【ナルト】ボルトの作者は岸本斉史じゃない?NARUTOとの関係や違いを紹介
国民的人気漫画の続編として連載されているボルト。実はその作者は前作のナルトを手掛けた岸本斉史さんではなく別の人が描いています。本記事ではボルトを描いている作者についてまとめていく他、ナルトとの関係やキャラの違い、それぞれのあらすじや魅力などを紹介していきます。
目次
ボルトとは?
ボルトの作者について見ていく前に、まずはそもそもボルトとはどういった作品なのかについて概要やあらすじをまとめていきます。また、ボルトと関わりが深い作品のナルトについてもおさらいをしていきます。
ボルトの前作「ナルト」とは?
ナルトは岸本斉史によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。1999年から連載が開始され2014年の50号にて完結しました。忍者をベースにファンタジーを融合させた世界観が読者の心を掴み、完結した現在でもジャンプ漫画の金字塔として数えられている大作です。その知名度は世界的に知られており2019年5月時点で全世界累計発行部数が2億5000万部を突破しています。
ボルトの概要
ボルトは週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。岸本斉史の原作・監修の元、作画を池本幹雄、脚本を小太刀右京が担当しています。ナルト最終話のその後の物語がボルトにて描かれており、2016年より連載が開始されると大人気漫画の続編ということで脚光を浴びて、2022年現在でも月1で連載が続いています。
ボルトのあらすじ
本作は大筒木カグヤを六道仙人の力で封印し世界に平和をもたらしたナルトとサスケの物語から数十年後、7代目火影の息子として産まれたうずまきボルトの物語です。火影となって日々忙しい毎日を過ごすナルトに、かまってほしいボルトはイタズラをして気を引こうとする毎日を過ごしていました。忍アカデミーでも自己中心的な行動が目立つ問題児だったボルトでしたが、あることをきっかけに封印されたはずの大筒木一族との戦いが始まるのでした。
ボルトの作者は岸本斉史じゃない?
ここからはボルトの作者について詳しくまとめていきます。ナルトの続編ということでボルトの作者も当然岸本斉史先生だろうと思うかもしれませんが、実は作者は別の人に入れ替わっています。ここではその入れ替わった作者について解説していきます。
ボルトの作者(作画担当)は池本幹雄
ボルトの作者及び作画を担当しているのは池本幹雄(いけもとみきお)先生です。池本さんはナルトを連載していた岸本先生の横でアシスタントを担当していた方であり、第7話ごろから最終話までおよそ15年に渡って作品完成の補助を行っていました。自身の手掛けた作品『COSMOS』は天下一漫画賞に入選されており、その作品をきっかけに岸本先生からスカウトもされています。
ボルトの作者(脚本担当)は小太刀右京
ボルトの連載が開始された時、作画とは別に脚本を担当していたのは小太刀右京(こだちうきょう)さんです。小太刀さんは主にテーブルトークRPGのシナリオを手掛けているライターとして知られており、ナルトにおいては『我愛羅秘伝』の執筆を担当していました。代表作品としては2008年公開されたテレビアニメ『マクロスF』のノベライズなどが挙げられます。
ボルトの脚本担当が岸本斉史に変更?
小太刀右京の脚本の元連載が続いていたボルトでしたが、2020年11月に公式から発表があると脚本担当が岸本斉史に変更されることが決まりました。あまりに唐突な発表だったため読者からは当時困惑の声も上がりましたが、単行本の13巻以降より池本・岸本コンビでの連載が開始されました。
ボルトとNARUTOの関係や違い・魅力
ここからはボルトとナルトの関係や違い・魅力についてまとめていきます。ボルトはナルトの世界観を引き継いだ新しい物語が展開されており、主要キャラクターの変更なども行われましたが、そこには前作にはなかったボルトならではの魅力が詰まっています。実際にそれらの違いや魅力を概要やあらすじなどから見ていきます。
ボルトとNARUTO(ナルト)の関係や違い
ボルトとナルトの関係や違いについてですが、そもそもの始まりはナルトであり、ボルトでは完結したナルトのその後の物語が描かれています。落ちこぼれの忍であったうずまきナルトが、自分を蔑んでくる大人を見返すために火影を目指していく物語だったのに対し、ボルトではサスケとの関わりから火影を支えるような忍を目指し大筒木一族との戦いに身を投じる話が展開されています。
NARUTO(ナルト)のあらすじ
木ノ葉隠れの里に暮らした忍者のうずまきナルトは忍アカデミーにおける不良児であり、その身に尾獣・九尾の魂を宿していたことから周りの生徒たちからも嫌われていました。落ちこぼれの毎日を過ごしていたナルトでしたが、ある日校内で事件が起こると、ナルトは多重影分身の術を駆使して解決。それを忍者講師の1人であるうみのイルカにその術が影で積み上げていた努力の賜物だったと認められると、そこからナルトの火影になるまでの物語が始まるのでした。
ナルトとサスケの関係
ナルトにおいてうちはサスケというキャラクターとの関係は切っても切り離せない部分でしょう。サスケはナルトとは理由が違えど天涯孤独になったという共通点を持っており、ライバル仲間でありながら共に成長していく姿がよく描かれていました。この2キャラの関係性はナルトの終盤まで魅力的でありファンからの評価や人気もとても高いです。
ボルトの魅力は親子関係やキャラ?
ナルトに登場していたキャラクターは全員15年後の姿になっており、ナルトと日向のように登場キャラ同士で結婚し子どもを残しているキャラもいます。火影の子として産まれたボルトは里を守る立場にあるナルトに構ってもらえず、親との接し方に苦悩したり抑圧された感情を制御しきれないような子どもならではの描写がされており、それに向き合うボルトの姿が読者に強い印象を与えています。
ボルトのアニメ映画は必見
ここからはボルトのアニメ映画についてまとめていきます。ナルト及びボルトは世界的に人気が広まっていくと数多くのアニメ映画が作成され、順次公開されていき更なる話題を広げていきました。中でも後述する『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』と『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』は必見です。ここではその2作の概要とあらすじを解説していきます。
映画「THE LAST -NARUTO THE MOVIE-」とは?
『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』は2014年12月に公開されたアニメ映画です。ナルトの最終話の1つ前である699話から2年後が描かれた内容となっており、岸本先生が残したコメント「今回はぶっちゃけ恋愛です!」という通り、うずまきナルトと日向ヒナタの恋愛が描かれ、最終話に繋がる話が展開されています。
映画「THE LAST -NARUTO THE MOVIE-」の概要
本作は原作の連載15周年を記念したアニメ映画であり『NARUTO新時代開幕プロジェクト』の一環として製作されました。ナルトにおけるテレビアニメの劇場版の第10作品目にあたっており、それまで例年続けていた夏休みの上映ではなく12月上旬に公開されました。劇場上映後には新作映画『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』の公開も発表されていました。
映画「THE LAST -NARUTO THE MOVIE-」のあらすじ
第4次忍界大戦から2年後、冬の祭典である『輪廻祭』の準備で賑わっていた木ノ葉隠れの里。その里で英雄になったナルトはあらゆる女性からアプローチされていました。幼い頃からナルトに思いを寄せていた日向ヒナタも彼に贈るマフラーを編んでいましたが、そこに月の異常接近が観測されてナルトがその捜索に向かうことに。そこで幻術にかけられてしまったナルトは意図せずしてヒナタの記憶を追体験していくことになります。
映画「BORUTO -NARUTO THE MOVIE-」とは?
『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』は2015年8月に公開されたアニメ映画です。うずまきナルトの息子であるうずまきボルトを主人公にした物語であり、ナルトとボルトの親子関係、サスケとボルトの師弟関係が描かれています。
映画「BORUTO -NARUTO THE MOVIE-」の概要
本作は『NARUTO新時代開幕プロジェクト』の集大成として作成された作品であり、ナルトからボルトへの本格的なバトンタッチとして公開されたアニメ映画です。人気作品の続編映画ということで公開前から高い期待が寄せられており、興行収入も前作の『THE LAST』を越えた26億円を記録しました。
映画「BORUTO -NARUTO THE MOVIE-」のあらすじ
第4次忍界大戦から十年以上過ぎた世界で、木ノ葉隠れの里では火影となったうずまきナルトの手によって平和な時代が築かれていました。その息子として生まれたうずまきボルトは、日々里のために働いていて多忙を極める父親の志が理解できず、親子の間に溝が生まれていました。そんな中、極秘任務から帰ってきたうちはサスケがナルトのライバルだと知ったボルトは、父を見返すため弟子入りを志願するのでした。
ボルトの作者に対する世間での評判や人気
これまでボルトの作者や作品の概要や魅力、アニメ映画などについてまとめてきました。作者が入れ替わり新しい形でのスタートとなった新作ボルトですが、この作者の変更に対してナルトファンの間ではどのような意見が出ているのでしょうか?ここではボルトの作者に対する世間での評判や人気についてまとめていきます。
作者が変わったことに対して多くのファンが作風や雰囲気が変わったと感じているそうでした。直接的に描いているのが岸本先生から池本先生に変わったことによって、直感的に変化を感じている人が多いようです。その変化に伴う評価は賛否両論のようで、新しくなって良いと感じる人と前の方が良かったと思う人とで二極化しているのが現実です。
作者が変わったことにより読みやすくなったと感じる人もいるそうです。漫画を読んでいく上でストーリーを楽しむのはもちろんですが、その作者の作画や作風を楽しむのも漫画の魅力の1つでしょう。作者変更によって読み始めたという人も一定数いるようです。
作者変更に対してあまり肯定的に見れない人の一部は、サムライ8のように打ち切りになってしまうのではと危惧しているそうです。サムライ8とは岸本先生によって連載されていた別作品の漫画で、作画を大久保彰先生が担当していましたが評判が伸びず打ち切りとなってしまった作品です。作画を岸本先生自身が担当していないことに対して不安を抱いているファンもいるのが実情のようです。
ボルトの作者(脚本担当)は岸本斉史に変更されていた
連載開始当初は池本幹雄と小太刀右京によって手掛けられていたボルトでしたが、2020年以降からは岸本斉史に変更され現在では池本・岸本の2人によって連載がされています。作者の変更には賛否両論あったものの、ナルトを追い続けてきたファンにとっては作者が誰であれ本編の今後の面白い展開に期待していることでしょう。
この記事のライター
zeile
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