【キングダム】りんこ(輪虎)は信を成長させた人物!悲惨な最期について考察!
キングダムに登場する廉頗四天王の1人で最強の刺客であるりんこ(輪虎)について考察します。りんこが信を成長させたと言われる理由や最期、強さや人物像を紹介し四天王としての実力を明らかにしていきます。そしてキングダムファンからのりんこに対する評判もまとめます。
目次
【キングダム】りんこ(輪虎)とは?
キングダムにて趙国三大天の1人・廉頗の正体が明かされると彼が独自に率いている部下・廉頗四天王の内の1人としてりんこが登場しました。りんこの強さは信にとって大きな脅威となり、2人の戦いは最後まで展開が読めない死闘となりました。まずはりんこ(輪虎)のプロフィールをまとめ、キングダムの作品概要とあらすじについてまとめていきます。
りんこ(輪虎)のプロフィール
りんこは廉頗四天王の1人で『廉頗の剣』を自称する双剣使いです。戦争孤児だったところを廉頗に拾われた過去を持っており、キングダム作中では数百の手勢から万の軍団をも指揮できる優秀な武将となっています。過去に王騎に一太刀浴びせた逸話も残しており、蒙壕率いる秦国軍の戦いに赴いた時には王騎の意志を継いだ信と直接対決が描かれました。
キングダムの概要
キングダムは原泰久によって週刊ヤングジャンプに連載されている漫画作品です。古代中国の春秋戦国時代を舞台に天下統一を目指す始皇帝とそれを支えた武将の物語が描かれており、硬派な世界観や戦の世界に生きるキャラクターたちの魅力が高く評価されています。2023年1月時点で累計発行部数9500万部を突破しており、アニメ化や実写映画化といったメディアミックスも展開されています。
キングダムのあらすじ
中国最西の国・秦にて戦災孤児の下僕として暮らしていた漂と信は天下の大将軍になることでその生活から抜け出そうとしていました。それを夢見て修行を続けていると、秦の大臣に漂の実力が認められ仕官を果たします。しかし、漂は深手を負って信の元へ戻ってくると彼に地図と大将軍の夢を託して命を落としました。思いを受け取った信は地図に記された場所へ向かいそこで後の始皇帝・嬴政との出会いを果たすのでした。
【キングダム】りんこは信を成長させた?過去や最期は?
りんこの存在はキングダム主人公の信にとって大きな糧となった人物であり、廉頗の刺客として送り込まれた場面から信を窮地に陥れては、その度に信が持ち前の粘り強さを見せて成長していきました。信にとってりんこは好敵手と呼べる存在です。ここではキングダムにおけるりんこ(輪虎)の過去や最期、信との関係性についてまとめていきます。
りんこの戦争孤児だった過去
過去に戦災に見舞われたりんこは飢え死にするのを待つだけでしたが、そこに廉頗が現れ彼を助けました。趙国で働き始めたりんこは、廉頗の武道の修練を覗き見しては1人でその真似をして実力をつけていきました。そしてある日、武道をしていたものたちに絡まれた時に返り討ちにしてみせると、その噂が四天王の1人・介子坊に届き、彼の推薦で廉頗の屋敷に住むことになりました。
りんこと千人将達との戦い
魏国へ侵攻した蒙壕軍との戦いが始まると、りんこは中央軍に配属され700の精鋭を率いて戦場に降り立ちました。そこで秦国軍の飛信隊、楽華隊、玉鳳隊が一緒になってりんこを討とうと作戦を立て、りんこ対王賁と信の戦いに誘い出すところまで成功しましたが戦いの主導権はりんこにあり、後半は巻き返していきましたがりんこの指を切り落とすことが限界でした。
りんこは信との戦いに敗れ死亡
りんこ対王賁と信の戦いは翌日に持ち越されりんこと信の再戦となりました。勢いと共に攻め続ける信は足を負傷してしまい、馬上戦では厳しいと判断してりんこを馬から落とし地上戦を仕掛けました。2人の一騎打ちがしばらく続くと魏兵の1人がりんこに加勢しようとしそれを飛信隊の副長・楚水が阻止します。そこでりんこが楚水に気を取られると、一瞬の隙を見逃さなかった信によって最期は討ち取られました。
りんこの役割は信を成長させることだった?
りんこを倒した後に信が廉頗と蒙壕が対峙する場所へたどり着くと、そこで王騎を侮辱する話が聞こえて廉頗の前に割って入りました。そこで廉頗からあしらわれそうになりますが、りんこの剣を投げ出し四天王を討ち取った強さを証明します。すると廉頗は怒りの形相で一太刀浴びせようとしますが、信はそれを受け止めてみせました。廉頗は去り際にりんこの剣を信に投げ渡しますが、恐らくりんこを背負ってほしいという託す気持ちがあったと推察されます。
【キングダム】りんこの強さや人物像
キングダムにおいて将軍や武将の強さには様々なタイプが存在しており、その中でりんこは多彩な実力を備えた万能な強さを持っていると言えるでしょう。また、刺客として秦国に送り込まれた時は暗殺者としての実力も披露しました。ここではキングダムにおけるりんこ(輪虎)の強さや人物像についてまとめていきます。
りんこの廉頗四天王としての強さや実力
戦場におけるりんこは『廉頗の飛槍』と称されており、二刀流の剣術によって過去に王騎にも一太刀浴びせた実績を持ちます。廉頗から知略について学んだことで知性にも長けています。また、知略と武力以外に隠密行動も得意としており、キングダム作中では暗殺の刺客として秦国に送り込まれており、リストアップされた将軍の首を次々と刈り取っていきました。
りんこの性格
普段は飄々とした言動が目立つりんこですが、廉頗に対する忠義はとても厚くカリスマ性があります。自らを『廉頗の剣』と称しているように自己犠牲の精神が強く、廉頗のためなら汚れ役も買って出るほどです。また、信との戦いでは「自力で戦ってきた上で今がある」と主張する彼に対して、運は天任せであるような発言をしていました。
りんこと登場人物の関係
信以外に密接な関係を築いている人物は廉頗と四天王の仲間たちです。キングダム作中では四天王の巨漢である介子坊と知略戦に長けた玄峰との関わりが描かれています。廉頗や四天王の関係性を知ることで、りんこの素性をより深く理解できることでしょう。
りんこと廉頗の関係
趙国三大天の1人である廉頗は四天王を従えており、その内の1人としてりんこが選ばれています。りんこは元々飢え死に寸前だったところを助けられたことで廉頗に厚い信頼を置いており、廉頗もりんこに秦国軍への刺客として彼を送り込むなど重要な任務を与えられるほど信頼しています。また、りんこが死亡したと知った時は怒りを露わにして信に切りかかっており、廉頗にとって大きな存在だったことが窺えます。
りんこと介子坊の関係
介子坊はりんこと同じ四天王の1人であり廉頗の右腕として活躍しています。りんこが拾われた後、廉頗の武道を盗見して極めているとその実力を介子坊が嗅ぎ付け、彼の薦めによってりんこは初めて廉頗の屋敷に住まうことになりました。そこでりんこは武道と知略を学ぶことになり四天王の一角を担うようになります。
りんこと玄峰の関係
玄峰はりんこと同じ四天王の1人で大軍略家の老将です。りんこが廉頗に拾われた当時、彼を教育していたのは玄峰でした。廉頗の屋敷に住むようになってからは知略を学ぶようになり武力だけではない将軍へと成長しました。
りんこの名言
りんこは敵キャラの存在かつ最期に死亡してしまった人物ではありますが、それに反して読者からの人気が非常に高いことで知られています。人気が高い理由には信との戦いやその中で放った名言がかっこよかったからでしょう。りんこのかっこいい名言について3つ紹介していきます。
りんこの名言①「ほんのわずかだけど…」
ほんのわずかだけどこの子はすでに武将の空気をまといつつある
出典: renote.net
行軍中に秦国千人将が討たれたと聞いて怖気づいた飛信隊でしたが、りんこの気迫に呑まれず動いていたのは信だけでした。殺気にひるまず剣も躱されると、りんこは信の実力と潜在能力を認め上記のように彼を評しました。
りんこの名言②「敵に迫られた…」
敵に迫られたところで僕が討たれる事はないからね
出典: renote.net
飛信隊、玉鳳隊、楽華隊の作戦によってりんこ率いる精鋭部隊が大きく削られ、信と王賁の2人がりんこの首を狙って彼を急襲した時、そこまで作戦は完璧でしたがりんこは2人を前に上記のように言い切りました。底知れない存在感を放った後に、りんこは四天王の強さを見せつけて2人を圧倒していきます。
りんこの名言③「本当に天に…」
本当に天に寵愛される武将は一握り
出典: renote.net
信に対して将軍について訊かれたりんこは、「いくら才能や実力があっても幸運がなければ道半ばで命を落とす」と答え最後に上記のセリフをもって内容をまとめました。信は実力や戦績によって上り詰めるものが将軍と考えていますが、りんこは運命や天の計らいといったものによって左右されると考えており、2人の考えが対照的であることが分かります。
りんこの史実
りんこ(輪虎)という人物は史実に記されていません。廉頗四天王という存在自体が史実に記されていないため、信を成長させるためのオリジナルキャラクターとしてりんこが生まれたと推察されます。
【キングダム】りんこの声優
キングダムはアニメ作品としても高い人気を誇っており、迫力ある作画や声優の演技などに定評があります。りんこのキャラクターはアニメ版でも声優の演技によって際立っており、声優の存在に注目されています。ここではアニメ版キングダムにてりんこの声優についてまとめていきます。
りんこの声優は「櫻井孝宏」
りんこを演じた声優は櫻井孝宏(さくらいたかひろ)さんです。2011年にファミ通アワード2010男性キャラクターボイス賞、2012年に第6回声優アワード海外ファン賞を受賞するなど、様々な賞を受賞するほどの実力派です。声優以外にもナレーターやラジオパーソナリティなどでも活躍しています。
櫻井孝宏のプロフィール
- 性別:男性
- 出身地:愛知県岡崎市井田町
- 生年月日:1974年6月13日
- 血液型:A型
- 身長:177cm
- 事務所:インテンション
- デビュー時期:1996年
櫻井孝宏の主な出演作品
- 松雪集(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)
- 冨岡義勇(鬼滅の刃)
- 枢木スザク(コードギアス)
- 一色慧(食戟のソーマ)
- 岸辺露伴(ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない)
【キングダム】りんこに対する世間での評判や人気
これまでりんこの強さや最期などについてまとめてきましたが、彼の存在や活躍シーンについてファンはどのように思っているのでしょうか。キングダムファンが思うりんこ(輪虎)への印象について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
りんこは敵キャラとして登場しましたが、その人柄や信に影響を与えた存在として認められており人気がありました。信と対照的な存在として描かれた描写や戦災孤児だった過去などが読者を感情移入させたのかもしれません。
信とりんこの戦いはキングダム屈指の名バトルと言われていました。知略と武力、両方において長けていたりんこは当時の信にとって高い壁であり、それを実力と信念の強さで覆した展開は王道で迫力を感じられる名場面で、多くの読者が感動したことでしょう。
りんこは人気があったゆえに死亡した時は多くの読者が悲しみを抱いたそうです。りんこの最期は潔く敗北を認めたからか儚さがあり、りんこが好きな人ほど感動してしまう描写になっています。また、信がりんこの首を切らず剣だけを持っていった展開にも信のかっこよさを感じられて感動した人がいたことでしょう。
【キングダム】りんこは信を成長させた最強の刺客だった
りんこは秦国に向けられた刺客で信を成長させた最強の敵でした。刺客として数々の将を討ち取った時は脅威的な存在でしたが、勝利した信にとって大きな経験となったはずです。りんこの魂は剣と共に受け継がれていくことでしょう。
この記事のライター
zeile
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