【BLEACH】肉雫唼の強さや能力は?斬魄刀の始解から卍解まで
『BLEACH』に登場する卯ノ花烈は「肉雫唼」という斬魄刀を使います。卯ノ花烈の「肉雫唼」には四番隊隊長らしい能力があります。この記事では、卯ノ花烈が使う「肉雫唼」の能力や強さについて紹介します。また「肉雫唼」を使った卯ノ花烈の戦闘シーンもまとめています。
肉雫唼(みなづき)は卯ノ花烈の斬魄刀
「肉雫唼」は『BLEACH』に登場する卯ノ花烈が使用している斬魄刀のことです。卯ノ花烈は優しげな女性ですが、実はとてつもない強さをもつ人物でもあります。ここではまず卯ノ花烈とはどのような人物なのか詳しく紹介します。
漫画『BLEACH』登場キャラの卯ノ花烈とは
『BLEACH』に登場する卯ノ花烈とは、護廷十三隊四番隊隊長です。4月21日生まれで身長159cm、体重45kgの女性死神です。おしとやかで長い黒髪を前でみつあみにしています。普段はとても穏やかなのですが、言うことを聞かなかったり暴れる患者がいると静かに怒って威圧感を放ちます。
四番隊は治療などを専門的に行っている部隊で、卯ノ花烈は治療のスペシャリストでもあります。しかし実は特技は剣道です。見た目からは想像しにくいですが、ファンブックの能力バロメーターでは攻撃力・鬼道・知力が上限値を指しています。このことから隊長の中でも相当の強さを持っていることが分かります。
ちなみに護廷十三隊が創立された時から隊長を務めている古参で、京楽春水からは大先輩と言われています。入隊当初は十一番隊隊長で卯ノ花八千流という名前でしたが、その後移籍して四番隊に入隊しています。そこで麒麟寺天示郎から鬼道や回道を習いました。ちなみに更木剣八とは昔一度流魂街で戦ったことがあります。
卯ノ花烈の斬魄刀は肉雫唼
卯ノ花烈の斬魄刀は「肉雫唼(みなづき)」といいます。「肉雫唼」はほとんど自分で携帯しておらず、副隊長の虎徹勇音に持たせています。肩にかけられる長い紐が付いているので、自分で持ち運ぶ時には肩にかけています。
肉雫唼の解号や卍解
卯ノ花烈は「肉雫唼」を使い、『BLEACH』の戦闘ではほとんどサポート役に回っています。ここではサポート面でもよく使用されている卯ノ花烈の斬魄刀「肉雫唼」にはどのような能力があるのか、また卍解についても詳しくまとめています。
斬魄刀「肉雫唼」とは
卯ノ花烈が使う斬魄刀「肉雫唼」とは、刀身が他の斬魄刀よりも長く大きく反っているのが特徴的です。卯ノ花烈は剣の達人なのでこの形状でも更木剣八相手に激戦を繰り広げることができます。
肉雫唼は回復能力に優れた斬魄刀
『BLEACH』のあらゆる斬魄刀の中でも「肉雫唼」は回復に特化した斬魄刀です。始解をすると刀身が巨大な緑色のエイの姿になり、その口の中にけが人をいれることで治癒することができます。しかしよっぽどのことがない限り「肉雫唼」を使って治癒することはなく、ほとんど麒麟寺天示郎から教わった鬼道や回道を使って治療します。
巨大なエイの口には複数人のけが人を入れることができるので、一度にたくさんの人を回復させることができます。また飛行能力も持っており、卯ノ花烈と虎徹勇音の二人が乗っても余裕で飛ぶことができます。そのため、卯ノ花烈は「肉雫唼」を移動手段に使うこともあります。
肉雫唼の解号は無し?
「肉雫唼」は解号がありません。そのため、名前を呼ぶだけで能力を解放することができます。なぜ解号がないのか理由なども明らかになっていません。
肉雫唼の卍解は「皆尽」
卯ノ花烈の斬魄刀「肉雫唼」は卍解をすると「皆尽(みなづき)」という名前になります。漢字だけが変わり、読み方は始解の時と同じです。「皆尽」は『BLEACH』内での描写が少なく、特に説明などもなかったので明確な能力は分かっていません。
しかし卯ノ花烈のセリフから自分と敵の両方を治癒する能力を持っているのではないかといわれています。これは好戦的な卯ノ花烈が、敵とより長く戦い続けられるようにするためだといわれています。ちなみに刀身は始解の時のようなエイの姿にはならず、卍解と同時に大量の血のようなものが流れ出ます。
ほとんどの卍解は始解の状態の名残があるのですが、卯ノ花烈の「肉雫唼」は卍解すると全く違う形状になるのも特徴的です。ただ能力は始解の時と共通して回復系で、攻撃に使える強さはないと考えられています。
肉雫唼の強さや能力を検証
斬魄刀「肉雫唼」は能力を見る限り、攻撃系の斬魄刀ではない事がわかります。しかしファンブックの卯ノ花烈の能力パロメーターでは攻撃の値が上限までありました。そこで「肉雫唼」には攻撃に使えるような強さや能力はあるのか考察をまとめています。
肉雫唼の攻撃力
『BLEACH』では「肉雫唼」を使って戦うシーンがあるのですが、それは始解をした状態ではありませんでした。このことから斬魄刀の「肉雫唼」に直接的な攻撃力はないといわれています。卍解の「皆尽」も同様です。攻撃力のパロメーターが高いのは、斬魄刀の能力に頼らなくてもそれだけの強さがあるからです。
ちなみに『BLEACH』のアニメオリジナルストーリーでは実体化した「肉雫唼」が出てきます。この時ファンの間では「肉雫唼」の戦闘シーンが見られるのではないかと期待されていました。しかし劇中では結界を張る役に徹しており、戦闘シーンがないまま洗脳が解かれました。そのため「肉雫唼」には戦闘系の強さは備わっていないといわれています。
肉雫唼の特殊な能力
「肉雫唼」の能力といえばその治癒能力です。例えば藍染惣右介との戦いで瀕死の状態だった日番谷冬獅郎と雛森桃は、卯ノ花烈が刀を抜くシーンがあることから「肉雫唼」を使って治療されたと考えられています。瀕死の状態でも回復できることから、高い治癒能力を持っていることが分かります。
ただ『BLEACH』の空座決戦編で体を両断された猿柿ひよ里に対しては、斬魄刀ではなく鬼道による治療を行っていたようです。なぜ「肉雫唼」を使わなかったのかは不明ですが、怪我の仕方や傷の深さによっては「肉雫唼」ではなく鬼道や回道に頼った方が治療がしやすいのかもしれません。
肉雫唼の攻撃の速さ
「肉雫唼」は攻撃する能力がないといわれています。ただ考察の中には、けが人を飲み込んで治癒するだけでなく、口の中に敵を飲ませて酸などで溶かすことができる能力があるのではないかという考察があります。もしそのような能力があれば、本人の強さも相まって戦いでは重宝される斬魄刀になっていたかもしれません。
肉雫唼は珍しい斬魄刀
「肉雫唼」の斬魄刀はとても珍しい能力を持った斬魄刀です。他にも山田花太郎の「瓠丸」など回復能力がメインの斬魄刀はありますが、いずれも攻撃系の能力があります。しかし「肉雫唼」の場合は完全に回復に特化しているのです。このように回復だけに特化した能力のある斬魄刀は「肉雫唼」の他に麒麟寺天示郎の「金毘迦」だけです。
肉雫唼発動の戦闘名シーンとは
『BLEACH』では卯ノ花烈が「肉雫唼」を使って戦うシーンがあります。そもそも卯ノ花烈が戦うシーン自体少ないのですが、ここではなぜ戦闘シーンが少ないのか、また「肉雫唼」を使った戦闘シーンを紹介します。
卯ノ花烈は戦闘シーンが少ない?
卯ノ花烈は趣味が剣道で、ファンブックでも攻撃力がとても高いことが分かっています。しかし卯ノ花烈は藍染惣右介との戦いや星十字騎士団との戦いなど重要なシーンでの戦闘には参加しませんでした。その理由は山本元柳斎重國に止められていたからではないかといわれています。
実は卯ノ花烈は元大悪党でしたが、山本元柳斎重國からその剣の腕を見込まれて護廷十三隊へと誘われました。しかし昔は大悪党で率先して戦ってきた卯ノ花烈だったので一度戦いだすと止めるのが難しいほど強かったのではないかといわれています。実際に『BLEACH』ではユーハバッハが初代護廷十三隊を「殺し屋の集団」と言うシーンがあります。
この発言で昔は殺伐とした集団だった事がわかります。卯ノ花烈はその初代護廷十三隊隊長の一人です。しかし時代は変わり、護廷十三隊のあり方が変わってきました。卯ノ花烈のような猟奇的な人物を前線に出すと止められるような隊士が今ではいなくなっていたのかもしれません。
そのため、山本元柳斎重國は卯ノ花烈を前線に出さないようにしていたと考えられています。『BLEACH』の劇中では何度か卯ノ花烈が戦線に出ようとして止められているシーンがあります。例えば過去篇で始末特務部隊が組まれた時や、星十字騎士団が攻め入った時です。
戦線で負傷した隊士を治癒をした方が良いのではないかと卯ノ花烈が反論しても、治癒部門の責任者である卯ノ花烈はこの場に残っておく必要があると山本元柳斎重國は言っていました。このシーンを卯ノ花烈が実は戦闘狂であるという事実が判明した後にもう一度見直すと、山本元柳斎重國があえて卯ノ花烈を戦線に置かないようにしているようにも見えます。
猟奇的な元悪党ではありますが、山本元柳斎重國の言葉には従順だったので卯ノ花烈はこれまで戦いには参加してきませんでした。ちなみに敵が卯ノ花烈との戦いを避けたのではないかと思われるシーンもあります。それが藍染惣右介の正体を暴いた時です。
卯ノ花烈は藍染惣右介の死体に違和感を感じ、藍染惣右介が隠れていそうな場所をすぐに特定して駆けつけました。そこで日番谷冬獅郎と戦っていた藍染惣右介は、卯ノ花烈とは戦ことなく直ぐに別の場所へと転移しています。このシーンで藍染惣右介は卯ノ花烈との戦闘を避けるために早々にその場から去ったのではないかといわれています。
破面篇では戦線に赴いているものの、ほとんど治療かサポートに回っていました。このように何かと戦闘する機会がなかったのですが、千年血戦篇ではついに「肉雫唼」を使って戦います。
千年血戦編での更木剣八との戦い
『BLEACH』の千年血戦篇では星十字騎士団の侵攻によって瀞霊廷は危機的状況にありました。山本元柳斎重國もユーハバッハとの戦いで殺されてしまいます。そこで中央四十六室は京楽春水を総隊長に任命します。京楽春水はこの危機的状況を乗り越えるために、ある許可を求めました。それは卯ノ花烈に更木剣八の修業をつけさせることです。
実は更木剣八はその霊圧の強さから眼帯で霊圧を封じられるだけでなく、修業を禁止されていました。なぜならこれ以上強くなった時に止められる者がいなくなるからです。一応禁止される前に護廷十三隊に入った時に山本元柳斎重國から剣道を習ったことはあったものの、自分の戦い方にあわず戦闘では使っていません。
更木剣八が鬼道ができないのもそういった理由があったからでした。しかし星十字騎士団の侵攻で痛手を負ったこともあって修業が認められます。こうして卯ノ花烈は『BLEACH』の劇中で初めて「肉雫唼」を使って戦うことになります。卯ノ花烈はずっと後悔していることがありました。それはまだ少年だった頃の更木剣八と戦った時のことです。
更木剣八はその時既に卯ノ花烈よりも強く、卯ノ花烈もその実力を認めていました。一方で更木剣八はここまで強い相手と戦うのは初めてで、このまま自分が勝ってしまうと楽しい戦いが一生できなくなると心のどこかで思います。そこで無意識に力を抑える癖がついてしまったのです。
更木剣八は完全虚化した黒崎一護と同程度の霊圧を持っているのですが、まだ未熟だったころの黒崎一護を相手にギリギリの戦いをしていました。それは無意識に力を抑える癖があったからです。卯ノ花烈は更木剣八がギリギリの戦いをして負傷するたびに、自分との戦いがきっかけで力を抑える癖がついてしまったと責任を感じていたようです。
そこで卯ノ花烈は更木剣八を徹底的に追い詰めて自分を殺させることで、本当の力を引き出そうとしました。更木剣八は当然憧れの人を殺さなければならない状況に戸惑います。しかし戦いは中断できないほどに激化していき、更木剣八は楽しい戦いにのめり込みます。
この戦いが更木剣八の強さを切り開く
『BLEACH』の千年血戦篇で命をかけた戦いをした卯ノ花烈は卍解「皆尽」をここで初めて見せました。更木剣八はあまりの激しい戦闘に、戦いながら何度も意識を飛ばしては目覚めてまた戦いを繰り返していました。そして最後に卯ノ花烈の喉を突きます。
これによって卯ノ花烈は死亡してしまうのですが、最期は更木剣八の本当の力を引き出せたことに安堵の表情を浮かべていました。しかしこれが更木剣八の最大の力ではないことが後に分かります。卯ノ花烈との戦いの直後、更木剣八は何かの声を聞きます。それは今までに対話すらしたことがなかった斬魄刀の声でした。
この卯ノ花烈との戦いで斬魄刀の声が聞こえるようになった更木剣八は、その後の星十字騎士団との戦いで始解と卍解が使えるようになりました。卯ノ花烈が斬魄刀を使って戦うのはこの戦闘だけですが、更木剣八の力を引き出すためのとても重要なシーンでした。また、長年謎だった卯ノ花烈の強さなども判明しました。
肉雫唼に対する世間での評判
卯ノ花烈の斬魄刀「肉雫唼」は特に卍解がSNSで話題になりました。どんな評判があるのかここでは「肉雫唼」の評判をまとめています。
世間での評判①
『BLEACH』の斬魄刀の中でも「肉雫唼」が好きという方がたくさんいました。特に「肉雫唼」から「皆尽」に変わり、治癒能力がありながらも残虐性を持つ卍解は人気でした。始解の時と比べてギャップがあってかっこいいという声もありました。
世間での評判②
『BLEACH』の読者からは「肉雫唼」が卍解で「皆尽」になるのがおしゃれでかっこいいと評判でした。他の卍解だとまったく違う名前に変わることもあるのですが、卯ノ花烈の斬魄刀は読み方は同じなのに違う漢字になります。「肉雫唼」と「皆月」という名前に関しては、原作者のネーミングセンスの良さも高評価されていました。
世間での評判③
卯ノ花烈の「肉雫唼」は大きな緑色のエイのような形をしているのですが、最初に見た時はエイリアンだと思ったという方もいました。けが人を口から吐き出すシーンは衝撃的だったようです。また終盤には卍解を見せましたが、その能力にも驚いたという方がたくさんいました。
肉雫唼は名前が厳つい
『BLEACH』の「肉雫唼」は卯ノ花烈が使う斬魄刀でした。卯ノ花烈は護廷十三隊隊長の中でも圧倒的な強さがあるのですが、斬魄刀自体には攻撃系の強さは備わっていませんでした。ただ回復を極めた理由は戦いを長く楽しむためであり、戦闘狂の卯ノ花烈らしさがあります。
卯ノ花烈が斬魄刀「肉雫唼」を使っているシーンは尸魂界篇・破面篇・千年血戦篇で描かれています。特に千年血戦篇では卍解する場面もあるのでぜひ『BLEACH』を読んでみてください。
この記事のライター
rg4yd
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