【キングダム】飛信隊の構成や主要メンバーを紹介!史実に登場している?
『キングダム』に登場する飛信隊は、主人公の信が率いている軍隊です。個性的なメンバー達で構成されており、『キングダム』の軸となる軍隊となっています。本記事では、そんな飛信隊の構成や主要メンバーを紹介するとともに、史実にも登場しているかを解説していきます。
目次
【キングダム】飛信隊とは?
『キングダム』に登場する飛信隊(ひしんたい)は、秦(しん)国に属する軍隊の1つです。主人公である信(しん)が率いている軍隊で、『キングダム』という作品の軸は、この飛信隊と言われています。まずは、飛信隊がどのようにして組織、構成された軍隊なのかと、飛信隊が活躍する『キングダム』という作品について概要とあらすじを簡単にまとめていきます。
飛信隊とは?
飛信隊とは、『キングダム』に登場する軍隊の1つです。信は、歩兵として参戦した初陣で武功を上げ、秦国の大将軍・王騎(おうき)に認められました。そして、百人将(ひゃくにんしょう)に昇格すると、「飛信隊」という名の部隊長を任せられます。その後、優秀なメンバーを仲間に引き入れつつ拡大していき、大所帯へと成長していきます。
キングダムの概要
飛信隊が活躍する『キングダム』は、『週刊ヤングジャンプ』にて2006年1月から連載されている青年漫画です。古代中国の史実を基に描かれた、大スペクタクル作品として人気を博しています。2011年11月にはテレビアニメ化もされ、迫力のある描写と人気声優による迫真の演技が話題を呼び、大ヒットしました。2019年4月には実写映画も上映され、2022年9月には単行本の累計発行部数が9200万部を突破しています。
キングダムのあらすじ
物語の舞台は、紀元前3世紀の古代中国です。春秋戦国時代の世において、戦災孤児の下僕として過ごしていた少年・信は、同じ境遇の幼馴染・漂(ひょう)と「天下の大将軍」になることを夢見て日々鍛錬に励んでいました。そんなある日、秦国の大臣・昌文君(しょうぶんくん)に漂だけが見出され、仕官することになります。この別れが、後に信の運命を大きく変えていくことになってしまいます。
【キングダム】飛信隊の構成を考察
飛信隊を構成しているメンバーの多くは、身分の低い地方出身者ばかりです。しかし、戦場において信を中心に多くの武功を立て、名立たる武将達からも一目置かれる存在になっていきます。ここからは、そんな飛信隊の構成や特徴について解説、考察していきます。
考察①羌瘣が独立している理由
飛信隊で副長を務める羌瘣(きょうかい)は、飛信隊の中において特別な存在です。元々暗殺を得意とする一族の末裔で、他の飛信隊メンバーとは生い立ちや加入理由が全く違います。そんな羌瘣が構成している部隊は、飛信隊の他の部隊とは違う士気を見せ、独特な雰囲気があります。羌瘣が飛信隊の中でも独立した存在となっている理由としては、後に六大将軍になる可能性があるからだと推測されています。
考察②歩兵隊と弓部隊
飛信隊は武功を重ねるごとに拡大していき、信が将軍に昇格すると1万5000人もの大所帯へと成長していきます。その中で、主力となっているのが、崇原(すうげん)が率いる歩兵隊です。農民や下僕の出身者が多い飛信隊は、死地を生き延びてきた成り上がりの猛者達による歩兵隊が非常に強く、常に前線で戦っています。また、蒼仁(そうじん)と蒼淡(そうたん)という弓の名手を仲間にしたことで、弓部隊も強化されました。攻撃の面でも防御の面でも飛信隊は確実に力を付けています。
考察③信の直衛の兵はいる?
信は多くの武功が認められ、将軍へと昇格しました。しかし、そんな信を守る直衛の兵は存在しません。信は自ら先陣を切って戦いに赴きますが、立場としては飛信隊の指揮官に近いです。その為、直下の兵は多くいますが、直衛の兵はいないことになります。飛信隊のメンバーは、それぞれが互いに助け合って戦っている為、その時の戦況において信の近くにいる者が直衛の兵となっている可能性があります。
考察④黒飛麃と赤飛麃の役割
飛麃(ひひょう)は、秦国の大将軍・麃公(ひょうこう)軍に所属していた兵達で構成された部隊です。乱戦に強い隊として、筋骨隆々で猛々しい兵士達で構成されているのが特徴となっています。最初は1つだった飛麃部隊でしたが、増員に伴い、岳雷(がくらい)を指揮官とする黒飛麃(くろひひょう)と我呂(がろ)を指揮官とする赤飛麃(あかひひょう)の2つに分けられました。
部隊を分ける場合、歩兵隊と騎兵隊に分けるのが一般的ですが、飛信隊では歩兵と騎兵の数を500人ずつ両方の部隊にバランスよく構成しています。これは、攻撃と防御の両局面で対応できるようにという意図があってのことです。また、飛麃を2つに分けた理由としては、増員だけでなく、元麃公軍だった岳雷と我呂が千人将に昇進したことも影響しています。同じ軍出身で、同じ階級となれば部隊を2つに分けて戦況に合った戦い方をさせる方が良いと信は考えたと考察されています。
考察⑤軍師の河了貂はキーマンになる?
飛信隊で軍師を務める河了貂(かりょうてん)は、飛信隊の頭脳とも言える存在です。武力の面では力を多いに発揮している飛信隊ですが、戦略の面においては不安な部分が多々あります。それを補っているのが、河了貂なのです。飛信隊の頭脳でもある河了貂には、護衛兵と伝令兵が100人も配備されていることからも、飛信隊でかなり重要視されていることが判ります。
【キングダム】飛信隊のメンバー一覧
初めは小さな軍隊に過ぎなかった飛信隊ですが、物語が進むにつれてその規模は拡大していきます。物語の中心でもある飛信隊には、一体どんなメンバーがいて、どのように構成されているのでしょうか。ここからは、飛信隊に所属しているメンバーを紹介すると共に、メンバーの構成や役割を紹介していきます。
飛信隊メンバー①李信
まず最初に紹介するのは、飛信隊の隊長を務める『キングダム』の主人公・信です。戦災孤児で元々姓を持っていませんでしたが、正式に将軍になるには姓が必要だった為、「李信(りしん)」と名乗るようになります。性格は短気ですが、曲がったことを決して許さない義に厚い人物です。天下の大将軍になるという目標を持ち、身分や性別に囚われない接し方で、飛信隊のメンバーからも慕われています。
飛信隊メンバー②河了貂
河了貂(かりょうてん)は、飛信隊の軍師を務める女性です。山民族である「梟鳴族」の末裔であり、鳥を模した蓑をよく被っています。信とは飛信隊結成前から協力関係にあり、後に軍師として飛信隊に正式加入しました。秦国の右丞相(うじょうしょう)・昌平君(しょうへいくん)の下で兵法を学んだことから、軍師として非常に優秀です。
飛信隊メンバー③羌瘣
羌瘣(きょうかい)は、飛信隊の副長を務める女性です。『蚩尤(シユウ)』と呼ばれる暗殺を生業とする一族の末裔で、信とは敵として初対面をはたします。その後、信とのふれあいにより心を開き、飛信隊に加入しました。どんな状況でも落ち着いた態度をとり、河了貂が加入する前は戦術面でも活躍しています。
飛信隊メンバー④渕
渕(えん)は、羌瘣と共に飛信隊の副長を務めています。元は、昌文君の副官・壁(へき)と信の連絡係として信に同行していましたが、王騎と修行する信に付き従って共に修行したことで副官となりました。信との修行で「集」という戦い方を熟知したことで、特出した活躍は多くないものの、隊のまとめ役としてメンバー達から信頼されています。
飛信隊メンバー⑤楚水
楚水(そすい)もまた、羌瘣、渕と共に信を支える飛信隊の副長です。楚水は、元は秦国の将軍・郭備(かくび)が率いていた軍の副官でした。郭備が趙(ちょう)国の将軍・輪虎(りんこ)に暗殺されると、生き残った郭備軍のメンバーと共に飛信隊に加入します。冷静に物事を判断することに長けた人物で、武力と知力の両面で信を支えています。
飛信隊メンバー⑥岳雷
岳雷(がくらい)は、飛信隊の中でも、乱戦に強いメンバーで構成された「黒飛麃」の指揮官を務める武将です。麃公の軍に所属していましたが、後に我呂と共に飛信隊に加入します。大柄で顔に多くの傷があるのが特徴です。性格は無骨ですが、面倒見が良い一面もあり、我呂をはじめとする飛信隊メンバーから慕われています。
飛信隊メンバー⑦我呂
我呂(がろ)は、乱戦に特化したメンバーで構成される「赤飛麃」の指揮官です。元は麃公軍に所属していましたが、合従軍の戦い後、岳雷と共に飛信隊に加入しました。性格はやや軽めで口の悪さが目立ちますが、筋の通ったことには義理を通す誠実な一面もあります。また、麃公の下にいた頃から一緒に行動している岳雷を慕っています。
飛信隊メンバー⑧那貴
那貴(なき)は、秦国の将軍・桓騎(かんき)の軍より移籍した武将で、千人将です。黒羊丘(こくようきゅう)の戦いにおいて、共闘する軍の一部を入れ替えて戦を行う桓騎の考え方によって一時的に飛信隊へ加入します。黒羊丘の戦いが終われば桓騎軍に戻る予定でしたが、信の戦い方や飛信隊の居心地の良さを理由に、そのまま飛信隊に残る選択をして正式加入しました。性格は非常に冷静で、元野盗出身であることから隠密行動を得意としています。
飛信隊メンバー⑨崇原
崇原(すうげん)は、千人将兼歩兵長を務める飛信隊初期メンバーです。剣術の腕前に定評があり、飛信隊の中では主に新兵の教育を行っています。馬陽(ばよう)の戦いで、趙軍により左目を失う重傷を負いますが、後に復帰して隻眼の将として活躍しています。
飛信隊メンバー⑩沛浪
沛浪(はいろう)は、結成初期から飛信隊を支える五百人将兼副歩兵長です。戦の経験が豊富な老兵で、信の初陣の際は見下した態度をとっていましたが、戦いを重ねる内に強くなっていく信を認めるようになっていきます。飛信隊結成時は、第一伍長を務めて精鋭の歩兵部隊を構成する為に尽力しました。
飛信隊メンバー⑪竜有
竜有(りゅうゆう)は、飛信隊結成初期のメンバーで、百人将です。性格は神経質でとっつきにくく、飛信隊のメンバーに対しても悪態をつくこともしばしばありました。元料理人ということで、料理を特技としており、飛信隊の料理担当でもあります。斉(せい)国の珍しい食材を前にした時に喜ぶ描写が印象的です。
飛信隊メンバー⑫中鉄
中鉄(ちゅうてつ)は、飛信隊を結成初期から支えるメンバーで、百人将です。強面で「富村の殺し屋」という異名を持つ大男ですが、伍を構成する際には人気者でした。見た目の通り腕っぷしは強く、戦場においても第一線で活躍しています。
飛信隊メンバー⑬澤圭
澤圭(たくけい)は、飛信隊結成初期からのメンバーで、二百人将です。信が初陣を飾る際、組むことになった伍のリーダーとして知り合います。優しく落ち着いた性格をしており、頼りなさそうな外見をしていますが、今まで自分が率いた伍で死者を1人も出していないという経歴の持ち主です。弱者なりの戦術として、互いに信頼して助け合うという「伍の結束」を信に教えた人物でもあります。その為、信は澤圭を尊敬し、頼りにしています。
飛信隊メンバー⑭蒼仁
蒼仁(そうじん)は、鄴(ぎょう)攻めの前に飛信隊へ加入した兵卒です。麃公軍の中で弓騎兵のみで構成された「蒼弓隊(そうきゅうたい)」を率いた将軍・蒼源(そうげん)の息子で、弟の蒼淡と並んで飛信隊一の弓の腕前を持っています。入隊選抜試験において、体力のなさが露見しましたが、弓の実力だけで試験を突破しました。
飛信隊メンバー⑮蒼淡
蒼淡(そうたん)は、兄の蒼仁と共に入隊選抜試験に合格して飛信隊に加入した兵卒です。中華十弓にも名を連ねる蒼源を父に持ち、遠方からでも正確に的を射抜く程の弓を腕前を持っています。大柄ではありますが、気が弱い一面があり、戦場において人に矢を向けることを躊躇う場面もありました。
飛信隊メンバー⑯竜川
竜川(りゅうせん)は、飛信隊の初期メンバーで、五百人将です。飛信隊の中でも体が1番大きく、力強い戦いを得意としています。怪力自慢である田有3人分の力を持つと自称する程、腕っぷしに自信を持っています。
飛信隊メンバー⑰干斗
干斗(かんと)は、入隊選抜試験で合格した飛信隊の新メンバーで、兵卒です。干斗は、下僕から成り上がってきた信や飛信隊が平民出身者ばかりであることに憧れて入隊を希望した人物でした。強面で口は悪いですが、助けられた恩を忘れない義に厚い男で、死亡する直前に松左から受け継いだ槍を使いこなそうと努力しています。
飛信隊メンバー⑱石
石(せき)は、飛信隊結成初期のメンバーで、百人将です。山の民である「青石族」という民族の族長でもあります。優れた聴覚の持ち主で、冷静に音を聞き分けて飛信隊の活躍に貢献しています。この特殊な能力を活かして、偵察を行う兵士で構成された部隊の指揮官も兼任しています。
飛信隊メンバー⑲昂
昴(こう)は、飛信隊の古参で、尾平隊に所属する兵卒です。幼さの残る小柄な少年兵ですが、自分を育ててくれた母親に楽をさせてあげたいという一心から戦場で臆することなく戦い抜く芯の強さを持っています。羌瘣から教わった関節技を独自のスタイルで極める等、伸びしろの大きい人物でもあります。
飛信隊メンバー⑳尾平
尾平(びへい)は、飛信隊の最古参で、百人将です。信とは同郷で、信の初陣の際には同じ伍に所属して共に戦いました。明るくお調子者な性格で、飛信隊のムードメーカー的な存在です。臆病な一面もありますが、信を悪く言う者に対しては勇敢に立ち向かいます。
飛信隊メンバー㉑田有
田有(でんゆう)は、飛信隊初期メンバーの1人で、千人将です。元々は大工の頭領を務めていた人物で、腕っぷしには自信を持っています。信の実力を素直に認めており、信の為に沛浪と共に精鋭歩兵を構成するのに尽力しました。
飛信隊メンバー㉒田永
田永(でんえい)は、飛信隊初期メンバーの1人で、五百人将です。沛浪とは旧知の仲で、田永が飛信隊に加入したのも、沛浪の紹介でした。喧嘩っ早く、口の悪さが目立つ大男ですが、物事の本質を見抜き実行するという誠実な一面も持ち合わせています。初対面では、信を見下した態度をとっていましたが、戦を重ねるごとに尊敬していきます。
飛信隊メンバー㉓魯延
魯延(ろえん)は、飛信隊最高齢の武将で、什長です。戦経験が豊富な老兵で、信は魯延の言葉に幾度となく助けられ信頼を寄せています。飛信隊の戦い方の基礎を築いた人物です。山陽(さんよう)の戦いの後、引退という形で脱退してしまいます。飛信隊の中では、唯一の引退者となります。
飛信隊メンバー㉔義孝
義孝(ぎこう)は、飛信隊で諜報部隊に所属している兵卒です。地味な顔立ちで戦いの場においてはあまり目立ちませんが、確かな情報を得てそれを信に伝達するという重要な役割を持っています。武力だけでなく、諜報・伝令を構成する部隊がしっかり機能していることが飛信隊の強みとなっています。
飛信隊メンバー㉕去亥
去亥(きょがい)は、飛信隊の古参メンバーの1人で、右目のまわりに特徴的な痣を持つ百人将です。加入初期にはあまり活躍がありませんでしたが、戦を重ねるごとに頭角を現し、飛信隊の主要メンバーとなっていきました。口も悪く、初めは信や他のメンバーに対して悪態をついていましたが、飛信隊の1人として戦う内に打ち解けていきます。
飛信隊メンバー㉖慶
慶(けい)は、飛信隊の古参の1人で、尾平隊に所属する兵卒です。尾平とは非常に気が合うようで、一緒に隊を盛り上げるムードメーカーでもあります。黒羊丘の戦いでは、尾平に従い桓騎軍に一時加入して戦いました。
【キングダム】飛信隊は史実に登場している?
『キングダム』の舞台は、古代中国の史実に基づいて描かれています。その中で、物語の軸となる飛信隊が史実に登場しているのか、非常に気になります。ここからは、飛信隊が史実に登場しているか、また、飛信隊を率いる信のモデルとなった人物はだれなのかを解説していきます。
飛信隊は史実で存在した?
中国の歴史を辿ると、飛信隊の名前はどこにも存在しない為、飛信隊という部隊は史実にはないことが判明しました。しかし、『キングダム』の主人公・信は史実に実在した人物がモデルであることから、飛信隊のモデルとなった部隊は実在していたのではないかと推測されます。
史実に登場する李信は、自分の部隊を率いて戦場で多くの武功を重ねていることが明らかになっています。『キングダム』の本編でも、飛信隊は秦国の重要な別動隊として描かれている為、史実に登場する李信隊をモデルにしていることは確定だと考察されています。
信のモデル
『キングダム』の主人公・信は、中国の史実に登場する李信がモデルとされています。史実から読み取れる李信は、大胆で勇敢な性格をしていたようです。また、李信は史実でも秦王から厚い信頼を寄せられていたことも明らかになっています。これは、信の特徴と合致する部分でもあり、信のモデルは李信で間違いないと考察されています。
信がキングダムの主人公になった理由
秦王朝の主人公ならば、始皇帝がふさわしいとの声がありますが、そもそも王は戦場にあまり登場しません。それでは、物語は盛り上がらず、漫画としては面白くならないでしょう。しかし、元から活躍していた大将軍を主人公にしても複雑な人間ドラマはあまり生まれません。そこで、下僕から成り上がったという背景のある李信が主人公のモデルとして選ばれたのです。結果として、李信をモデルとした信が活躍する『キングダム』という作品は、多くの人に感動を与えて人気漫画となったのです。
【キングダム】飛信隊の死亡キャラ
『キングダム』は古代中国の春秋戦国時代を舞台にした作品です。飛信隊で活躍するメンバーの中には、激しい戦いで傷付き、死亡したキャラが何人もいます。ここからは、戦いの中で死亡していった飛信隊のメンバー達を紹介していきます。
飛信隊の死亡キャラ①龐煖との戦いで戦死したキャラ
飛信隊としての初陣を飾った馬陽(ばよう)の戦いでは、多くの飛信隊のメンバーが死亡してしまいます。山和(さんか)、脇次(きょうじ)、茷建(ばつけん)、文穴(ぶんけつ)、有義(ゆうぎ)、邦(ほう)は、いずれも飛信隊の伍長として馬陽の戦いに参加していました。しかし、飛信隊の野営地に現れた趙国の武将・龐煖(ほうけん)によってあっさり切り倒され、死亡しました。このエピソードは、龐煖の強さを象徴するものとなっています。
飛信隊の死亡キャラ②尾到
尾到(びとう)は、尾平の弟で飛信隊の最古参の第十三伍長です。小柄な兄・尾平とは逆に、大柄で角刈りのゴツイ見た目が特徴的です。信とは同郷の為、昔からの顔なじみであり、信の初陣では同じ伍となり共に戦いました。馬陽の戦いで、夜襲により重傷を負った信を背負って退却しますが、その途中で致命傷を負い死亡します。
飛信隊の死亡キャラ③松左
松左(しょうさ)は、飛信隊結成初期からのメンバーで、百人将兼副兵長です。槍の使い手として、飛信隊では主力として戦っていました。個性派揃いの飛信隊メンバー達から、厚い信頼を寄せられています。仲間思いな性格が災いし、朱海平原の戦いでは、河了貂の指揮を無視して絶体絶命の干斗達を助けに行き、死亡してしまいました。
飛信隊の死亡キャラ④去亥
去亥は、飛信隊の百人将として信を支えていた武将の1人です。ぶっきらぼうで冷たい印象のあった去亥でしたが、次第に飛信隊に馴染んでいき、大きな戦力となっていました。しかし、そんな去亥は、朱海平原(しゅかいへいげん)の戦いにおいて、龐煖の一撃を受けて死亡しました。去亥と親交を深めていた尾平は、去亥の死亡を受けて大声で叫び涙を流しています。
飛信隊の死亡キャラ⑤岳雷
岳雷は、黒飛麃という乱戦特化型の兵士で構成された部隊の指揮官です。屈強な体付きでとっつきにくい部分もある岳雷ですが、意外と世話焼きで、飛信隊の中では頼られる存在でした。しかし、宜安(ぎあん)の戦いにおいて、青歌(せいか)軍の剛将・上和龍(じょうかりゅう)の強烈な一撃を受けて死亡してしまいました。
飛信隊でこれから死亡するキャラを予想
史実によると、李信隊は今後、楚(そ)国との戦いで惨敗を喫することになります。その為、『キングダム』本編でも、飛信隊の主要メンバーが何人か死亡すると予想されているようです。その中には、河了貂や羌瘣といった人気キャラも候補に入っており、読者の間では様々な考察がされています。
【キングダム】飛信隊に対する世間での評判や人気
『キングダム』に登場する飛信隊は、主人公の信が率いる隊ということで、本編での活躍が多いです。隊長の信と同様に勇ましい武将が多く、かっこいいと感じているファンが大勢います。
また、飛信隊は毎回命がけで戦っています。様々な危機に直面しながらも、メンバー同士が助け合って強い絆を結んでいくという特徴があります。メンバーそれぞれに感動的なエピソードが多く、読者も感動しているようです。
『キングダム』に登場する名場面や名言には、飛信隊メンバーが関わっているものが多いのも、飛信隊が人気の要因の1つとなっています。現実でも使える名言の数々には、読者も共感しています。
【キングダム】飛信隊の構成やメンバーは複雑だった
『キングダム』で活躍する飛信隊は、個性的なメンバーで構成された部隊であることが判りました。信が生き延び、多くの武功を重ねていく背景には、飛信隊の活躍が大きく影響しています。今後も激しい戦いが予想される『キングダム』の中で、飛信隊のメンバーがどのような活躍を見せてくれるのか非常に楽しみです。
この記事のライター
ルキナ
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