に頭角を現してきます。カカシやヤマトなどのよき上忍との出会いもあって、さまざまな任務をこなす中、世界は第四次忍界大戦へと向かっていきます。
【ナルト】ウタカタの人物像や特徴・最後
ウタカタは、原作にはほとんど描かれていないため、謎の多い人物です。その人となりは、アニメ『疾風伝』で初めて明らかになってきました。ウタカタは抜け忍と言われていましたが、なぜ抜け忍となったのでしょうか。ここでは、ウタカタが抜け忍となった理由や特徴、それに最後はどうなったのか見ていきます。
ウタカタの性格
ウタカタは、いつも冷静に判断しようとする落ち着いた性格です。しかし、ホタルを助けた時も、あくまでも自分のためだったとかたまたま出会わせたなどと主張する頑固な一面もあります。気難しい人ですが、内面は優しい心根を持っています。怪我の手当てをしてくれ一宿一飯の恩義のあるホタルから、弟子にしてくれるように詰め寄られますが、全力で阻止しようとします。しかし、無視することはできず、最後にはホタルを受け入れました。
ウタカタは霧隠れの抜け忍だった
ウタカタは、もともと霧隠れの里の忍でした。師匠のハルサメに常に付き従い、教えを請うていました。その頃のウタカタは未熟者だったので、叱られることもありました。しかし、師匠のハルサメから尾獣もろとも殺されかけるということが起こります。そのため、師匠をおそれ忌み嫌うようになり、尾獣がハルサメを殺してしまいました。ウタカタは霧隠れの里からは師匠殺しと呼ばれるようになって里抜けをしました。霧隠れのビンゴブックにも記載され、追い忍に追われるようになりました。
ウタカタの最後は死亡した?
ホタルやナルトとの出会いを通して、自らの師匠の真意に気付いたウタカタは正式にホタルと師弟関係を結びます。そしてホタルとともに修行の旅に出ることになったウタカタは、霧隠れの追い忍部隊と和解をするために、ホタルを待たせて部隊と接触を図ろうとします。しかし、そこで発見したのは壊滅していた部隊の仮面でした。ウタカタは待ち伏せをしていたペイン六道に襲撃され、重傷を負います。そして、最後に尾獣を引き抜かれて命を落としました。そのことを知らないホタルは、ウタカタを待ち続けるのでした。
ウタカタは第4次忍界大戦で復活?
第四次忍界大戦では、カブトが穢土転生という死者を復活させる禁術を使用しました。ウタカタは他の元人柱力と一緒に蘇生します。そしてトビにより新しいペイン六道の一員となりました。しかし、穢土転生はイタチが術を解除します。蘇生されられたものが次々に天へと昇る中、ウタカタも昇天しました。
【ナルト】ウタカタの強さや術
ウタカタは六尾の人柱力です。しかし、彼自身がホタルに「禁術に頼らなくとも一族の再興はできる」と言うように、ウタカタも六尾の力に頼ることはありませんでした。尾獣の力に頼らなくても強いウタカタの実力や戦い方の特徴はどこにあるのでしょうか。
ウタカタは六尾の人柱力
ウタカタは六尾の人柱力です。六尾は名を犀犬(サイケン)といいます。六尾は、その名の通り6つの尾を持ち、ドロドロとした粘液で覆われた巨大なナメクジ型をしています。特徴としては、腐食性の毒ガスを出したり、相手の皮膚を溶かす液体を分泌したりします。しかし、強力な武器にもかかわらず、六尾の性格は穏やかです。六尾の姿を見かけることはあまりありませんが、ホタルが禁術を発動しかけた際に、発動を止めるためにウタカタが六尾にお願いをした時に姿を見せました。
ウタカタの戦闘方法
ウタカタは水遁系の忍術を使います。その特徴は、なんと言ってもシャボン玉を自由自在に操ることができることです。シャボン玉で相手を攻撃するだけでなく、シャボン玉を酸にしたり、相手の顔を覆って息をできなくさせたりすることができます。攻撃だけでなく、大きなシャボン玉をつくり、その中に入って空中を浮遊しながら移動することもできます。反面、雨が降るとシャボン玉を作れないので、追い忍の霧雨の術には苦しめられました。とはいえ、実力は相当のものがあると言えます。
ウタカタの移動速度
ウタカタに宿る六尾は見るからに移動に時間がかかりそうです。しかし、実際には二足歩行が可能で、素早い移動も可能です。また、ウタカタ自身の水遁術であるシャボン玉での移動も空中を浮遊するので、かなりの速度が出ます。以上の点から、ウタカタの移動速度は速いと考えてよいでしょう。
【ナルト】ウタカタの声優
人柱力の中でも謎の多い人物だったウタカタ。六尾を宿す人柱力であり、忍としての実力は高いものでしたが、最後の場面はとても悲しいものでした。ここではウタカタを演じている声優を紹介します。
ウタカタの声優は「鈴村健一」
ウタカタを演じているのは、人気声優の鈴村健一さんです。鈴村健一さんは、『ナルト』ではウタカタの他にも写真家兼フリージャーナリストのスケアや七尾の重明も担当しています。ここでは、声優鈴村健一さんについて紹介します。
鈴村健一のプロフィール
- 生年月日:1974年9月12日
- 出身地:大阪府豊中市
- 血液型:A型
- 身長:173cm
- 趣味:特撮、ゲーム
- 特技:食リポ
- 所属事務所:インテンション(代表取締役)
- 配偶者:坂本真綾
鈴村健一さんは、もともとアーツビジョンに所属していましたが、2012年に自身の所属事務所であるインテンションを立ち上げ、代表取締役を務めています。インテンションには人気声優の東山奈央さんも所属するなど、事務所の活動も順調に行っているようです。また、鈴村・坂本夫妻には2022年4月には第一子が誕生しました。
鈴村健一の主な出演作品
長年にわたって第一線で活躍している人気声優だけあって、数多くの作品に出演しています。その中でも、デビュー作の『マクロス7』(モーリー役)や、『ガンダムSEED DESTINY』(シン・アスカ役)、『銀魂』(沖田総悟役)などが特に重要な代表作になります。最近の作品では、国民的ヒット作である『鬼滅の刃』で伊黒小芭内(いぐろおばない)を演じています。
【ナルト】ウタカタに対する世間での評判や人気
ウタカタは原作にほとんど登場しませんでしたが、アニメで語られた悲劇的なストーリー展開にファンも多く、人気キャラクターの一人となっています。一体どのような声があるのでしょうか。いくつか拾い上げてみましょう。
SNSを見ていくと、ウタカタが好きというツイートはかなり見つかりました。しかも、多くがほんの1~2行の短いツイートです。文句なしに好きという気持ちがストレートに表れています。
ウタカタが登場する『ナルト 疾風伝』の「六尾発動の章」の人気は高いです。アニメのアニオリ回はどのアニメでも賛否両論がでやすいですが、『疾風伝』の「六尾発動の章」は好きという声はいろいろなところから聞かれます。
ウタカタは心の中の師匠とも和解ができ、さあこれからという時に悲劇的な死を迎えます。ホタルがウタカタの帰りを待つ最後の場面は、何回見ても涙を誘います。ホタルといつまでも一緒にいてほしかったと思うファンも多いのではないでしょうか。
【ナルト】ウタカタがもしも〇〇だったら
『ナルト』の登場人物ウタカタは、過去の清算がすみ、これから新たな人生に踏み出そうとした時に、悲劇的な死を迎えます。最後でウタカタが殺されず、その先の人生を歩んだとしたらどうだったでしょうか。
ウタカタ「彼氏」篇
ウタカタが「彼氏」だったらどうでしょうか。といっても、彼女はホタルしか想像できません。おそらく、ストイックで不器用な彼氏なのではないでしょうか。デートでも手をつないで一緒に横を歩くというより、一人で前を歩いて「俺についてこい」といったタイプなのでしょう。しかし、我が道を行くのではなく、ちゃんと彼女のことを気遣っていて、きちんとリードし、彼女もウタカタを慕っている、そんなカップルが想像できます。
ウタカタ「父」篇
『ナルト』には、多くのカップルが登場し、結婚して子供をもうけています。もしウタカタもその中に加わることができたら、子供には優しく子煩悩なのではないでしょうか。一緒にシャボン玉を吹かしているところを想像すると微笑ましくなります。
ウタカタ「学校の教師」篇
ウタカタが学校の教師だったらどうでしょうか。おそらく、厳しさと愛情を両方兼ね備えた優れた教師になったことでしょう。ウタカタ自身が師匠から受け継いだもの、ホタルを弟子に迎えたことから得たもの、その両者がウタカタをよき教師にすることでしょう。
【ナルト】ウタカタは六尾の人柱力で霧隠れの抜け忍だった
ウタカタは、原作ではほとんど語られることはありませんでしたが、アニメ『ナルト 疾風伝』の「六尾発動の章」で大きな印象を与えました。霧隠れの里の抜け忍という過去を持ち、六尾の人柱力だったウタカタは、悲劇的な最期を遂げました。しかし、ファンの心の中ではいつまでもホタルとともにいます。今回は、ウタカタの過去や特徴、声優などについて紹介しました。いかがでしたか。この機会に「六尾発動の章」を見直してみることをお薦めします。
この記事のライター
makkun402
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