【キングダム】金毛は影で活躍をした武将!死亡シーンについても解説
『キングダム』に登場する金毛(きんもう)は趙軍の将軍で、慶舎(けいしゃ)の側近にあたります。圧倒的な強さはありませんが、趙国や慶舎、李牧のために尽くした人物です。そんな『キングダム』の金毛の強さや活躍、死亡シーンなどを紹介します。
目次
【キングダム】金毛は影で活躍した武将
金毛(きんもう)は『キングダム』に登場する趙国の将軍で、同じく趙国の将軍である慶舎(けいしゃ)の側近にあたる人物です。圧倒的な実力などはありませんが、慶舎や趙国のために冷静に判断を下すことができる優秀な将と言われています。そんな金毛の実力や各戦いでの活躍、性格や死亡シーンを紹介します。
金毛のプロフィール
『キングダム』に登場する趙国の将である金毛は、慶舎の側近です。443話で登場し、額が広めの丸顔と長髪が特徴となっています。慶舎の側近として黒羊丘の戦いに参戦します。慶舎亡き後は李牧に従軍して朱海平原の戦いに参戦しています。慶舎が死亡したときも取り乱すことはなく、冷静に物事を判断することができます。性格はクールだと思われがちですが、趙国を思う熱い心があり、私情を抑えて冷静な判断を下します。格段に戦闘力が強いわけではなく、地味だとも言われていますが、堅実な戦法を取ることで優位に立つことができます。
キングダムの概要
『キングダム』は原泰久による漫画で、古代中国の春秋戦国時代末期を題材にした作品です。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載しており、単行本60巻でシリーズ初の初版100万部を達成しています。2011年11月にテレビアニメが放送され、テレビアニメ第5期の放送が決定しています。2019年4月には『キングダム』の実写映画が公開され、実写映画の続編公開も決定しています。2013年には第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞しました。
キングダムのあらすじ
『キングダム』は紀元前3世紀、長年の争乱が続く古代中国の春秋戦国時代末期の戦国七雄の争乱を題材にした作品で、始皇帝・第31代秦王である嬴政(えいせい)の元で「天下の大将軍」を目指す戦争孤児の少年・信(しん)を主人公にした物語です。信が率いる飛信隊が、趙国・魏国・楚国という国々と合戦をし、各地で武功を挙げて出世を成し遂げる物語となっています。
【キングダム】金毛の活躍や死亡シーン
『キングダム』の443話で登場した金毛ですが、作中ではどのような活躍をしたのでしょうか。また、金毛は作中で死亡してしまいますが、最期はどんなシーンだったのでしょうか。金毛が活躍した黒羊の戦いや朱海平原の戦い、金毛の死亡シーンを紹介します。
金毛の黒羊の戦いでの活躍
金毛は黒羊の戦いにおいて慶舎の副官として活躍していました。慶舎は趙国将軍の中でも本能型の極みとも言われる人物ですが、慶舎は信に殺されてしまいました。金毛は桓騎(かんき)軍の武将である摩論軍と戦いますが、離眼城が窮地に立たされてしまい、紀彗が黒羊の戦いの戦線から離脱します。金毛は摩論軍に邪魔をされたために慶舎を救いに行くことが出来ませんでしたが、心が折れそうになりながらも冷静に事を受け止め、被害を最小限にして撤退するという戦線離脱の判断を下します。
金毛の朱海平原の戦いでの活躍
鄴を巡る朱海平原の戦いでの金毛は、信が率いる飛信隊を崩壊させかねない動きを見せます。慶舎を殺された恨みを抱いた金毛は、信が李牧を挟撃しようとしたとき、飛信隊の移動ルートに待ち伏せをしていました。しかし金毛軍はジリジリと飛信隊に追い詰められ、金毛軍は全滅の危機でした。そのとき、金毛は飛信隊の頭脳とも言える軍師の河了貂を討つために飛信隊の中へ飛び込みました。
金毛の最期や死亡シーン
金毛によって飛信隊の河了貂は絶対絶命のピンチに陥りますが、飛信隊の弓使いである仁淡兄弟が河了貂を救います。仁淡兄弟の兄である蒼仁は限界まで矢を射り、趙国軍の金毛に討ち取られる寸前でした。すると心優しくて今まで人に対して矢を打ったことのない弟の蒼淡が金毛の胸を射抜きます。金毛は最期の力を振り絞り、仁淡兄弟に説教を始めました。これが金毛の最期で、死亡シーンとなりました。
【キングダム】金毛の強さや性格
金毛は慶舎の側近で、副官として戦いに赴いていましたが、金毛の強さや実力はどのようなものだったのでしょうか。金毛の強さや実力、性格や慶舎との関係、また金毛は実在した人物であったかどうかも合わせて紹介します。
金毛の強さや実力
金毛は武将として突出した強さや能力はありませんが、冷静な判断力で乱戦の中でも的確に動くことができる人物です。特別に強いというわけではありませんが、黒羊丘の戦いでは桓騎軍の参謀である摩論軍と拮抗した戦いを見せました。堅実な実力と軍の士気を上げる判断力、取り乱すことのない冷静さで様々な戦いで活躍していました。
金毛の性格
金毛は冷静で、取り乱さずに判断ができる性格です。冷静といっても趙国を想う気持ちは人一倍あり、趙国の民に血を流させたくない、そのために戦争を無くしたいという熱い想いを持った人物でした。常に趙国の行く末を見据え、どう判断するべきかを考えていました。部下からの信頼も厚く、自暴自棄になりかけた金毛は部下から「責務を放棄するな!」と叱られます。金毛はそれに対して「私はお前達に支え続けられていた」と感謝できるような心も持ち合わせた人格者です。
金毛と慶舎の関係
金毛は慶舎の側近を長年続けていました。慶舎は本能型の武将で、幾重にも策を巡らせて相手を誘い込み討ち取る知略家であり、信と打ち合えるほど武力を持つ知勇兼備の名将です。そんな慶舎に絶対の信頼を寄せていた金毛は、慶舎が本能型の武将であることも理解していました。信に慶舎を討ち取られてしまいますが、冷静な判断でその場の戦いでは戦線離脱し、信への恨みは後の朱海平原の戦いでぶつけることになりました。
金毛は史実で存在する?
『キングダム』では史実上の人物をモデルにしていることが多くありますが、金毛についてはオリジナルのキャラクターとなっています。金毛が仕える慶舎は史実に名がある人物ですが、資料が少ないために謎が多い人物です。そのため『キングダム』の慶舎の設定もオリジナルの部分が多くなっています。金毛も慶舎も趙国を魅力的に描くための『キングダム』のオリジナル要素のようです。
【キングダム】金毛に対する世間での評判や人気
『キングダム』は信を主人公とした物語なので、金毛や慶舎は敵になります。そんな敵であるにも関わらず、金毛は人気のあるキャラクターで、良い人、死んでほしくなかったというファンの声がたくさんありました。見た目が格別に良いわけでもなく、実力や強さが突出しているわけでもない金毛の人気は、人格者というところからきているのかもしれません。
金毛は仁淡兄弟の弟である蒼淡が、兄の蒼仁を助けようとして放った矢で胸を貫かれて死亡します。金毛は貫かれてもなお「だから、負けた人間の思いまで信は背負っていく」と言い、蒼淡の矢によって死亡します。この金毛の最期のシーンがかっこよかったと評価しているファンもたくさんおり、『キングダム』は素晴らしい作品だと言われています。
金毛は冷静に物事を判断できる能力を持ちながらも、趙国に対して熱い想いを持っている人物でもあります。部下からの信頼も熱く、金毛が自暴自棄になりかけたときには部下から叱責の声があがります。その言葉に金毛は怒るわけでもなく、「私はお前達に支え続けられていた」と感謝できる心も持ち合わせていました。この部下達と金毛のやり取りのシーンが好きだというファンの声もたくさんあり、より『キングダム』に惹きつけられるシーンとなっています。
【キングダム】金毛がもしも〇〇だったら
もし金毛が現代に生きており、自分の身近な人物だとしたらどのような人物なのでしょうか。もし金毛が〇〇だったらを「上司、彼氏、ライバル」の3つの視点から見ていき、「キングダム」作中での金毛の性格や人となりから想像しながら紹介します。
金毛「上司」篇
もし金毛が自分の上司だったら、会社のためを思って冷静に判断ができる上司になりそうです。趙国のためを思う熱い心がある金毛なので、会社でも部下にも慕われる人格者になりそうです。
金毛「彼氏」篇
金毛がもしも彼氏だったらどのような人物になるのでしょうか。金毛は趙国民に血を流させたくないため、戦争を無くしたいという強く熱い思いを持っていました。そんな趙国を想う金毛が彼氏になったら、彼女のことを強く想ってくれる優しい彼氏になると思います。見た目が特別にかっこいいというキャラクターではありませんが、人格者ということから人気のあるキャラクターとなっています。
金毛「ライバル」篇
金毛がライバルとなった場合には、とてもやっかいな相手になりそうです。それほどの実力はないものの、冷静な判断力と熱い心で部下からの人望もある金毛です。また部下からの叱咤にも素直に感謝できる心も持ち合わせており、ライバルになったときには金毛には敵わないかもしれません。
【キングダム】金毛は影で活躍した趙国の武将だった
『キングダム』の将である金毛の実力や黒羊の戦いや朱海平原の戦いでの活躍、死亡シーンや慶舎との関係や史実に存在するかなどを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。金毛は派手に活躍した人物ではなく、影で趙国のために活躍していた人物だということがわかりました。常に趙国のことを思い、私情を抑え、軍として将としてどうあるべきかを常に考えることができる優秀な人物です。今後『キングダム』を見る際は、暗躍者で人格者もあった金毛に注目してみてください。
この記事のライター
shiori
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