【このすば】魔王の正体や幹部メンバーを紹介!最強といわれるのは誰?
このすばの世界には魔王軍と呼ばれる敵組織が存在しており、圧倒的な能力を持つ最強の魔王と個性豊かな幹部たちが魅力的で面白いと言われています。本記事ではこのすばに登場する魔王の正体や幹部を紹介し、能力や最強ランキング、魔王と娘の関係についてもまとめていきます。
目次
【このすば】魔王の正体とは?
異世界に転移されたカズマはその世界で冒険者として活動することになり、ダンジョンなどに潜む魔物や魔王軍の幹部たちと愉快なギャグバトルを繰り広げていきました。その中で魔王はこのすばのラスボスとして最後まで素性が明かされず、その正体に注目が集まっていました。ここではこのすばにおける魔王の正体についてまとめ、このすばの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。
魔王の名前は何?
このすばのラスボスである魔王の正体は『八坂恭一(やさかきょういち)』です。いかにも日本人の名前をしていますが、本人曰く日本人ではないそうです。見た目は老いぼれた老人で全盛期の頃に元の魔王を倒したことで魔王になったと明かしています。
魔王の過去
魔王になる前はチート能力を持ったソロプレイヤーで孤独の冒険者として魔物を倒していました。魔王になってからは光になって異世界転移したカズマとアクアの調査をベルディアに命じたり、日本人転生者であるカズマを警戒してセレナにスカウトするよう命じたりと、間接的にこのすばのストーリーに関与していました。
魔王の強さや実力
全盛期の頃はチート級で最強だったとされていますが、詳細な戦闘描写は描かれていません。カズマとの戦闘ではタイマン勝負をすることになり、彼の姑息な戦法に翻弄されながらも戦況を優位に進めていたのは魔王でした。結果的にカズマの捨て身の魔法によって敗北してしまいましたが、老齢の割にはかなりの強さをしていたと言えるでしょう。
魔王の現在
全盛期の力を失っている理由は歳を取ったからではなく持っていた能力を娘に引き継がせたからです。そのためこのすば作中では自ら前線に出ることは控え、魔王軍幹部たちに指示を出していました。
このすばの概要
このすばこと『この素晴らしい世界に祝福を!』は暁なつめによって角川スニーカー文庫にて連載されていたライトノベルです。元々Web小説だった作品を2013年10月よりリメイクという位置付けで刊行し、異世界ファンタジーとギャグコメディを合わせた独特な作風が面白いと話題になりました。2021年11月時点で累計発行部数1000万部を突破しており、アニメ化やゲーム化など様々なメディアミックスが展開されています。
このすばのあらすじ
不慮の事故で命を落とした佐藤和真は天界でアクアという女神に異世界への転移を持ち掛けられ、望むもの1つを持っていける権利を与えられます。そこで自分を小馬鹿にしてくるアクアにやり返そうと、異世界に持っていくものにアクアを指定したカズマは彼女と共に異世界・アクセルの街へ降り立ちました。そこで冒険者に任命されたカズマは爆裂魔法の使い手・めぐみんと変態マゾヒスト・ダクネスと出会い彼女らの問題行動に振り回される毎日を送ることになります。
【このすば】魔王軍の幹部メンバー
魔王八坂恭一の元には魔王軍幹部が計8名在籍しておりそれぞれ癖の強い性格や強大な能力を持っています。魔物や悪魔というカテゴリーに分類される幹部たちですが、彼らもこのすばの作風によって愉快なキャラクターとして描かれています。ここではこのすばにおける魔王軍の幹部メンバーについてそれぞれ紹介していきます。
幹部メンバー①べルディア
ベルディアは頭が胴体から離れているデュラハンです。アクセルの街に降っていた光の正体を調査するために街付近の古城に拠点を置いていましたが、めぐみんの爆裂魔法を放たれて憤慨し、『死の宣告』という1週間後に死亡する呪いをダクネスにかけました。しかし、1週間経ってもカズマたちが自分の前に現れなかったため自らアクセルの街に赴き、そこで初めてカズマたちと会合しアクアにあっさり解呪されたことを知りました。
生前はとても真面目な騎士でデュラハンになってからもその名残りで常識人な性格をしています。しかし、このすばのスピンオフ作品ではウィズに対して複数回のセクハラ行為を行っていることが明かされています。このすば本編ではアクアの魔法によって成仏してしまいますが、劇場映画版『紅伝説』では三途の川の向こう岸で再登場を果たし、更にはラスボスとして暴れまわりました。
幹部メンバー②ウィズ
ウィズはアクセルの街で魔道具店を営んでいる巨乳美人です。見た目は人間の美少女でかつては高名なアークウィザードでしたが、バニルと契約を交わしたことでその姿をアンデッドの王・リッチーに変化させ魔王軍の幹部になりました。幹部としての活動は名ばかりなもので、実際に担当している仕事は城の結界の維持だけです。
経営者としての商才はとても乏しいものの、魔法の扱いは一級品で特に氷系とネクロマンサー系の魔法に長けています。元々凄腕のアークウィザードの実力だったことにリッチーと化したことで戦闘能力が増しており、魔法武器以外の物理攻撃が効かなかったり、相手に触れるだけで毒や麻痺といった状態異常にさせられたりと特殊能力も豊富です。ただしウィズ本人は人類に敵対する意思がないためそれらの力を振るう機械があまりありません。
幹部メンバー③バニル
バニルは見通す悪魔の異名を持つ大悪魔です。口元が開いた仮面と黒いタキシードを身に着けており、自ら魔王よりも強いかもしれないバニルさんと称しています。悪魔は人間が発する悪感情を糧にする生き物で人間の怒りや羞恥を好んでいますが、バニルはその悪感情を与えてくれる人間を尊重しており却って人助けをしている変わり者です。そのため、アクセルの街の住民から人気があります。
バニルの正体は顔につけている仮面そのものであり、仮面が無事である限りは何度でも蘇ることができます。異名の通り相手の行動を見抜いたり、仮面で誰かに憑依したりと強力な能力も持っています。普段はウィズと魔道具店を経営しており、将来難攻不落のダンジョンを作るために仕事に勤しんでいますがウィズの商才の無さに頭を悩ませています。
幹部メンバー④ハンス
ハンスは人間の見た目をした茶髪の男性で、その正体はデッドリーポイズンスライムの変異種です。カズマたちがアルカンレティアに向かった時に出会ったキャラクターで、アニメではアクシズ教徒のしつこい勧誘を受けていました。魔王軍幹部の中では全うに人間を傷つけようとしている人物で、アルカンレティアでも正体を隠して源泉に猛毒を混ぜておくといった悪事を働いていました。
カズマはゲームの知識からスライムは雑魚モンスターと決めつけていましたが、ハンスは捕食した人間の姿に擬態できたり、巨大な身体から大量の猛毒を分泌させて敵を即死させるという凶悪な能力に苦戦を強いられました。結果的にアクアの魔法によってハンスは浄化されましたが、このすばスピンオフ作品にて再登場すると記憶を失いながらも生存していたことが明かされました。
幹部メンバー⑤シルビア
シルビアはグロウキメラのモンスターで魔王軍強化モンスター開発局局長を務めています。妖艶な雰囲気を纏ったグラマラス体型の褐色爆乳美女で、女性ながら2mを超えるほどの高身長です。幹部の中では比較的人格者で、部下のゴブリンに気を配り戦果を挙げたモンスターへの労いも忘れません。なお、見た目は爆乳が目立つ女性のように見えますが、元々の性別は男性で下半身はそのまんまです。
能力は他の生物や兵器を取り込んで自身と合体・強化するというキメラ特有のものです。シルビアの容姿はその能力の繰り返しによって完成した状態のもので、なおも姿が変化していくという特徴があります。基礎能力もとても高く魔法に対する耐性も備わっています。
幹部メンバー⑥ウォルバク
ウォルバクは怠惰と暴虐を司る邪神かつ力の半分を失った女神です。見た目はダクネス以上のスタイルを誇る美女で、元々紅魔の里の墓に封印されていたのをめぐみんによって復活させられ女神と魔獣の二者に分離しました。カズマからは「温泉好きのお姉さん」と称されており、怠惰を司っている影響で普段は温厚な性格をしていますがアクアに不快感を持たれた時は醜い喧嘩を繰り広げました。
幹部メンバー⑦セレナ
本名・セレスディナは傀儡と復讐を司る邪神レジーナを崇拝するダークプリーストです。このすば初登場時は善良で清楚な聖職者を演じていましたが、その本性はやさぐれた思考と言動をする乱暴者です。魔王軍としての担当は謀略と諜報で、カズマを魔王軍にスカウトするためにアクセルの街に潜入しましたがウィズによって正体をバラされてしまい散々な目に遭いました。
邪神レジーナは崇拝者がセレナただ1人というマイナーな神ですが、その加護を受けているセレナは自身に借りを作った人間を傀儡に変えて支配できるという能力が使えます。作った借りはセレナに返すまで解かれることはなく、支配力の強さを調整できたり死体でも傀儡にできたりと万能な性能をしています。セレナ自身もプリーストとして複数の魔法が使えるため、幹部の中でもトリッキーな戦い方を得意としています。
幹部メンバー⑧魔王の娘
魔王の娘はその名の通り魔王八坂恭一の娘です。このすば本編では最後まで姿を見せておらず、紅魔の里に設置された展望台の魔道具から彼女の部屋を覗き見できたことからその存在が明かされました。魔王から能力を受け継いでいるそうでその実力は魔王より上とされています。なお、カズマたちが魔王城に攻め込んだ時に魔王の娘はアイリスと戦いボロ負けしたそうです。
【このすば】魔王とカズマの戦いを解説
このすばのラストは魔王とカズマの戦いが描かれ、見た目の割に戦える魔王と土壇場で能力を覚醒させたカズマなど名場面が続く激闘となりました。ここではこのすばにおける魔王とカズマの戦いを解説していきます。
解説①アクアが魔王を弱体化させる
魔王は高齢で能力が衰えていましたが配下のモンスターを強化するというチート能力を持っており、カズマたちはその力によって苦しめられていきます。アクアはその対策として魔王を封印しようと動き、今まで潜伏して身を隠していたカズマを魔王の近くまで誘い出し2人をダンジョン最深部までテレポートさせました。
解説②魔王とカズマの一対一の決闘
このすば世界の魔王は『タイマンを望む冒険者との戦いから逃げられない』というルールに縛られており、カズマは魔王に一騎打ちを挑みます。カズマは爆裂ポーションやマナタイトの魔法などを姑息に利用した戦法を取りましたが、魔王は翻弄されつつもカズマにダメージを与えていき着実に追い詰めていきました。
解説③爆裂魔法で敗れる魔王
ヒールだけでは助からないと悟ったカズマは、魔王に引き分けにしようと交渉しました。しかしそれはブラフで、油断した瞬間を狙って爆裂魔法(エクスプロージョン)を放ちました。長い間めぐみんに付き添っていたカズマは彼女が唱えていた詠唱を記憶しており、土壇場の場面で魔法発動に成功しダンジョンを破壊するほどの威力で魔王を倒しました。
【このすば】魔王軍幹部の最強キャラの能力や強さランキングTOP5
魔王軍幹部はそれぞれ独特の能力や強さを兼ね備えており、このすばファンの間では誰が最強なのか考察や議論が展開されています。ここではこのすばにおける魔王軍幹部の能力や強さを客観的に判断し、本編での活躍なども交えて最強キャラランキングTOP5を紹介していきます。
5位:ハンス
このすば世界におけるある程度の大きさまで成長したスライムはかなりの脅威を持った敵であり、デッドリーポイズンスライム変異種であるハンスは身体の毒液に直接触れただけで即死してしまうほどの危険性を秘めています。実際に作中でカズマは自我を捨てたハンスによって溶かされており、幸い骨が残っていたことからアクアによって蘇生されています。
4位:魔王の娘
戦闘描写どころか姿すら見せていない魔王の娘ですが、全盛期の魔王の能力を受け継いでいるためかなりの強さを持っていると推察されます。ただし、作中最強クラスの戦闘力を持つアイリスには敗北しているため、後述する幹部よりかは弱いと判断しました。今後スピンオフなどで戦闘描写や能力が明かされれば、この順位が変わる可能性は大いにあるでしょう。
3位:ウォルバク
このすば作中でのウォルバクは女神と魔獣の2つに分離してしまい力を半減している状態でしたが、それでも人類最強と言われている爆裂魔法を簡単に使用できるほどの才能を持っています。本編ではカズマとアクアに敗北してしまいましたが、女神と魔獣が1つに戻れば全盛期の魔王を超えるほどの強さを取り戻すかもしれません。
2位:ウィズ
ウィズは冒険者時代の頃からかなり高い戦闘能力を持っており、そこにリッチーの魔力も加わったことで魔法使いとして最強の存在になっています。使用できる高位魔法も十種類以上ありその内の1つである爆裂魔法はめぐみんが発動したものより威力が高く、その上倒れることもありません。ただの人間や下級モンスターなら触れるだけで倒せるため、幹部の中でも最強クラスと言えるでしょう。
1位:バニル
バニルが持っている見通す能力は相手の思考や行動を先読みすることができる万能なものです。この能力は自分と同等かそれ以上の強さを持つ相手には通用しないという弱点がありますが、バニルの強さが作中トップクラスであるためあまり問題になりません。その上殺傷能力が高いバニル式殺人光線や他人の肉体と意識を乗っ取る憑依も備わっているため、火力のウィズとは違う路線で最強と言えるでしょう。
【このすば】魔王に対する世間での評判や人気
魔王とその幹部たちはどれも個性的でユニークな能力を持っていましたが、彼らの存在や作中での活躍に対してファンたちはどう思っているのでしょうか?ここではこのすばファンが思う魔王軍に対する評判について、実際に寄せられているコメントを参照して内容をまとめていきます。
このすば本編にて魔王は最後の最後までその正体と名前を隠しており、連載当時は魔王の正体に関する考察などが行き交っていました。いざ八坂恭一という名前と姿が明かされた後にも彼の正体や全盛期に関する考察がされており、完結した今でも考察勢たちの間で話題になっています。
魔王軍の中で誰が最強なのかという考察や意見に多くのファンが注目していました。魔王軍には方向性の違う強さを持ったキャラクターが揃っており、バニルや魔王の娘などがよく見受けられたものの、比較的意見や討論は割れておりそれぞれの思うランキング付けがされていました。
唯一詳細な姿や能力が描かれていない魔王の娘には多くの人が興味を持っていました。このすばを完結まで楽しめた人でも魔王の娘を明かさなかったことに関しては少し不服のようで、いつかスピンオフなどで明かされることに期待しています。
【このすば】魔王の正体は八坂恭一だった
魔王の正体は八坂恭一で幹部たちは彼の命令に従い本編にて様々な活躍をしていました。魔王と幹部たちはそれぞれ魅力的な要素を持っており、ギャグ描写によって薄れてはいるものの最強の能力でファンを魅了していました。魔王の娘は正体が明かされいませんが、スピンオフなどで描かれることに期待しておきましょう。
この記事のライター
zeile
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