【キングダム】桓騎(かんき)の人物像を解説!史実には登場している?
キングダムにて秦の将軍・蒙驁の副将を務めていた桓騎は元野盗団の首領という経歴を持ち勝つためならば略奪や虐殺を厭わない冷酷な武将です。本記事ではキングダムに登場する桓騎の強さやかっこいい魅力、史実に記されている内容などについてまとめていきます。
目次
【キングダム】桓騎とは?
キングダムは戦国七国を背景に秦王・嬴政と側近の武将・李信が天下統一を目指す物語が描かれており、桓騎はその秦国に所属する異色な経歴を持つ将軍として知られています。ここでは桓騎の素性やキングダム作中での立ち位置についてまとめていき、キングダムの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。
桓騎のプロフィール
桓騎(かんき)は秦の筆頭将軍・白老の蒙驁の副将を務める武将です。天才的な戦の才を持っておりその実力は同じ副将の王翦に匹敵すると言われていますが、彼の知名度はあまり知られておらず李牧ですら彼の実力を見誤っていました。戦では型にはまらない独自の戦術を用いることが多く、相手の虚を衝く戦いを得意としています。
桓騎の性格
将軍になる前は野盗団の首領として活動しており、敵軍への過剰な拷問や殺戮、一般市民への虐殺行為を平然と行えるほど冷酷な性格をしています。秦への忠誠心も薄いですが、ある種のカリスマ性の持ち主であり部下からは非常に慕われています。
キングダムの概要
キングダムは原泰久によって週刊ヤングジャンプに連載されている漫画作品です。古代中国に起きた戦国七雄の争乱を舞台に天下統一を果たす始皇帝とそれを傍で支えた武将・信の活躍が描かれています。重厚で骨太な戦記物として人気を広めていくと、2022年9月時点で累計発行部数9200万部を突破しました。
キングダムのあらすじ
戦災孤児だった信は漂と共に下僕生活を強いられていましたが、戦乱の中国で天下の大将軍になれば下僕を抜け出せることを知り2人は修行に明け暮れるようになります。そしてある日、漂だけが秦国の大臣に見いだされ仕官を果たしますが、1ヶ月後に漂は深手を負った状態で信の元に戻り地図と大将軍の夢を託して死亡します。思いを受け取った信は地図に記された場所を目指し、そこで後に天下統一を果たす始皇帝・嬴政と出会うのでした。
【キングダム】桓騎の人物像や史実
キングダムにはかっこいい武将や圧倒的な強さを誇る将軍などが数多く登場しているのが特徴的な作品で、桓騎はその中でも腹の底が読めない人柄をしていながら他とは毛色が違う強さを持っています。ここではキングダムの桓騎の人物像や強さについてまとめ、史実に記されている桓騎についても紹介していきます。
桓騎の強さや実力
蒙驁の副将に任命されているだけあって、桓騎は高い剣術と弓術を兼ね備えた作中トップクラスの強さを持っています。その上で桓騎が得意としている戦法は奇策・奇襲であり、魏軍の天才戦術家である玄峰(げんぽう)に対して自ら魏軍に紛れて奇襲するという大胆な戦略を仕掛けて玄峰を討ち取ってみせました。また、野盗時代に1つの城邑を攻め落とす際に住人全員の首をはねたことから『首切り桓騎』と異名をつけられています。
桓騎と砂鬼の関係
砂鬼(さき)は桓騎軍所属の覆面の怪人で桓騎軍の最古参と言われていました。そんな砂鬼の正体は女性で桓騎と砂鬼が2人きりで天幕にいた時、砂鬼の背中に描かれた刺青を桓騎がじっと見つめ意味深な表情を浮かべていました。このことから『砂鬼は桓騎の嫁』と考えられるようになりましたが、近年では『桓騎の妹』という説も出てきており今後のキングダムで明かされることを期待されています。
李牧が指摘した桓騎の弱点
李牧は桓騎軍との戦いの中で桓騎の弱点を2つ見つけていました。1つは桓騎が捕らえた慶舎を取り逃がしたシーンで、桓騎は相手が名将と知らなかったため得意分野であるはずの罠捕縛を失敗しました。もう1つは幹部との意思疎通であり、戦いの中で桓騎に振り回された幹部たちが桓騎の元を離れようとする様子が描かれていました。
桓騎の最期はどうなる?
桓騎は宜安の戦いにて死亡すると考えられます。史実に描かれている桓騎は宜安の戦いにて命を落としており、キングダムの桓騎は現状史実通りの生涯を辿っているため最後まで史実通りに進む可能性が高いです。もしも宜安の戦いで死亡した際、そこで桓騎と砂鬼の関係や桓騎の過去などが明らかにされるかもしれません。
桓騎の史実
史実における桓騎は正式には『桓齮』と記されています。紀元前237年に秦の将軍になると、王翦と楊端和らと共に趙の鄴を攻めて9つの城を落としたり、趙の平陽を攻めて敵将・扈輒(こちょう)を討ち取るなど様々な活躍を残しています。
【キングダム】桓騎のかっこいい活躍や名言
秦に所属する将軍の中でつかみどころがなくいつか裏切るような気配を漂わせている桓騎ですが、キングダム作中ではかっこいい活躍をしてみせ読者にインパクトを与える名言なども残しています。ここではキングダムにおける桓騎のかっこいい活躍や名言についてまとめていきます。
桓騎の活躍をネタバレ
桓騎は魏への侵攻戦にて初登場し廉頗四天王の玄峰との知略戦や韓軍総大将・成恢(せいかい)との対決、鄴攻略編に参加するなど様々な場面で活躍しています。桓騎のかっこいい活躍シーンについてそれぞれ3つの場面に分けて紹介していきます。
桓騎の活躍①山陽攻略編
魏軍との戦いを描いた山陽攻略編で桓騎は蒙驁将軍の副将として戦に参戦し、廉頗四天王の1人・玄峰と戦いました。玄峰は趙の中でも優れた策略家でそれまで秦軍を追い詰めていましたが、桓騎は独自の戦略をもって玄峰に近づきほぼ無傷で首を討ち取りました。その後、蒙驁軍が廉頗に攻め込まれて苦境に陥った際、桓騎は先に魏軍本陣へ攻め込み白亀西を惨殺し秦軍の勝因を生み出しました。
桓騎の活躍②合従軍編
秦が合従軍に攻め込まれた時、桓騎は蒙驁と張唐と共に国門・函谷関の防衛を任されます。函谷関に攻め込んできたのは魏軍と韓軍で、魏軍は巨大井闌車を使って門に橋をかけようとし、韓軍は毒を使って秦軍を追い詰めていきました。それに桓騎は火矢で巨大井闌車1台を焼き払い、逆に巨大井闌車を使って門から降りると奪った魏軍の旗を掲げて戦場を横断し韓軍総大将・成恢を討ち取りました。
桓騎の活躍③黒羊攻防戦編
趙軍との黒羊丘の戦いで桓騎は秦軍の総大将に任命されます。そこで桓騎は飛信隊と桓騎軍を衝突させたり、守るべき要所を簡単に明け渡すといった謎の戦略をとり秦軍を苦しめていきました。しかし、趙軍の主力が近辺の村にあることを見抜いていると、その村を人質にとって脅し犠牲を半分以上に抑えて勝利、その上要所は相手に補強させた状態で返してもらったという、まさに完全勝利という内容で戦いを終えました。
桓騎の名言
キングダムは武将たちの生き様を示す名言がかっこいいと評判であり、作品を語る上で欠かせない要素となっています。ここでは桓騎の名言についてまとめ、彼のかっこいい魅力に迫っていきます。
桓騎の名言①「全部上手く…」
全部上手くいく
出典: renote.net
合従軍との戦いにて桓騎はわずか80人の兵で奇襲を仕掛けることを決断します。当然他の秦軍兵はそれを不安に思いますが、それに対して桓騎は上記のセリフをさらりと言い放ちました。とても自信に満ちた表情は桓騎の狡猾さを物語っているようで、彼の魅力が引き立った名言です。
桓騎の名言②「俺のやってることは…」
俺のやってることはいつも 完全勝利の結果につながっている
出典: renote.net
黒羊丘の戦いにて桓騎の味方を苦しめるような戦術に幹部たちが強く問い詰めますが、桓騎は狼狽する彼らを上記のセリフですぐに黙らせました。桓騎のカリスマ性が発揮された名言であると同時に、彼に従う幹部たちとの絆が垣間見えた瞬間でもありました。
桓騎の名言③「白老への…」
白老へのたむけだ
出典: renote.net
合従軍との戦いが終わった後、蒙驁は老衰で死亡してしまいました。その出来事を受けた後桓騎は敵兵を火で焼きながら上記のセリフを口にします。桓騎の残忍性が背景で描かれながらも、セリフは蒙驁の弔いという桓騎らしくない場面が描かれた名シーンです。
桓騎の名言④「調子の狂う…」
調子の狂うじじいだったぜ全く
出典: renote.net
韓軍の総大将・成恢を討ち取った張唐でしたが、彼は身体に毒矢を受けてしまい戦死してしまいました。そこで桓騎は倒れそうだった張唐の身体を掴み、上記のセリフを吐き捨てるように言いました。嫌味っぽく話しているところが桓騎らしくも彼の意外な一面が見られる名シーンです。
【キングダム】桓騎の声優
ここからはアニメ版キングダムにて桓騎の声を担当した声優についてまとめていきます。元野盗だった桓騎の癖の強いキャラクターを演じた声優は他作品でも主演を演じることが多い有名男性声優です。
桓騎の声優は「伊藤健太郎」
桓騎を演じた声優は伊藤健太郎(いとうけんたろう)さんです。ファンから『イトケン』という愛称で親しまれている人気声優であり独特のしゃがれた声が魅力的です。知り合いの劇団を手伝った際に芝居の世界に興味を持ち始め、桐朋学園芸術短期大学の演劇科進学を経て劇団21世紀FOXにてデビューを果たしました。
伊藤健太郎のプロフィール
- 性別:男性
- 出身地:東京都八王子市
- 生年月日:1974年1月3日
- 血液型:A型
- 身長:165cm
- 事務所:マウスプロモーション
- デビュー時期:1995年
伊藤健太郎の主な出演作品
- 白石由竹(ゴールデンカムイ)
- ンドゥール(ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース)
- タイショーくん(とっとこハム太郎)
- 田所迅(弱虫ペダル)
- 土浦梁太郎(金色のコルダ)
【キングダム】桓騎に対する世間での評判や人気
キングダム作中で桓騎の活躍が描かれると、キングダムを愛読しているファンからは様々な反響が寄せられその都度彼の話題でSNS上が賑わっています。ここではキングダムの桓騎に対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
桓騎はキングダムファンの間で人気が高く多くの人からかっこいいと言われていました。どんな武将よりもずる賢くつかみどころがない人柄をしていますが、奇抜な戦術で戦場に波乱を起こしそれでいて最後に勝利を掴み取るところはかっこいいと評されて当然でしょう。
桓騎のその後については誰もが気にしているそうで、特に史実の内容を知っている人にとってはキングダムでもその通りになるのか気にしているようでした。キングダムはオリジナル戦記であるため、史実とは違う展開になる可能性も十分にあるでしょう。
2023年夏頃にキングダムは第3作目となる実写映画が公開予定となっており、SNS上では桓騎のキャストが誰になるのかと様々な予想意見が行き交っていました。キングダムの実写映画は非常に評価が高いため、3作目にも多くの人から期待が寄せられています。
【キングダム】桓騎はかっこいい武将だった
キングダムに登場する桓騎は狡猾で卓越した強さを持ったかっこいい武将でした。史実によれば桓騎は最後に死亡すると考えられますが、今後のキングダムではその結末に行きつくのかどうかに注目しながら読んでいくとより物語を楽しめることでしょう。
この記事のライター
zeile
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