【ナルト】ハクの能力や強さを紹介!悲惨とされる壮絶な過去も
『ナルト』のハクは作中序盤のエピソードである波の国編で登場したキャラであり、過去やキャラの関係性から人気のあるキャラです。そんな『ナルト』のハクについて、キャラの性格や独自の能力である氷遁、作中で描かれた過去や名言などをまとめました。
目次
【ナルト】ハクとは?
『ナルト』のハクについて、まずはプロフィールや性格、初登場した波の国編について見ていきましょう。
ハク(白)のプロフィール
『ナルト』の白(ハク)は1月9日生まれの15歳、身長155.9㎝、体重43.2㎏、水の国・霧隠れの里の抜け忍です。黒髪や白い肌は中性的な見た目ですが、性別は男であり、作中でもうずまきナルトから男であることに驚いていました。
ハクの性格
『ナルト』のハクの性格は普段なら温厚で物静かな雰囲気がある少年です。しかし、自らが慕う桃地再不斬(ももちざぶざ)に対しては恩義を感じていることから絶対的な忠誠心を見せ、再不斬の役に立とうとする一途な性格を見せます。また、再不斬を馬鹿にしたり、危害を与えてようとしたりすると、普段の性格では見られないような怒りを露わにします。
ハクの仮面の意味
『ナルト』のハクは戦闘時に仮面を付けていますが、これは抜け忍を追跡して始末する暗部の特殊部隊「追い忍」の衣装になります。ハクは自身が抜け忍になる前は追い忍だった過去があります。明確な所属時期は不明ですが、再不斬に拾われた後の話であるため、裏では再不斬とつながりながら追い忍として活動していたと考えられます。
ハクが登場する「波の国編」とは?
『ナルト』のハクが登場する波の国編は単行本の2巻から4巻にかけて収録されたエピソードであり、主人公のうずまきナルトが属する第7班が初めての任務に挑むことになります。波の国の橋職人であるタズナは護衛して欲しいと火の国に依頼し、第七班が担当することになりますが、それは国を支配するマフィア・ガトーや抜け忍2人が立ちはだかる難易度の高い任務であり、本来はナルト達の適正任務ではありませんでした。
ナルト(NARUTO)の概要
『NARUTO -ナルト-』は1999年から2014年にかけて『週刊少年ジャンプ』に連載された少年漫画です。単行本は全72巻が刊行されています。それぞれの国が戦力として忍を置く世界で、火の国を治める「火影」を目指す主人公の戦いや成長の日々を描いています。連載終了後のスピンオフ作品が継続するなど、多くの世代から人気を集める作品です。
ナルト(NARUTO)のあらすじ
うずまきナルトは火の国の木の葉隠れの里に住んでいますが、九尾を体内に封印していることから里ではじかれ者になっていました。それを見返すために、ナルトは火影を目指し始めますが、下忍として過ごす中で自分を理解してくれる仲間やライバル、教師と出会い、人としても忍者としても徐々に成長していきます。そんなナルトは、はたけカカシが率いる第七班として初めての護衛任務をやることになり……?
【ナルト】ハクの能力や強さ
『ナルト』のハクは物語の序盤から登場しながらも固有の能力を持つ強敵として登場しています。そんなハクの能力や強さについて見ていきましょう。
血継限界・氷遁とは?
『ナルト』のハクは母親から雪一族の血を引いており、一族固有の血継限界である氷遁が使えます。氷遁は風と水の性質を合わせて氷とする能力です。過去の忍界大戦でも活躍した経歴がある術ですが、使用できる雪一族の生き残りが限られているため、稀少な能力になっています。
ハクの技「魔境氷晶」
ハクが使った氷遁秘術・魔鏡氷晶は相手の周りに自分だけが写る無数の氷の鏡を出現させ、その氷の鏡を光速で移動しながら攻撃する技です。氷の鏡で囲まれていることから脱出が難しく、移動中の攻撃に対応するのは至難の業です。
ハクの技「千殺水翔」
ハクが使用した水遁秘術・千殺水翔は飛び散った水を小型の剣のような形に変えて、相手へ攻撃する技です。氷遁は水と風の性質を合わせることから、ハクはその元になる水遁が使用できます。一方、作中で風遁は使用しませんでした。
ハクの強さは当時のナルトたちより上?
『ナルト』のハクが波の国編で登場した時点では、当時のナルト達よりも実力はかなり上であったと言えます。実際に戦闘したナルトとサスケはこの任務が初めての実戦であり、対するハクは再不斬と共に様々な修羅場を潜り抜けています。結果的にナルトは九尾の力の片鱗を見せ、サスケは写輪眼に開眼したことで、ようやく対応できましたが、それが無ければ死んでいた可能性もあります。
【ナルト】ハクの壮絶な過去や死
『ナルト』のハクについては登場した波の国編において過去についても語られており、ファンに様々な感情を抱かせています。そんなハクの過去や死について見ていきましょう。
ハクの壮絶な過去
『ナルト』のハクは母親と同じ雪一族でしたが、この一族は他の者から忌み嫌われる存在であり、それを理由にハクの父親が母親を手にかけ、ハクも殺されそうになります。しかし、ハクは反撃して逆に父親を殺していまい、誰からも必要とされないと思いながら放浪していました。そんな中、以前にハクと会っていた再不斬がハクの血継限界を目的に拾い、自身の部下として育て上げます。
ハクの死亡シーン
『ナルト』のハクは再不斬と共に第七班と戦闘を行っていましたが、再不斬がカカシの雷切によって攻撃される際、再不斬を庇う形で間に入り、そのまま死亡してしまいます。その後、再不斬はハクを愚弄した雇い主であるガトーを仕留めて死亡し、2人の遺体は波の国へ埋葬されました。
ハクがナルトに与えた影響
『ナルト』のハクは第七班と戦闘になる前にナルトと遭遇しており、その時にある言葉をナルトに投げかけます。その言葉はナルトの心に深く刻まれる言葉になっており、作中ではハクとの戦いや死に際と共に回想されることになります。
ハクの第4次忍界大戦で復活
『ナルト』のハクは第4次忍界大戦編で死者を蘇らせる術の穢土転生によって再登場しており、生前と同じく再不斬と共にカカシやサクラの前に現れます。そこでハクは自分が庇った後に再不斬が死んでしまったことを知り後悔しますが、カカシが波の国で再不斬が語ったハクに対する気持ちを聞いたことで安堵しました。
その後は操られる形でカカシと戦い、再不斬への雷切を防ぐ盾とされ、再不斬の攻撃に巻き込まれる形で戦闘不能になります。そして、再不斬もカカシによって動きを止められた後、2人は封印されました。
【ナルト】ハクの名言
『ナルト』のハクは作中での出番は限られていますが、その中で言った台詞は主人公のナルトに大きな影響を与えています。そんなハクの台詞の中でも名言と言われるものを紹介していきます。
ハクの名言①「誰もが嫌ったこの血を…」
・・・再不斬さんはボクが 血継限界の血族だと知って拾ってくれた 誰もが嫌ったこの血を・・・好んで必要としてくれた・・・嬉しかった・・・!!
ハクの名言その1は「誰もが嫌ったこの血を…」を含む台詞です。悲しい過去があった上で今は再不斬に必要とされていることを本気で嬉しいと思って言っており、ハクの再不斬に対する思いが窺えます。
ハクの名言②「人は…大切な何かを…」
君には大切な人がいますか? 人は・・・大切な何かを守りたいと思ったときに 本当に強くなれるものなんです
ハクの名言その2は「人は…大切な何かを…」を含む台詞です。ナルトがハクの正体を知らずにあった時に言われた台詞であり、ハクにとってその対象は再不斬でした。ナルトに大きな影響を与えた言葉でもあり、作中全体で見ても印象に残る名言となっています。
ハクの名言③「ボクは大切な人を護りたい…」
ボクは大切な人を護りたい… その人の為に働き その人の為に戦い その人の夢を叶えたい… それがボクの夢 その為ならボクは忍になりきる あなた達を殺します
ハクの名言その3「ボクは大切な人を護りたい…」から始まるです。ナルトとサスケと戦う中で言った台詞であり、ナルト達から見れば悪人である再不斬に味方する理由について説明しています。こちらもハクの再不斬への思いが伝わる名言です。
【ナルト】ハクの声優
アニメ『ナルト』でも序盤で波の国編がアニメ化されており、ハクとの出会いや戦いも描かれました。そんなアニメ『ナルト』におけるハクの声優について紹介していきます。
ハクの声優は「浅野まゆみ」
アニメ『ナルト』でハクの声を演じたのは浅野まゆみさんです。アニメでもハクが少年であることに代わりはありませんが、中世的な声で演じています。
浅野まゆみのプロフィール
浅野まゆみさんは東京都出身で、1969年生まれの声優です。元々は歌手になろうと思っていましたが、映像テクノアカデミアの入学をきっかけに声優を知り、在学中に声優デビューを果たしました。近年では吹き替え作品を中心に活躍しています。
浅野まゆみの主な出演作品
浅野まゆみさんの主な出演作品としては、『ワイルドアームズ トワイライトヴェノム』のシャイアン・レインストーム、『ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom』の百合原美奈子/ブギーポップ・ファントム、『Cosmic Baton Girl コメットさん☆』の三島佳祐、『フォルツァ!ひでまる』のひでまる、『マーメイドメロディーぴちぴちピッチ』の洞院リナなどがあります。
【ナルト】ハクに対する世間での評判や人気
ここでは『ナルト』のハクについて世間での評判や人気を紹介していきます。作中では序盤で登場し、死んでしまうキャラですが、そのストーリーの良さやナルトの回想されることで、再不斬と共に人気があるようです。
『ナルト』のハクの過去や最後については悲しいと感じる人が数多くいました。同時にそのような背景があるキャラとして魅力を感じるという意見も見られました。『ナルト』では敵側にも様々な背景が描かれていますが、その中でも序盤のキャラとして心に残っている人は多いようです。
『ナルト』のハクについて、作中で一番かわいい・美しいキャラであるという意見も見られました。本編でもナルトがサクラよりも可愛いと評しており、それは読者やファンにとっても同じ意見であるようです。また、再不斬に対して一途な性格も健気さや可愛らしさを感じるという意見もありました。
『ナルト』のストーリーの中でもハクや再不斬の存在があることから波の国編が一番好きであるという声も数多く見られました。最初の任務であることも印象深い理由ですが、その中にハクと再不斬のドラマがあったことで、より記憶に残るストーリーになっているようです。
ハクの血継限界・氷遁を使う強いキャラ
『ナルト』のハクはストーリーの序盤である波の国編で登場した忍で、血継限界の氷遁が使える雪一族でした。普段は温厚な性格ですが、その過去は忌み嫌われる幼少期を過ごしており、その中で再不斬に拾われたことで、彼には深い感謝と忠誠心を抱いています。そんなハクはナルトの過去回想や第4次忍界大戦にも穢土転生登場しているので、波の国編以降を見ていない方はぜひ続きを確認してみてください。
この記事のライター
十文字猛
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